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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 な〜んか気にさせる第2話。1話と全く同じ感想になってしまうのだが、この作品はどこかに違和感を感じさせる作りになっている。この場合の「違和感」は全く悪い意味を伴っていないということに注意だが、「違和感」止まりなので何故そう感じるのかが今ひとつ分かっていない。

 1つは音響に理由があるか。2話目も1話同様に話が複層構造になっており、1日の出来事が学校に行っているヒメ側と、事務所で仕事をしている秋名側から描かれており、大まかにAパートとBパートに別れて同時進行で描かれている。そして、こうした大きな構成の複層性に加えて、それぞれのシーンでも、常にいくつかの断片が複層構造を成しているのである。会話の奥で別の会話が起こっているし、来客があっても電話は続く。バトルの最中でも平気で外野は独白するし、誰かが何かを考えている間も、他者はそれぞれに思惑がある。こうした複層性は、より現実に即したものであり、「リアルな多面性」を表していると考えるなら、これ以上真っ正直な作り方もない。ただ、どうしても「アニメという舞台の作劇」に慣れてしまっていると、こうした多元的な造りには違和感を覚えてしまうのだろう。

 そうした複雑な状況をアウトプットするためなのか、画面自体にもどこかクセがある。遠景からのフィックスは世界全体を捉えようとしている姿勢の現れだろうが、それ以外にも「人物視点」「モノ視点」と、カメラの方向がコロコロ入れ替わり、「誰が何を見ているか」をいちいち考えさせられることになる。悪く言えば非常に散逸的で、追いかけるのが大変なのだが、この作り方も音響の問題同様、物語の複層性を示すための方策なのだということは理解出来る。視点を1人の人物に定めず、常に揺れ動くことで、「多くの人々がそれぞれに生きている」という群像劇の賑やかさ、忙しなさが否応なく画面に現れることになる。慣れるまでにはまだ少し時間が必要かもしれないが、常に落ち着かない刺激を与えられることで、どうしても画面に見入ってしまうだけの効果が得られているのは困ったものだ。今回も監督コンテなのかと思ったら、鈴木清崇氏という人の手によるものであった。今作では副監督にクレジットされている人だが、前回の監督コンテ回よりも、更にまとまった構成の中でこの「違和感」を見せてくれているように感じられたので、おそらくスタッフ感の意志共有がかなりの精度で出来ているということなのだと思う。

 ま、ややこしい話は抜きにしても、バトルシーンのけれん味あふれるアクション作画なんかは充分に見る価値があると思いますけどね。あと、エロいところが素直にエロいし。アオちゃんの縞パン可愛い。

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