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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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Lagac Lizard ラガークトカゲ (3)(R) C

クリーチャー・トカゲ

3/3

 丘巨人(10ED)」が「峡谷のミノタウルス」に生まれ変わったのが1年前。気付けば赤バニラの代表であった巨人が、基本セットでも牛男にその席を奪われてしまった。そして、混乱極めるゼンディカー世界には、このトカゲ。なんかマイナー種族ばかり渡り歩いている気がするな。ま、4マナ3/3がゴブリンだったら違和感あるしなぁ。フレーバーによれば随分歴史のあるクリーチャーらしいのだが、それならもう少し環境に合わせて強くなればいいのに。

 

Lavafume Invoker 溶岩気の発動者 (2)(R) C

クリーチャー・ゴブリン、シャーマン

2/2

(8):あなたのコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで+3/+0の修正を受ける。

 「発動者」サイクルの赤。レギオンに収録されていたカードの中でも「炎破の発動者(LGN)」はかなり重要な1枚で、後輩にあたるこいつは3マナ2/2ゴブリンというステータスは全く同じだが、流石に本体5点はまずいと思われたのか、効果は「ラッパの一吹き」に変更されている。まぁ、どっちにしろ強いことにはかわりはない。特にこの環境は落とし子のおかげでクリーチャーの数は確保しやすいわけで、トークン並べてこいつでドカンだけでも充分勝ちの目はあるだろう。押さえておいて損はないクリーチャーだ。

 

Lord of Shatterskull Pass 髑髏砕き峡の王 (3)(R) R

クリーチャー・ミノタウルス

3/3 LVアップ・(1)(R)

LV 1-5> 6/6

LV 6+> 6/6 〜が攻撃に参加するたび、〜は防御側プレイヤーのコントロールする各クリーチャーに6点のダメージを与える。

 成長著しいミノタウルス。4マナ3/3の丘巨人ステータスながら、2マナの追加で6/6に大変身。6マナ6/6ならそれだけでも割と頑張ってる方。もう、そういう「ちょっと変形したキッカークリーチャー」っていうだけでいいんじゃないか疑惑も多々ある。しかし、そこで満足してはレアの名折れ。何とか頑張ってもう10マナつぎ込んでみよう。すると、攻撃するたびに特大火力を吹きかけるとんだ火の玉野郎に大変身だ。これはもう、殴ったら勝ちですよ。「コーの火歩き」とか気にしたら駄目なんです! 白い人はそれがわからんのです! ……10マナねぇ。レアなんだからもう少し優遇してもらっても良かったと思うんだけど。せめて御坂さんばりのレベル5で満足するとかさぁ。6を目指すのは一方通行さんだけで充分ですわ。

 

Lust for War 戦いへの欲望 (2)(R) U

エンチャント・オーラ

エンチャント(クリーチャー)

エンチャントされたクリーチャーがタップ状態になるたび、〜はそのクリーチャーのコントローラーに3点のダメージを与える。

エンチャントされているクリーチャーは、可能ならば攻撃に参加する。

 苛立ちの呪い(DIS)」を更に使いやすくした1枚完結型のオーラ。赤に特有の「流血の熱病(SHM)」効果がそのままダメージに直結しており、パワー2以下のクリーチャーにはってやれば、放っておいても少しずつライフに差が出てくるというのは面白い。攻撃しても死、タップで逃げても痛い、という挟み撃ちの形なので、ルーターやタッパーなどのシステムクリーチャーを処分するのに最適なカードといえるだろう。また、今回は青に「睡眠発作」という素晴らしい相方も登場している。あのカードはご丁寧にアンタップステップで起こしておいてその後すぐにタップを強制する。オーラ2枚で謎の抑止&ダメージ砲台。なかなか面白そうではないか。

 

Magmaw 溶口 (3)(R)(R) R

クリーチャー・エレメンタル

4/4

(1)、土地でないパーマネントを1つ生け贄に捧げる:〜は対象のクリーチャー1体かプレイヤー1人に1点のダメージを与える。

 初見では「何もそこまで頑張って1ダメージにこだわらんでも……」と思ったが、冷静に考えれば、これはこれでかなりヤバいクリーチャーである。同じコスト域には、現在ジャンドや赤単で引く手あまたの歴戦の古老、「包囲攻撃の司令官」が大活躍中。このクリーチャーは、あの最強ゴブリンと違って自らパーマネントは提供してくれないが、サイズが倍になり、どんなクリーチャーでも、エンチャントでも、プレインズウォーカーですらぶん投げられるという柔軟性が最大の武器。最悪の場合でも自身を除去られるのに対応して1点飛ばせるし、完全に無駄ということは無いだろう。パーマネントなら何でもいいというなら、「カルニの庭」や「征圧者の誓約」、そして今回登場した多数の落とし子など、トークン量産体制を取ることが可能だし、「トリナクス」と併用した時のマシンガンのような乱射性能は本家「司令官」をも越える。「司令官」と違って自己完結型ではないのでデッキは選ぶが、今後のデッキタイプをおおきく広げてくれる、面白いクリーチャーである。

 

Ogre Sentry オーガの歩哨 (1)(R) C

クリーチャー・オーガ

3/3 防衛

 パワー偏重という色特性があるために、赤の壁というのはなかなかデザインが難しい。過去の例では、他の色が0/4できれいに歩調を合わせていたストロングホールドの壁サイクルでは1色だけ4/1の「剃刀の壁(STH)」を出してみたり、火を吹けるようにしてパワーの低さを誤魔化した「炎の壁」なんかがある。そして、そんな歪んだ赤の壁性能が現れていた1枚が、1マナ3/3という堅さを誇った「燃えがらの壁(8ED)」。このカードは、一度ブロックに使うと壊れてしまうという虚弱さを持っていたのだが、それに1マナ追加して虚弱体質を改善したのが、このオーガというわけだ。実に安定した守備力を見せてくれるが、やはり赤という色合いにこのどっしり感はそぐわない。一応「孔の歩哨」という有力な砲台が同じセットにいるので、赤壁デッキの火種としてはそこそこ重宝するくらいか。ちなみに、防衛持ちを殺す「オーガの門壊し(DIS)」とは謎の同族闘争を演じたりする。ちょっと面白そう。

 

Rage Nimbus 怒りの雨雲 (2)(R) R

クリーチャー・エレメンタル

5/3 防衛 飛行

(1)(R):対象のクリーチャー1体は、このターン可能ならば攻撃に参加する。

 こちらもパワーの方が高い、赤のこだわりが伺える壁。3マナ5/3でしかも飛んでいるというのだから、コストパフォーマンスは非常に優れている。相変わらず悪斬には勝てないが、このコスト域をうろうろしているクリーチャーなら、最低限相打ちレベルには持っていけるだろう。そして赤らしい部分として、タップを必要としない攻撃強制能力も与えられている。普通の環境でもそれなりに役に立つ能力だが、この環境ではこれが特別大きな意味を持つ。というのも、世界的に後ろでこそこそと経験を積みたがるレベルアッパーの存在があるためだ。こつこつと鍛錬を重ねようとしているレベルアッパーをご指名し、志半ばで打ち倒す外道鬼教官。それがこの壁の本来の使命であろう。レアというには些か地味ではあるのだが、充分その名に恥じないだけの嫌らしさを見せてくれるはずだ。余談だが、日本語版カードのフレーバーテキストに誤字がある。こういうのっていつまでたっても改善されないよな。

 

Raid Bombardment 略奪の爆撃 (2)(R) C

エンチャント

あなたがコントロールするパワー2以下のクリーチャーが1体攻撃に参加するたび、〜は防御側プレイヤーに1点のダメージを与える。

 大量のブロッカーがならび、小さいアタックが無意味になってしまうといういかにもありそうな状況を意外な方向から解決してくれるエンチャント。これによって、ブロックされようがパワー0だろうが、とにかく攻撃することに意義があるという状態に持ち込める。当然、相性がいいのは落とし子トークン達で、これをはってひたすら殴れば、見る見る相手のライフは減っていく。もちろん相手ブロッカーに潰されて数は減少するだろうが、トークン生成がマナソース以外の役割で勝ちへのルートになるというコンセプトは緑の「大群守り」と同じで、当然選択肢が増えるのだから悪い話ではないだろう。八方美人ではデッキ構築が難しくなってしまうが、相手が予想もしない奥の手になるカード。重ねばりしたときの鬼畜っぷりにも注目。

 

Rapacious One 肉喰らうもの (5)(R) U

クリーチャー・エルドラージ、ドローン

5/4 トランプル

〜がいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、その値に等しい数の【落とし子トークン】を戦場に出す。

 落とし子を生み出すのが生き甲斐のドローン軍団だが、こいつの場合は質実剛健。なんと殴りに行くエネルギーをそのままドローンに変換する。6マナ5/4トランプラーは充分なサイズだし、1点でもダメージが通れば、それが直接アドバンテージへと変換される。「こいつが通ってる時点で勝ってるんだからわざわざ落とし子を作る必要無くね?」という疑問もあるにはあるが、2つの仕事を同時に出来る器用さはやはり無視できない。特に増強スペルなどとの相性が良く、今回緑に収録された「大群の力」などでパワーをあげてやると、キャストに使ったマナがまるまる帰ってくる可能性すらある。序盤の落とし子加速からまずここに繋げて、更にワンステップ上を目指す有力な「中継地点」となりそうだぞ。

 

Soulsurge Elemental 魂うねりの精霊 (3)(R) U

クリーチャー・エレメンタル

*/1 先制攻撃

〜のパワーは、あなたがコントロールするクリーチャーの総数に等しい。

 久し振りに登場した、ステータス不定の星マーク。この手の味方クリーチャーの数を参照する能力は「野生の末裔(10ED)」などの緑のイメージがあるが、実はその開祖は赤の「ケルドの大将軍(5ED)」である。で、固定された値を見ると、4マナタフネス1の先制攻撃持ち。つまり、最低ラインは「矛槍兵(ODY)」のパワー3だ。赤は落とし子も出せるし、自身もカウント出来るので、この程度のラインはあっさりクリア出来るだろう。「矛槍兵」はリミテッドでは赤を代表した攻撃の要だったし、4以上のパワーになるようならば、序盤の壁を突破してプレッシャーをかける大きな戦力になることは間違いない。あとは、1点というタフネスのはかなさをいかにフォロー出来るかだ。残念ながら赤には族霊鎧が無い。緑などにヘルプを求めて、何とか溢れるパワーを堪能したいところである。

 

Spawning Breath 産卵の息 (1)(R) C

インスタント

〜は対象のクリーチャー1体かプレイヤー1人に1点のダメージを与える。【落とし子トークン】を1体戦場に出す。

 「ついでに火力」って感じの小さな嫌がらせ。ただ、この世界にはレベルアッパーという格好の餌どもがわんさといるので、1点火力も案外無視できない。インスタントでタイミング良く相手の出鼻をくじき、更にステップアップに不可欠な落とし子まで手に入るのだから、リミテッドなら充分「強い火力」である。相手の落とし子を潰すのにも使えるし、たとえ1点ではどうしようもないような終盤戦でも、空打ちすればインスタントタイミングでブロッカーが呼べる「防御スペル」にもなるのだ。

 

Splinter Tiwn 欠片の双子 (2)(R)(R) R

エンチャント・オーラ

エンチャント(クリーチャー)

エンチャントされたクリーチャーは、「(T):このクリーチャーのコピー・トークンを1体戦場の出す。それは速攻を持つ。次のエンドステップの開始時に、それを追放する」を持つ。

 はられたクリーチャーが自在に分身出来るようになるオーラ。過去には自動でコピーを増やし続ける「追われる足跡(RAV)」なんてカードもあったが、これは赤版なので自分限定の「鏡割りのキキジキ(CHK)」といった風情だろうか。どうせ自身がタップしてしまうため、トークンを出した後に2倍活躍、というわけにもいかない。色合いを考えると、一番単純な使い方はパワー偏重で死にやすいクリーチャーを毎ターン繰り出し、捨て身攻撃、捨て身ブロックを繰り返してもらうことになるだろうか。攻撃時だけ7/1で突貫出来る「ヴァラクートの火猪」とのシナジーはなかなか面白そうだ。そして、187能力の有効利用という効果も大きく、例えばカウンターがのった状態の「カルデラの乱暴者」に付けてやれば毎ターン好きなタイミングで3点の「地震」を見舞うことが出来るようになるし、「ボガーダンのヘルカイト」なんて荒技もある。そして、現在このカードを最も現実的に有効利用出来そうなのが、このエキスパンションで完全にハブられる形になった同盟者達。例えば「カズールの大将軍」にこれをはることが出来れば、なんと毎ターン2点のペースで成長していくし、他の同盟者に対する恩恵も計り知れないものになるだろう。まぁ、ぶっちゃけると「どうせ4マナもかかるし、そこまで頑張るカードじゃないわ」で終わりなのだが、現環境でも「石鍛冶の神秘家」「国境地帯のレインジャー」「吸血鬼の夜候」など、色々とシナジーが形成できるクリーチャーは多い。何か一発逆転夢コンボが生まれないものだろうか。下の環境なら、「キキジキ」の時と同様に「進入警報(7ED)」や「空の軽騎兵(DIS)」で瞬殺コンボなんだが。

 

Staggershock よろめきショック (2)(R) C

インスタント

〜は、対象のクリーチャー1体かプレイヤー1人に2点のダメージを与える。

反復

 俗称は「反復ショック」。「ショック」におまけを付けたスペルというのはもちろん腐るほどあって、例えば占術がつけば「マグマの噴流(5DN)」だし、秘儀連繋がつけば「氷河の光線(CHK)」、刹那がつけば「突然のショック(TSP)」だ。こうしたおまけショックの中では珍しく、このスペルは3マナとちょっとだけ重たい。もちろんそれだけの理由はあり、何も考えずにプレイするだけでもアドバンテージが取れる構造になっているためだ。単純にクリーチャーを2体屠ることも出来るし、反復したターンはマナを使わないので他の火力との併用もしやすくなる。相手は来るのが分かっている2発目には当然警戒するだろうが、その時間を稼げるだけでも優秀なスペルなのは確実だろう。リミテッドでは当然必須火力。構築ではこのタイムラグは無視できないところではあるが、今何故か頭の中を「血の長の昇天」がよぎったので、誰がデッキを作ってみてくれ。「焼尽の猛火」とかがあるのでちょっと見劣りするのが悲しいところだが、このスペックでも特に驚かないというのだから、恐ろしい環境になったもんである。

 

Surreal Memoir 現実離れした回顧 (3)(R) U

ソーサリー

あなたの墓地から、インスタント・カードを1枚無作為に手札に戻す。

反復

 赤にしては珍しく、地味かつ確実なアドバンテージを取りに行く小粋なスペル。似たようなスペルに「埋め合わせ(ODY)」があったが、このカードは反復仕様になっているので後半を自動でやってくれるのがポイントだ。現在赤絡みのデッキで使われているインスタントというのはそこまで数が多くなくて、最も使われているのは「稲妻」だろう。墓地に「稲妻」だけがある状態ならば、これで回収し、反復が起動する前に使えばもう一度その「稲妻」を手にすることが出来る。初期投資コストは軽くないが、充分なペイではなかろうか。「噴出の稲妻」「終止」「瀝青破」など、これの恩恵を受けられるカードは少なくないし、その構造上、キャスト時ではなく解決時にカードがあればいいので、反復にスタックでカードがプレイ出来るのはありがたいところ。リミテッドなら手軽なアドバンテージカードとして、構築レベルでも、「紅蓮術士の昇天」のようなデッキならばいい働きをしてくれそうである。

 

Traitorous Instinct 裏切りの本能 (3)(R) U

ソーサリー

ターン終了時まで、対象のクリーチャー1体のコントロールを得て、それをアンタップする。そのクリーチャーは、ターン終了時まで+2/+0の修正を受けるとともに速攻を持つ。

 すっかり赤のお家芸となった「反逆の行動」系カードの新作。ここ最近でも「反逆の印」や「ボーラスの奴隷」などの亜種が数多く作られており、流石にネタ切れになってきたのか、割とシンプルなスタイルになっている。まぁ、言ってしまえばX=2の「不本意な徴募(EVE)」である。「不本意な徴募」で同じ効果を得ようとしたらコストが(2)(R)(R)(R)なので、ちょっとだけお得。でも、固定コストなので汎用性がない。まぁ、いつものバランスってことです。ドラフトでは鬼。構築ならもう少し頑張って「ボーラスの奴隷」でいいんじゃないでしょうか。

 

Tuktuk the Explorer 探検家タクタク (2)(R) R

伝説のクリーチャー・ゴブリン

1/1 速攻

〜が戦場から墓地に置かれたとき、5/5で「復活のタクタク(Tuktuk the Returned)」という名を持つ無色のゴブリン・ゴーレム・アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。

 そういえばゼンディカーは罠と財宝に満ちあふれたエキスパンションだったらしいのだが、結局ワールドウェイクまでの間にめぼしい財宝は発見できなかった(まぁ、どこぞではパックから「Black Lotus」とかが出てたらしいけど)。そして、そんな探検の結果が、この荒廃したエルドラージの世界でようやく現れたのだ。なんと、5/5のゴーレムが!! ……うわぁ、報われない。なんとパックに封入されたトークンカードにもこの「復活のタクタク」が入っているらしいので、ゴブリンマニアは是非ともチェックだ。トータルで見れば3マナで5/5なので充分強いはずなのだが、わざわざレジェンドにせんでもいいやん、という気もする。生け贄を必要とするカードとの相性がいいので、黒との組み合わせなんかは面白いかもしれない。それにしても……タクタクに何があったんだろうなぁ。

 

Valakut Fireboar ヴァラクートの火猪 (4)(R) U

クリーチャー・エレメンタル・猪

1/7

〜が攻撃に参加するたび、ターン終了時まで〜のパワーとタフネスを入れ替える。

 このカードを見て初めて気がついたのだが、「猪/Boar」ってクリーチャータイプとしていつの間にか市民権を得てたんだね。「刃牙の猪」もタイプが猪だった。過去にこういうカードって全部ビーストだったんじゃね? と思って少し調べてみると、割と時代が古い「ピグミー・レイザーバック(PCY)」や「突っ走る猪(EXO)」あたりは「猪」だ。でも、ここ最近はクリーチャータイプ統合の流れがあったため、「巨大イボイノシシ(JDG)」や「軟骨背獣(GPT)」はもともと「ビースト」で、改めて「猪」がタイプとして追加されている。5マナで1/7という赤とは思えない素晴らしい体躯を持つエレメンタルだが、殴った時だけ「ゼクター祭殿」クラス。ただ、この能力なのにトランプル無しという見事なオチもあり、単なる「無駄に重くて準備が大変な相打ち要員」である。これなら多少期待値は低くてもすぐに使える「冠毛の岩角獣(LGN)」とかの方がなんぼか頼りになるな。一応こいつの場合は立ってるだけでスーパー壁として活躍出来るっていうメリットはあるのだが、それって赤いデッキが求める能力なんだろうか。5マナアンコモンとしてはいささか寂しい能力である。また、その有り余るパワーが使いたくて「連続突撃(10ED)」とか「世界大戦」を使っちゃうとものすごいオチも待っているので、ネタとしては秀逸。

 

Vent Sentinel 孔の歩哨 (3)(R) C

クリーチャー・エレメンタル

2/4 防衛

(1)(R)(T):〜は対象のプレイヤー1人に、あなたのコントロールする防衛をもったクリーチャーの数に等しい値のダメージを与える。

 防衛をフィーチャーする狙撃砲台。防衛プッシュ生物の赤は、当然火力。ステータスはそれなりだし、「防衛だけ並べてたって勝てねぇよ!」という至極もっともなご意見を斬新な角度から解決。専守防衛デッキでも、結構な速度で相手のライフは減っていく。2体並べば毎ターン4マナ4点火力が撃てるようになり、3体並ぶとなんと6マナ9点。こりゃ新しいゲームの形も見えるってなもんだ。赤のくせに防衛とさげすむなかれ。クリーチャーにこそ飛ばないものの、あの「有刺障壁(MMQ)」の悪夢が再びやってくるかもしれませんぜ。

 

World at War 世界大戦 (3)(R)(R) R

ソーサリー

このターンの最初の戦闘後メイン・フェイズの後に、追加の戦闘・フェイズとそれに続く追加のメイン・フェイズを加える。その戦闘の開始時に、このターン攻撃していた全てのクリーチャーをアンタップする。

反復

 日本語名がものすごい気がするが、戦勝国の製品の敗戦国母国語版の名前がこれでいいんだろうか。これこそ「戦の只中(BOK)」っていう名前がしっくりくる気がするんだけどね。さておき、おまけが付いたせいで書式がややこしくなっているが、「連続突撃(10ED)」の反復版である。戦闘フェイズだけとはいえ、2ターン連続で相手の倍のアタックチャンスが生まれるのだから、何かものすごい悪さが出来るような、そうでもないような。賛美クリーチャーとの相性が抜群なのだが、残念ながらこの色合いだとあまりサポート出来ない。この手のスペルは赤の伝統なので数々のバリエーションが作られているわけだが、残念ながら構築で活躍したという話は全く聞かないし、リミテッドで強かったという話すら、ほとんど出てこない。せいぜい「山賊の頭、伍堂(CHK)」がそれなりに強かったくらいだが、あいつもどっちかっていうと連続突撃能力より装備品サーチ能力がメインだったからなぁ。このコストで、おまけ付きですと言われても正直微妙である。

 

Wrap in Flames 炎の覆い (3)(R) C

ソーサリー

〜は、最大3体までの対象のクリーチャーに1点のダメージを与える。それらのクリーチャーは、このターンブロックに参加出来ない。

 「恐ろしき攻撃(M10)」が1マナ重くなり、おまけがついた。効果だけを見れば「燃えさしの突風(SHM)」にも似ている。3体のブロック抑制というのは、ほとんどの環境においてゲームエンドカードになりうる。「恐ろしき攻撃」もそうだし、赤のブロック抑止カードは「意気阻喪(ODY)」「無頓着の波(ONS)」など、リミテッドでは常に意識する必要があり、ピックするタイミングもなかなか難しい部類だ。そしてこのカードは、さらにダメージまで与えるようになり、「微震(8ED)」のように使うことも出来る。3体の落とし子をまとめてつぶせれば、それだけで相手のプランはガタガタになるだろうし、そうしたデッキでなくとも、フィニッシュホールドとしてとりあえず入れておく分には困らない。タフネス1のトークンと壁の溢れる世界では、このカードのピック順は何手目くらいになるのだろうか。

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