最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
パンツァ〜〜〜〜ワフォ〜〜〜〜〜〜〜! さぁ、いよいよやってまいりましたガルパン劇場版。評判も上々のようだったので早く観に行きたかったんだけども、なかなか時間が空かなくてヤキモキしてたのです。無事に見られて一安心だけども……これはもういっぺん見ないとあかんヤツちゃうかな……。今年も色々と劇場作品を見てきましたが、文句無し、最高作品の1つと言ってしまって良いのではなかろうか。フォ〜〜〜! その割に入場特典3週分全部貰えたんだけど、あまってんのか? ラッキーフォ〜〜〜〜!!(ポストカードは個人的にアンツィオが欲しかったので、もう一回行って余ってると嬉しいな) さて、劇場でガルパンといえばアンツィオ戦の時にもいっぺんやってるわけだが、もう、あの30分でも充分満足出来る内容だった。劇場でやる価値がびしばし感じられるダイナミックで馬鹿全開のアクション活劇。そんなもん、大スクリーンで見て楽しくないわけがない。でも、逆に言えばアンツィオ戦で充分満足しちゃったんだから、今回2時間も時間があって何をすればいいの? 一度終わっちゃってる作品なのに? 今更何をするの? 心配ありません。終わっちゃった作品ならちゃぶ台をひっくり返しちゃえばいいんです。「廃校は回避したと言ったな。ありゃ嘘だ」って、ホント身も蓋もない脚本。しかも、その辺の説明はほとんど無し。なし崩しで廃校まっしぐら。テレビシリーズのあの感動は何だったというのか。でもね、それでいいんですよ。もう、ホントにこの作品に細かいことなんて求めてません。机を挟んでの論戦なんてどうでもいいんです。僕らは戦車が見たいんです、女の子が見たいんです。だからこそ、「もういっぺん戦車やろうぜ!」ってんで舞台を用意してくれるなら、むしろあの眼鏡のおっさんに感謝したいくらいです。「また西住殿に火をつけてくれてグラッツェ!」ってなもんですよ。そして、ガルパンのこれまでのシナリオを一言でまとめると、「弱小部活の高校に訳ありの大エースが来て、あっという間に甲子園で優勝しちゃったよ」っていうだけのお話。このお話に続きを作るにはどうしたらいいかというと、「過去に戦ったライバルたちを集めたドリームチームで、より大きな相手(大体大学生か社会人か世界選抜)と戦うっていう流れ。遙か昔からジャンプ漫画のお約束。「敵だった時には本当に嫌なヤツだったけど、味方になったらあんなに頼もしいヤツはおらんわい」が日本の美学。この世界の設定でそれをやるのは無茶だってことは分かってる。でも、やるしかないでしょう。さんハイ、「こまけぇことはいいんだよ!」。大洗が! グロリアーナが! アンツィオが! サンダースが! プラウダが! そして黒森峰が! 全ての力が結集し、西住みほという大隊長の下で戦車道に邁進する。こんなにも心躍り、なおかつ分かりやすいシナリオがあるだろうか。僕らはこれが見たかったんだ。戦車が! 女の子が!! 上映時間のうち3/4は戦車戦。その構成も実に見事で、冒頭はエキシビションと称して好敵手のダージリンさん、カチューシャちゃんとの対戦。ここで軽く視聴者に火をつけておく。「大洗の戦車戦ってそういえばこんな無茶苦茶だった!」「速い速い!なんか速い!」「カチューシャちゃん超可愛い!」。そんなエンジンを回しておく。ついでに、この試合で新参チームである知波単の導入もしれっと行っておく。今回新たに加わった「知波単」「継続」の2校も非常に面白い役割を果たしており、知波単は既に地上波である程度終わってしまった「成長」要素をさらに劇場版で焚き付ける役割。西住殿やあんこうさんチームはもう「精鋭」にまで登り詰めてしまっており、本当ならばこの劇場版には「成長」要素は導入しにくいのだが、突撃馬鹿だった知波単の変化を描くことで、端正な成長要素を描く非常によくばりなシナリオになっている。他方、継続高校の方はちょっとしたアクセントとして、ごった煮の強い「多国籍軍」の癖をよりはっきりと浮き彫りにするスパイスの役割を果たす。常にヘンテコ楽器をかき鳴らしながら達観したコメントを残す新キャラ・ミカさんは能登ボイスの効果も相まって何とも不思議な存在感だが、このミカさんを利用して一歩引いた視点から試合を見ることによって、単に勢いだけで終わらない奥行きが生まれるのである。またこの継続の見せ場になるシーンが無闇に格好良いんだよな。本作は映像が見どころなのはもちろんだが、効果音も含めた音響面に見どころ聞きどころが山のようにある。特にこの継続の存在に代表される「異国情緒」を醸す多様な劇伴の数々は、通底したのほほんテイストも相まって実に印象的なものになっている。これはサントラ必須。 さぁ、こうして集まったドリームチーム。ぶっちゃけ、明らかに人数が多い。多すぎる。どう考えても2時間そこらで描ききれる人数じゃない。まるで戦隊ヒーローが199人集まったあの作品のごときやり過ぎ感。元々大洗のチームメイトだけでも把握しきれないくらいに多いのに、そこにキャラの濃い他校の連中までぶっ込まれて、収拾がつくわけがない。 ……でも、そこを逆に最大の魅力に転化してしまったのが今作の化け物じみたウルトラCなのである。導入のために説明シナリオをギリギリまで削ってほぼ戦闘シーンに時間を使い切った英断、そして、「戦車と戦車がぶつかるよ」という要素しかないはずなのに、ありとあらゆる方法を駆使して多様性を維持し、徹底的に目先を変え続けて魅力を維持する全力全開の戦闘展開。ワンシーンワンシーンに費やされるリソース量が尋常ではない。それは作画リソースなんかももちろんだが、「このシーン、このキャラはどうやったら引き立つか」ということを最大限に考え、限られた時間内で見せ続ける徹底したサービス精神が最大のポイントだろう。これだけの女の子がひしめいていて、誰1人として脇役がいないってのはどういうことなのか。視聴途中までは必死で「ブログの感想に書くために名シーンは覚えておかないとなー」とか思ってたのに、見れば見るほどに「覚えておきたいところ」しか出てこず、途中からは諦めてしまった。とにかく、全部見どころ、全部クライマックス。休む暇も考える暇も与えてはくれない。 映像面でのセールスポイントなんかは言わずもがなだろうが、個人的には今回の注目ポイントは「視点の限定」と「次元展開」かな。「視点の限定」は、テレビシリーズでも何度か見られた「一人称視点」に現れる。エキシビションの時点でダイナミックな一人称視点でのカメラワークが何度も見られて、そのたびにぎゅんぎゅん動いて後ろへと消し飛んでいく背景のすさまじさに度肝を抜かれるし、回を増すごとに洗練されていく「戦車的大立ち回り」のギミックの多さには舌を巻く。中でも今回凄まじかったのは、本戦で導入された「亜子視点でのドライビングシーン」。今作の場合、どの戦車もかなりの運転技術を擁していたために亜子の特性である「超絶ドラテク」は目立たなくなるかと思っていたのだが、あのシーン一本で怖気が走るくらいに見せつけられた。限られた視界の覗き窓から見える戦車の外の世界は、心臓の弱い人間には危ないくらいの大迫力。 そして「次元展開」であるが、砲塔を振り回し、履帯をギチギチならしてドリフトする超絶戦車アクションはテレビシリーズの時点でも充分過ぎるほどに表れており、最終話なんかではそれだけで走りきったくらいに今作の売りになっている部分。それを再び見せられるだけでも充分満足出来るはずなのだが、本作スタッフは「もっと上へ、もっと劇場版ならではのサービスへ」ってんで、戦車に遠慮なく垂直軸方向のアクションもぶっ込みまくった。元々戦車が飛んだりはねたりするシーンも多かったが、今作では地形の起伏を激しくして、一人称視点や超絶作画シーンで「縦のモーション」の見せ方が格段にレベルアップしている。特にラストバトル、西住姉妹が敵ボスと2対1に持ち込むまでの台詞無しの剣戟(?)シーン、上へ行ったり下へ行ったりの大活劇は、「戦車とは何なのか」というレゾンデートルを吹き飛ばす恐ろしいものになっている。アンツィオ戦で跳んだり跳ねたりを思う存分描ききったことが、こういうレベルアップに繋がったのかしら。とにかく、「気持ち悪いぐらいに完璧過ぎる爽快アクション」は、何回見ても脳汁が尽きることがありません。ヤバい。 さて、後は1人1人のキャラにスポットを当てて見ていきたいところだが……無理! 多すぎる! 全員良すぎる! 個人的には「俺もいるぜ!」のキン肉マン展開は本当に弱くて、「アルペジオ」でコンゴウさんが参戦したシーンでボロボロ泣いたことは既に書いた通りだが、今回も案の定、試合開始時にお姉ちゃんが駆けつけたところで涙腺決壊。いや、分かってるねんで。絶対来るって知ってるんや。でも、あまりに嬉しくて泣いてしまうねん。黒森峰が駆けつけ、そこにサンダースが合わさる、当然カチューシャちゃんもついてくる。私もまぜろ!と陽気なアンチョビさんが乱入する。そうして集まる過去の宿敵たち。しかも全員大洗の制服。もう、完璧過ぎるシーンなんですよ。こうして集められてしまっちゃ、全員を応援するしかないじゃない。だから多すぎるんだけど……。仕方ないので個人的な好みだけでなんとかベスト3……だと少なすぎるからベスト5を選びます。 第5位、よく分からないけど素敵! 継続学園・ミカさん! 上述の通り、一切ハンドルも弾倉も握らずに不思議な楽器を奏で続けたミカさん。なんか、このわずかな間で彼女には惹かれてしまいましたね。彼女らの乗ってる戦車、一体どんなハイパースペックだったのか、圧倒的な大立ち回りから存在感をアピール。大洗は大会期間中に彼女達のチームに当たらずにラッキーだった? 第4位、お姉ちゃんの妹愛が炸裂、黒森峰・西住まほさん! 今作シナリオでも特に流石だなー、と思ったのは、やっぱりラストの締め方。そりゃテレビシリーズであれだけの顛末の後に仲直りしたのだから、姉妹の愛もたっぷり描かれるとは思っていたが、ラストバトルは互いに全く声をかけずとも一糸乱れぬ連携を見せる西住姉妹の独壇場。ラストシューティングからの特攻の流れ、そして殲滅戦で残ったのがみほの乗る機体ではなくティーガー1だった、というオチも見事。妹を引き立てながら、きっちりと「史上最強」を知らしめる試合中の素早い状況判断もお見事でした。 第3位、我らがアンツィオ、その小ささと賑やかさよ! 特別編で一気に株を上げたアンツィオ三人衆。今回もその存在感は健在で、ただでさえ小さいイタリア戦車にぎゅうぎゅう詰めで乗るという、出落ち感満載の立ち位置が最高。そのくせ、きちっとボディの小ささを活かして戦局を左右する活躍を見せ、「もう弱小アンツィオとは呼ばせない」という気概も充分。マカロニ作戦、使いどころさえ間違わなければ強いですよね! こいつら「パスタゆでる」って言えば何でも言うこと聞いてくれるから楽だな! 第2位、我が同胞に幸あれ、涙のプラウダ、我らのカチューシャ! 唯一にして最大の感動シーンをブチ立てたチームプラウダ。カチューシャちゃんはエキシビションの段階で魅力満開だったが、チームとしての働きは本戦で真価を発揮。信頼ではなく崇拝、ノンナの忠誠は黒森峰から見たら愚かしいほどのものかもしれないが、そんなことは関係無い。他のチームがどうであろうと、プラウダは血の盟約で繋がった同胞なのだ。まぁ、その割には実は日本語ペラペラだったことをずっと教えてあげなかったりしてるけども……全ては可愛いカチューシャを徹底的に堪能するため。リーダーを次のレベルへと押し上げたプラウダ、きっと来年は恐ろしいチームになっていることでしょうね。あ、でも3人とも大洗に転校してるんだけどね。カチューシャちゃんの大洗制服の萌え袖!!! そして第1位、ついに……ついにやったよ! 桃ちゃん! 当てた! 当たった! いや、なんか狙ったのと違う所だったけども……結果オーライだよ! 当たったんだよ! 我らが生徒会チーム、桃ちゃんの撃墜記録が、永遠の0から大きく動いて「1」をカウント。もう、これは人類にとって最も尊い一歩である。ま、そんな戦場での実績をさておいても、今回の桃ちゃんはあまりに格好良すぎたよ! 風紀委員チームが力尽きたために学内の空気が最悪になり、会長不在で先の見えない不安な状況を、1人で支えたのはまさかの桃ちゃん。グラウンドで1人荷車を引いていたのは「ムリスンナ」としか思えないけども、身の丈に合わない無茶をしてでもなんとか自分を奮い立たせるのが彼女のやり方。出来ないことは分かっている、自分が能なしなのも(多分薄々)気付いている。それでも出来ると信じて、彼女はやるのだ。やれると思うのだ。そこから始まる大きな一歩。今作の主人公は、ひょっとしたら彼女だったのかもしれませんよ。 こんだけ書き連ねてもまだまだ足りない。ボコランドに突っ込み入れたり、そど子たちに不甲斐なさに憤ったり、そんなこともまだ書いてない。しょうがない、この映画の感想を書くには、2時間分の文章が必要になるんだからしょうがない。こまけぇことはいいんだよ! 困ったときには戦車に乗れ!
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大洗崩壊!
冒頭の茶柱から始まり、終始フルスロットルな映画でした
テレビを踏まえた天丼芸が素晴らしかったです…肴屋は卑怯よ… Re:大洗崩壊!
炎上商法ならぬ爆撃大破商法ってのも凄まじいものがある……。全部ぶっ壊して歩く名所案内ってのも……大洗は楽しそうでなにより。
書き忘れたけど、サンダースが輸送機引っ張ってきたときの「USA!USA!」感もすごく好きです。まぁ、大体どこもかしこも好きです。 |
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