最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「ログ・ホライズン2」 5→7 終わってしまいましたな……ラストがおっさんの笑顔の時点で、絶対にここで終わる気は無いよね。どうやら原作にはほぼ追いついてしまったらしいので、次は原作の完結に合わせた第3期を期待したいものです。 非常に面白い作品だった。正直、そこまで世界観に没入せずにダラダラと眺めていた作品ではあるのだが、筋立てのそこかしこに新鮮な驚きが用意されており、昨今のアニメの中では非常に珍しい、「素直にプロットが面白い」作品になっている。これ、「まおゆう」と同じ作者が原作なんだってね。「まおゆう」では(少なくともアニメでは)色々と粗が見えたものだが、今作は思い切りの良さが大きくプラスの効果をもたらしており、何事もチャレンジしてみるもんだなぁ、という感心が先に立つ。ファンタジー作品でこんなにワクワクするのは久しぶりですよ。 正確に言うと、今作は「ファンタジー作品」なのかはやや微妙なところである。というか、どう扱っていいのか分からないジャンルの不可解な境界性が、この作品最大のオリジナリティと言っていい。過去の日本のファンタジー小説、ラノベに繋がる「中高生向けの冒険小説」の根幹ってのがどこにあるのかは定かじゃないが、そうした「ファンタジー観」は、むしろ小説媒体よりもゲームのジャンルとして花開いた方が意義が大きかっただろう。ドラクエ、FF、もちろんその前身となりうるウルティマやウィザードリィまで遡っても良いが、それらの世界観というのは、コンピューターゲームの形で消費されることが多くなり、ゲームの世界は、いかにして「システムをファンタジーの世界に落とし込むか」を考えるジャンルになっていった。そのため、我々の多くはこうしたファンタジー小説を読む場合にはどうしてもゲーム的な視点に立つことが多く、「そういうイベントか」とか、「ここでこのキャラはレベルがあがったし、武器が強くなって、新たなステージに進んだんだな」なんて考えることが多いのである。 しかし、今作はそんな歴史あるファンタジー観を根底からひっくり返した作品になっている。何しろ「ファンタジーの文脈を描くためのゲーム」ではなく、「ゲームの文法を使ったファンタジー世界」なのである。1期の時にも「リアルタイムバトルの拍の取り方で苦労する直継」なんかが描かれていて「そうか、ゲームシステムがそのまま有効で異世界に放り込まれたらこういう困り方をするのか」と感心したものだが、この捻れた世界設定は、2期に入ってますますオリジナル色を強め、実に多方面からエポックメイキングな「なるほど!」を提供してくれている。大地人との交流についても興味深いし、今期前半戦の焦点となった供贄の黄金の設定なんかは、「まさかファンタジー世界でそこに突っ込むのかよ!」と驚いたもんである。確かに「何でモンスターって人間が使える貨幣をもってるの?」ってのは、説明されなきゃ不自然極まりない状態なのだが、それを「世界の理」として導入し、腹黒眼鏡がそれを利用して窮地を脱しようと策を弄するところは本当に斬新。その後のレイドでも、「その世界に生きるもの」としてきちんとモンスターと対峙しているのに、あくまでも戦い方の気本は「ゲームの戦略」。「フロアボスがこっちに歩いて来るのかよ!」なんてのはゲームでやられても衝撃だろうが、それを(この世界の)現実で現された時の「ムリゲーやんけ!」という言葉通りの衝撃。ウィリアムの「俺たちなんてゲームしかできないクソゲーマーだから!」っていう、現実ならどん引きされるような台詞を叫んでいるのに、この世界では格好良いってんだから笑えてしまう。 更に、後半のシナリオで最も重要だった概念として、「死ねない冒険者」というコンセプトが関わる。これは最初から見ていても全然気にしていなかった視点だったので、まさに膝を打つ思いだ。エルダーテイルの世界ですっかり馴染んでしまっているシロエたちならまだしも、その他の冒険者たちは「出られない、死ねない」というこの状態で精神が参っているかもしれない。しかし死ねないから、記憶を失っていくリスクを理解しながらも、好んで享楽に身をやつしていく。考えて見れば実にエグい設定なのだが、これこそが「ゲーム的ファンタジー観」をよく考え、よく表したが故の物語である。SAOの「ゲームの死が実際の死」とは真逆のセッティングだが、あちらは「いや、それなら別に現実のバトルとかわらねぇんだから、わざわざゲーム設定にする意味ないやん」というこけおどし以外のなにものでもない設定だったのに対し、こっちはきちんと「ログホラだからこそ描かれる物語」になっているのである。こんだけきちんと「設定の妙」を活かし、それを膨らませている小説って最近じゃなかなかお目にかかれないんじゃなかろうか。 そして、そんな興味深い「ファンタジーアニメ」がNHKをバックにしっかりしたアニメーションで構築される安心感。飛び抜けて何かがすごい、ってなこともないのだろうが、これだけ大量のキャラが一気に蠢いているのにとっ散らからずに画面をまとめる構成と、人間ドラマの身の丈に合わせた描写の妙は、コアなアニメファンからお子さんたちまで幅広く受け入れられる良いさじ加減だ。もちろん、僕らが見るべきは女の子の可愛さだ。あ、男の娘でもいいですよ、もちろん。ちみっこ可愛い、セララたん可愛い、ミノリちゃん可愛い、マリ姉ぇ可愛い、レイネシア姫様可愛い、ロエ2もカナミちゃんも、ダリエラさんもみんな可愛い。そして何よりてとらちゃんが可愛い! カワイイは正義! 主君、3期早く。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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