最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「アウトブレイクカンパニー」 5→5 じわじわくる枠。「オタク要素+ファンタジー」というラノベ界隈ではすっかりお馴染みとなった組み合わせだが、ここまで開き直ってその要素だけをぶっ込まれると、なるほどこれはこれで新鮮であった。 基本的にラノベってのはオタクの理想をどれだけハッピーにかなえてやるか、というところに勝負がかかっており、中二病要素が強いファンタジーやハーレムものが人気になるのは、多くの消費者がそれを求めているからだ。そんな中で新たな1つの狙い目として、「オタク文化が日の目を見る」という展開がある。普通ならばこれは「冴えないオタクがファンタジー世界で特別な力がもらえる」という形で表示され、たとえば「イクシオンサーガDT」なんかは分かりやすいサンプルだっただろう。オタクに都合の良い世界を作り、「俺たちだってきっと何かやれるんだ」という儚い夢を、ある意味とても残酷な形で叶えてくれる。 この作品は、その路線を更に突き詰めたものである。異世界にいき、オタク文化に造詣が深いだけである意味「勇者」になれるのである。それだけでも何らかの欲求を満たしてくれていることになる。また、「オタク文化が他国を侵略するための武器になる」というのも、そうした文化が表に出ることを望んでいる人間からしたらご褒美になるわけで、「理想の個人」を越えて、「理想の世界」を体現するまでに至った設定の潔さは、ありそうで無かった、実に良い着眼点だった。もちろんそれだけではシナリオラインの説得力は万全とはいかないので、ある程度ギャグのベールで覆い隠す必要はあったが、そのくらいの「なんちゃって世界進出」の方が、肩の力を抜ける分だけ見やすかっただろう。まぁ、そのためにラストのシリアス展開がなあなあになってしまう温床にもなったのだが。ある程度「締め」のエピソードは欲しかったところだが、どうせだったらもっと日本政府を悪辣にして、派手な見せ場を1つ作って欲しかったもんだけどね。結局テンプレ以上の「お役所」で無かったのは描写力の限界か。 結局、ダラダラと進行する物語なのでなかなか鮮烈な印象には残りにくいのだが、度を超えたパロディ要素の連打はこの作品の特権的なものであり、そこに力を入れた脚本構成はなかなか面白かった。個人的興味はやっぱり中の人いじりに向いており、メインキャストたちの代表作って一体何がカウントされるんだろうな、なんてのをニヤニヤしながら見守っていた。うん、やっぱり渕上舞はキュアロゼッタを使うしかないよな。そして、面白かったのは内田真礼の執拗な「ガッチャ!」推し。真礼ならもっと色々あるはずなんだけどね、使いやすいのがそのあたりになるのかな。他にも花江君、三森といった面々が作品の垣根を越えた(?!)コラボレーションで引き笑いみたいな妙な笑いを提供してくれていたのは、メタ要素で笑いを取りに来る無難な構成だったと思う。本多真梨子の代表作で「ゆるしてヒヤシンス」だったのは……いや、あってるのか? 流石に、監督が自作品(みなみけ)で自虐ネタをやったのはどうかと思ったが……確かにこの人って監督作品これしかないんだな。別に自虐するほど悪い作品でもなかったろうに。 その他、流石に萌えをメインにしているだけにヒロイン勢の設定や描写は堂に入っている。世間的にはペトラルカ・ミシェルの2強ということになるだろうが、個人的にはみのりさん、エルビアの中二病コンビが気に入ってた。エルビアは純粋に犬っ子可愛い。そしてみのりさんの物怖じしない腐女子エナジーや、ナイスバディの無駄遣いがロリ度数高めの世界では際だっている。まれいは本当にどんな役でもきっちりはまってこなすことが出来るので素晴らしい。 でもまぁ、早晩この国って崩壊するよな…………。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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