最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「無彩限のファントム・ワールド」 6→5 やぁ! 良い子のみんな! 京アニ大好きおじさんだよ! おじさんも評価軸がブレブレで最近どうしたらいいか分からなくなってるけどな! 今作はとにかく、「軽い」という言葉でまとめられそう。いや、今作で「軽い」なんて言ってたら他の製作会社の作品はどうなってしまうんだ、っていうくらいの映像クオリティではあるのだが、やはり京アニは時代を牽引する1枚看板として、それくらいの期待に応えてほしいスタジオなのでね。映像自体の品質を別に考えて、今作の持つ諸々の要素が「軽い」。 これは決して悪いことではないんだ。肩肘張らずに楽しめる純正のエンターテイメントという意味でもあるし、元々変態おじさん石原監督はこういう「萌え」路線に突っ走った阿漕な画作りでも仕事ができる御仁である。彼のフェティシズムが存分に発揮され、見ていて退屈しない画面がたくさん提供された。その部分については何一つ不満は無い。 ただ、京アニ作品特有の没入感というか、「この世界にずっと浸っていたい」と思わせるだけの魅力があったかというと、あんまりそうは思わなかった。その原因はいくつか考えられるだろうが、個人的に大きかったのはメインとなる縦軸が無かったことじゃないかと思っている。石原さんのヒット作を見ると分かる通り、「CLANNAD」も「中二病」も「ユーフォニアム」も、萌えと言ってしまえばそれまでの作品だが、ちゃんと作品の中心となる人物がおり、その人物の心情の揺れ、他者との関わり合いの中での成長物語が主軸にある。個人的には「中二病」の六花と遊太の関係性は大好きだし、「ユーフォ」はそれが久美子と麗奈で構成されている。今作の場合、もちろん主人公は晴彦だが、その彼が精神的な成長を経験したかというと、残念ながらそういう感じは無かったんだよね。最終回のエニグマ戦ではルルとの合体形によって召喚術が格段にレベルアップしていたが、あれを見ても「成長したなぁ」と思うよりは「何いきなり強くなってんねん」っていう感情が先立つ。ご都合主義の強化バージョンであり、縦に積み重ねた物語性は感じられない。その他のヒロイン勢にしても同様で、みんながみんな、晴彦やチームのメンバーとの関わりの中で変化し、成長しているのは間違いないのだが、あくまでも1つ1つの小エピソードの中だけでの「主役」であって、シリーズ全般を通しての物語があるわけではない。なんだか、「ファントム対策室の人々」っていうオムニバスのエピソード集を見せられているような感じだ。多分、一番積み重ねがあってキャラ的なふくらみがあったのって、ルルじゃないかなぁ。 そんなわけで、画良し、エロ良し、話も個々に良しだが、トータルとしての加点があまり見られず、京アニ作品であることを鑑みて多少辛めのジャッジである。いや、楽しんで見られたことは間違いないんだけどね。どっちかっつうと、中の人たちが無茶やってる実写版の方が楽しめたというか、すみぺの闇は深いというか……。 今作で一番のヒロインは誰かと聞かれたら、ノータイムでルルと答える。ルルは可愛かった。健全さの化身である褐色美人、ナイスバディだがエロを感じさせない健やかさ。常に高いテンションと適度なお馬鹿。へちょ画になっても愛くるしいマスコットとしてのスタンス。クルクルまわる毎度の提クレバック。どれもこれも他のヒロイン勢には得られないものばかりで、今作はとにかくルルを愛でるための作品だったと言ってしまってもいい(そのため、原作にルルがいないと知ってひどくショックだった)。ルルが一番ってことは、今作はルル的な要素が一番求められていたってことだよな。いつでものんきに、おっぱいがブルブル揺れる京アニ的学園コメディでお気楽に生きてる姿が見たかったんだよ。ころあずの脳天気な声は本当に元気が出るね。本人にはしばしば闇を感じるけども……。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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