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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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10月11日 ドラフト模様(THS×3)

ピック順 【Sangriter】→【Mei】→【Metallica】→【Alessi】→【Thraxi】→【Serra】→

 

 テーロス環境3回目。オンラインも解禁になったことで、そろそろこの環境も本格始動といったところでしょうか。まぁ、我々は未だ見えぬパックの深淵を目指して手探りで彷徨うばかりですが……今のところ、「多色環境直後の単色環境」の割には、不平不満も少なくて開催者としてはホッとしてる限りです。なんでだろね、割と大味で、意外な部分は少ないセットだと思っていたのだが……怪物化の規格外のサイズとか、そういうのが案外新鮮なのかもしれない。あと基本セットなみに除去が乏しいから、盤面が賑やかになりやすいってのもあるかな。

 




 

(●は累積パック数)

    AL SE TH SA ME MT

AL  ー  ×  ×  ×  ◎  ×  1ー4 5

SE  ○  ー  ×  ×  ○  ○  3ー2 3

TH  ○  ◎  ー  ×  ◎  ○  4ー1 2

SA  ◎  ◎  ◎  ー  ◎  ×  4ー1 1

ME  ×  ×  ×  ×  ー  ×  0ー5 6 ●●

MT  ◎  ×  ×  ○  ○  ー  3ー2 4

 

1位 【Sangriter】 緑黒青 <都市国家の破壊者 蘇りし者の密集軍 強欲なハーピー>

 曰く「こんなピックで優勝できるんか」。負けた側から聞いたらこんな不遜な物言いも無いものだが、確かに、1パック目「都市国家の破壊者」という強力なレアからスタートしているのに、それを一切使う気が無いような「捕海」→「アスフォデルの灰色商人」というドランカーピック。そりゃ路頭にも迷う。その後も、青? 黒? 緑? と迷走を続けるも、結局は「ネシアンのアスプ」が2体拾える位置取りが功を奏し、メインはゴルガリ、サポートに「捕海」の青という体制になった。適当な3色であるが存外システマティックにまとまっており、中でもかなり早めに引いた「蘇りし者の密集軍」が最低限デカブツに繋げる時間を稼ぎつつ、暇な3ターン目にクロックを刻んだりする。考えようによっては2マナ3/3のエコークリーチャーみたいなものなので、序盤やることがないこのデッキにはぴったりフィット。殴らずとも、相手はこれのために大体はクリーチャー1体か除去を費やさねばならず、2マナとしては破格の能力であった。更に2枚集まった「強欲なハーピー」も、時間稼ぎと軸線ずらしのクロックの役割を果たすし、後続の「灰色商人」との相性の良さも見逃せない。多分、このほのかなサポート役が、この世界の黒の理想的な立ち回りなのではなかろうか。

 

 

2位 【Thraxi】 青赤緑白黒 <地平線のキマイラ 乳白色のユニコーン パーフォロスの槌

 前回のドラフトで「ナイレアの存在」がグルグル回っていたのを見て、「案外、これっていけるのでは」と思い、決め撃ち気味に「多色狙い」のデッキ。しかし、残念ながら今回は「ナイレアの存在」がまったく出ず、思い描いていたデッキとはちょっと離れてしまった。しかし、おこぼれものの「船壊しのクラーケン」で主線は作れた。後は「堪えるデッキ」をこさえればよいので、割とホームグラウンドである。「乳白色のユニコーン」を早めに押さえるところだけは多少無理をしているが、後はどんな色でもいいので「コストが重くても強い」「シングルシンボルで使いやすい」を基準に好きな色をピックし、青メイン、赤緑サブという状態で構える。結果白は「神聖なる評決」のみのタッチ、黒は「ファリカの癒し人」のみのタッチで、緑は「古代への衰退」「サテュロスの享楽者」といった感じの散らしデッキに。「メレティスの守護者」×2や「アクロスの木馬」で時間を稼ぎ、有り余る除去でいなしていれば、そのうちクラーケンか「パーフォロスの槌」でゲームに勝てるという算段である。結果はほぼ予想通り。除去がほぼ通じない「アスプ」入りのデッキに手も足も出ないところまで予想通り。怪物化速すぎんよー。

 

 

3位 【Serra】 白緑赤 <密集軍の指揮者 乗騎ペガサス 森の女人像

 相変わらず中盤安定の成績。今回はセレズニア方向に青を触りながら様子を見ていたら、2パック目で変な神様が出てきちゃったのでマイッタネ、という感じのピック。「羊毛鬣のライオン」もあるのでセレズニアが固まり、結果、もうパーフォロスさんは動き出さないでもいいからとりあえずクリーチャーを弾丸に変えてくれ、というデッキ構成になった。とにかく中盤の太いクリーチャーが売りで、序盤から「恩寵の重装歩兵」「レオニンの投網使い」など、質を2の次にして数を並べ、「ヘリオッドの福音者」で中押し、さらに「不屈の猛攻」あたりで強引にまかり通れればOK。「信条の戦士」+「残忍な発動」の定番ムーヴもあり、とにかくパーマネントが押せる緑の強さ、白の軽さがそれなりに噛み合った形である。ようやく「セテッサのグリフィン」が活躍している姿を見ることが出来て一安心だよ。

 

 

4位 【Metallica】 黒赤 <骨読み 鞭の一振り 強欲なハーピー>

 1パック目「クラーケン」「マグマの噴流」といった鬼パックで決意の「骨読み」1引き。多分まちがっているはずなのだが、この意志がまとまった赤黒ミノタウルスデッキに結実した。今回、赤は様々な形で5人が使っているという混雑振りなのだが、ミノタウルス軍団はきっちりここに集まっており、「死呻きの略奪者」「ミノタウルスの頭蓋断ち」「国境地帯のミノタウルス」の三段活用はもはやお馴染み。これに2枚集まった「エレボスの試練」や「ドラゴンのマントル」あたりを付けて他人の入る余地を削っていくのが主な勝ち筋。やっぱりラクドスビートだったら大体この辺りが正解になり、「血集りのハーピー」もこの速度ならばきちんと意味を持ってくるのが偉い。なにより、「骨読み」の強さをたっぷりと体感出来たらしいので、デッキメイクの最大目標である「楽しいデッキ」は達成出来たのである。ならそれでいいやね。

 

 

5位 【Alessi】 白緑赤 <百手巨人 ヘリオッドの槍 ネシアンのアスプ>

 オンラインでテーロスがスタートしたことによって、「弱くなった」らしいのがこちら。「定石を 覚えて 2ライフ弱くなり」という奴である。実際、前回優勝だったが今回は結果が伴わずこの位置だ。デッキ自体は前回同様のセレズニアメイン。レアも「百手巨人」「ヘリオッドの槍」とあるのだからそれなりのもんだろう、とは思うが、今回は他の色の制圧力が高く、更に「天馬の乗り手」のような明確な突破力に乏しく、主戦力が「ラゴンナ団の長老」や「英雄の記録者」あたりと、何とも地味な陣容である。タッチで投入した「ゼナゴス」も人員増強装置なんでどこまでも仕事が被る。虎の子の「神聖なる評決」×2が突破されると、デカブツやフライヤーなど、対策しにくい状況が多かったのかもしれない。これだけの圧があってもまだ打開には足りないという、なかなか難しい環境である。早く定石をマスターして、我々に伝導してほしいものである。

 

 

6位 【Mei】 青赤 <形態の職工 前兆語り タッサの二又槍

 破竹の10連敗。本人もショックだろうし、ここまで負けこんだ例はなかなか珍しいので、一体何が起こったものかと不思議である。デッキだって今回のラインナップの中では明らかにまとまっている方であり、最初に決め打っていた青の方向性と、おかしな流れ方をした赤のパワーを足した分かりやすいイゼット。強いて難点を探すなら多少クリーチャーは少ないか、という気もするが、フォローしきれないほどでもなかろうし。まぁ、除去の乏しい世界では、攻めのラインが細いデッキが対策を怠っているとこういう事態に陥りやすいのかもしれない。まだまだ状況は見えてこないので、ピック表を見てうんうんうなってみて下さい。

 

 

 

 

 

今回のピック表

 

 【Sangriter】(緑黒青)→【Mei】(青赤)→【Metallica】(黒赤)

                        

 【Serra】(白緑赤)←【Thraxi】(青赤緑白黒)←【Alessi】(白緑赤)

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