最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
ヨヨネネ! 行ってきました! 京まふで前売り券買ったんだから封切り日に行っても良かったんだけど、年明けから「前代未聞のアイテム」が入場特典でもらえると公式ページに書かれており、それだったらせっかくなのでそのアイテムとやらをもらえるようになってから行こうか、というのでしばらく待っておりました。そして……まさに前代未聞でしたよ……。
<以下、映画本編ならびに入場特典のネタバレありなので注意>
焼きそばて。カップ焼きそばて。これ、映画を見終わった後にもらうんだけど、突然予想外にでかいものを渡されて、見たらカップ焼きそばだったんで思わず苦笑いしてしまったわ。そりゃま、確かに前代未聞だわな。ちなみに、ちゃんとロゴも入ってるオリジナル仕様ですよ。
なんでこんな妙なものが配布されたかは、映画の中身を見れば分かりますけどね。とても重要な役割を……果たしているような、そうでもないような。もちろん、ちゃんと食べられます。食べられるんだけど……これ、賞味期限が今年の5月なんだ。ファンとしてはグッズとして取っておきたい気持ちもあるのだが……どうしたらいいと思うね?
さておき、映画である。ufotable製作、しかも監督が平尾隆之氏ということで、非常に楽しみにしていた作品である。平尾さんはパンフのプロフィールを見ると「空の境界」が監督としての長編デビューってことだったのだが、個人的には「フタコイオルタナティブ」でチーフディレクターをやっていた印象が強くて、DVD-BOXまで買ったファンとしては期待せずにはいられなかった。よく劇場で流れていた予告編も刺激的だったし。間違いなく良い物が出てくるってのは信じて疑わなかった。そして、きちんとその期待に応えるものが出てきてくれたのでやっぱり嬉しかった。うん、面白かった。久しぶりにストレートな「アニメ映画」を見た気分だ。世の中の多感なお子さんを抱えた親御さんは、是非この映画を見せに行ってあげて欲しい。あれだな、「宇宙ショーへようこそ」と同じジャンルの作品だな。 今作の見どころを3行でまとめると、多分こうなる。
ヨヨさん! ヨヨさん…… ヨヨさん!!!
もう、とにかくヨヨさんだ。ヨヨさんのためのアニメであり、ヨヨさんのための映画である。タイトルは「ヨヨとネネ」だけど、ネネさんファンには申し訳ないが、作中の活躍度合いは8:2でヨヨさんである。そして、その中心にいるヨヨさんがとても良い。元気印、真っ直ぐ有能、愉快でトンデモパワー。こんな幼女を誰が産みだしたのか。見事な作画技術で描かれたヨヨさんのコロコロ変わる百面相を見ているだけでも、画面の前のお客さんも一緒に泣き笑い。本当にどストレートに感情に訴えかけるものがある作品だった。 ぶっちゃけ、シナリオラインはユルい。そもそも「超絶魔力の主人公」のお話なので、基本的に何でもありの世界だし、魔法を使うのに何の準備もいらず、ヨヨさんが可愛らしい決めポーズで「ほい!」と一声かければ、花は踊り出すし、洋服は自由自在に着替えられるし、敵モンスターはぶっ飛ぶし、世界だって救えてしまう。そんな設定のお話に小難しい理屈をつけるのはなかなか難しく、「世界のどこで何がどうなっているのか」は、割と適当なお話なのだ。ただ、それは「不備」ではなく、「不必要」なんだと思う。ヨヨさんは無敵だけど、無敵なりの悩みを持ち、それを乗り越えて成長する過程はこれでもかと見せつけられている。そのために用意されたハードルが一体何に起因するものなのかがちょっと分かりにくいだけで、「とにかく全力でハードルを跳び越えてる! あ、今飛んだ!」というのは文句なしで伝わってくるのだ。もう、ただそれだけでいいじゃない、と思えてしまうだけのパワーを持っているのである。 「もうこれでいいや」と思えるだけの勢いが出たのは大きく2つの要因がある。1つは当然、そのスペシャルな作画クオリティ。やっぱりufotableは味わいがあるなぁ。「最新鋭」っていうのともちょっと違うんだけど、古き良きアニメの「動き」を引き継いで、それを今の技術でブラッシュアップさせたような、懐かしさと新しさが合わさった魅力がある。冒頭の魔の国での怪物退治シーンから一気に引き込まれたのだけど、何故か思い出したのは「Dr.スランプ」だった。空中で自転車みたいにキコキコやってたせいかな。ホウキブースターの動き方なんかは、ありきたりな「魔法の力」におんぶにだっこではなくてきちんと新しい魔法の形を見せようっていう意気込みが感じられて、それがよく分かるのが、ヨヨさんが連発する魔方陣の使われ方。近代兵器みたいな実用的な使い方もあるし、特大魔方陣からのファンタスティックな爆裂奥義にもなる。1つ1つの魔方陣がちゃんと用途に別れてデザインされていて、ディティールまで読み込んでいくのも面白そうだ。欲を言えば、あの牧歌的な魔の国でのドンパチももっと見たかったところだけどねー。今回ほとんどが実世界での話だったのはちょっと驚いたよ。あ、いや、別にロリヨヨさんをもっと愛でたかったから、という理由ではなくてね。いや、それもあるんだけどね。とにかく、徹底的にヨヨさんを中心に描き込まれた身の詰まった作画のおかげで、本当に微細な心情の機微までが迫ってくるのが本当に良かった。なんだかんだで3回くらい泣かされたんだよ。1回目は何故か冒頭のバトルシーンだったんだけどね。泣く要素一切ないはずなのに、あそこのクオリティだけで感極まってしまったんだよな。なんか、年齢を重ねるごとに信じられないくらい涙腺が弱くなってる。 そして、ヨヨさんフィーバーとなった理由の2は、当然これを取り上げなければなるまい、ヒロインボイス、諸星すみれちゃんの頑張りである。いやー、京まふイベントで本人を見ちゃったせいだろうか。ヨヨさんの闊達な頑張りの裏に、すみれちゃんの姿がちらほら見え隠れしてるようでねぇ。おっちゃんはそれだけで感極まっちゃうのよ。いや、やっぱりすげぇ子だと思うよ。14歳でこれだものなぁ。今作のキャストは本当につけいる隙が無く、すみれちゃんと加隈ちゃんによるヨヨネネ姉妹を中心にして、全員がそのサポートに回って盛り立てているような配置になっている。だってさ、メインキャラが沢城・櫻井・子安とか並んでるのに、その辺があんまり積極的に押し出されないようになってるんだよ。もちろん、個性を出すためにすげぇ仕事してるのは間違いないんだけど、全員がキャラとして、キャストとして、「この作品はヨヨさんのものだ」っていう共通認識が出来ていて、全ての演技プランがヨヨさんに帰ってくる。もう、その収束性が本当に気持ちいい。これ、すみれちゃんは本当に幸せなお仕事だったと思うし、それに応えられるだけのものがあることが本当にすごい。 まぁ、色々と見方はあると思うけど、とにかくまずは頭空っぽにして、ヨヨさん目線で見て欲しい作品。本当にそれが全てだと思う。実は私、今回前売り券を買ったのに持っていかなかったんですよ……(どこにしまったか分からなくて……)。つまり、もう1回は観に行けるはず。是非、もう1回ヨヨさんに会いたいです。絶叫オフとかやりたいです。みんなで食べよう、俺めんをさ。 この作品、是非ともテレビシリーズで観たい。まだまだ魔の国の中身なんて全然描かれてないし、この設定ならいくらでもシリーズ作れそうだし。どこかでそういう気運が高まらないものかなぁ。 PR |
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