最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「亜人」 5 漢字2文字のシンプルなタイトル。ぱっと浮かぶ同様のタイトルは「日常」「氷菓」「人生」など。……京アニ多いな。ちなみにこれより短いタイトルは「K」と「C」である。 原作未読。ちょっと前からアニメのCMもかなり打たれるようになっていたので、わざわざ読む必要も無いとスルー。まぁ、CMのアオリを聞いてると大体どんな作品かは想像出来たし。ちょっと方向性は違うが、描かれる内容は「東京喰種」に近いかな。ただ、アニメになったときの大きな違いとしては、製作がポリゴンピクチュアズであるという部分。これだけで印象はガラリと変わる。「シドニア」をやりきって深夜アニメの分野でもそれなりの結果を残したと言える同社だが、やはりその異質さは一長一短。「シドニア」の場合には部隊が宇宙空間の特殊な船の中ということもあったし、敵対するガウナが異形の怪物だったこともあり、CGバリバリの画面でも「そういう世界だから」という理由付けが可能であり、無重力空間での動作や掌位による接合など、案外「ならでは」の部分が引き立っていたのが面白かったところ。 転じて本作の場合、現時点ではあまり積極的にこのCG作画を推奨するような要素は見られない。もちろん非日常の世界ではあるのだが、それはあくまで日常生活の延長線上にあり、平凡な高校生の生活の描写が第一にあるべきだった。そのあたりの食い合わせは正直あんまりよくないとは思う。独特の現実味の無さが、今の段階では「味」というよりは「違和感」になってしまっているのだ。とはいえ、これまた慣れの問題でもあるだろう。「シドニア」がそこまで気にならなくなったのと同じように、本作だって2話3話とこのキャラクターデザインを見ていれば馴染む部分は馴染むと思われる。もしかしたらちゃんとCG作画ならではの要素も出てくるかもしれないし。過去の作品に比べればよっぽど自然な造形になっているのも間違いないわけで、多少違和感が目立つとしても、これが出来る会社には真っ直ぐ進んで欲しいものである。 映像面はそれで良しとして、シナリオ面はどうかというと、これまたちょっと違和感はある。人ならざるものへと変貌してしまったものの悲哀、それこそ「東京喰種」と同じテーマなわけだが、「人ならざるものになった(というか元々そうだった)」という事実と「悲哀」の結びつけ方が一足飛びなのだ。背景となる動機付けは分かった。確かに「不死身の人類」が突如発見されたとしたら、それは研究機関に送られてモルモットにされる。そりゃ分かる。しかし、初の亜人が発見されたのはまだ10年か20年かそこらの「最近」の出来事だという。それにも関わらず、人類の中で、特に日本人の中で、亜人に対する態度が固まりすぎている。普通、日本の社会でこんなことが起こったからといって、「亜人は人類ではないので何をしても良い」という国民感情にはならないだろう。それまで「人間」だったわけで、「違う生き物」と認識するよりも「特異な人間」と捕らえるのが自然であり、突如人権を蹂躙されるような「異物」と認識されるとは思えない。学校の先生のように「人間なわけないだろ」という態度が社会に広がっているのがなんだかすごく性急で、考え無しな設定に見えてしまう。そりゃ、そうした方が話は早いだろうが、もうちょっとじっとり、ねっとり、「人か否か」という部分は議論されるべきもので、亜人を見たこともなければ接したこともない一般市民が皆同じような態度になるのは釈然としない。 ま、そのあたりもひょっとしたらこれから歴史的背景がサポートされるのかもしれないけど。ここから先はどうなっていくのだろうか。原作はまだ続いているということなので、アニメだけで何か収まりのいい結果になることはあまり期待出来ない気はする。映像面で面白いことが出来るかどうかの勝負になるかな。 PR |
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