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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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●「Aegis Angel/神盾の天使(M12)」 R

 破壊不能がキーワード化したのでテンプレが書き直されて再登場。そこそこ出来る奴な気はするが、「まず自分を守れよ」というみんなの突っ込みにはdon’t have 聞く耳。

 

 

Ajani Steadfast 不動のアジャニ (3)(W) M

プレインズウォーカー・アジャニ

<+1>:対象の、最大1体までのあなたのコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで+1/+1の修正を受けるとともに絆魂と先制攻撃と警戒を得る。

<-2>:あなたのコントロールする各クリーチャーに+1/+1カウンターを1つ置き、その後、あなたのコントロールする他の各プレインズウォーカーに忠誠カウンターを1つ置く。

<-7>:あなたは、「いずれかの発生源があなたかあなたのコントロールするプレインズウォーカーにダメージを与えるなら、それを1点に軽減する」という紋章を得る。

【4】

 前代未聞の出来事。なんと、つい2ヶ月前に新作を登場させたプレインズウォーカーが、立て続けに新たな形態を産みだしてしまったのである。これまで、新規カードが登場したプレインズウォーカーが1年以内に新たなカードになるということは無かった。それが、まさかの隣接セットという、最短距離まで一気に更新してしまったのである。彼のイラストに描かれているマントはエルズペスがまとっていた遺品とのことで、「ただでさえ白単のプレインズウォーカーって少ないのに、あの娘死んじゃったから俺ががんばらないと……」みたいな義務感が感じられる。どこぞの傭兵のおっさんは何してるんでしょうね。

 さて、そんな新生アジャニの能力だが、割と過去の作品に似てる部分が多い。特に小マイナスは初代アジャニのものとほぼ同じであり、コストが大きくなった代わりにプレインズウォーカーの面倒まで見てくれるようになった。これを起動してまだ1年は活躍出来るペスたんにカウンターをのせてやるのが彼なりの優しさというものだろう。まぁ、共闘するなら緑アジャニ使えよ、って話だけど。プラス能力も過去のアジャニがやってきたことに似通っているが、付与される能力が割とやりすぎ。先制と絆魂つくだけでどんな木偶の坊でも必殺兵器になってしまう。初代アジャニのプラス能力が「2点のライフを得る」だったことを考えると、この成長はヤバい。一応「自身を守れる能力じゃない」というのがネックにはなってくるだろうか。そして、100点のライフにはもう飽きたのか、奥義も割とガチンコである。その能力をもっと早めにマスターしておけばペスも死ななくて済んだんじゃないか、って気もするが、終わってしまったものはしょうがない。カウンターが7つ溜まったら即起動し、その後安心して2枚目を出すのが鉄板である。コスト4マナで、登場時に忠誠5という骨子も安定しており、引き続き白はプレインズウォーカーメインのゲーム展開がやりやすい。10月までの期間は「群れの統率者」も加えて総勢3種のアジャニを楽しむことが出来るので、いっそこれに「アジャニの群れ仲間」や「アジャニの存在」、お友達の「ブリマーズ」までぶち込んだアジャニデッキを作ってみるのも良いかもしれない。まー、1種類しか場には出せませんけど。

 

 

Ajani’s Pridemate/アジャニの群れ仲間(M11)」 U

 ライフゲインをちょこちょこサポートする猫。毎ターンゲイン出来る「魂癒し人」と組み合わせるとそれなり。ただ、アジャニが100ライフゲインしたとしても、乗るカウンターは1つである。仲間のくせに。

 

 

Avacyn, Guardian Angel 守護天使アヴァシン (2)(W)(W)(W) R

伝説のクリーチャー・天使

5/4 飛行 警戒

(1)(W):このターン、あなたの選んだ1つの色の発生源から他の対象のクリーチャーに与えられる全てのダメージを軽減する。

(5)(W)(W):このターン、あなたが選んだ1つの色の発生源から対象のプレイヤーに与えられる全てのダメージを軽減する。

 どうやら今回の基本セットのふざけっぷりはあらゆる場所に及んでいるようで、黒のデーモンはゼンディカー代表のニクシリス様だったのと同様、白の看板である天使には、なんとイニストラードの象徴であるアヴァシンが出張。この「次元とかどうでもいいからもりあがっちまえ」感は、もう基本セットというよりも「次元にとらわれない、やりたい放題オールスターセット」みたいな雰囲気である。幸か不幸かレアリティが下がっての新作なので、無体すぎるディフェンス能力はいくらか抑え気味。コストに見合ったステータスになっているし、立っているだけではなーんにも守護してはくれない。ダメージ抑止のためにはこまめな見回りが欠かせないし、プレイヤーを守るには結構なみかじめ料が必要になってしまう。下の能力は7マナと重い分効果は高く、相手が単色ならば毎ターン7マナ維持出来れば戦闘では絶対に死ななくなる。いや、そんな悠長なデッキがあるとは思えないけども。戦闘特化でないので打点が高いわけではないし、まずもって自身に除去耐性が無いので防壁としてもやや不安。庶民派になったアヴァシンさんだったが、やっぱり高貴過ぎるくらいが夢見られて良かったのかもしれない。「だってグリセルブランドばっかり使われてて悔しいじゃない」とか文句言ってそう。

 

 

Battle Mastery/熟達した戦い(LRW)」 U

 じわじわ二段攻撃も基本セットに浸透してきた。キーワード与えるだけの基本っぽいオーラなのに再録初めてなんだな。

 

 

Boonweaver Giant 加護織りの巨人 (6)(W) U

クリーチャー・巨人、モンク

4/4

〜が戦場に出たとき、あなたは自分の墓地とライブラリと手札からオーラ・カードを1枚探し、それを〜につけた状態で戦場に出しても良い。あなたがこの方法でライブラリを探した場合、あなたのライブラリを切り直す。

 オーラ掠りの魔道士(RAV)」の強化クリーチャー。1マナ重くなったが、代わりにステータスが上がり、全ての領域から探してくることが出来るようになった。これで、万一お目当てのナイスオーラが手札に来てしまったとしても問題無くプレイ出来ることになる。7マナと相変わらずのコストだが、オーラがついた状態の能力が前提なのだから重たいということも無いだろう。「神聖なる好意」をつけるだけでも7マナ5/7(3ライフゲイン)ならそれなりにペイする。もちろん、これより強いオーラがあるからこそこのクリーチャーを使うわけで、「シヴの抱擁」ならば本家のドラゴンも上回ることが出来る。まぁ、相変わらず授与クリーチャーがサーチ出来ないので、あんまりそれより上のレベルを目指すことは出来ないのだけども。

 

 

Congregate/集い(M14)」 U

 かつてマローをして「壊れ作っちゃった」と言わせたカード。まぁ、別に去年何もしてないけどね。パンチラが拝めるカードとして人気。

 

 

Constricting Sliver 束縛スリヴァー (5)(W) U

クリーチャー・スリヴァー

3/3

あなたのコントロールするスリヴァー・クリーチャーは「このクリーチャーが戦場に出たとき、対象の、対戦相手のコントロールするクリーチャーを、このクリーチャーが戦場を離れるまで追放しても良い」を持つ。

 今回、各色アンコモンに1体ずつスリヴァーが収録され、これでスタンダードで使えるスリヴァーは21体になった。スリヴァーデッキを組むなら緑から「捕食」「マナ編み」が必須で、当然「巣主」を狙いたいところだが、他の色は一体何が入ってくるか。出来ることなら色はなるべく抑えめにして「変わり谷」突っ込みたいけどね。白のアンコスリヴァーは、なんと全軍が「放逐する僧侶(M14)」になってしまうという大盤振る舞い。スリヴァーなんてのは数を並べるのが使命なのだから、これを出してから「巣の活性化(M14)」でも撃てばとんでもない騒ぎである。ただ、その分コストは高嶺の花。ちょっとペイするには届かないラインかなぁ……白は二段攻撃、タフネス増強という役割をこなせるからスリヴァーにはそこそこニーズがある色合いだが、さて……。

 

 

Dauntless River Marshal 不屈の河川司令官 (1)(W) U

クリーチャー・人間、兵士

2/1

〜はあなたが島をコントロールしている限り+1/+1の修正を受ける。

(3)(U):対象のクリーチャーをタップする。

 M13でサイクルとして登場した「隣の土地があると強くなるよ」サイクルが今回も登場。あのときは次のセットがラヴニカということで、多色(ギルドランド)への橋渡し役を務めるサイクルとして機能していたが、流石にタルキールは多色ではないだろうから、単に「友好色っていう概念を基本セットで提示するのに丁度良いアイディアだったね」ってことだ。サイズアップするのは単純に強く、「火打ち蹄の猪(M13)」は予想以上の活躍で構築でも暴れ回るほどであった。今回は、前回とは逆回りの関係性になっており、白のクリーチャーが島を参照する。2マナ3/2は「真紅の汚水這い(M13)」と同じスタイルだが、残念ながら同じ2マナ域でも割と相打ちには取られやすいので、クリーチャーとしての素体はそこまで魅力的ではない。その分、タップ能力が終盤まで活かせる形になれば図抜けて強力になるので、よほど相手がもたつかない限りは、長期戦用のクリーチャーとみた方が良いだろう。前回のこのサイクルが全て前のめりでサイズを武器にしたクリーチャーだったのに対し、今回は割とコントロール寄りでも使えるのは面白い対比になっている。

 

 

Devouring Light/貪る光(RAV)」 U

 リミテッドで強い(当時使ってたおっさん並みの感想)。

 

Divine Favor/神聖なる好意(M14)」 C

 気付けば4年目。もう「聖なる力」は帰ってこないのかね。

 

●「Divine Verdict/神聖なる評決(THS)」 C

 「評決あるんでしょ?」って言いながら殴る様式美。

 

 

Ephemeral Shields 儚き盾 (1)(W) C

インスタント

召集

対象のクリーチャーはターン終了時まで破壊不能を得る。

 「アジャニの存在」の修正無し召集版。召集がついたために1マナ重くなったが、そこまで大きな違いではないので召集なしでもそこそこ。でもやっぱりフルタップからトリックをかわしてドヤりたい。やっぱりオススメの相棒は「マカール王」な気がするんだよなぁ。召集スペルの項目には全部「マカール王」って書きたいくらいに。

 

 

First Response 初期対応 (3)(W) U

エンチャント

各アップキープの開始時に、あなたが直前のターンにライフを失っていたなら、1/1で白の兵士・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。

 名前の割には後手を踏んでいるように見えるのだが、誰かが怪我したら「どうしました!」って素早くすっ飛んでくるイメージなのだろう。置いておくだけでトークンが手に入るのだから決して悪い効果ではないのだが、白ならこのコストを払えばすぐに3人は駆けつける(「隊長の号令(M13)」)わけで、元を取ろうとすると、最低でも4〜5回は分割してダメージを喰らう必要がある。毎回1点ずつとか小刻みならいいが、相手はそんなこと気にしてくれないので、そんだけダメージくらったらもう瀕死だろう。いくらなんでも悠長過ぎる。自分からダメージを喰らう手段、たとえば今回再録したペインランドとの組み合わせなどは考えられるが……もう1マナ払って「軍勢の集結(GTC)」でいいんじゃないかな。

 

 

Geist of the Moors 原野の霊 (1)(W)(W) U

クリーチャー・スピリット

3/1 飛行

 3マナ3/1フライヤーといえば、青の「リシャーダの飛行船(MMQ)」「雲の精(STH)」「空回りのドレイク(M12)」の同型三部作の印象が強い。しかし連中はブロック制限があったので、そこからデメリットをはずして完成形となったのがこのカードというわけだ。まぁ、多色まで目を向ければ「リーヴの空騎士(RTR)」という圧倒的上位存在がいるのだけども。リミテッドならもちろん有用だが、正直このコスト、このパワーのクリーチャーをブロッカーに回してる時点でアレなので、わざわざアンコにまでなって頑張らなくても良かったんじゃないか、って気もする。ちなみにこのクリーチャー、イラストから察するにイニストラードのクリーチャーであるが、同郷のコモンである「礼拝堂の霊(ISD)」と余裕の相打ちコースであることについてはどう思ってるんでしょうね。

 

 

Heliod’s Pilgrim ヘリオッドの巡礼者 (2)(W) C

クリーチャー・人間、クレリック

1/2

〜が戦場に出たとき、あなたは自分のライブラリからオーラ・カードを1枚探し、それを公開して手札に加えても良い。そうしたなら、あなたのライブラリを切り直す。

 族霊導きの鹿羚羊(ROE)」と同じ能力を持った小兵。肉としてはほんとのホントに大したことないが、そこには一応「アドバンテージ」という言葉が書かれている。今回のセットはとにかくクリーチャーを並べれば意味はあるので、数合わせとしても重宝するし、なんだかんだでピンポイントでサーチ出来る能力はリミテッドでも十分強い。白だから「神聖なる好意」が引っ張れるだけでもこいつは2/5として機能するわけだし、「硬化」のような除去オーラがサーチ出来ればデッキの安定感もグッと増すだろう。オーラをキーとするデッキが登場するなら、一応構築レベルでも出てきておかしくないカードである。まぁ、オーラメインのデッキで1/2バニラが入る隙間があるかどうかは微妙だけど。授与クリーチャーがサーチ出来れば利便性がグッとあがったんだけどなぁ。

 

 

Hushwing Gryff 静翼のグリフ (2)(W) R

クリーチャー・ヒポグリフ

2/1 瞬速 飛行

戦場に出るクリーチャーは、能力を誘発させない。

 倦怠の宝珠(NPH)」を内蔵したグリフ。グリフってことは、多分イニストラードの生き物だろう(イラストもそんな感じ)。「倦怠の宝珠」は幅広い環境で活躍するアンチカードであり、多くのコンボデッキを封殺出来る他、ナチュラルに相手クリーチャーの機能を削ぐことが出来る良いサイドボードだった。欠点として、完全にメタる相手が決まっているので他の場面では役に立たないし、手札に複数枚来ても無駄になってしまうこともあった。また、たとえ「欠片の双子」能力を封じていると安心していても、相手がこちらのターンエンドにアーティファクトを割り、すぐさまコンボをスタートさせたら対応しきれなかった。しかし、このカードならば瞬速がついているので大丈夫。一番いいのは、相手がキーとなるカードを唱えたのに対応して置くパターンで、こうすることで相手の手札に後顧の憂いを残すことなく、無駄遣いさせることが出来る。パワーを持つクリーチャーなのでメインでもいれやすくなるし、ステータスもそこそこ優秀。現在も活躍中の「エイヴンの思考検閲官(FUT)」の亜種として、今後様々な環境に影響をあたえそうだ。

 

 

●「Inspired Charge/鼓舞する突撃(M11)」 C

 白には珍しい、パワー偏重増強。召集があるので数並べるスタイルがそのまま攻め手になるのは良いが、「ラッパの一吹き」でいいって話も。

 

Kinsbaile Skirmsher/キンズベイルの散兵(LRW)」 C

 突如ローウィンからやってきたちょっとだけおまけがついた白クマ。基本セットっぽいといえばそうかもしれん。

 

 

Marked for Honor 名誉の印 (3)(W) C

エンチャント・オーラ

エンチャント(クリーチャー)

エンチャントされたクリーチャーは+2/+2の修正を受けるとともに警戒を持つ。

 普通のッオーラっ! M13で「吸血鬼の印」が新たに開発されたように、「適当な修正値とキーワードの組み合わせを与えるオーラ」ってのは、ありそうでも案外なかったりするので一応新しいカードたり得る。このカードもそんな隙間産業の1つである。表現する他の方法としては、「トークンが出せない『騎士の勇気(RTR)』」や、「クリーチャーになれないアルセイド」など多数。コストが重くて比較出来る連中はまだいいが、同じ4マナで飛行もつく「セラの抱擁(10ED)」と並ぶとちょっと涙が。レアリティなんだよぉ、ジョジョォ!

 

 

Mass Calcify/集団の石灰化(SHM)」 R

 なんでよりによってこれやねん……最近「次元の浄化」がようやく日の目を見始めたところだったってのに……。

 




 

Meditation Puzzle 瞑想パズル (3)(W)(W) C

インスタント

召集 

あなたは8点のライフを得る。

 「天使の慈悲」に召集がついたら1マナ重くなった。それでは皆さん、ご唱和ください。「でっていう」。

 

 

Midnight Guard/深夜の護衛(DKA)」 C

 突如イニストラードからやってきたちょっとだけおまけがついた白クマプラスα。一応アンタップするのは召集との絡み。コストとして使っても殴れるのは警戒持ちと違う挙動だ。

 

Oppressive Ray/抑圧的な光線(JOU)」 C

 今回、白の頭文字が「O」で始まるカードは何故か2枚とも直近のニクスから再録されている。そして、これがあるということはついに16年連続で再録を続けていた「平和な心」大先輩が環境を去るということでもあるのだ。まぁ、しれっと次のセットで再録されたりしそうだけども。

 

Oreskos Swiftclaw/オレスコスの速爪(JOU)」 C

 最速再録。その速さ、伊達じゃない。

 

 

Paragon of New Dawns 新たな夜明けの模範 (3)(W) U

クリーチャー・人間、兵士

2/2

あなたのコントロールする他の白のクリーチャーは+1/+1の修正を受ける。

(W)(T):対象の、あなたのコントロールする他の白のクリーチャーはターン終了時まで警戒を得る。

 今回各色に与えられた「模範」サイクル。共通仕様は、同色の仲間のロード的役割を果たし、更にタップの起動能力で味方にその色のキーワード能力を一時的に付与する。白の場合、「全体を+1/+1」という仕事をするカードは山のように存在しているためにあまり特別さは感じられないが、今回はめでたく白のお家芸であった召集が復活キーワードに採用され、当時のセレズニア同様に横に広げる戦術を採るカードは集めやすい(多分)。アンコモンなので2〜3枚集まっちゃう可能性とかもあるので、リミテッドではちょいちょい人を殺せそう。「警戒与えるために自分がタップしてんじゃねぇよ」とかは言わない方向で。

 

 

Pillar of Light 光の柱 (2)(W) C

インスタント

対象の、タフネス4以上のクリーチャーを追放する。

 白にお馴染みのデカブツ限定処理呪文かと思いきや、実はかなり珍しい呪文。なんと、パワーではなくタフネスの方を参照しているのである。過去のカードを探しても大タフネスをチェックするカードというとせいぜい「コルフェノールの骨壺(LRW)」なんてどうでもいいカードが見つかる程度で、今後白の新しいカラーバイになる可能性はある。普通に考えると、パワーの方が脅威の指針として分かりやすいのだから「復仇」のような大パワーを処分出来る除去の方が強いように思えるが、どうせ昨今の「強い」クリーチャーなんてほとんどが大パワー、大タフネスである。タフネス3以下のクリーチャーは戦闘で御しやすいわけで、こちらの方が理にかなっているともいえるのかもしれない。今回、「神聖なる評決」が無く白除去はこれと「抑圧的な光線」の2枚だけなので、リミテッドではタフネス3と4の差が1つの指標となりそうだ。

 

 

Preeminent Captaion/秀でた隊長(MOR)」 R

 ローウィン出身のキスキンの隊長。最近ではすっかり白でお馴染みになった「殴った時に攻撃状態のトークンを加える」能力のはしりは、実はローウィンブロックである(正確にはこいつでなくて「民兵団の誇り(LRW)」が先駆け)。秋に環境を去る「管区の隊長」の変わりを果たせるだろうか。3マナだと微妙にスタートが遅いのがなー。

 

Raise the Alarm/急報(MRD)」 C

 意外なことに再録はこれが初。インスタントなので割と使いやすくてよ。召集が溜まればマナソースみたいな運用も可。

 

Razorfoot Griffin/カミソリ足のグリフィン(M10)」 C

 じわじわベテランの貫禄が出てきたか。M14の4マナフライヤー枠は「突進するグリフィン」だったので、ちょっと大人しくなったかな。

 

 

Resolute Archangel 毅然たる大天使 (5)(W)(W) R

クリーチャー・天使

4/4 飛行

〜が戦場に出たとき、あなたのライフの総量がゲーム開始時よりも少ないならば、ゲーム開始時の総量に等しくなる。

 ライフを20点に逆戻し。この効果は、史上最強と名高いエキスパンションプロフェシーにおいて、更に最強と名高い五色の「風」サイクルの一角にあり、その中でもダントツの存在感を誇っていた「清めの風(PCY)」の持つ効果である。かつて9マナだったカードが、4/4の天使について7マナぽっきり! もう、ディスカウントっていうか投げ売りだね! ……うん、まぁ、弱くはないよね。「ちょっと重たいけど、頑張って出せれば割と洒落にならない量のライフをくれる天使」です。「もう2マナ軽い『慈悲の天使(10ED)』でよくね?」とか言っちゃ駄目。20点になるのが美しいんだから。リミテッドで開けたパックから出たら……取るかな?……

 

 

Return to the Ranks 戦列への復帰 (X)(W)(W) R

ソーサリー

召集

対象の、X枚の、点数で見たマナコストが2以下のあなたの墓地にあるクリーチャー・カードを戦場に戻す。

 白のお家芸である「軽いカードならリアニ出来るよ」に召集をまぜ、大胆にレアな味付けを施した、なかなか危険な1枚。「再誕の宣言(DIS)」のように1マナ以下でもそこそこ危ないのに、2マナ以下となると適用範囲は格段に広くなる。そこから明確なアドバンテージに繋げられるのだから、今後「サニーサイドアップ」みたいなヘンテコデッキで声がかかる機会があるかもしれないし、適当に白ウィニーを組んだとしても割と危険。色々やってみたくなるカード。とりあえず「炎樹族の使者」からはじめてみるか。

 

 

Sanctified Charge 清められた突撃 (4)(W) C

インスタント

あなたのコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで+2/+1の修正を受ける。あなたのコントロールする白のクリーチャーは更にターン終了時まで先制攻撃を得る。

 白にお馴染みの全軍増強枠の新作。色々やろうとした結果5マナと重くなってしまったので、「栄光の突撃(M13)」のような軽量枠ではなく、全軍ゴーからとどめを刺す形のフィニッシュホールドになっている。適当にトークンを転がしてからの怒濤の先制ラッシュは分かりやすい勝ちパターン。先制がつくのはブロック時にも運用しやすいので意外と受けは広そう。

 

 

Selfless Cathar/無私の聖戦士(ISD)」 C

 当時も微妙ではあったが、最終的に「人間だったらなんでもいいや」ってんでデッキに入ってたレベル。

 

 

Seraph of the Masses 衆生の熾天使 (5)(W)(W) U

クリーチャー・天使

*/* 飛行 召集

〜のパワーとタフネスは、それぞれあなたのコントロールするクリーチャーの数に等しい。

 オドリックの十字軍(M13)」に飛行と召集をつけたら4マナも重くなった。まぁ、これはしょうがない。召集は大体相場よりも1マナくらいは重くなるし、飛行がつけば2マナは重くなるだろう。あとの1マナは召集と特性ががっちり噛み合っているが故の補正である。3ターン目に「幽体の行列(SHM)」みたいなカードから繋げばスムースに4ターン目にキャスト可能であり、その場合には4/4フライヤー。更にその後補正をかけられる可能性もあるし、狙ったデッキなら間違いなくサイズは特大だ。もちろん、その分取り巻きを蹴散らされるとヘロヘロになってしまうという弱点はあるが、そのくらいのリスクを負う価値のあるクリーチャーには違いない。こういうクリーチャーを見ると未だに「センギアの従臣(TSB)」が頭をよぎる私はどれだけ「デルレイッチ(MMQ)」脳なのかと。でもやっぱり「農奴トークン」って言葉はインパクトあるわ。

 

 

●「Serra Angel/セラの天使(M14)」 U

 セラ天、センギア、シヴ山。3つ揃って基本セット。まぁ、今回はみんなブースターから出てこないんだけど。

 

Solemn Offering/真面目な捧げ物(M14)」 C

 ホッと一息つけるカード。リミテッドでこれピックしてもあんまり1手無駄にした気がしないのが可愛い。

 

 

Soul of Theros テーロスの魂 (4)(W)(W) M

クリーチャー・アバター

6/6 警戒

(4)(W)(W):あなたのコントローするクリーチャーは、ターン終了時まで+2/+2の修正を受けるとともに先制攻撃と絆魂を得る。

(4)(W)(W)、あなたの墓地にある〜を追放する:あなたのコントローするクリーチャーは、ターン終了時まで+2/+2の修正を受けるとともに先制攻撃と絆魂を得る。

 各色神話に用意された「よその次元の魂」サイクルの白。白はやはり、主神のヘリオッドさんの顔を立てる形で、まだできたてほやほやのテーロスから出張してきた。このセットを全て見ると、「テーロス」「ラヴニカ」「イニストラード」「シャンダラー」「ゼンディカー」「ニューファイレクシア(ミラディン)」というラインナップになっており、ドミナリア近辺の昔の次元以外の多元宇宙は割と制覇していることが分かる。オンスロート以降の次元で出てこなかったのはローウィン、アラーラ、そして神河の3つ。まー、色の特性は見いだしにくいかなー。さておき、そんなテーロス代表だが、起動型能力がやや重く、その分半端なく強い。起動してしまえば最低でも自身が8/8絆魂警戒先制であり、これだけでゲームに勝てちゃうレベル。直接場に影響をあたえる能力なので、墓地に行った後の泣きの一回にも大いに意味があるのはありがたい。絆魂のおかげで「手遅れ」パターンがかなり減るだろうし、このセットで推している召集戦術にもがっちりフィット。やりよる。

 

 

Soulmender/魂癒し人(M14)」 C

 優しい優しい1マナのおぢさん。これを使う戦術ってあるんですかね。

 

 

Spectra Ward 光波の護法印 (3)(W)(W) R

エンチャント・オーラ

エンチャント(クリーチャー)

エンチャントされたクリーチャーは+2/+2の修正を受けるとともにプロテクション(すべての色)を持つ。この効果はこのオーラを取り除かない。

 やり過ぎオーラ。イメージとしては1つ前の環境でクソゲーを産みだしていた「聖なるマントル(GTC)」に近いだろうか。レアリティがあがったことで、あれよりも更にどうしようもなくなった。対策法は全体除去かエンチャント破壊のみ。わぁいクソゲー。強いオーラを呪禁でふたする「呪禁オーラ」は1つのアーキタイプだが、オーラ自体が呪禁以上のものをプレゼントしちゃうっていうのはスタンドアローン過ぎる。まー、コストの割に修正値が低いので構築レベルには届かないと思うが、オーラは色々とサポートが多いからなぁ。

 

 

Spirit Bonds 霊魂の絆 (1)(W) R

エンチャント

トークンでないクリーチャーがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたは(W)を支払っても良い。そうしたなら、1/1で飛行を持つ、白のスピリット・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。

(1)(W)、スピリットを1体生け贄に捧げる:対象の、あなたのコントロールするスピリットでないクリーチャーは、ターン終了時まで破壊不能を得る。

 何一つ弱いことが書いてない危ないカード。追加コストこそ必要だが、死亡保険としてフライヤーってのはあの「魂のフィールド(TMP)」と同じ効果。全てのクリーチャーが「宿命の旅人」になるなんて洒落になってない。更に、そこからトークンを防護壁としても運用可能で、これ1枚あるだけでクリーチャー1体の価値は格段にアップする。これ、何かヤバいことが起きるんじゃないのか?

 

 

Sungrace Pegasus 天麗のペガサス (1)(W) C

クリーチャー・ペガサス

1/2 飛行 絆魂

 飛行と絆魂の組み合わせはいつの時代もマストダイ。過去にコモンで条件無しにこの組み合わせを実現させたクリーチャーは、親和デッキで一世を風靡した「大霊堂のスカージ(NPH)」、リミテッドでは大人気でゴルガリの心の支えだった「短剣広場のインプ(RTR)」、「お前だけ強すぎるせいでゲームバランスめちゃくちゃやんけ」と環境をクソ化させた「暁の熾天使(AVR)」の3体のみ。このペガサスはそんなエリート集団の新たな1枚だ。「インプ」に比べてタフネスもあがり、2ターン目からペチペチ殴るだけでも充分、オーラの土台にすればミラクルパワーで活躍してくれる。ここから、ライフゲインのたびに成長する「アジャニの群れ仲間」に繋ぐ2マナムーヴはかなりの鬼畜プレイに。

 

 

Tireless Missionaries/不屈の宣教師(M11)」 C

 基本セットで作られた新カードだが、「弱い」の一言で出番無し。改めて復活したが、やっぱり弱い。

 

 

Triplicate Spirits 三つぞろいの霊魂 (4)(W)(W) C

ソーサリー

召集

1/1で飛行を持つ、白のスピリット・クリーチャー・トークンを3体戦場に出す。

 飛行版の「種のばら蒔き(RAV)」、もしくは召集版の「幽体の行列(SHM)」。3体ものフライヤーが出る効果はいつの時代も強く、現代ならば「羽撃王」が相手に悩ましい選択を迫り続けているし、過去にも「鐘楼のスピリット(GPT)」や「骸骨の吸血鬼(GPT)」がぶいぶい言わせてたものである。このカードは基本セットコモンってことで流石にちょいと重いが、召集持ちなので上手くいけば4マナくらいの感覚では使えるだろう。そこから更なる召集に繋げられる可能性もあるし、やはり白の基本戦術を考えるなら1,2枚はあっても困らないカードである。

 

 

Wall of Essence/製油の壁(STH)」 U

 「哀れみの壁(STH)」や「花の壁(STH)」などの強力なカードが詰まっていたストロングホールドの壁サイクルから1枚再録。どこぞの羊ともども、かなりほっこり出来るダルゲー派オススメの一品。

 

 

Warden of the Beyond 彼方の管理人 (2)(W) U

クリーチャー・人間、ウィザード

2/2 警戒

〜は、いずれかの対戦相手が追放領域にあるカードのオーナーである限り、+2/+2の修正を受ける。

 この期に及んでまだ出てくる新機軸。今回は「追放領域をチェックする」というよく分からないギミックがぽっと出のアンコモンに内蔵されている。条件を満たさなくとも2/2警戒ならギリギリレベルだが、トリガーがオンになればコストパフォーマンスは充分。あの「ロクソドンの強打者」すら上回るカードを単色で出せてしまうのである。白という色を考えると、一番現実的なのは同じカラーリング、同じコスト域の「払拭の光」や「放逐する僧侶」といった除去カードと併用すること。これなら無理なくファッティ気分が楽しめる。ただ、これら白のリング系除去は「追放領域から帰ってきちゃうかもしれない」というリスクがある。それを背負い込みたくないならば「存在の破棄」のような完全除去を使ってしまうのが一番安全。他にも追放するだけならば色々とカードに選択肢はあり、たとえば「ドライアドの闘士」「罪の収集者」「セレズニアの魔除け」など、「そういえば、あれも追放だったな」なんてカードは探せば結構出てくるもの。そうなると、これって結構な確率で4/4なのでは。リミテッドでは積極的に狙いにくいので、むしろ構築で期待がかかる珍しいカードである。

 

 

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