最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
この記事は4本で1セットになっています。
<アニメソング部門> カラオケ戦士俺にとってとてもとても大切なアニソン部門。自分で歌うようになってからというもの、随分選出規準も変わってきた気もしますが、好きな方向性に変化はありません。ただ、以前は曲と映像で半々のウェイトだったところが、やや曲に偏るようにはなったかな。あと、自分で歌いやすいとか、歌っててトランス出来るとかいう部分の加点も多くなりました。男声ボーカル曲も以前より聴くようになったので、その辺は良い変化なのではないかと。いや、誰も興味無いだろうけども。一応、今回も「各クールで一番熱心にカラオケで練習したで賞」をランキングとは別にピックアップ。
春クール・「DREAM SOLISTER」(響け!ユーフォニアム OP) 夏クール・「L.L.L.」(OVERLORD ED) 秋クール・「群青サバイバル」(青春×機関銃 ED) 冬クール・「Beat your heart」(ブブキ・ブランキ OP)
上記の中だと特にお気に入りは「L.L.L.」ですかね。アルベドさんのヒドインっぷりが完全に表現されたマッドな歌詞がこんなにイカしたハードロックになるのがたまりませんわ。映像も合わせて見ると完璧なアルベドさんのイメージビデオとして楽しむことが出来ます。「DREAM SOLISTER」は今期大活躍だったTRUEの曲の中でも飛び抜けて明るく元気の出る曲。映像は流石の石原監督。池田さんの作画とも相まって京アニ的完成品の赴き。山田さんが演出してるエンディング「トゥッティ!」ももちろんナイスだ。 さて、その他の曲もたくさん見ていきたいが、まずは「いつものアニソンシンガー」部門。昨年も2曲を提供して盛り上げてくれたAKINO with Bless4からは「Golden Life」。相変わらず無茶な高音域のかっ飛ばし方がオープニングからアゲてくれます。同様にアゲまくるテイストでいえばfhanaの「虹を編めたら」。なんか、fhanaの高音パートの無茶苦茶さは作品を重ねるごとに凄まじくなっていく気がするわ。アニソンシンガーとしては意外な方向から出てきたのは、酒井ミキオの「アイデンティティ」。久しぶりの登場だが、テイストは相変わらずだし、ばっちりはまってたのは嬉しいところ。より阿漕なヒーローソングとしてならZAQの「カタラレズトモ」も良い。エクウスの古くさい出撃コールとか、ずるいよなぁ。 今期(も)ピックアップしていたらやたらと声優歌唱のアニソンが多くなってしまったのは私の性質上致し方ないところだが、まずはソロでの作品をピックアップしていくと、愛らしさと憎らしさ、やかましさが絶妙に作品にマッチしたりえしょんの「リトライ☆ランデヴー」。作品同様、何度見ても退屈しない上質のドタバタアニソン。ソロデビューおめでとう。若手の進出という意味で注目なのは田所あずさによる「純真always」。ころあずの声は理屈抜きで元気をもらえる。娘にしたい愛らしさ、ルルの可愛らしさも改めて確認出来る。ソロデビューおめでとうといえばもう1人、早見沙織の「その声が地図になる」。1期OPも良かったが、個人的には2期の方がみさおらしさが出ていてよりお気に入りだ。しっとり聞かせてくれる路線では「トワイライトに消えないで」も素敵。はらみー本当にいい女。ガラッと変わって駄目な方向に吹っ切れて「らしさ」になっている声優といえば、上坂すみれによる「Inner Urge」。これが共産思想です(嘘です)。あまり注目されないところでは、藏合紗恵子による「triage」。藏合の格好良さはもっと世に知られても良いと思うのだが。そして格好良いといえば毎年お馴染み、原田ひとみによる「Overdrive」である。オーバー、ドラ↑あ↓あ↑あ↓あ↑あ↓あ↑あ↓あ↑あ↓あ↑あ↓あ↑あ↓↓あ↑あ →→→↑あ→イブ! 声優ユニットに寄るよりキャラソンとしての性格が強い部門では、映像の何かホイホイっぷりがやばすぎてどうにかなる「ときめきポポロン♪」。この映像を作ったヤツは日本をどんな国にしたいというのだ。あぁ〜〜〜チマメ〜〜〜。別方向で日本をおかしな国にしようと企んでいるのは「最高速Fall in love」。わが国のガバガバの貞操観に乾杯。ちょっと視点を変えて萌え方向からずらしてみると、「自力本願レボリューション」なんてどうでしょう。映像の謎モーションが気付けば癖になってますよ。さらに異色なところでは、曲中でラジオ番組をぶっ込むという謎展開の「あなたのお耳にプラグイン!」。すげぇ試みだなぁ、と思ってたら、まさかそのすぐ後にも同じように曲内ラジオのアニソンが作られるとは……。可愛らしさではこっちの映像が珠玉。曲の特異性でいうと、個人的に新感覚だったのは「放課後革命」。ボカロ文化ってほとんど触れたことがないので、微妙に予想を外してくるメロディラインが何とも歌いづらかったけど、癖になったもので。そうそう、声優ユニット曲ということで、一応今期にカウントされるはずの「僕たちはひとつの光」もここでピックアップしておきますね。一曲選ぶとしたらやっぱりこれだろうなー。 さて、残りはベスト3を含めて10曲。まず、普段絶対に触れないテイストというところでは「スピードと摩擦」(リンクはPV)。こういう不可思議な世界観の楽曲にも分け隔てなく接する機会があるというのはアニソンの良いところ。アニメ本編もこの曲の雰囲気に寄せて、どっかデカダンスな雰囲気の作劇にしてくれれば良かったんだけども。さらにどこか気怠げな雰囲気を接続するなら、「薄ら氷心中」。みよ吉役の林原めぐみが椎名林檎の楽曲を歌い上げるという、刺さるファンにはたまらないコラボレーション。映像の方もしっかりこの雰囲気に合わせられたアダルトな仕上がり。こういうアニメ演出は本当に貴重だ。強引に「昭和」で繋いでしまうなら、やはり話題性では群を抜いていた「はなまるぴっぴはよいこだけ」。作品人気にあやかって、みたいなところもあるのかもしれないが、あの世界観から逸脱しないで映像と曲がちゃんと導入になっていたのって、考えてみれば結構な功績だったのでは。 転じて、まっとうな「アニメのオープニング」として非の打ち所のない正統派ならば「stella-rium」をあげておきたい。映像のスマートさも相まって、大きく期待感を高めてくれるアニメオープニングのお手本のような出来である。カップリングにつくキャスト歌唱バージョンのアレンジも秀逸。知り合い曰く、「劇場版の主題歌はこれにしてくれ」とのことだが、個人的には「劇場版を作るならこの曲がエンディングに流れるのに相応しいデザインにしてくれ」とは思う。キャストの歌唱の中でもやたらと感じ入ってしまった一本に、「ここんぽいぽいここったま!」という隠し玉もあります。歌可愛い、映像可愛いという二重ヒットの作品だが、やっぱりこうして聞いていると豊崎ボイスってのは唯一無二だよなぁ。 あとはとびきり御陽気に。今期を席巻したアニソンといえば何といっても「シュガーソングとビターステップ」だろう。リンクはPVだが、アニメ映像の方も合わせて楽しんでの完成形である。あのはっちゃけっぷりは本編の雰囲気を完璧に再現していたし、無闇に楽しかったのでオープニングと合わせて完全な「作品の看板」になっていた。そして、問答無用の電波ソング「スーパーウルトラハイパーミラクルロマンチック」もエンディングテーマであった。やっぱり私の原点には電波ソングがあるな、と痛感するこの中毒性。井口の歌は元気がでるね!(昨年に引き続き)。 さぁ、あと3曲見ていこうか。
第3位 ‘05 「Canvas2」 ED 「NA NA IRO」 ‘06 「涼宮ハルヒの憂鬱」挿入歌 「God knows」「Lost my music」 ‘07 「Myself:Yourself」OP 「tears infection」 ‘08 「マクロスF」25話挿入歌 「娘々サービスメドレー」(ライオン) ‘09 「乃木坂春香の秘密ぴゅあれっつぁ♪」OP 「挑発Cherry Heart」 ‘10 「みつどもえ増量中!」OP 「我が名は小学生」 ‘11 「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」ED 「secret base 〜君がくれたもの〜」 ’12 「這いよれ! ニャル子さん」 OP「太陽曰く燃えよカオス」 ’13 「有頂天家族」OP「有頂天人生」 ’14 「デス・パレード」OP「Flyers」 ‘15「戦姫絶唱シンフォギアGX」挿入歌「殲琴・ダウルダヴラ」 歌と! 言えば! シンフォギアだぁぁァァ!! というわけで当然入ってきますよ、絶唱がね。とはいえ、遡ってみたらシンフォギアソングで過去にランクインさせたのって1曲だけだった。まぁあんだけいっぱいあるのでどれか一曲選べって言われると困ってしまうのでね。今年の場合、この選出は後述の声優部門で水瀬いのりを選出したかった分も加味してのランクインととらえていただければ。この「ダウルダヴラ」は、本編で明らかにされるまでシークレット扱いされていた8枚目のキャラソン。2期では未来さんがこのポジションについていたわけだが、今回はまさかの敵ラスボスから絶唱が響いてくるというサプライズ展開だった。1期ではあおちゃん、水樹そして彩陽と固めたキャスト陣に、2期ではぴかしゃ・ジョルノ・かやのんが喧嘩を売るかたちで「歌える声優大集合」みたいな様相を呈しており、ここに3期目で新しく参入する人間ってどれだけのプレッシャーがかかるんや、と思ってたところにまさかのいのすけ。当時はまだソロデビューもしておらず、他所でのキャラソンのイメージしかなかったので、まさかここまで歌える声優だとは思っていなかった。これまでのいのすけキャラとはがらりとカラーを変えたキャロルの歌唱スタイルは彼女の新次元を切り開く大きな一歩になると同時に、作中でも「錬金術による絶唱」という絶望的なパワーと悲哀をもたらした。そのインパクトたるや、ひょっとしたらソロ歌唱のシンフォギアソングではトップかもしれない。是非とも4期5期ではキャロルの復活から新曲をぶっ込んできてほしいものだ。もちろん、テイストはこのままの破滅型でお願いします。
第2位 ‘05 「ゾイドジェネシス」ED 「ありのままでLovin’U」 ‘06 「武装錬金」OP 「真赤な誓い」 ‘07 「ひぐらしのなく頃に解」OP 「奈落の花」 ‘08 「狂乱家族日記」OP 「超妻賢母宣言」 ‘09 「獣の奏者エリン」OP 「雫」 ‘10 「けいおん!!」OP 「Utauyo!! MIRACLE」 ‘11 「神様ドォルズ」OP 「不完全燃焼」 ’12 「坂道のアポロン」 OP 「坂道のメロディ」 ’13 「戦姫絶唱シンフォギアG」第4話ED「教室モノクローム」 ’14 「ガンダム Gのレコンギスタ」ED「Gの閃光」 ’15 「干物妹!うまるちゃん」OP「かくしん的☆めたまるふぉ〜ぜっ!」 シンフォギアソングの次は、こちらも私の中ではお馴染みの太田雅彦作品である。こちらも過去のランキングで1曲入ってますね(「我が名は小学生」)。太田監督の映像の魅力といえば、何といってもそのちまちました賑やかさ。とにかく細部にまで手抜きを許さず、ネタを提供するなら徹底してネタを盛り込み、オープニングでは絶対に退屈させずに作品世界にぐいっと引きずり込もうという意志が感じられる。今作もうまるのちまっこさが見事にこの作風に噛み合っており、うまる本人の歌唱による憎たらしいまでの愛らしさが曲・映像に完璧なリンクを作る。作品自体が「うまるの可愛らしさ」に全力で依存する非常に潔いものであり、うまるの魅力が伝わらなければ全てがぶち壊しになってしまうため、アニメ化は簡単なようで難しい作業だったはず。オープニングもその例に漏れず、視聴者はこの冒頭の90秒で作品のイメージを固めてしまうだろう。その重責を負わされたオープニングは、これ以上無い形で視聴者に作品の伝達を果たしている。一言でまとめれば「うまる可愛いやんけ」以外には何もないのだが、それだけで充分なのだし、それを満たすのがどれだけ難しいことか。まさに職人芸である。 それにしても可愛いな……。
第1位 ‘05 「ぱにぽにだっしゅ」 OP群 (「黄色いバカンス」「ルーレット☆ルーレット」「少女Q」) ‘06 「うたわれるもの」PS2版・アニメ最終話ED「キミガタメ」 ‘07 「ぽてまよ」 OP 「片道きゃっちぼーる」 ‘08 「ひだまりスケッチ×365」 OP「?でわっしょい」 ‘09 「シャングリ・ラ」OP 「キミシニタモウコトナカレ」 ‘10 「侵略! イカ娘」OP 「侵略ノススメ☆」 ‘11 「灼眼のシャナF」OP 「Light My Fire」 ’12 「中二病でも恋がしたい!Lite」 ED「漆黒に躍る孤濁覇王節」 ’13 「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」OP「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い」 ’14 「ヤマノススメセカンドシーズン」OP「夏色プレゼント」 ’15 「てーきゅう(第5期)」OP「Qunka!」 2位も「電波ソング」的な性格の強い曲だったが、今期は私の好みを隠そうともせず、ラインナップが偏っても気にしない。ほら、過去の履歴をご覧なさい。わぁい、たくさんの電波が。そして、そんな中でも一際異彩を放つこの電波……今年は1年間やしきんに振り回されっぱなしでした……。 実は、私は「てーきゅう」をあんまり真剣に観ていない(グランプリ冒頭のエントリー一覧にも入っていない)。2期3期あたりを視聴出来なかったので、そこから切れ目無く続くシリーズを途中参入で追いかけることはしなかったことが原因で、たまたま放送してたら何となく観るくらいだ。しかし、とあるきっかけで「ファッとして桃源郷」を聞いてしまい、ここからぬっぽす中毒患者の道を歩み、辿り付いた果てがこの日出ずる国ニッポンだったのである。もう、初見のときから駄目だった。とにかく衝撃が大きすぎた。人間、触れたことのない文化に初めて触れた時のショックってのはどれだけ歳を重ねても変わらないもので、過去の経験で言えば初めてアリプロサウンドに触れた「コッペリアの柩」に近い衝撃だった。そう、ただでさえ視野の狭い人生を送っている私は、不幸にも、これが「インド的音楽との出会い」になってしまったのである。いや、そういうジャンルがあるのは知ってるし、「この曲がインド映画のイメージを想定して書かれたなんちゃってインドだ」ということも分かっているのだが、それでも「今まで触れたことのないもの」だったことにかわりはなく、私の中でのインドはコレになってしまったのだ。インド人のみなさん、本当に申し訳ない。 初めて聞くメロディに、頭のイカれた歌詞(作品の再現性は非常に高いな!)、そして、この曲を歌いきったことで「フライドパンツ花澤」という称号を手にしてしまった花澤香菜による、天賦の才を遺憾なく発揮したやけっぱち歌唱。何もかもが完璧なのだ。完璧なるクレイジーなのだ。私は電波を求めている。たとえそれが涅槃を超えたその先の至高だったとしても。改めて確認しよう。花澤香菜は魔物である。やしきんも怪物である。てーきゅうは化け物である。 もっかーい!!
<キャラクター部門・男性キャラ> キャラ部門の男性編。野郎のキャラは当然(?!)ヒロインよりも重要度が低いので、なるべく短くまとめていこう(いきたい)。 まっとうな主人公から見ていくと、例えば世界に振り回されながらもその世界を楽しんだ、最高の「少年漫画主人公」であるレオナルド(血界戦線)。阪口さんの声の良さもかみ合い、格好良さとみっともなさが見事に融和したナイス庶民派主人公。同作ではくぎゅうボイスがどこまでも格好良いブラックや、胡散臭さがリミットを振り切れるフェムトなど、味のあるナイスな敵役もたくさん出てきて盛り上げてくれた。同様に、頼りがいと頼りなさが上手いバランスで融合した苦労性主人公には土間タイヘイ(干物妹!うまるちゃん)もいますね。お兄ちゃんあってのうまる。時に叙情的だったアニメにおいて、彼の功績は計り知れない。頼りなさも全て笑いに転化し、実は強かった疑惑もあるのが佐藤カズマ(この素晴らしい世界に祝福を!)。彼の得意技である「小声でこそっとレス」は聞いてて癖になるよね。そして頼っていいと思うけど悩ましいスタンスなのは、(通称で申し訳ないが)武内P(アイドルマスターシンデレラガールズ)ってことになりますね。世の中、笑顔があれば何とかなるで。 もっと迫力のあるイカした主人公が良いってんなら、例えばモモンガ様(OVERLORD)なんかは今年の「素敵な主人公」筆頭。ほぼ彼一人の手柄で作品が盛り上がったようなもんだし、長らく語り継がれる「憧れの俺ツエー主人公」ではなかろうか。逆に本人は強がってるけどどこか微妙だった名前は、史上最強の男、アドレット・マイア(六花の勇者)。どっちかっつーとハンスの方が頼りがいがあった気もするな。機体性能の高さでは飛び抜けていた主人公といえば三日月・オーガス(機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ)。感情を失ったとかほざく厨二キャラは、とりあえずここまでやれるようになってからだ。あんまり冷酷すぎるのが嫌だって人は……ニック(GANGSTA.)とかはどう? まぁ、彼もたいがいぶっ壊れだけどな。あ、一番ぶっ壊れてる主人公を忘れてました、サウザー様(DD北斗の拳+いちご味)! 主人公以外のサポートキャラで輝ける人材ってのも魅力的なもので、例えば今期最高の「頼れる親友」として作品の顔になったのはガクト(監獄学園)ではなかろうか。クリーニング屋を挑発する時の無茶ラップが格好良すぎるよね。もっと頼れる兄貴分ってんなら、社会人経験が物を言う、ロム(SHOW BY ROCK!)の兄貴でしょうか。彼が叫べば問題は大体解決する。面倒なメンバー3人を引っ張る素晴らしいリーダーでした。同じCVで忘れられないキャラに天花寺翔(スタミュ高校星歌劇)さんってのもいるのでここにカウントしといていいですか? 野暮助が。あと、親友ポジションっていうのとは微妙に違うけど、何故かこういうキャラが気になってしまう、ラジ王子(赤髪の白雪姫)。ヘタレがヘタレなりに頑張ったり悔い改めてる姿って素敵やん。そういう意味では、無免ライダー(ワンパンマン)さんの頑張りも本当に恰好良かった。ブエル(紅殻のパンドラ)の頑張りは……どうかな。そもそもあいつ男かどうかも分からないな(よく屹立してたからいいんじゃないかな) でもまぁ、やっぱり魅力的な野郎キャラっていえばライバルポジション、悪役ポジションが多いですよね。個人的にどうしても「声が良い」ってのに惹かれてしまう傾向にあるんですが、例えばナイスツダケンボイスの的場井周作(ブブキ・ブランキ)さん。まぁ、礼央子チームは全員良いキャラですけどね。大塚芳忠ボイスがたまらなかった悪人には佐藤(亜人)やイワさん(K RETURN OF KINGS)なんておっさんも。世界取れそうな器なんだけどなー。おじちゃん枠なら赤林さん(デュラララ!)も忘れちゃいけない。大人ってのは強いんだぞ。そしてラスボスといえばなんといっても八代学(僕だけがいない街)。コミックの時には石田彰ボイスで再生してたんだけど、宮本充でもがっちりはまってましたわ(新番チェックの最後に書いたのはコレのことです)。 あと、敵キャラといっていいのか分からない微妙な枠には、滝昇先生(響け!ユーフォニアム)なんて名前もリストアップ。滝センの一発目のインパクトがなければユーフォもここまで盛り上がる作品にはならなかっただろう。最終話も格好良すぎるわ。格好良さが別な意味で突き抜けたキャラに百樹丸雄(ヤング ブラック・ジャック)ってのもいるんですが。ネタ枠じゃないと思いたい。ネタってんなら宝先生の方がよっぽどネタっぽい(髪型が)。 あ、最後に「男キャラ」なのかよく分からないので困ったんだけど、モグタン(かみさまみならいヒミツのここたま)も入れておいていいですか? モグタン可愛い。毎週ここたま占いはモグタンしか見てない。 さて、残る3人の男キャラといえば、
第3位 ‘05 「灼眼のシャナ」より「“蹂躙の爪牙”マルコシアス」 ‘06 「コードギアス〜反逆のルルーシュ〜」より「ジェレミア・ゴッドバルト」 ‘07 「CLANNAD」より「春原陽平」 ‘08 「SOUL EATER」より「鬼神・阿修羅」 ‘09 「亡念のザムド」より「寺岡フルイチ」 ‘10 「会長はメイド様!」より「碓氷拓海」 ‘11 「Steins;Gate」より「岡部倫太郎」 ’12 「キューティクル探偵因幡」より「首領・ヴァレンティーノ」 ’13 「サムライフラメンコ」より「羽佐間正義」 ’14 「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞」より「エンブリヲ」 ‘15「おそ松さん」より「十四松」 おぅ! 松ぅ! 「おそ松さん」における六つ子の造形ってのは、実はかなり革新的だったと思う。レトロ作品のリビルドと言われても「昔の良さ」みたいなものに引っ張られることが多く、例えば「ヤッターマン」とか「ガッチャマン」とか、色々と運用されているのに「現代のニーズにぴったりあった」作品ってのはほとんど無かった。そんな難所を見事にブレイクスルーしたのがまさかの「おそ松くん」であり、最大の功績は「六つ子全てにキャラクターをつけること」。いや、おそらく誰が企画を考えたってそういう結論になるだろうけどさ。今更「六つ子が全部抱き合わせ」みたいな作品にしても意味ないんだし。しかし、「じゃぁ、兄弟のキャラを6つの分かりやすい性格にしましょう」って方向になったとしても、この6人は出てこないだろうよ。「全員クズニートにしましょう」の時点で色々やらかしてる感もあるが、「クズニート」と言われてもやっぱり出てこないだろうよ。順当にいけば、おそ松・カラ松・チョロ松あたりは思いつくことが出来そう。トド松も「末っ子だからなー」みたいなことを考えれば近いところまではたどり着けるだろう。6つのクズ属性を考えているときに、残りの2枠、「四男」と「五男」ってのは一番難しい。一松に関しては、「引きこもり」の延長で極まったキャラだとすると、その真逆に振り切ったのがこの十四松。一番あり得ないキャラになったのに、何故か旧作「おそ松くん」のテイストが一番残っていると言えなくもない。そういう意味では赤塚不二夫のDNAを最も色濃く受け継いだのはこの男だったのかもしれない…………いや、そうかぁ? まぁ、とにかく不条理ナンバーワンなのは間違いない。「不条理」というのは時に免罪符になり、何をやってもいいこととはき違えてしまうが、十四松はきっちり「十四松」の枠を守り、「これがキチガイだ!」ではなく「これが十四松だ!」を見せつけてくれるところが恐ろしい。爆弾は適切に扱えてこそ殺戮兵器になる。使い方を誤れば自爆は必至だ。そのギリギリのラインにいる最もボーダーラインなキャラ。そこにたどり着けただけでも、この男は記念碑になれるのではなかろうか。 そしてただ一言、小野大輔に乾杯。
第2位 ‘05 「魔法少女リリカルなのはA’s」より「レヴァンティン」 ‘06 「ネギま!?」より「モツ」 ‘07 「天元突破グレンラガン」より「ロシウ」 ‘08 「コードギアス 反逆のルルーシュR2」より「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア」 ‘09 「化物語」より「阿良々木暦」 ‘10 「四畳半神話大系」より「私」 ‘11 「逆境無頼カイジ破戒録篇」より「班長大槻」 ’12 「絶園のテンペスト」より「鎖部左門」 ’13 「恋物語」より「貝木泥舟」 ’14 「少年ハリウッド」シリーズより「勅使河原恭一」 ‘15「GO! プリンセスプリキュア」より「シャット」 やっぱり、僕はこういうポジションの男が大好きなんです……。苦労人だったなぁ、シャットさん。頑張ったなぁ、シャットさん。幸せになってほしいなぁ、シャットさん……。 プリキュアってのは毎年敵側陣営の扱いが色々と凝っていて面白い。素直に全軍一致で突っ込んでくることなんてそんなに多くなくて、「スイート」の時のトリオザマイナーや、「ドキドキ」のときのベールさんのように開き直ってラスボスに名乗りを上げる人まで。そういう意味で今作の3人も実に賑やか。乗っ取られキャラだったロック、そして一度は敗れて噛ませかと思われたのに最後にはラスボスポジションに立ち、見事な侠気を見せてくれた格好良すぎるクローズ。三者三様に悪の美学、悪の悲哀を見せた見事な筋書きである。そして、そんな中でも僕の好みど真ん中だったのがこのシャットさん。序盤は残りの2人を軽く馬鹿にしながら自由に飛び回る典型的なナルシーキャラ。それがクローズの死、ロックの台頭で立場を無くし、トワイライトという憧れの存在を失ったことで自暴自棄に。気付けば流浪の負け犬生活。ここから克己してプリキュアの前に脅威として立ちはだかる展開かと思われたら、そのポジションすら復活のクローズに奪われ、完全にお荷物状態になってしまう。美を追い求める男の凋落人生。ひょんなことから出会ったミスシャムールに諭され、自分の人生を見つめ直すという悪役あるまじき人生訓話。最後の戦いでプリキュアに敗れて野に下るも、最後の最後には真の美徳が友情にあることに気付き、一番良いシーンで旧友のクローズの前に立ちはだかるという最高の男の子スピリット。もう、完全に主人公ですやん。少年漫画だったらエースですやん。「強く、優しく、美しく」の体現者ですやん。ディスピアさんサイドの敗因はプリキュアの強さであるが、真の要因はシャットさんの格好良さに気付けなかった無能さにあると思いますね。実にお見事でした。 まぁ、それだけに最終回の変なカッコには途方に暮れましたが……まぁ、どっかおかしくないとシャットさんじゃないしね。これからもお幸せに!
第1位 ‘05 「アカギ」より「浦部」 ‘06 「うたわれるもの」より「ハウエンクア」 ‘07 「大江戸ロケット」より「赤井西之介」 ‘08 「仮面のメイドガイ」より「コガラシ」 ‘09 「花咲ける青少年」より「クインザ・ハフェズ」 ‘10 「魔法少女まどか☆マギカ」より「キュゥべえ」 ‘11 「へうげもの」より「千利休」 ’12 「新世界より」より「スクィーラ(野狐丸)」 ’13 「翠星のガルガンティア」より「チェインバー」 ’14 「ログ・ホライズン2」より「てとら」 ‘15「昭和元禄落語心中」より「八代目遊楽亭八雲(菊比古)」 説明は特に必要無いだろう。「昭和元禄落語心中」という物語そのものが、この菊比古という1人の噺家の人生を描いた物語だった。一本のアニメが、全てこの男の生き様を描くために費やされたのだ、その人生が、魅力的でないはずがない。菊さんの人生は本当に波瀾万丈。その中で彼は普通の人間として迷い、悩み、苦しみ、生き抜いてきた。その人生には助六がおり、みよ吉がおり、師匠や小夏がいた。彼の人生を彩るキャラクターたちは、時に明るく、時に厳しく物語を盛り上げる。全ては、この菊比古という男が持つ魅力に惹かれたが故に、様々なキャラクターが熱く交わり、去っていったのだ。あくまでも「落語の世界」という1つの枠の中を描くのが目的の作品ではあるが、菊比古という1人の人間がきちんと地に足をつけてその世界を歩んでいく姿が見えなければ、物語はここまで真に迫ったものにはならなかっただろう。 あまりに不器用で、周りの人間を困らせながら窮屈な人生を送るしか出来なかった菊さん。それでも彼はたくさんの人々に夢を与え、落語の素晴らしさを伝えて生き抜いた。一本のアニメ作品の中で、こんなにも濃密なドラマを見せてくれたのだから、作品の完成度=菊さんの完成度と言ってしまってよいのではなかろうか。 こんなに色っぽいおじさん、なかなかいやしませんて。
PR |
ブログ内検索
リンク
最新記事
(11/21)
(11/20)
(11/19)
(11/19)
(11/18)
(11/17)
(11/17)
(11/16)
(11/15)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
アーカイブ
|