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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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昨日今日で「ギルド門侵犯 ギデオン」で検索してくる人が激増した。みんなも好きね。



Angelic Skirmisher 天使の散兵 (4)(W)(W) R
クリーチャー・天使
4/4 飛行
各戦闘の開始時に、先制攻撃か警戒か絆魂を選ぶ。あなたのコントロールするクリーチャーは、ターン終了時までその能力を得る。
 
 職業選択の自由を司る天使。過去にも相手に戦闘ごとの制限を迫る「天使の調停者(M11)」なんてのがいたが、こちらは自軍クリーチャーに白っぽい3択でえげつない能力を一気に付与出来るようになった。ポイントは戦闘が「自分のターンの」と書かれていない点で、相手のアタックに備えて全軍が先制攻撃をもって構えちゃったりも出来るのがヤバ目。もちろんその他2つの能力だってついたらついたでうざいものばかり。1体での存在感は大したことがないが、ボロスらしく大軍を率いた時には、出したターンに大きくゲームが動く決戦兵器になりうる能力である。まぁ、結局集まった配下次第だけども。ほんと、この世界の天使は一人で仕事しねぇな。単騎で無双してたシガルダさんやギセラたんを見習って欲しいもんだ。いや、あそこまでキチガイじみられてもひくんだけど。余談だが、カード名でよく出てくる「散兵/Skirmisher」って何だろう、と突然思った。よく聞く名前の割りに意味をしらねぇな、と思ってググったら、なんか歩兵の一形態でしかないらしい。なんや、この天使下っ端やないか。なんで上から目線やねん。


Gideon, Champion of Justice 正義の勇者、ギデオン (2)(W)(W) M
プレインズウォーカー・ギデオン
<+1>:〜の上に、対象の対戦相手がコントロールする各クリーチャーにつき、忠誠カウンターを1つ置く。
<0>:ターン終了時まで、〜は忠誠カウンターの数に等しいパワーとタフネスを持ち、破壊されない人間・兵士・クリーチャーとなる。これは引き続きプレインズウォーカーでもある。このターン、〜に与えられる全てのダメージを軽減する。
<-15>:他の全てのパーマネントを追放する。
【4】
 
 よってらっしゃいみてらっしゃい。今セットの目玉商品、新たな姿のギデオン先生だ。なんかもう、色々と突っ込みどころ満載だ。まず名前が凄い。何せチャンピオンオブジャスティスだ。どんだけやねん。エルドラージが暴れてるゼンディカーでなら何となく「正義のギデオン様、恰好いい!」ってなったけど、生臭さ満点のラヴニカで正義を気取られても、「どうせボロスでしょ」ってな冷ややかな視線ばかりが気になるぞ。ジェイスさんはこのKYのおっさんをどう見てるんでしょうかね。ちなみにジェイスの元カノがリリアナだが、ギデオンはチャンドラと割といい仲だ。どっちも女性の趣味はたいがいだな。
 で、能力の方だが……色々新機軸過ぎて判断が出来ない。まず、プラス能力がいきなり衝撃。何しろ「忠誠を増やす」だけだ。どんだけ信義に厚いのかとあきれるばかりだが、出したターンはもうこれを起動するしかなく、起動出来れば最低でも5,相手軍勢がでかければでかいほどテンションが上がるマゾ気質なので、上手くいけばそこから一気にうなぎ登り。前回の俺を殴れ能力といい、ギデオンさんのドMっぷりは留まるところを知らない。当然、その場合には敵方にズラリとクリーチャーが並んでいるわけで、返す刀のタコ殴りが期待される。使うとしたら、最低限相手クリーチャーとにらみ合える防御壁がある方がいいだろう。五分五分の戦いを演じている状態ならば、クリーチャーがいがみ合っている脇でガンガン忠誠心を高めたギデオンさんが自分以外の全てを消し飛ばしてまるで「臨死体験(ROE)」のイラストみたいな無人の荒野にたたずむ姿が見られるかもしれない。
 相手にクリーチャーがいなくてなかなか忠誠が溜まらないなら、それはそれでチャンス。ギデオン得意のクリーチャー化能力を使えば、次のターンから殴りに行けるので4マナ5/5のダークスティールクリーチャー。正直言ってコントロール派は色々困ったことになる。普通にこの一兵卒として使う使い方が一番現実的な気がする。ただ、「至高の評決」が効かないのでめっちゃ強いかと思ったが、「忘却の輪」関連や相手ターンの「戦慄掘り」、「セレズニアの魔除け」と、案外対策手段が無い訳じゃなかった。
 最終兵器は奇跡のマイナス15というとんでもない値だが、上記のクリーチャーにらみ合いモードのみでの切り札。使った後にどうなるかは自己責任だが、忠誠18くらいから起動すれば多分勝てる。
 こうしてみると、やはりボロスに参加しているだけあって、このギデオン様はどちらかというとクリーチャーが多いデッキ向けのカードだろう。自軍にクリーチャーがいれば相手に生き物がいても忠誠を溜めることが出来るし、いないならいないで単に追加のクリーチャーとして殴ればいい。コントロール相手ならばラスゴ対策としてかなり良い追加戦力になるはずだ。コントロールへの耐性をあげながら4マナ5/5で打点も上がるわけで、実はかなり優秀な4マナクリーチャー。当然ある程度デッキは選ぶだろうが、出された時の想像以上に面倒くさい状況を考えると、やはりこれは結構危ないカードに見える。さぁ、どこまで値段が上がるか、この冬は伝説巨人ギデオンに注目だ。
 
 
 
Hands of Binding 束縛の手 (1)(U) C
ソーサリー
対象の、対戦相手のコントロールするクリーチャー1体をタップする。それはそのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。
暗号
 
 コモンでひょいと現れた、いかにもありそうな暗号呪文。確かに効果は「悪寒」と一緒だし、2マナのソーサリーだからこんなもんか、という感じに見える。しかし、「直接本体にダメージを与える暗号呪文」という性質を考えると、このカードの持つ「ブロッカー排除」という任務は実はかなり重要。1マナでクリーチャーを出し、相手がブロッカーを出したところでこいつを打ち込めば、下手したら1体を完全に寝かしつけることが出来る。他にもフライヤーが強力なアタッカー兼束縛装置になったり、そもそも他の暗号を通すのに強引にこじ開けたり、新世紀のディミーアの中ではかなり面白い動きが出来そうな気がする。どこぞで見たナイスアイディアは1マナで出すクリーチャーに「ニヴメイガスの精霊」を使うというのがあった。2ターン目にブロッカー排除してアタック、コピーが出来るのでそれをむしゃむしゃしてニヴメイガスが3/3。以下ループ。なるほど天才か。まぁ、2体目のブロッカーが出てきたら止まるんだけどさ。その時はこれも2枚用意すればいいじゃない。ちなみに、イラストで束縛されているのはボロスの兵卒なのだが、鎧の胸元にでかでかとボロスのマークが描かれていて、正直デザインTシャツみたいでかなりダサい。ボロスにだけは入りたくないと思いました。
 
 
 
Skullcrack 頭蓋割り (1)(R) U
インスタント
プレイヤーはこのターンライフを得られず、ダメージを軽減出来ない。〜は対象のプレイヤー1人に3点のダメージを与える。
 
 「血の手の炎(BOK)」の軽量化スペル。改めて見ると「血の手の炎」のテキストは「プレイヤーがライフを得る場合、代わりに1点も得られない」という妙な形になっているが、こちらはベーシックに「プレイヤーはライフを得られない」というテキストになっている。何かルールに違いがあるんだろうか。さておき、2マナで3点なのでダメージ効率はそこそこだが、基本的に本体火力のみのスペルってのはあんまり出番が無い。使うとしたら、相手が軽減かゲインライフを使っていると分かっている場合だろう。最近だと「スラーグ牙」の5ライフゲインが一番の目の敵ということになり、相手が5点得られるものと思って悠長に構えているところに対応してたたき込めば、2マナで8点喰らったような気分にさせてくれる。そこまで行けば一線級。今後は赤絡みのウィニーデッキであの牛を対策する際に投入される可能性はあるだろう。また、軽減阻止効果の方は「血の手の炎」と微妙に違っており、あちらは単に火力のダメージが軽減出来なかっただけだが、このスペルはこのターン中の全ての軽減を無効に出来る「不安定な足場(ZEN)」と同じ効果。つまり、プロテクションクリーチャーのブロック時などに使えばその効果を潰すことが出来るので、今後そうしたニーズがあった場合にも考慮することが出来る。本体火力とはいえ一応プレインズウォーカー対策にもなるし、構築だとなんだかんだと欲しいタイミングもありそうな呪文である。リミテッドだと流石に微妙だとは思うが、グルールあたりが追加で突っ込む火力としてはありなのかも。
 
 
 
Skarrg Gloath スカルグの大巨獣 (6)(G)(G) R
クリーチャー・ビースト
9/9 トランプル
湧血 - (5)(G)(G)、手札から〜を捨てる:対象の攻撃クリーチャー1体はターン終了時まで+9/+9の修正を受けるとともにトランプルを得る。
 
 でかい重い強いの、緑のお手本のようなレア。最近だとでかい強いが4マナの「死橋の大巨虫」とかだったので、8マナとかになるとしょんぼりな気もするが、やっぱりこういう愚直なサイズが安心して迎え入れられる緑です。9/9トランプラーっていったら昔なら「サルディアの巨像(10ED)」とかが9マナデメリット付きとかだったんだから、これでかなり進歩している。当然戦場に降り立てば1,2ターンでゲームを決めてくれるし、降り立たない場合でも7マナで溜まれば多分「極楽鳥」クラスのワンパンチでもゲームが決まる。ほんとに湧血カードでのゲームエンドはどこから飛んできても理不尽の極みでゲームが凄くつまらなくなりそうである。警戒しなきゃいけないけど、いちいち警戒して たらゲームにならない。鬼か。
 
 
 
Alms Beast 慈善獣 (2)(W)(B) R
クリーチャー・ビースト
6/6
〜をブロックするか、〜にブロックされたクリーチャーは絆魂を得る。
 
 コストあたりのステータスが異様に高いが、その分相手にメリットを与えるタイプのクリーチャー。過去には似たようなカードで「グロラブ(EXO)」なんてのがいたし、相手に能力を与える先輩には「毒吐きナメクジ(TSB)」なんてのがいた。そうしたややこしいカードの豪華版がこれ。4マナ6/6は確かにおかしな性能だが、こいつが絡む戦闘では相手が幾ばくかのライフを稼いでしまうために相手の減りは悪い。ワンパンチ通された後で合体ブロックが行われてコレが死んだ場合、結局6点以上は喰らうのでライフ的にはトントンというレベル。もしこいつがブロックした後に相手が湧血で+5とかしたらエラい騒ぎになったりする。そう考えると大したことが無いようにも見えるが、やはりこのカラーリングでこのサイズは純粋に脅威。オルゾフカラーの理念を全うするならば、別に相手が数点のライフを得ることはさしたる問題ではなく、いかに自分が安定した防御網を敷いて生き残れるかが勝負の鍵。相手が生き延びてくれることは大したデメリットにはなっていない。こいつ自身が戦闘に絡まなければデメリットは一切無いので「平和な心」系で除去されても何の問題も無いわけだし、やはり戦力としては大きなカードだろう。まぁ、レアとして見ると恐ろしく地味ではあるが。
 
 
 
Clan defiance 一族の誇示 (X)(R)(G) R
ソーサリー
次のうちから1つ以上を選ぶ。「〜は対象の飛行を持つクリーチャー1体にX点のダメージを与える」「〜は対象の飛行を持たないクリーチャー1体にX点のダメージを当たる」「〜は対象のプレイヤー1人にX点のダメージを与える」
 
 「one or more」というなかなか攻めた書式のカード(まぁ、過去に例が無い訳じゃないが)。とにかくその柔軟性が売りなので、弱点らしい弱点が一切無い期待のX火力である。基本的な使い方は、相手クリーチャーを焼きながらいくらかの本体ダメージをたたき込む形。中盤戦でタフネス3を焼いて3点火力ならば「焼尽の猛火(WWK)」と同じじゃねぇか、という気もするのだが、それは「猛火」が強すぎただけなので気にしないこと。更に運が良ければ、相手の空と地上を両方焼き捨てる「枝分かれの稲妻(ALA)」のような挙動も狙える。この場合ももれなく本体が焼けるので、5マナソーサリーが9ダメージをはじき出す愉快な効果に。そして、最悪相手にクリーチャーがいなくとも、最終兵器として本体にX火力をぶち込むモードだって当然ある。この動きは「焼尽の猛火」では絶対に出来なかったものだ。とにかくマナさえあればなんでも出来る、スーパー火力なのだ。リミテッドなら当然10点満点。構築の場合はあらゆる仕事がもっと安価で出来ちゃう「忌むべき者のかがり火」がいるのでちょっと影が薄いが、引きのタイミングに左右されずにたたき込める安心感は無視出来ない。出来たら「二重詠唱」とセットで使ってみたい一品。
 
 
 
Consuming Averration 破壊的な逸脱者 (3)(U)(B) R
クリーチャー・ホラー
*/*
〜のパワーとタフネスは、それぞれあなたの全ての対戦相手の墓地のカードの枚数に等しい。
あなたが呪文を唱えるたび、各対戦相手は自分のライブラリの一番上を土地・カードが公開されるまで公開する。その後、それらのカードを墓地に置く。
 
 ある種ルアゴイフ的なカードで、一瞬同じラヴニカならば「禿鷹ゾンビ(RAV)」が近いな、と思ったが、どうにももっと近いカードがあった気がして必死に思い出した。そのカードとは「下水の宿敵(CMD)」。統率者デッキのオリジナルカードである。統率者デッキは一応全種プレイしたので辛うじて覚えていた。もう、最近はプレインチェイスだのなんだので脇のセットが増えたせいで全てのカードを記憶するのは不可能になってしまったわけだが、頑張っている私の脳みそを褒めてあげたい。自画自賛はさておき、そんな「下水の宿敵」の能力をもっと贅沢にしたのがこのカード。5マナとやや重たいが、相手の墓地を全カウントするのでそのサイズは情緒も何も無い。出た直後は3/3や4/4程度かもしれないが、そこから呪文を1つプレイするだけで相手のライブラリがポロポロとかけ始める。毎回1枚とかじゃなくて「証拠隠滅」の時と同じ解決法っていうのがイカしている。運ゲーではあるが突然次のターンに10/10とかで殴ってくる可能性があるわけだし、放っておいたらライフ云々もさることながらライブラリがやばくなる危険もある。これがディミーアの求めた新しい力の結晶なのだろうか。何が嬉しいって、事前にライブラリを削っておけばこいつが強い状態で出てくるので、何をさておいてもライブラリを削っておく大義名分が出来ることだ。「また馬鹿の1つ覚えでライブラリ削りやがって」とあざ笑われた時に、「違うから! レアのあいつがデッキに入ってるから前もってね! 殴り勝つし、ちゃんと殴る気あるし!」と言い張ることが出来るのである。私は一体何と戦っているのだろうか。
 
 
 
Foundry Champion 鋳造所の勇者 (4)(R)(W) R
クリーチャー・エレメンタル、兵士
4/4
〜が戦場に出たとき、〜は対象のクリーチャー1体かプレイヤー1人に、あなたがコントロールするクリーチャーの数に等しい値のダメージを与える。
(R):〜はターン終了時まで+1/+0の修正を受ける。
(W):〜はターン終了時まで+0/+1の修正を受ける。
 
 レアか。……まあ、確かにアドバンテージは大きいからレアだけども……適当だな……。まず出た時点で一仕事、クリーチャーの数分のダメージが入るので、よく言えば強くなった「袋叩き(RAV)」、悪く言えば1/3になった「火炙り」。リミテッドなら最低1体のクリーチャーくらいは屠れるだろうから、「火炎舌のカヴー(PLS)」クラスの仕事になるのは確かだ。でもまぁ、6マナのレアだからね、それくらいはやってもらっても誰も文句は言わない。出てきた後は割と適当な能力で、4/4が色々大きくなる。火力やコンバットで倒すのはほぼ不可能なので、実際に対面するとかなりの脅威になるのは確実。なるほど、開けたパックから出てきたら引くのは確実に見える。でも、なんか地味。ボロスのマナカーブを考えた時に、6マナの締めに投入できるカードって何枚くらいあるんだろうね。大軍狙いのクリーチャー量産デッキなら出た瞬間にゲームが終わるからOKなのかな。
 
 
 
Zameck Guildmage ザーメクのギルド魔道士 (G)(U) U
クリーチャー・エルフ、ウィザード
2/2
(G)(U):このターン、あなたのコントロールする各クリーチャーは追加の+1/+1カウンターを乗せた状態で戦場に出る。
(G)(U)、あなたのコントロールするクリーチャー1体から+1/+1カウンターを1つ取り除く:カードを1枚引く。
 
 シミックギルドメイジ。前作の10体揃ったギルドメイジシリーズでは最弱という汚名を着せられていたのが「シミックのギルド魔道士(DIS)」であった。何しろ単体では一切仕事をしない上に、与えられた仕事も地味の極みだったため、「単なるマナ拘束の緩い熊」として用いられるという場面も多かった。そんな先輩の記憶を引き継ぎ、新たなギルドメイジも起動コストは最軽量。どんなもんかと思ったら、なるほどこいつはなかなかだ。上の能力は、シミックの過去の本拠地ランドである「進化の中心、ノヴィジェン(DIS)」をそのまま持ってきた形。レア土地が持っていた能力なのだから馬鹿に出来ない効果で、マナに余裕があれば全てのカードがワンサイズアップして登場出来る。場に出る時に既にでかいので、シミックお家芸の進化とも一応相性が良いのは見るべきポイント。クリーチャーのキャストに追加でコストがかかると考えると実用性は薄いが、一度起動してしまえばどれだけ大量にクリーチャーが出ても全てにカウンターが乗るので、「未練ある魂」などのトークン量産スペルとの相性が良い。リミテッドならば今回白に収録された「殺人の捜査」とのコンボがためしてみたいところ(まぁ、隣り合わない3色になっちゃうけど)。そして、上手いことカウンターが乗せられれば下の能力の出番。カウンター1つが1ドローというのは実はかなり高性能。適当な進化クリーチャーを置いておけばクリーチャーキャストが全て1ドローのトリガーとなるし、死にそうなクリーチャーを利用すれば無駄も出ない。何より2マナと軽いので選択肢が多いのがありがたい。夏以降には解鎖クリーチャーや活用、「冒涜の悪魔」なんかと組んでガンガンドローする姿も見られるかもしれない。やったね「屍体屋の脅威」ちゃん、出番が増えるよ!
 
 
 
先端生物学者 (1)(G)(U) R
クリーチャー・人間、ウィザード
2/3
各終了ステップの開始時に、あなたが〜という名前のクリーチャーを4体以上コントロールしているなら、あなたはこのゲームに勝利する。
 
 流石に先端過ぎるクリーチャー。イニストラードの「研究室の偏執狂」に続き、青にはやたらと勝利条件クリーチャーが集まることになった。デッキに入れられる同名カードが4枚の時点で、普通にこれをクリアするのは当然ムリゲーなので、誰もがみな「無限反射」に手を出そうとするだろう。しかし、そんなデッキが強いとは思えないので、違うルートを模索したい。そう、「原初のうねり」デッキで……うん? どっちにしろ無理か? まぁ、そうかもしれん。それじゃ次の作戦は「似通った生命」を2枚張った状態からの「大笑いの映し身」。これなら一気に4体増えるから余裕のクリア。ついでに「大軍のワーム」も入れていくと無駄が無くて良い。……でもこれだと普通のトークンデッキっぽいな……よし、「鏡狂の幻」を入れてライブラリを削り、そこから今流行の「栄光の目覚めの天使」で釣るのはどうだろう。ちょうどこいつも人間だし。このデッキの素晴らしいところは、ついでに「研究室の偏執狂」も入れておけば2つの方向から勝ちが狙えるという見事なまでの柔軟性である。キタコレ、ダブル勝利条件キタコレ。…………自己責任で。
 
 
 
神出鬼没の突然変異 (1)(U)(G) U
クリーチャー・魚、ミュータント
0/4 進化
〜はブロックされない。
 
 色々面白い方向から進化が攻めてきている。このカードのデザインで見るべき点は、タフネスが4あるので大タフネスカードではなかなか進化出来ないという点。つまり、このカードのパワーはデッキに入っている最大パワーにのみ比例するので、アンブロッカブルのパンチ力をそれなりに抑えることが出来るわけだ。……でもさ、これヤバいよね。パワー2になった時点でタフネスは6だよ。もう、普通には殺せないよ。放っておいたら2/6アンブロッカブルだけで余裕の勝利だよ。下手したら3/7もあり得るよ。どうせいっちゅうねん。何が凄いって、出てきた時点でタフ4の壁として充分機能できるところ。殺されるのが勿体なくてブロックしたくない気持ちもあるかもしれないが、速いデッキからしたらブロッカー兼決戦兵器って、一番対処しづらい存在やないか。イメージとしてはエルドラージ環境にいた「ハリマーの波見張り(ROE)」に近い気がする。シミックの切り込み隊長として、今後は多数の命を奪うカードになる予感。それにしても、クリーチャータイプが「魚」ってどないやねん。全国のマーフォークファンに皆さんはずっと新しいマーフォークを待っているというのに、魚って……。
 
 
 
Nightveil Specter 夜帳の死霊 (U/B)(U/B)(U/B) R
クリーチャー・スペクター
2/3 飛行
〜がいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーは自分のライブラリの一番上のカードを追放する。
あなたは、〜によって追放されたカードをプレイしても良い。
 
 スペクターといえば手札をむしり取るのがMagic界の常識だが、ラヴニカではそこだってちょっと違う。世にも珍しい、手札には一切関知しないスペクターだ(調べて見たら、実は史上初ではなかった。「戦慄の死霊(MIR)」っていう、全然スペクターらしくないスペクターが過去に1体だけ存在している)。この子が攻めるのは手札ではなくライブラリで、削ったライブラリは自分で使えるようになるおまけ付き。キャストではなくプレイ権が与えられるので、土地を取り除けば手軽にアドバンテージが稼げるし、当然色が合えば呪文を盗んで使うことも出来る。アドバンテージの可能性を考えれば充分レアクラス。ステータスは「太陽塔のグリフィン」レベルだが、この手のカードにしてはそこそこ死ににくいタフネスを持っているので、能力が機能する機会も決して少なくはないだろう。まぁ、「泥棒カササギ(10ED)」だったらもっと確実なアドバンテージだよね、っていう突っ込みは無しの方向で。そんなにカササギと比べたいなら「二人組の見張り番」と結魂してなさい!
 
 
 
Gruul Keyrune グルールの魔鍵 (3) U
アーティファクト
あなたのマナ・プールに(R)か(G)を加える。
(R)(G):〜はターン終了時まで3/2トランプルを持つ、赤緑のビースト・アーティファクト・クリーチャーとなる。
 
 魔鍵シリーズのグルールはトランプル付きのビースト。このカラーリングの場合マナサポートの価値は他の色合いよりやや低いため、クリーチャーとしての性能が大きく評価を左右することになるが、結論から言うとやや地味である。セレズニアにステータスで負け、特殊能力もパワー3ではあまり役に立たず、他の魔鍵に一歩譲っている印象。今回グルールは湧血能力を持っているために戦闘中にマナを残しておくことが相手に対する牽制の意味を持つため、これを起動して殴りに行ってしまうと、逆に相手を安心させる結果にもなりかねない。そこまで大きく戦線を支えるカードというわけではなさそうだ。ただ、逆に言えば湧血能力があるからこそ、とにかくクリーチャーの頭数が重要、という考え方もある。これを起動した上で湧血出来るマナが出せるようになれば、トランプルはきっちり機能するわけだ。ま、何にしたって魔鍵は全部強いし、適材適所って奴ですな。

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コメント
無題
正直リミテッド専からすれば、どうせ安いプレインズウォーカーより、コモンでタフネス4がどれだけいるのかの方が気になる。
【2013/01/04 03:53】 NAME[lion] WEBLINK[] EDIT[]
Re:無題
タフ4の存在感がおかしかったのは多分今回の環境だけじゃないだろうか……普段あんまりここまでのことないやろ。熊が重要な環境とか、3マナパワー2飛行が重要な環境とか、色々あるやん。
【2013/01/04 12:23】


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