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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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<無色>

 

Abundant Maw 甚だしい大口 (8) U

クリーチャー・エルドラージ、ヒル

6/4 現出(6)(B)

〜を唱えた時、対象の対戦相手は3点のライフを失い、あなたは3点のライフを得る。

 現出クリーチャーの割り当ては青・黒・緑の3色。その内、メインとなるのはこれまでの色特性だった「調査」を没収された青と緑で、コモンからレア(緑は神話レア)までのレアリティを揃えている。黒はサポート的な立ち位置で、こいつも含めてアンコとレアに1枚ずつだ。そんな基本となるこちらの黒現出は、アンコとはいえ割と普通。現出クリーチャーは8マナか9マナの2択で現出コストになるとそれが1少なくなる、つまり、基本的には3マナのクリーチャーを3ターン目に出し、4ターン目に現出出来るかどうかというのが1つの指針になる。黒の場合、ゾンビは死んでも平気な連中というのが一応のスタンスなので、「死んでもいい肉」はそれなりにいるだろうか。4ターン目に着地すれば、その時点で3点ドレイン+6/4は割と世界が変わるサイズ。でもまぁ、着地してしまえばだだのバニラなので、相手はおそらく2対1交換での対処を図るだろう。こちらは現出時にクリーチャー1体潰しているのでトントン。ドレイン分でやや得、くらいか? もちろんこれは互いに何もしなかった場合の話で、「かそけき翼」で飛ばしてみたり、「奇怪な突然変異」のバックアップを駆使したり、コスト域に似合わぬ体躯を活用する手段はそれなりに用意されている。なかなか主軸を見出しにくいクリーチャーだが、早めに引くなら、是非輝ける舞台を模索してあげよう。

 

Decimator of the Provinces 州民を滅ぼすもの (10) M

クリーチャー・エルドラージ、猪

7/7 トランプル 速攻 現出(6)(G)(G)(G)

あなたが〜を唱えた時、あなたのコントロールするクリーチャーはターン終了時まで+2/+2の修正を受けるとともにトランプルを得る。

 緑のレア現出は「孔蹄のビヒモス(AVR)」の焼き直し。そういえばアイツもイニストラード出身なんだよな。コストこそ重くなったが、そこは現出効果で微調整が可能。この能力を頼みにする時点でクリーチャーを並べることは確定なので、その中でパワーの値とマナコストが一番アンバランスな重めのヤツをサクれば、ある程度現実的なコスト域でこいつが出せるはず。187能力ではなく唱えた時に誘発するため、ご丁寧にビヒモスよりもサイズアップしている(ビヒモスと違って自分の能力の恩恵が受けられないから)のも親切で、こいつが7/7トランプルで転がりつつ、3〜4体も増強出来れば当然ゲームが終わる。使い方は「ビヒモス」と一緒で、いくらか選択肢が広がっているのだからそりゃ強いだろう。現出の活用が現実的なら構築レベルも無くはない。でもまぁ、下の環境なら墓地やライブラリから一本釣りしても効果を発揮するビヒモスで安定だろうなぁ。

 




Distended Mindbender 膨らんだ意識曲げ (8) R

クリーチャー・エルドラージ、昆虫

5/5 現出(5)(B)(B)

〜を唱えた時、対象の対戦相手は手札を公開する。あなたはその中から、点数で見たマナコストが3以下で土地でないカードを1枚と、点数で見たマナコストが4以上のカードを1枚選ぶ。そのプレイヤーは、それらのカードを捨てる。

 レア現出の黒。コスト域が重たいのでハンデスは相対的に価値が落ちるはずなのだが、そこは質的、量的に性能を高めることで埋め合わせている。3ターン目に3マナクリーチャー、4ターン目に現出からコレで見事に2枚ハンデスが刺さればほぼゲームを決められるだけもポテンシャルがある。公式記事で提示されたように3マナクリーチャーが「作り変えるもの」だったりすれば盤面の圧力、アドバンテージ量は圧倒的。純正エルドラージデッキなら「エルドラージのミミック」の存在もこいつの価値を押し上げてくれることだろう。ある程度試合が展開してしまうと手札を2枚たたき落とせる可能性は低くなってしまうが、確認ハンデスはそれだけでも一定の仕事をするし、あらゆるカードを落とせることは間違いないのだから、まずはこれを潰せる除去を優先的に削っていけば、充分ゲームプランに組み込める、最悪の場合、これを食って2マナで2体目のこれを出せばまたハンドを叩けるのだ。現状、黒はエルドラージ軍団の中では添え物的な色であまり活躍は見られないが、今後何らかの食い込みかたが出来るだろうか。

 

Drownyard Behemoth 溺墓のビヒモス (9) U

クリーチャー・エルドラージ、カニ

5/7 瞬速 現出(7)(U)

〜は、これがこのターン戦場に出たのである限り呪禁を持つ。

 各種現出クリーチャーはやけに微妙なクリーチャータイプを持っていることが多く、カニがこいつも含めて2体。さらにヒル・猪・タコ・昆虫・ヒポグリフと、なんでそこなんだよ、っていうラインナップになっている。まぁ、エムラクールが爆誕したのが海の中からだったので、その近くにいた連中が大きく影響を受けたのかもしれない。で、そんなカニは現出の中では重い方の9マナ。その分瞬速があるので相手アタックに合わせてトリック風に使えるのが強み。現出は潜在的にクリーチャー1体分の損を抱えているが、登場時に1枚もぎ取ってしまえば純粋に「でかくてすごい奴」である。そのもぎ取りプランを支えるのがちょっと特殊なデザインの呪禁設計で、出てきたターンには絶対に邪魔させない、という気概がある。なんでこういう形になったかといえば、187能力にしちゃうとインスタントで対応されるのでわざわざ付ける意味が無くなるし、他のエルドラージのように「唱えた時」誘発だとまだこいつが登場してないのでどうにも書きにくいし、ってんでこんな書式になったんだろう。まぁ、直感的に分かりにくいデザインではないので問題は無いはず。187とほぼ同義なので、ブリンクなんかでも再利用が可能になるぞ。余談ではあるが、エルドラージの力を借りたおかげで、当然のように歴代カニクリーチャーのサイズ記録を大幅に更新してトップに。過去の記録は「寄生牙のカニ(JDG)」の3/6と「タラバガニ(ULG)」の4/5。そんな美味そうなクリーチャーいたんだ。

 

Elder Deep-Fiend 老いたる深海鬼 (8) R

クリーチャー・エルドラージ、タコ

5/6 瞬速 現出(5)(U)(U)

 〜を唱えた時、最大4つまでのパーマネントをタップする。

 青のレア現出は相手をまとめてタップするタコってんで、一瞬「ロートスさんが闇落ちした?!」と思ったが、次元が違うな。ロートスさん、今でもゼンディカーの海の底を亡骸になって漂ってるんでしょうか……。で、そんな分かりやすいタコだが、瞬速持ちなのでフィニッシュ能力が高いのがオリジナルのセールスポイント。クリーチャーがそこまで多くなければ土地まで含めて好きにタップ出来るし、現出能力を使えばある程度コスト調整も可能。リミテッドならちょっと混戦模様にして相手ターンエンドに出せば大体勝てるだろう。でもまぁ、レアとしてはやや地味ではあるのだが。現出クリーチャーはあんまり軽くするとコワレになっちゃう危険性があるので難しいなぁ。最大の売りは、「なんかエキスパンションシンボルがこいつのために作られたっぽい気がする」。

 

Emrakul, the Promised End 約束された終末、エムラクール (13) M

伝説のクリーチャー・エルドラージ

13/13 飛行 トランプル プロテクション(インスタント)

〜のコストはあなたの墓地にあるカードタイプ1つにつき(1)少なくなる。

あなたが〜を唱えた時、あなたは対象の対戦相手の次のターンの間、そのプレイヤーのコントロールを得る。そのターンの後、そのプレイヤーは追加の1ターンを得る。

 さぁ現れた、無く子も黙る僕らの江村。彼が舞い降りることこそがこの「異界月」の幕開けだ。まぁ、既に前エキスパンションの手掛かりのおかげで彼がやってくることは確定していたので特に驚きはないのだが……。で、そんなお外からの来訪者であるエムラさんは、何とかイニストラード環境にすり合わせようとして疑似昂揚能力を内蔵。墓地のカード種類によって軽くなるので、現時点で最安値を目指すならなんと8点の値引きが可能なので5マナで13/13と恐ろしくフレンドリー。スタンダード環境だと「部族」カードが無いので1マナ高くなるが、それでもプレインズウォーカーを含めて7つのカードタイプを墓地にたたき込めば6マナで手軽に終末が約束される。このコストは結構洒落になっていない。そりゃま、かつてのエムラさんに比べればサイズもイニストラード仕様(13)になったのでちょっと縮んだし、滅殺も無ければ追加ターンも無い(?)。プロテクションの性能もやや衰えてしまっているので「破滅の道」でも「石の宣告」でもコロリと落ちる。しかし、この「プロテクション(インスタント)」の絶妙ないやらしさよ。何しろ、通常の手段で通せば「精神隷属器」が発動するので相手のソーサリー除去は未然に使い潰すことが可能になる。相手からしたらターンを奪われる前に対処したいのに、プロテクションのおかげでどうにも手が出せず、後はエムラさんのなすがまま。一応その後に救済ターンがあるので「土地フルタップで相手ターン」という憂き目をみずに済むが、それでもクソみたいなスペルの無駄打ち、泣きたくなるような無駄死に戦闘など、1ターンの虜囚の後にはボロボロの戦場しか残っていないだろう。まぁ、結局は「約束された終末」なのである。終末が約束されているなら、かつての姿の半分以下にまでコストが下がるこちらの方が実はヤバい可能性すらある。一応の救いは、こうした変則的な除去耐性なので「実物提示教育」や「騙し討ち」の弾としてはイマイチになったこと。まぁ、そういうデッキは今まで通りに旧エムラを使えばいいだけなんだが。ちなみにフレーバーテキストのフォーマットは既出の2体とおそろい。ウラモグが「A force as voracious as time itself(時間そのもののごとく貪欲な力)」、コジレックが「Avoid as cryptic as reality itself(虚空としか言い様がないその実体)」、そしてエムラさんは「An enigma as vexing as life itself(人生そのもののように厄介な謎)」。やっぱこうしてみるとコジレックの和訳だけちょっとひねてるのが惜しいなぁ。3人揃っての名乗り台詞だと思えば格好良いか(そうか?)。

 

Eternal Scourge 永遠の災い魔 (3) R

クリーチャー・エルドラージ、ホラー

3/3

あなたは〜を追放領域から唱えても良い。

〜が対戦相手のコントロールする呪文や能力の対象になったとき、これを追放する。

 振り返ってみれば、これと同じギミックを持つ「霧虚ろのグリフィン(AVR)」もイニストラードの出身だったっけ。元々イニストラードには異次元への扉が開いていた可能性が? この手のカードは、「食物連鎖(MMQ)」のように積極的に追放していくカードと相性が良いのでコンボパーツとして使われることが多いが、こいつは除去られそうになったら自動で追放領域に飛んでいくので単なるしぶといクリーチャーとしても運用出来るのが強み。墓地から追放する手段も組み合わせれば、不死の兵士としても活躍出来るかも。まぁ、「厳格な巡邏官」とかを使われても毎回異次元に引きこもるのはどうかと思うが。

 

It of the Horrid Swarm 忌まわしい群れの存在 (8) C

クリーチャー・エルドラージ、昆虫

4/4 現出(6)(G)

〜を唱えた時、1/1で緑の昆虫・クリーチャー・トークンを2体戦場に出す。

 緑のコモン現出。コモンと言うことは、リミテッドの緑を相手にする場合はある程度こいつの存在は警戒する必要があるということ。コモンなので、現出シリーズの中ではサイズは最小。素のコストの8マナはどう考えても詐欺である。一応トークンも合わせればトータルの数値は6になるが、横に伸ばすことを前提にしたデッキメイクをしなければ、1/1のトークンを積極的にプラス方向に利用していくのは難しいかもしれない。まぁ、最速で出せればサイズの優位はあるので、3ターン目「裏道の急使」からコレとかならそれだけで充分だけども。緑には現出でサクられることを専門とするマニアックな「邪悪の使者」、パーマネントをサクったときに強くなる「血茨」といったマゾい連中もいるので、一応、シナジー狙いながらで。

 

Lashweed Lurker 絡み草の闇潜み (8) U

クリーチャー・エルドラージ、ホラー

5/4 現出(5)(G)(U)

〜を唱えた時、あなたは対象の土地でないパーマネントを、そのオーナーのライブラリのトップに置いても良い。

 アンコモン現出のシミック版。今回、敵対色のカードはアンコモンに各組み合わせが1枚ずつ用意されており、このシミックカラーだけはこうして変則的に無色クリーチャーの中に組み込まれている。そんなシミックの申し子は「行方不明」内蔵のエルドラージ。一応土地が戻せない点は微妙に違うが、あまり関係ないだろう。「行方不明」も含めてこの手のトップバウンスは3〜4マナくらいのソーサリーのイメージなので、現出を使った場合にこのクリーチャーのコストは差し引きやっぱり3〜4マナくらい。それで5/4ならそりゃ強いだろうよ。例えば3ターン目「裏道の急使」からこれに繋いだ場合、質的にアドバンテージロスを防ぎつつ相手のクリーチャーをトップに戻してドローを1枚止め、さらにこちらには5/4が。ほら、どう考えても勝ってるやん。このムーブが「ブン回り」というほどでもなくそこそこ日常的に起こりそうなのが次の環境のこわいところだ。死にたがりのクリーチャーたちを集め、レッツ現出。

 

Mockery of Nature 自然もどき (9) U

クリーチャー・エルドラージ、ビースト

6/5 現出(7)(G)

〜を唱えた時、対象のエンチャントかアーティファクトを破壊しても良い。

 緑のアンコ現出。素で9マナ、現出で8マナなので、残念ながら最速4ターン目キャストが出来ない。その分、この環境では絶妙にありがたいユーティリティ対策能力を持っているので、他の現出とは違い、出番が来るまでは無理にクリーチャーをサクったりせず、盤面を見ながらのんびり構えていた方がいいかもしれない。しかし、「自然もどき」ってどういう意味なんだろう。「mockery」はなにかを馬鹿にしたり、なぶりものにしたりといった「あざ笑う」ニュアンスが含まれるようなので、真似をしてるというよりは、自然から発生した生命が、それに害を為す存在になってしまった感じだろうか。でも「帰化」効果ってどっちかというと「自然に帰す」みたいなニュアンスのカードが多いんだよな。あなたは一体何を考えているのでしょうね。

 

Vexing Scuttler 厄介な船沈め (8) U

クリーチャー・エルドラージ、カニ

4/5 現出(6)(U)

〜を唱えた時、あなたの墓地にある対象のインスタントかソーサリー・カードを手札に戻しても良い。

 世の中に「厄介じゃない船沈め」がいるなら会ってみたいもんだが。そもそも「船沈め」ってなんだよ、って思って調べたら、「scuttle」っていう動詞にそのものずばり「船に穴をあけて沈める、沈没させる」っていう意味があるらしい。なんやねんその言葉。とにかく2体目のカニ現出は非常に厄介な船沈め。ただ、そんな破滅的な名前とは違い、やってることはすごく優しい。エルドラージでいうなら「ウラモグの回収者」効果、色つきクリーチャーでいうなら「記憶の壁(THS)」効果。どちらも先輩は5マナのクリーチャーだったことを考えれば、現出で4マナ以下のコストが実現出来ればかなりの効率。最速キャストでさらに恩恵を得るには2ターン目にスペル、3ターン目に3マナクリーチャーと展開する必要があるが、直接的なアドバンテージを考えてデッキインしているなら、無理に最速で出す必要も無いだろう。4ターン目あたりにカウンターやら火力やら増強やらを挟み、回収出来る時に出した方がトータルでは活躍出来るはず。4/5ならサイズに文句は無いのだしね。

 

Wretched Gryff 不憫なグリフ (7) C

クリーチャー・エルドラージ・ヒポグリフ

3/4 飛行 現出(5)(U)

あなたが〜を唱えた時、カードを1枚引く。

 現出能力のお目見えとなったカード。最初に発表されたときには分からなかったが、唯一の7マナで、今回の現出シリーズの中では最軽量のカードになった。ただ、軽いとは言ってもやっぱり7マナは遠いわけで。普通に7マナで唱えても、5マナ相当のクリーチャー+キャントリップなので計算は合うが、やはりちょっと割高感がある。やっぱり現出が正義なのだ。今回青に用意された中でのベストパートナーは死亡時に1ドローする「歓喜する信者」だが、彼は3マナなので4ターン目にこれを3マナで出すと無駄が出てしまう。そっちよりは4マナの「悟った狂人」を置いて5ターン目に2マナキャストの方が動きはいいかもしれない。何にせよいかにもコモンらしい手頃なお得感なので、とりあえずこの辺をベースに現出デッキの練習をするヨロシ。

 

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