最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
すげぇちゃんとしてた、第10話。これまでもちょいちょい「ちゃんとした話」をして意表を突いてきた今作だったが、今回のメッセージ性はこれまでの「農業の苦労話」よりももっと強く、第一次産業の問題について、かなり核心を突くものになっている気がする。岐阜の農協さん、今ですよ、今これを見るんです! まぁ、Aパートはいいだろう。ベッキーが暴れてる時点でナニなわけだし、校長がCV杉田だし。「杉田さん、味皇やりません?」ってオファーが来たのかな。完全にまんまだったわけだが……まぁ、元々そういうアニメだから別にいいか。杉田は低音なのでジジイをやっても案外違和感がないのがずるいよな。とにかく分かりやすい「ナスの違い」を表現することで、序盤は終了。ここで大切なのは、継が徹頭徹尾山岡士郎のキャラをトレスしているということである。「〜〜にまたここに来て下さい、本当の○○を食べさせてやりますよ」は初期山岡のテンプレートだ。そして、継の持っているイデオロギーが完全に「山岡イズム」なのである。 作品カテゴリが「農業」に限定されている関係上、残念ながら父親は海原雄山のトレスではなくフツーにやり手のビジネスマン風になっているが、CVが力ちゃんなので迫力充分。この「大きすぎる父親」に立ち向かう継の姿は完全に山岡である。「無農薬最高! 大量生産死すべし!」と錦の御旗を振り上げて、目先の勝ちのみを追い続けてドヤ顔を披露。ちなみに、母親を農薬にころされたという設定は流石に酷いと思うが、これも山岡リスペクトの1つといえる。まぁ、継が親父に刃向かうための分かりやすい設定といえばそれまでだが、山岡は大量生産肯定派との論争時に「農薬は農業に従事している農家の人たちの健康を真っ先に脅かしているんですよ」と(議論とは全く関係無い)論調を持ち出したこともある男である。しかし、その頑張りも空しく横綱相撲の父親に完敗してしまう。レイプ眼で倒れ伏す「究極のメニューホント弱いな」エンドである。ここからの父親の演説が圧巻だ。ここで書き起こす気は無いが、一言で言うなら「ぐう正論」。まさに「井の中の蛙」であった継が完膚無きまでに叩きのめされることで、「山岡イズム」の終焉が確認出来る。 誤解を避けるために断っておくが、わたしゃ何も継の思想が全て間違っていると思っているわけではない。地産地消で昔ながらの伝統を守る大切さというのは絶対にあるはずで、金儲けのためなら何をやってもいいとは思わない。ただし、現時点において継の親父の展開している事業は、(彼のいうことが全て本当ならば)非の打ち所がないというだけである。世間の農家の人たちに「農薬は身体に悪いから年がら年中虫がつかないように管理し続けろよ」なんていう権利は誰にも無いわけだし、そんなことばかりを訴え続けていては、日夜より良い農薬を作ろうと努力している技術者の人たちにも失礼だろう。要は「せっかく積み重ねてきた農業のいろはがあるなら、それを上手く使って最善手を見つけるのが正しい」ということである。それこそが農業高校の理念でもあるわけだしね。 ま、私みたいな素人がやいのやいの言っても何にもなりゃしないが……少なくとも、今回のお話は私みたいな外野でも真面目に考えるきっかけとしては非常に良い素材だったのではないかと、そういうことです。別に、ハネムーンを提案された時の良田さんがすげぇ可愛かったからそれだけで満足したとか、そんなんじゃないですよ。良田さんオリジナルエンドで幸せになれて良かったとか、そういうことじゃないですよ。あの曲はどこに収録されるんですかね……。 しかし、今回の事件って林檎のアイデンティティにも影響与えかねないけど、大丈夫だったのかね。「世界一」と信じた仲間達が完敗して、まだまだ世間が狭いことを痛感させられたわけだしなぁ。元気にやってくれるといいんだけど。この学校は訳の分からない才媛も集まってるし、案外「世界一」も夢物語じゃない気がするんだけどね。マネー金上のあの地に足ついた実行力は一体なんなんだよ(なお、主人公は主に騒がし役だった模様)。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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