うちの地域では「キディガーランド」→「のだめ」→「はなまる」の放送順なので、何故か火曜深夜はスーパー日野日野タイムになります、第7話。3人のキャラが全部違うのは流石だけど、何故かどのキャラもヘタレ臭が漂うのは人徳のなせる技だろうか。
今回のエピソードは、季節感まる無視の夏休み。そういや今週は「レールガン」でも花火見に行ってたなぁ。ただ、こちらの作品は「レールガン」と違ってこの1話で夏をやりきる必要があるので、帰省に始まり川遊び、花火、夏祭りなどの必須イベントを一気にこなす形に。故郷に里帰りするつっちーと桜先輩、そしてその娘である杏は分かるのだが、両親の同伴も無しに幼稚園の先生に子供を任せちゃう柊と小梅の家庭は違和感があるな。いくら山本先生が引率するとはいっても、休み中のプライベートまで任されるとは、つっちーは保護者からそれなりに信頼されているってことなんだろうか。
で、今回はいつにもましてつっちーのハーレムっぷりが凄い。冒頭の電車のシーンでの山本先生は流石に行動が軽率過ぎるだろうし、一番熱心に粉をかけてくるのが妹っていう時点でもなんかおかしい。そして、改めて見てみるとハーレムといっても周りにいる女性が園児3人を除くと社会人(人妻)、社会人(同僚)、女子高生(妹)。そういやつっちーも社会人だった。近年の萌えアニメでは珍しく、主人公ヒロインともに年齢の高い作品だ。学園ものならフィクションとして見られるのだが、社会人の話は時折心に来るものがあるから若干きつい。つっちーのヘタレっぷりを笑ってられない気が……いかんいかん、アニメ見て鬱になってどうする。
とにかくヘタレのつっちーだが、母親も交えた女性優位の環境では、どれだけいじられても耐え続けなきゃいけない男の業。ニョッキを巡る妹の地雷を踏んじゃったエピソードも、正直言って男性目線からだと「知らんがな」だよなぁ。分かるぞつっちー。お前がニブチンなんじゃない。回りの女どもがワガママなだけなんだ。そう信じないと観てらんないよな! 山本先生、少しはつっちーをねぎらってあげて! すり寄ってくるのがツンデレ妹と幼稚園児じゃ、どれだけフラグを立てても成就しねぇよ。この作品は一体どこへ行きたいんだろうなぁ。今回は杏たちの自己主張がそこまで激しくなくて、2集続けて、しかも2発連続の「お兄ちゃんのばかぁ!」がメインだったために、どこへ向かう作品なのかが分からなくなってきてしまった。まぁ、個人的には柊師匠が観られればいいんですけどね。今週の師匠はパドドゥですか? って言っても今の若い子は知らないだろうなぁ。可愛かったですよ。
そして今週も相変わらずエンディングが秀逸。こういうバリエーションって、本当によく思いつくな。毎回エンディングが楽しみで視聴持続出来る部分もあるかもしれない。
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