○「魔弾の王と戦姫」 5
今期も容赦無く襲い来るのだろうか、適当な名前のラノベアニメ一発目。一応、タイトルを見ればファンタジーものと分かるし、無駄に長くないのでタイトルとしては普通なのだが、必ず「お前らイゼット信者か」と思ってしまうような無体な振り仮名が振られているのがお約束だ。今作は「戦姫」と書いて「ヴァナディース」と読むらしいです。なんやそれ。FFの舞台か何か?
まぁ、そんなわけで「きっと前クールから繋げるとしたら『精霊使いの演舞』あたりが一番近いんだろうな」と勝手に思い込みながら見始めるアニメ。まぁ、当たらずといえども遠からずであるが、少なくとも「ブレイドダンス」よりは第一印象は良い。印象の良さの6割以上は多分椛島さんのキャラデザによるものだ。わーい、相変わらず無駄にエロいよー。姫さんの沐浴シーンの肉付きの良さなんかは、圧倒的椛島デザインだよー。あと、キャラデザの印象のおかげもあるのかもしれないけど、画面も全体的に見やすくしあがっているので、エロいボディラインをじっくり見ながらでもシナリオを追うのには不自由しない。不自由しない程度に分かりやすいシナリオだから、っていうのは秘密だけども。でも、全裸で立ち上がるシーンを下からなめる構図なんかには、このキャラデザを活かしたこだわりは感じられる気がするんです。立ち上がった時にザバーって流れ落ちてきた水は、一体姫さんのどこに溜まっていたものなんでしょうかね!
他に設定部分を見ていくと、「捕虜の身分からスタートした地方領主が主人公」ってのはちょっと新しい設定かもしれない。まぁ、命の取り合いしてる間柄だったはずなのに扱いが甘すぎる気はするけど。あとは主人公がアーチャーであり、まさかの2作続けての「アーチャーアニメ」というよく分からない偶然も斬新ではある。まぁ、結局は能力に恵まれた選ばれし者の贅沢エピソードではあるのだが、今後この「射手というスタンス」がずっと維持され続けるのであれば、他のファンタジーラノベとは差別化が図れるのでちょっとは変化も楽しめるかもしれない(チャイカのガンドとは被っていないものとする)。ただ、敢えてマジレスしておくと、弓が駄目なものだったら、どんだけ射手が優秀でも「飛距離」はのびねぇからな。狙いはどうにか精緻化出来るとしても、飛距離は弓本体の伸性で制限されるからな。主人公は魔法使いでない限りあの無茶な弓使いは実現しません。いや、魔法使いである可能性も充分あると思うけど。
ちなみに、印象が良かった理由の6割がキャラデザなら、残り4割はキャストである。というか、戸松・井口コンビが楽しそうにしてるだけである。この二人が並んだ時のカロリーの高さは当代随一である。ウザさフルパワー!
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