最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
ナポリターーン! というわけで行ってまいりました、4DX。私の場合はこれでトータル5回目のガルパンであり、ついにまどマギの4回を超えて「人生で最も通った劇場作品」になってしまった。仕方ないんだ、しばらくすると効果が切れて呼吸が苦しくなるから、定期的に色んなものを補充しないといけないから。まぁ、流石に今回が最後だとは思うけど……あー、でも4DXはもう一回行きたいかも……どうしよう……。 いやー、人生初体験だったけども、面白かったわー。多分劇場にいた他の人たちも初体験の人が多かったと思うのだが、最初にインスト映像でがっこんがっこん揺れるわ水かかるわで、会場が騒然となっていた。弱い人だったら乗り物酔いするかもしれない、ってのはマジだぜ。あと、結構エグい濡れ方もする。終了時までには乾くから問題ないんだが、ちょっとした背徳感はある気が。まぁ、何から何まで新鮮ではあった。 とりあえず、まるで最初からこのアトラクションのために作られた映画であるかのような親和性の高さなので、終始揺れっぱなし動きっぱなしで全く退屈しない。お値段は流石にやや高いが、鼠の国や映画の国に行ってアトラクションに乗ることを考えれば、2時間のショーでこれは格安と言っても過言ではなかろう。1回観た人でも行く価値があるのは間違いないし、何度も通ったヘヴィーユーザーでもまた新たな発見が得られるのではなかろうか。戦車とかが絡まないシーンでも、カメラアングルに合わせて微妙に座席が動いたりするので臨場感がひと味違った方向から楽しめる。例えばカメラが右にパンする時は少しずつ右方向にGがかかるようになっていたり、かなり行き届いた設定。こういうのって誰がどうやってプログラムを作ってるのだろう。新しい時代の映画エンターテイメント、おっさんはカルチャーショックを受ける経験でしたよ。
<以下、一応ネタバレ的要素を含むので、未体験でネタバレが嫌な人は注意>
今回の4DX、先に難点をあげておくなら、「視点が定まらない場合に不安定になる」という要素が挙げられる。完全に一人称視点に特化されている映画ならば「何を体験するか」というのが明白なので「体感」の設定も楽なのだろうが、ガルパンはむしろその真逆を行く設定であり、圧倒的数の戦車が組んずほぐれつの大乱戦を演じるお話。おかげで、大量の戦車が出てくるシーンの場合には「今、どの戦車の『体感』が表現されているのか」という部分が咄嗟に判断しにくく、風を受けたり、振動を知覚した後に、「あぁ、こっちの戦車を表しているのか」ということが分かるという、微妙なブランクが発生してしまうことがままある。こればっかりは「4DX専用映画」ではない部分なので致し方ないが、特にまだこちらも『体感』に慣れていない序盤のエキシビションではそういう感覚が何度かあった。まぁ、多少の難があったとしてもとにかく動かしてやろう、というサービス精神の表れなのだから、むしろありがたいぐらいの措置ではあるのだが。 しかし、難といえばそれくらいか。慣れてくればそうした視点の齟齬についてはすぐに調整出来るようになるし、逆に、この「視点が自由に動く」という部分が長所になっている部分すらある。だってさ、普通の人間は「自分がボコになってボコられている体験が出来る」なんて考えないじゃん。なんであそこだけ迫真のボコられ具合なんだよwwww。背中をボコボコにされながら大笑いしてしまったわ。そして何よりも「こまけぇことはいいんだよ!」という盛り上がりを見せる後半のクライマックスでは、そんなことも考えられないくらいにグワングワンくるので、マジでどうでもよくなる。ガルパンの魅力は「ガールズ」であり「パンツァー」であるが、その「パンツァー」部分の魅力が視覚・聴覚以上の五感でもって飛び込んでくるこの親和性の高さは、マジで企画を考えた人間にGJ以外の言葉が浮かばない。これを覚えてしまったら、今までのように普通の劇場でガルパンを見ても物足りなく感じてしまうかもしれない(まぁ、それでも満足して帰ってくるのは間違いなかろうが)。 さて、細かい部分で改めてオススメポイントを確認していくと、やはり「体感」という要素がプラスされるわけなので、「動きが賑やかな要素」の方が魅力の付加が多くなる。それはつまり、聖グロのスピードキング、ローズヒップさんが素敵過ぎるということだ。劇場に足を運ぶたびにどんどん好きになっていくローズヒップさんの魅力。残念ながら彼女がこぼしまくる紅茶の水滴を「体感」することは出来なかったが、彼女が熟達のドラテクで疾走させるクルセイダーの超速モーションはマジ最高。特にオススメなのはT28重戦車登場シーンでの彼女のクイック&ターン。ダーさまに「下がりなさい!」と声を荒げさせる彼女の軽率な行動、これが体験出来る幸せ。 あと、椅子の振動ももちろん大事なのだが、むしろ送風による風の演出の方がさりげない分より没入度が高くなる気もした。冒頭、継続コンビ登場シーンで初めて風が吹き、まさに「風と一緒に流れてきたのさ」である。サンダースがスーパーギャラクシーで駆けつけるシーンでも風の演出がキマっており、まさに「U・S・A!」の大合唱。アンツィオのジェットコースター大追跡に到っては、振動に加え、風を切る疾走感、さらにレールとの摩擦でガリガリと火花が散る様子がフラッシュライトで演出され、まさに4DXの全てが費やされた愉快な仕上がりになっているのである。 今回の映画ではそこまで多用されなかった水の演出であるが、出番が少ないだけにそのインパクトはひとしお。鑑賞前から絶対にあるだろうと分かっていたシーンだが、やはりプラウダの落日は4DX最大の見せ場と言っていいだろう。全体に降りしきる雨の冷たさは容赦無く絶望的な状況を叩きつけてくるし、そこに光るクラーラ、ノンナの献身、KV2の重量爆撃。やっぱり泣かされる。「あなたは絶対に、勝利します」が格好良すぎるんだよなぁ。ちなみに、その直前のカールの砲撃はさぞかしぶっ飛ぶかと思っていたのだが、そんなに大した振動でもなかった。まぁ、当たり前だが振動の最大値に限界があるんだろう。あんまり揺れすぎても危なくなるだけだし。 揺れ方がどうであろうとかわらない名シーンといえば、やはり継続無双。BT-42のクリスティ走法が体感出来るというだけで感涙ものだが、軽快なポルカのリズムと振動による二重の攻めで脳内麻薬がダバダバ漏れる。それと同時にカール攻略戦も進行するわけで、最高の名シーンがより致命的なものに進化している。もう、どうせだったらこの4DXで絶叫上映会とかやってほしい。みんなで一斉に「トゥータ!」とか「ごっぢみ゛でる゛ぞぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!!!」とか叫びたい。ドゥーチェの活躍はそれだけじゃ終わらない! 観覧車先輩の仕事が終わり、煮詰まる遊園地決戦、バミューダ作戦が発動して次々にチームが倒れる中、4DXの肝である「水」を有効利用したのは何と言ってもアンツィオだ! まぁ、それ以前にも知波単が色々と活用してるんだけども……えぇい! とにかくタンケッテ最強! 改めて言わせてもらうが、試合開始前の全戦車が並んでるシーンのカルロベローチェの小ささがあまりにも愛おしい! そして待ち構えるのはクライマックス。もう、中央広場での最終決戦には言葉もない。元々凄まじいシーンなのだからそれ以上に要素を付加しようもないはずなのだが、荒ぶる座席、襲い掛かる振動。思わず必要以上に足を踏ん張ってしまう力のこもるシーンだ。1つ1つの砲撃全てに意味が産まれ、撃つ側も、撃たれる側も、全ての爆音に身をこわばらせ、手に汗握る。よくもまぁ、こんな見事なシーンが生み出されたものだ……。「揺れる座席とか途中で慣れるし飽きるやろー」とか一瞬でも考えた私が愚かだった。そうだよ、あの最終決戦があるんだもん。そこに全て集約されるに決まってるよな。いやー、アツかった。 ちなみに最後に座席がゆれるシーンは愛里寿が乗ってくるヴォイテク(?)の振動でしたね。あれだけ戦車でガンガン揺らしておいて、締めるのがあの揺れってのがいかにもガルパンらしい。そして本日2度目のシャボン玉で幕。うーむ、いいエンディングだー。1度目のシャボン玉については敢えて触れないでおく。
もう1回行きたいです。……行くか!
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