最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「恋愛ラボ」 6→6 安定の太田雅彦作品である。やっぱり太田さんの作る画面の「丸さ」は他では得られない可愛らしさがあって良いなぁ。そういう意味では、今作の女の子きゃっきゃうふふ要素は、実に「向きな」作品だったといえる。 太田さんの(個人的に思う)ヒット作である「みなみけ」や「みつどもえ」などと違って、この「恋愛ラボ」はそれなりにストーリーがある作品だ。いわゆるきらら系とは若干毛色がことなり、質的には前作「琴浦さん」くらいのストーリー性だろうか。こういうバランスの時にも太田さんの作品作りはそこまで大きな変化があるわけではなく、ギャグはギャグ、シリアスはシリアスで素直にまとめてくる。「琴浦さん」1話で見せたようなハードな展開も、「その周りにある可愛らしさを際立たせるためのツール」と考えると、首尾一貫した「萌えアニメ作り」の手法が完成しているといえるだろう。今作の場合も、生徒会の面々は全員可愛らしく、トラブルメーカーとしてのマキを中心に、「可愛らしさ」と「おかしさ」のマッチングが良いバランスでまとまっていた。「可愛らしさ」と違う部分では、当初一部で懸念されていた男性キャラの存在もあったわけだが、割と「良い奴」度合いの強いキャラが多く、男らしさを見せつつも、女性キャラの底上げをするいい立ち位置でシナリオを回してくれていたと思う。 強いて難点を上げるなら、今作は割と「シリアス目」の展開が長いのだが、そのシリアスさの要因が今ひとつピンと来ないことだろう。普通の視聴者からすると、マキの至上命題である「恋愛研究」のモチベーションは流石に共感出来るものではなく、新聞部やらサヨを巻き込んでの彼氏騒動やらで彼女たちが必死に戦う姿は、格好いいとか可愛いとか滑稽とかではなく、「よく分からない」が正確なところ。もちろん、シナリオラインは丁寧なのででどころを理解することは出来るのだが、残念ながら共感にまでは至らない。これは流石に性別差とかではなく、「漫画ならではの無茶な設定」だからだろう。あの学校、おかしいのは間違い無いから。 しかしまぁ、そういう「変なフィクション」はどんなアニメでも程度の差はあれ存在している。今作で最後までその要素が気になったのは、リコという主人公の根幹を成す要素が「恋愛の達人だと友達に偽り続けている負い目」にあり、それがどの程度重要やねん、というのが伝わらなくなってしまうことにある。「さっさとばらせばいいのに」とか「そんな嘘に意味ねぇだろ」とか思っちゃうと、リコの悩みって本当にわけが分からないからね。そこでシリアスを引っ張られてしまうと、可愛らしさや楽しさよりもリコに対する嫌悪感、反感が優先されてしまうのが苦しかった。 しかし、そこまで文句を言ってみても、結局はあら探しの域を出ない。これだけ馬鹿馬鹿しい話に真面目な突っ込みを入れるのも野暮な話だし、首をかしげながらも、やっぱり今作の女の子はとても可愛らしく描けていた。リコは確かにウジウジしてて情けない部分が目立ったが、それ以上にトバし気味の突っ込み芸や、壊れたときの落差が楽しかったし、マキはこれ以上無いくらいに際だつおかしさがある。エノはここぞという時の可愛らしさが光り、サヨは無体なまでに現実を引きずった攻め気が新鮮である。マスコットとしてのスズは言うこと無しだ。やっぱり、太田絵の作り方は本当に素敵だ。このコロコロしたキャラクターの作り方はもう1つのオリジナルブランドと言ってしまっていいのではないだろうか。何をやらせても可愛く見えるのは本当にずるいと思う。 そして、そんなキャラを盛り上げた中の人たち。沼倉・赤﨑のコンビが新たな地平を切り開いたことは言わずもがなだが、残る生徒会3人も2人をサポートしながら切磋琢磨していた印象が強い。ここでもまた新しいキャラで一仕事した佐倉綾音を筆頭に、初めての大仕事を見事にこなした大地葉。そしてロリっ子万歳水瀬いのりちゃん。彼女は3年前はまだリアルロリっ子だったから分かるが、いつの間にか高校生になったのに、やっぱりロリっ子であった。本気で声優業をやる気なら、今後伸びてくる期待ががが。 PR |
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