最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「夜桜四重奏〜ハナノウタ〜」 5 不思議な出自の作品である。「夜桜四重奏」といえば過去にも1度アニメ化されていたわけだが、今回はそれと全然関係無い「再製作」とのこと。スタッフも違えば中身も違っていて、原作を知らない身としては「原作はどうなってるんだろう?」と訝しむこと必至。 旧作は松尾衡によるプレスコ作品であったが、今作の監督はなんとりょーちも。本当に何から何まで違っていて、なかなか比較するのも難しいような状態である。旧作は割とシャープなデザインだったのに今作はキャラデザも全部りょーちも作なのでかなり丸っこいものになっているし、キャストこそ一緒ではあるが、プレスコによる矢継ぎ早の掛け合いが見せ場だった前作と比べると、今作はどうも「日常的な掛け合い」を重視してゆるっとした会話のテンポが印象的。前作は5年前ってことで正直あんまり覚えていないのだが、少なくともこんな感じでなかったのは間違いないはずだ。 りょーちもが全てをまかなっている効果は、キャラクターデザイン以外の面でも現れている。1話はコンテも担当しているということで、なんと言っていいのか言葉が出てこないのだが、なんだか、あんまり「アニメっぽくない」構成になっている気がする。カメラワークもそうだし、会話の切り方、緩急の付け方とでもいうのだろうか。カメラをフィックスにする演出が随所に見られたのだが、敢えてキャラの中心を外してパーツで写し取ってみたり、前面でメインのキャラがしゃべっているはずなのに後方のキャラの動きを目立たせてみたり。そうした、細かく違和感が出る演出でもって、「なんか町内会も色んな人がいるんやろな」という雑多さ、賑やかさを出そうとしているのだろう。いいか悪いかはまだ判断が付かないが、なかなか面白い見せ方になっている気がする。アクションシーンに関しては流石に一段上のレベルにあり、ヒメが槍(物干し竿?)を使って金魚に最後の一撃を入れるカットの太い枠線なんかはグッと迫力が増して気持ちいい。こういうオリジナリティのある見せ方が毎週楽しめるのであれば、それだけでも価値のある作品といえるのではなかろうか。 まぁ、画の目新しさばっかり先行したせいか、あんまり中身については頭に入ってこなかったんだけども。旧作はかやのん幼女キャラはいなかったはずなので(そもそもかやのんデビューしてないので)、今回のシナリオって完全に新規だよね? 1話目はレギュラーメンバーの自己紹介パートということになるのだが、細切れの状態で各人が好き勝手やっていたので、割と散逸的な印象。まぁ、これも群像劇としての見せ方だと思えば正しい方向性なのだろうが、やっぱりちょっと分かりにくく、何もしらない視聴者は入りにくそうな気がする。キャラが多すぎるからなぁ。ま、おいおい慣れていくことでしょう。 中の人が5年前とまったく同じキャスティング、というのは非常に喜ばしいことである。この時期はちょうど「ストパン」「To LOVEる」も放送された年で、まさに福圓先生の当たり年。ここから一気にスターダムに駆け上がってきた記念すべき作品と言える。また、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの梶裕貴もデビューからまもなく、少しずつメインを張れるようになってきた時期。ぶっちゃけ旧作の梶君は今ひとつ印象が良くなかった気がしていたが、もうそんな心配をする必要も無かろう。藤田咲や戸松といった面々もいまやすっかり一枚看板だし、当時から既にベテランの貫禄だった沢城先生だってきちんと今回も登場している。「5年前のアニメをそのままのキャストで」って、とても贅沢なことだし、色々と面白いものが見られるのかもしれない。よし、同時期にやっていたアニメを作り直してみよう。……「ヒャッコ」とか「ケメコデラックス」とかだ。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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