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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 さて、無事にプレビューの2週目が公開され、定番である「このセットのメカニズム」も明らかになった。一つ目の衝撃、エムラクールを含めて、第1回のレビューを始めましょう。

 

○このセットのメカニズム

 

1.合体(Meld

 実はちょっと前に話題になっていたらしい(私は知り合いから聞いただけだが)「裏面を使って合体カードを作りましょう」のプロジェクト。かの「B.F.M.」にのみ許されていた2枚のカードの夢の共演……それが、両面カードというギミックを使ってついに可能になったのだ。

 ルール化されたとは言っても、今回のセットに収録される合体カードは3組のみ。それぞれに個別ルールとして覚えてしまっても問題無いレベルだ。要は「2枚のカードが揃ったら、どっちも追放して合体状態で場に戻す」ってことだ。ただ、この合体カードは2枚が1枚になるという初めての挙動を見せるために色々とデリケートである。まず、2枚とも自分がオーナーじゃないといけない。相手からパクったギセラと自軍のブルーナでは合体しないし、相手から2枚ともパクッても駄目だ。この制限が設けられた理由は、「オーナーが2人存在する1枚のパーマネント」が存在するとまずいからだろう。「刻印(USG)」を使った時どうなるのか分からなくなるしな。さらにコピーカードなどでごまかすのもNGだ。だって、コピーじゃぁ裏面の合体ギミックが使えないからね。コピートークンなど言語道断だし、例えば「クローン」でコピーしたとしても、合体は完成しない。一応、能力は誘発して追放されるのだが、合体面(裏面)が無いので戻って来られず、2枚とも追放領域に居残りになってしまうという。まぁ、通常の両面カードでもそういう状態は一応あったからね(ジェイスをコピーした「賢いなりすまし(KTK)」は、変身条件を満たすと追放されるが、そのまま戻って来ない)。他にもバウンスされたら2枚とも手札に戻るとか、ライブラリトップに置く場合はオーナーが順番を決めて良いとか、細かいルールはあるが、どれも大体直感で処理出来るものだろう。まぁ、そうならなきゃ実際に印刷されるまでには至らないだろうしね。なにかルールの抜け穴的なバグが見つかる可能性はあるけども。ただ、出来れば3組と言わずもっとたくさんつくって欲しかったところだけどねぇ。あくまでも今回は「試験運用」だとさ。

 

2.現出(Emerge

 以下の能力語である。「Emerge(X) あなたはこの呪文を、クリーチャーを1体生け贄に捧げて現出コストを支払うことで唱えても良い。その場合、現出コストはX点少なくなる。Xは、生け贄に捧げたクリーチャーの点数で見たマナコストである」。まぁ、つまりは汎用性を増した「献身」。献身能力つうても今の若い子は知らないかもしれないが、「神河謀叛」の守護神シリーズで5枚だけ適用されたマイナールールである。献身と違ってインスタントタイミングにはならないし、どう転がしても色マナが軽減出来ないのがポイント。現出コストの支払いはクリーチャーをサクることが前提条件なので、「0体サクってそのまま」ってのは駄目。「コスト0のトークンサクってコスト全額支払い」はOKだ。この能力のポイントは2つ。1つはフレーバー的な側面で、既存のクリーチャーの中から生まれ変わった生命体であるエルドラージが爆誕しちゃいました、という雰囲気が出る。クリーチャーの形をしたレベルアップカードだな。そして、より大事なのはシステム面での貢献。普通に考えると、ゼンディカーを離れてしまった今、再び平然と無色のカードを出すことは憚られるが、こいつらは現出コストのおかげで一応色特性を帯び、各色に配置することが可能。さらに、わざわざ欠色を付けずとも額面上は無色。ごく自然にイニストラードにエルドラージが導入できたわけだ。前後のセットを繋げるために色々と考えるもんですね。まさか、事ここに及んでエルドラージデッキの強化パーツが増えるなんて誰が考えるだろうか。このカードデザインならコストを重くしても平気なので、エルドラージらしいサイズ感を維持出来るのもうま味。旧システムの焼き直しでもここまで付加価値がつけば充分新機軸だ。

 

3,増呪(Escalate

 以下の能力語で与えられる。「Escalate(X) 2つ目以降のモードを選ぶとき、それ1つにつき増呪コストを1回支払う」。まぁ、これは……焼き直しだな。日本語名だともろに「双呪」と被るし。双呪と違うのは、モード選択が3つ以上の場合もあるというところ。モードA、B,Cを持つ呪文なら、Aだけなら単体コストだけでキャスト可能、A&BやA&Cのモードなら増呪コストを1回、そしてA&B&Cのモードなら増呪コスト2回払いが必要になる。もちろんA&A&Aとかは駄目だぞ。まぁ、これも直感的に処理出来る部分か。一応、全てのモードは個別に扱われるため、1枚の呪文ではあるが、全てのモードの対象を同一にしても構わない。

 

 その他再録メカニズムはマッドネスと昂揚があることが発表された。つまり、今後の環境に調査はございません。「異界月」2「イニ影」1のドラフトになるので、各種調査絡みのカードは軒並みパワーダウンだぜ。

 

(以下、個別カード)

 

 

Emrakul, the Promised End 約束された終末、エムラクール (13) M

伝説のクリーチャー・エルドラージ

13/13 飛行 トランプル プロテクション(インスタント)

〜のコストはあなたの墓地にあるカードタイプ1つにつき(1)少なくなる。

あなたが〜を唱えた時、あなたは対象の対戦相手の次のターンの間、そのプレイヤーのコントロールを得る。そのターンの後、そのプレイヤーは追加の1ターンを得る。

 さぁ現れた、無く子も黙る僕らの江村。彼が舞い降りることこそがこの「異界月」の幕開けだ。まぁ、既に前エキスパンションの手掛かりのおかげで彼がやってくることは確定していたので特に驚きはないのだが……。で、そんなお外からの来訪者であるエムラさんは、何とかイニストラード環境にすり合わせようとして疑似昂揚能力を内蔵。墓地のカード種類によって軽くなるので、現時点で最安値を目指すならなんと8点の値引きが可能なので5マナで13/13と恐ろしくフレンドリー。スタンダード環境だと「部族」カードが無いので1マナ高くなるが、それでもプレインズウォーカーを含めて7つのカードタイプを墓地にたたき込めば6マナで手軽に終末が約束される。このコストは結構洒落になっていない。そりゃま、かつてのエムラさんに比べればサイズもイニストラード仕様(13)になったのでちょっと縮んだし、滅殺も無ければ追加ターンも無い(?)。プロテクションの性能もやや衰えてしまっているので「破滅の道」でも「石の宣告」でもコロリと落ちる。しかし、この「プロテクション(インスタント)」の絶妙ないやらしさよ。何しろ、通常の手段で通せば「精神隷属器」が発動するので相手のソーサリー除去は未然に使い潰すことが可能になる。相手からしたらターンを奪われる前に対処したいのに、プロテクションのおかげでどうにも手が出せず、後はエムラさんのなすがまま。一応その後に救済ターンがあるので「土地フルタップで相手ターン」という憂き目をみずに済むが、それでもクソみたいなスペルの無駄打ち、泣きたくなるような無駄死に戦闘など、1ターンの虜囚の後にはボロボロの戦場しか残っていないだろう。まぁ、結局は「約束された終末」なのである。終末が約束されているなら、かつての姿の半分以下にまでコストが下がるこちらの方が実はヤバい可能性すらある。一応の救いは、こうした変則的な除去耐性なので「実物提示教育」や「騙し討ち」の弾としてはイマイチになったこと。まぁ、そういうデッキは今まで通りに旧エムラを使えばいいだけなんだが。

 気になるのは、こいつがセット内容的に完全に浮いてることなんだよな。リミテッドだと単なる「色を問わない重いボム」。昂揚が狙えるデザインの方が有利なので緑や黒がやや使いやすいくらいか。ちなみにフレーバーテキストのフォーマットは既出の2体とおそろい。ウラモグが「A force as voracious as time itself(時間そのもののごとく貪欲な力)」、コジレックが「Avoid as cryptic as reality itself(虚空としか言い様がないその実体)」、そしてエムラさんは「An enigma as vexing as life itself(人生そのもののように厄介な謎)」。やっぱこうしてみるとコジレックの和訳だけちょっとひねてるのが惜しいなぁ。3人揃っての名乗り台詞だと思えば格好良いか(そうか?)。

 

Wretched Gryff 不憫なグリフ (7) C

クリーチャー・エルドラージ・ヒポグリフ

3/4 飛行 現出(5)(U)

あなたが〜を唱えた時、カードを1枚引く。

 現出能力のお目見えとなったカード。既に説明した通り、無色のクリーチャーで7マナと高コスト、つまりエルドラージの典型的デザインでありながら、普通の環境に馴染むように工夫された現出能力の妙味が分かるだろう。普通に7マナで唱えても、5マナ相当のクリーチャー+キャントリップなので計算は合うが、やはりちょっと割高感があるか。しかし1体クリーチャーをサクれば(青限定とはいえ)1マナ軽くなるのだから、そこは素直にフレーバーに従って現出からの登場を狙いたい。青はクリーチャーが貧相なのが残念だが、「隠れたホムンクルス」や「海墓のスカーブ」程度でもこいつが4マナで出せる礎になるなら万々歳ではなかろうか。キャントリップのおかげでサクった分は補填出来てるし、一応青ならゾンビとの絡みで墓地回収も可能。トークンを置いていく「ドルナウの死体あさり」あたりもいい餌対象だし、「縫い翼のスカーブ」だと……得してるんだか損してるんだか。

 

Blessed Alliance (祝福された同盟) (1)(W) U

インスタント

増呪(2)

次のうちから1つかそれ以上を選ぶ。

「対象のプレイヤーは4点のライフを得る」

「最大2体までのクリーチャーをアンタップする」

「対象の対戦相手は攻撃クリーチャーを1体生け贄に捧げる」

 こうしてみるとやっぱり増呪スペルって「命令」サイクルだよな。アンコモンに位置するかなり強力な増呪。基本的には一番下の「天界のほとばしり(ORI)」能力を使っていくことになり、そのときマナに余裕があればアンタップモードを使って更なる追撃を、そして万一6マナあればさらに4ライフもゲット出来る呪文。もちろん、アタッカーが1体なら4マナで除去+ライフゲイン。これだけで充分過ぎる性能だ。様々な使い方が可能なのが増呪の利点であり、基盤となる部分が強ければそれだけ汎用性も上がる。リミテッドなら必須除去。構築の場合、もう少しトークン戦術が下火になればひょっとしたら。一応オジュタイを倒せるのは意味があるかもしれないし。まぁ、攻撃してるオジュタイなら他の方法でも倒せるんだけどさ。

 

Bruna, the Fading Light 消えゆく光、ブルーナ (5)(W)(W) R

伝説のクリーチャー・天使、ホラー

5/7 飛行 警戒 (折れた刃、ギセラと合体する)

〜を唱えた時、対象の、あなたの墓地にある天使か人間・クリーチャー・カードを戦場に戻しても良い。

 悲劇の大天使。ストーリー部分の紹介は他のサイトにでもお任せするが、ざっくりまとめると、天使3姉妹(ホントは4姉妹)のうち、元々呪禁持ちだったシガルダだけがエムラクールの魔力に引っかからずに済み、脳筋のギセラ、穏健派のブルーナはアヴァシンともども狂気にやられてしまっている。そして今回、そんな悲劇の天使姉妹が3種の合体カードの1つに選ばれたわけだ。一応開発チームの解説だと「この天使のイラストからケン・ネーグルが合体カードを作り始めたんだよ」みたいなことも言っている(マローはもっと前から考え続けてたって言ってるんだけどな)。そんな天使の片割れ、ブルーナ。かつての姿では青含みだったが、今回は面倒なので白一色になり、性能も随分シンプルに「大天使(AVR)」のアップグレード。そして合体能力を促進させるために節操なしのリアニ能力を付与。これで、墓地にギセラを置いておけばこいつ1体で半自動変身が可能になった。率先して不幸になっていくスタイルか。単体での性能もそれなりに強力だし、釣り上げる天使は当然アヴァシン様でもいいのだから無理に合体してグロ画像を拝む必要も無いが、やっぱり与えられたからには狙ってみたいところ。エルドラージに影響されたせいで能力は187ではなくキャスト誘発になってしまっているため、コストの踏み倒しは基本的に禁止。素直にコストを払ってギセラと合流しよう。ちなみに、何故かこのコンビだけ、合体カードで互いのレアリティが異なっており、ブルーナはレアなのにギセラは神話になっている。姉妹の中で唯一格差を付けられたブルーナさんカワイソス。おかげでリミテッドでの合体はプチ奇跡。もし登場したらホールインワン賞なみの扱いで。

 

Dawn Gryff 夜明けのグリフ (2)(W) C

クリーチャー・ヒポグリフ

2/2 飛行

 環境を規定するフレンチバニラ。最大の難点は特にコメントが見あたらないところ。あぁ、そうそう、一応イニストラード特産のヘンテコ生物であるグリフはクリーチャータイプがヒポグリフなんですよね。かつて1枚だけカード化されたのは基本セットに出張していた「静翼のグリフ(M15)」でした。ヒポグリフって本当はグリフィンと馬の合いの子のことをいうのだが、グリフはどう見ても白鳥と馬の合いの子。同じクリーチャータイプにまとめてしまっていいものかどうか。そもそも白鳥と馬の交配ってレベル高すぎやろ……。「馬が白鳥を襲う」はどう考えても不可能だろうからその逆なんだろうが、突然空から舞い降りて「オラァ! 尻だせやぁ!」って雌馬にのしかかった白鳥さんサイドにも狂気しか感じない。イニストラードはエムラクールなんか来なくても最初からぶっ壊れた世界だったんじゃないですかね?

 

Gisela, the Broken Blade 折れた刃、ギセラ (2)(W)(W) M

伝説のクリーチャー・天使・ホラー

4/3 飛行 先制攻撃 絆魂

あなたの終了ステップの開始時に、あなたが〜と「消えゆく光、ブルーナ」というカードをコントロールし、それらのオーナーであるなら、これらを追放し、合体した状態で戦場に出す。

Brisela, Voice of Nightmares 悪夢の声、ブリセラ M (無色)

伝説のクリーチャー・エルドラージ、天使

9/10 飛行 先制攻撃 警戒 絆魂

あなたの対戦相手は点数で見たマナコストが3以下の呪文を唱えられない。

 はい、ギセラさん。こちらもブルーナ同様に元々持っていた赤マナを失ってシンプルな性能になっているのだが、よく見れば戦闘性能が「悪斬の天使(M11)」ばりのコワレですね。合体能力なんて香ばしい部分は無視して、単体で無双出来てしまうのでは。これ以上白に余計なもん渡すなよ。結局こんだけダークな世界なのに「アヴァシンの帰還」以上に天使が元気やないか。基本的にスタンドアローンで暴れ回れるデザインだが、万一姉妹が合流したらそりゃエラい騒ぎ。どう見ても「ゲームに勝つ」って書いてあるカードだし。一応、除去されるとカード2枚を失うというリスクはあるが、そもそもブルーナさんが1体リアニしてる時点で損は出ない。そして除去すると簡単に言っても、容赦無い呪文制限能力のおかげでこれを除去る方法なんてほとんど無い。「反射魔道士」すら撃てないしなぁ。ここまで大変身してしまったらもう元の姿に戻るなんてことは絶対ないんだろうけど、シガルダさん、どうやってこんな化け物倒すんでしょうね。イニストラードもミラディンばりの完全バッドエンドやなぁ。

 

Long Road Home 遙かなる旅路 (1)(W) U

インスタント

対象のクリーチャーを追放する。次の終了ステップの開始時に、それに+1/+1カウンターが1つ置かれた状態で、オーナーのコントロール下で戦場に戻す。

 どう見てもカード名に「さらば友よ」って付け加えたくなる1枚だが、効果は完全に「来世への旅(CHK)」と同じ。違いは秘儀かどうかだけだ。いわゆるブリンクなので様々な応用が可能だが、カウンターがのることを考えたらやっぱり自軍の緊急避難用に構えておきたい。187能力持ちならさらにウハウハなので手っ取り早く「スレイベンの検査官」に撃ってしまってもそこまで問題は無いだろう。また、変身カードはブリンクすれば第1面で戻ってくるので、強引に人狼を人間に戻したり、「氷の中の存在」を再び氷漬けにしたりも。ちなみに合体カードもそれぞれが第1面で戻ってきて、各々のカードにカウンターが乗る(「ハンウィアーの要塞」は土地にカウンターが乗る)。まぁ、その後すぐにまた変身するだろうからカウンターの意味はあんまりないんだけどさ。

 

Thalia, Heretic Cathar (2)(W) R

クリーチャー・人間、兵士

3/2 先制攻撃

あなたの対戦相手のコントロールするクリーチャーと基本でない土地はタップ状態で戦場に出る。

 サリアさんは当然永遠にヒロインなので闇堕ちなんかしない特権的立場。崩れゆくアヴァシン教団をどうしたら良いか悩んで悩んで教団と袂を分かったオドリックさんが「ひとりだけになっちゃった」と劇場版のカチューシャみたいにへこんでいたら、「まだあなたが残っているわ、オドリック」とダージリン様みたいなことを言いながら登場したのがこのサリアさんだ。彼女は既に教団からは離脱し、新たに過去の偉人の加護を受けた「聖トラフト騎士団」を結成していた。白のクリーチャーたちが本当に白っぽく正しいことをしているのは久しぶりに見た気がするな。さておき、クリーチャーとしての性能は相変わらずのヘイトベア(もうベアじゃないが)。かつての「アメジストのとげ(LRW)」能力を失い、代わりに手に入れたのは部分的な「宿命(6ED)」能力。最近だと「威圧する君主(M14)」という似たようなカードがあったが、レジェンドなので当然戦闘性能で勝っているし、土地も縛れるので適用範囲は広い。旧サリアに比べると汎用性が低下したが、それでも下の環境ならば特殊土地の多さからマナを縛る機能はむしろ使いやすくなっている。さらにクリーチャーも縛れるのだから、旧作と比べると逆にビート方向のデッキに刺さるようになったか。後は、この1マナの増加をどう見るかだが……やっぱりちょっとマイナスではあるよな。ギデオンから出るトークンやアヴァシンですらタップ状態で出てくるので、構築ではトークン系に結構効くかもしれないな。

 

Thalia’s Lancers サリアの槍騎兵 (3)(W)(W) R

クリーチャー・人間、騎士

4/4 先制攻撃

〜が戦場に出たとき、あなたのライブラリから伝説のカードを1枚探し、それを公開して手札に加えてもよい。その後、あなたのライブラリを切り直す。

 ミラクル「緊急時(CHK)」内蔵のサリアサポーター。フレーバーからすると上官のサリアを呼びに行くのが正道なのだろうが、4/4先制が出てきた時点でサリアさんはあんまり求められるお仕事でもないので、大人しくエムラクールやアヴァシンを呼びに行く方が正しい。駄目じゃん、聖トラフト騎士団、全然機能して無いじゃない。……まぁ、きっとどこかの世界線ではオドリックとかと頑張って戦っているよ。チューター能力なので一応レアにはなっているが、カードが揃わないリミテッドでは「そりゃ強いけど地味」っていう程度の能力だし、構築でもわざわざこんな地味なカード使ってチューターする必要もなさそうだし、なんか中途半端なカードである。一応、伝説のカードならクリーチャーでなくてもいいってのがポイントになるのかしら。下の環境でなにか……出来るかなぁ。ちなみに、「イニ影」でサーチ候補になりうる伝説カードは、アヴァシン・オドリック・オリヴィア・シガルダの4体に加え、「タミヨウの日誌」と「ギトラグの怪物」。……「助け呼んできます!」→「巨大蛙登場!」。何 が 起 こ っ た。

 




Chilling Grasp 冷たいわしづかみ (2)(U) U

インスタント

マッドネス(3)(U)

最大2体までの対象のクリーチャーをタップする。それらはそのコントローラーの次のアンタップステップにアンタップしない。

 いわゆる一つの「霜のブレス(M14)」枠。この枠は扱いが難しいらしく、セットによってコモンとアンコモンを言ったり来たりしているが、今回はアンコの方。基本性能は完全に「霜のブレス」と同じで、そこに純正アドバンテージとしてマッドネスを搭載した。リミテッドでは現在も「縫合の刻み獣」が大活躍、「回答の強要」が時たま活躍、「邪悪の暴露」もフィニッシャーになっているのだから、このカードだって充分過ぎる1枚。特に長期戦狙いの青赤系ではマッドネスの有効利用も絡めて有力なスペル枠になるだろう。コストが重くなるのはご愛敬。そんだけマッドネスが有用だって証左だ。

 

Coax from the Blind Eternities 久遠の闇からの誘引 (2)(U) R

ソーサリー

あなたは、ゲーム外か追放領域からあなたがオーナーであるエルドラージ・カードを1枚公開し、それを手札に加えてもよい。

 エルドラージ・チューター。いや、ゲーム外を参照するからチューターではなく「願い/Wish」シリーズか。一応ウラモグ族のエルドラージは追放をテーマにしていたので何となくエルドラージとの関係性をシステム的に残しつつ、「次元の外からこんにちは」というフレーバーを完全再現してみせた秀作。リミテッドでは空気だが、構築環境ならばWish同様にサイドボードからのシルバーバレットを用意出来るかもしれない。まぁ、「状況に応じた多様なエルドラージ」ってあんまり思いつかんが。また、エムラシュート系のデッキではこれを使えばいつでもエルドラージに接続出来るようになるので「無限の抹消」のような対策カードや、墓地掃除による根絶の対策カードとして使えるかもしれない。しかし、分からないのは何故これが青いカードなのか、ってところなんだよな。そりゃま、ゼンディカーでは青もエルドラージカラーの1つではあったが(白以外がそうだし)、この世界のフレーバーを考えならばエムラを呼んだのはナヒリなんだから、せめて赤にするべきだったんじゃなかろうか。海から入場してきたからかな。よりによってタミヨウとジェイスの目の前で青いカードからエルドラージ呼ばんでも。

 

Identity Supplanter (2)(U)(U) R

クリーチャー・多相の戦士

0/3

〜が攻撃するたび、あなたは対象のトークンでないクリーチャーを追放しても良い。そうしたなら、〜はターン終了時までそのクリーチャーのコピーになる。次の終了ステップの開始時に、その追放されたカードをそのオーナーのコントロール下で戦場に出す。

 イニストラード名物、「会いたくないドッペルンゲンガー」の3作目。1作目「邪悪な双子(ISD)」は出現後にオリジナルを殺しにくるし、「もう一人の自分」はコピーのくせに自分より優秀という厄介なヤツ。今回も「邪悪な双子」と同じく「取って代わる」タイプのドッペルさんだが、こちらは変幻自在で様々なクリーチャーのコピーになれるのが強み。攻撃時限定だが、常に相手の最強クリーチャーをコピーし、相手側からはそれを一時退場させる。使われたら大体「毎ターンクリーチャー1体パクられてる」のと同じ感覚なわけで、レジェンドだった「龍爪のヤソヴァ(FRF)」みたいな活躍が出来る。ついでにオーラを剥がしたりカウンターを取り除くなんておまけもあるが、まぁ、そこは187持ちが追放しにくいので痛し痒しか。一応、自軍の187持ちを回転させるのにも使える。ま、ぶっちゃけ機能させるために攻撃が必要なので使いづらい部類ではあるのだけど。今のスタンダードなら、「アタックして追放」→「昇華者で墓地にたたき込む」っていう謎コンボも可能なので、「不毛の地の絞殺者」あたりとタッグを組んだヘンテコデッキが組めたら面白いかも。

 

Unsubstantiate (非実在化) (1)(U) U

インスタント

対象の呪文かクリーチャーをそのオーナーの手札に戻す。

 シンプル is ストロング。能力としてはかつてのキラーカード「造物の学者、ヴェンセール(FUT)」の187とほぼ同じ。範囲はやや狭くなったが、それでもこの選択幅の広さは見事なもの。普通のバウンスとして運用すれば盤面に手軽に干渉出来るし、タイミングがあえば「差し戻し(RAV)」と同様のカウンター呪文としても運用出来る。対象がクリーチャー呪文ならばバウンスするのと大して変わらないかもしれないが、それでも場に出ることを抑止出来るし、それ以外の呪文、特に相手の大きなコンバットトリックを叩けるのはリミテッド・構築を問わず意味のある挙動だろう。また、打ち消さずに手札に戻すだけなので、ひょっとしたらウラモグやエムラクールといったエルドラージのキャスト誘発だけ頂いておいて、呪文を戻して使い回す、なんて展開も無くはないかもしれない(普通にバウンスしてもいいんだろうけど、エムラクールはインスタント効かないし)。色々と試してみたい、興味深い1枚だ。なお、フレーバーテキストではジェイスとリリアナがいちゃついている。こいつらホント仲良いよな。

 

Borrowed Malevolence 邪悪借用 (B) C

インスタント

増呪(2)

次のうちから1つまたは両方を選ぶ。

「対象のクリーチャーはターン終了時まで+1/+1の修正を受ける」

「対象のクリーチャーはターン終了時まで−1/−1の修正を受ける」

 変な名前のシンプルな増呪。っていうかモードが2つなので単に双呪。単体で使えばちょっと増強かちょっと除去。増呪モードで使えば「体力奪取(PCY)」。コストもそんなに変わらないし、適宜コンバットをいじるための選択肢の1つとして。「体力奪取」の下位互換にしか見えないが、一応クリーチャーが1体しかいない場合でも使えるところはメリット。まぁ、こんなん単体除去として使うのは勿体ない気もするが、1ターン目「村の伝書士」の返しでプレイ出来るなら悪くはない。とりあえず「両手撃ち」と同じサイド枠かな。

 

Cemetery Recruitment (墓所の徴募) (1)(B) C

ソーサリー

対象の、あなたの墓地にあるクリーチャー・カードを手札に戻す。それがゾンビ・カードであるなら、カードを1枚引く。

 「イニ影」時点で揃っていた5つの部族。その中でも優遇されたものと冷遇されたものがあるわけだが、ゾンビ軍団ってばスピリット以上に冷遇側。何しろリミテッドでまともに戦える戦略がほとんどなく、そもそもデッキをゾンビで揃えるメリットが皆無。コモンだと「セルホフのランプ灯し」だけだし、アンコまでいっても「ドルナウの死体あさり」と「抗えない抑止」程度。青の生来のクリーチャーの弱さもあり、ゾンビはリミテッドで見向きもされない部族になってしまった。しかし、こうしてコモンで露骨なアドバンテージが狙えるようになれば? ようやく望まれていた「動機」が出てきた。「残酷な蘇生(ORI)」と方向性は一緒だが、とにもかくにもアドバンテージ。これで「腐敗心のグール」を回収すれば手札の枚数は2枚差だ。圧倒的じゃないか! ……地味だな……なにかパワフルなゾンビが来てくれれば。

 

Graf Rats 墓ネズミ (1)(B) C

クリーチャー・ネズミ

2/1

あなたのターンの戦闘開始時に、あなたが〜と「夜深の死体あさり」という名前のクリーチャーのオーナーであり、それらをコントロールしているなら、それらを追放し、「騒がしい徒党」へと合体させる。

Chittering Host 騒がしい徒党 (無色)

クリーチャー・エルドラージ、ホラー

5/6 速攻 威迫

〜が戦場に出たとき、あなたのコントロールする他のクリーチャーはターン終了時まで+1/+0の修正を受けるとともに威迫を得る。

 世界に3組しかない合体カードの2組目。フレーバーとしては、墓地をがさごそしているネズミが、墓荒らしと合体しちゃってワンダフル。変身を定義するテキストが書いてあるのはこのネズミの方だが、コモンなのでそれ以外の部分は極めてシンプル。単なる肉として適当に2ターン目に出し、適当に相打ちになって墓地に眠っていてもらう。そこを「死体あさり」が掘り起こせば、めでたく合体完了となるわけだ。コモンなので出現率はそこそこで、リミテッドで合体が狙える唯一のカードと言っていい。完成後のご褒美はとてつもなくでかいし、2枚とも決してスペックの低いカードではないので1枚ずつデッキインする程度でもそこまでデメリットはない。夢の合体目指して、チューッと頑張ろう。

 

Midnight Scavengers 夜深の死体あさり (4)(B) C

クリーチャー・人間、ならず者

3/3 (墓ネズミと合体する)

〜が戦場に出たとき、あなたの墓地にある、対象の、点数で見たマナコストが3以下のクリーチャー・カードを手札に戻しても良い。

 合体マシンのもう片方。一応、マローが提唱する「システムを機能させるためには、それがコモンになくてはならない」という条件を満たすための存在ではあるのだが、もうちょっと増やしても良かった気もするな。さておき、このクリーチャーにはネズミ回収能力がついているため、たとえデッキに1枚ずつの採用でも、そこそこ合体が狙いやすいという親切設計だ。2マナ2/1の肉も、5マナで小さなアドバンテージが稼げるカードも、リミテッドなら一応デッキインの候補にはなるだろう。理想はネズミ2枚とこれ1枚くらいの組み合わせかな。リミテッドでの採用率を考えると、適当に放り込んでもそこそこ仕事をしてくれるネズミに比べて、こちらはややコストがキツい。回収出来るカードの質にもよるが、「闇告げカラス」や「針毛の狼」なんかを回収出来るようなら悪くないか。とりあえず第一回目のドラフトでパックから出てきたら、面白さ優先で確保したくはなるよなー。

 

Hanweir Garrison ハンウィアー守備隊 (2)(R) R

クリーチャー・人間、兵士

2/3 (ハンウィアーの要塞と合体する)

〜が攻撃するたび、1/1で赤の人間・クリーチャー・トークンを2体、タップした攻撃状態で戦場に出す。

 最後の合体ギミックはこちら。今回の合体カードはあくまで試験運用。両面カードはリミテッドでの出現数が制限されてしまうため、大量にペアを作ってもなかなか合体が実現しない可能性が高く、積極的にメインシステムとして打ち出せなかったのだろう。また、ルール上何が起こるか分からないので慎重になった部分もあるのだと思う。まぁ、その割には「土地との合体」というチャレンジをしているあたりが流石だが。有能なエムラクールさんのおかげで、人間が土地とまぜこぜになってアウアウ言うのも全く問題無くフレーバーに落とし込めたのがすごい。今後、合体カードが登場するとしたらまた別次元に渡ったエムラクールのいたずらになるのか、それとも3度目のイニストラード来訪時になるのか。さておき、基本デザインだけを見ればなんとあの「刃砦の英雄(MBS)」と同等というなかなかの名指揮官。喊声能力がないのでサイズはそれほどでもないが、こいつが2回程度殴るだけで相手は死ぬ。現在「隊長の鉤爪」1枚だけでもリミテッドだとかなり鬱陶しいことが分かっており、その倍のスピードで援軍を呼ぶ効率は素直に脅威だ。是非とも「無差別な怒り」や「放たれた怒り」なんかでサポートしつつ恒常的にパンチを繰り出し、「天上からの導き」でフィニッシュするボロスビートなんかを狙ってみたい。「死中に活」つけたのパンチなんかも超マッスル。活を求めてるのにこんな末路ってのも地獄だが。今回の合体カードの中では唯一任意で合体するかどうかを選べるカードなので、そのままでの運用もありっちゃあり?

 

Gnarlwood Dryad 節くれ木のドライアド (G) U

クリーチャー・ドライアド、ホラー

1/1 接死

昂揚 - 〜は+2/+2の修正を受ける。

 シンプルな昂揚サポーター。デフォルトで「菅草の蠍(THS)」と同じ接死持ち、昂揚達成でそこそこのパンチャー。まぁ、パンチャーといっても接死持ちは防御に回られたくないためにさっさと相手も殺しに来ると思うが、1マナでこれだけの仕事ができるなら万々歳だ。今後は「黴墓のゴミあさり」の枚数も減るし、昂揚デッキの起点として運用していきたいところ。まぁ、アンコなんだけどさ。

 

Ulrich of the Krallenhorde 爪の群れのウルリッチ (3)(R)(G) M

伝説のクリーチャー・人間、狼男

4/4 変身条件・<狼男>

このクリーチャーが戦場に出るか、〜に変身するたび、対象のクリーチャーはターン終了時まで+4/+4の修正を受ける。

Ulrich, Uncontested Alpha 揺るぎない頭目、ウルリッチ

伝説のクリーチャー・狼男

6/6 変身条件・<狼男>

このクリーチャーが〜に変身するたび、あなたはこれと、対象の、あなたのコントロールしていない狼男でないクリーチャーが格闘することを選んでも良い。

 今回の神話人狼。1つ目のセットで各種族を分けて、2つ目のセットでマルチカラーの親玉枠を神話で設定するのは「イニストラード」→「闇の隆盛」のときと全く同じデザイン。旧作ではここにあの「高原の狩りの達人(DKA)」という傑物が位置していたわけだが、今回はカリタツに比べるとかなりの脳筋野郎。1マナ重い部分については表面のステータスアップでまかなっている。まぁ、カリタツは出た時点でトークンが湧いたので額面は同じなのだが、一応ジャイグロとして先発隊の中押しが出来る設定なので、ライフゲインとサポートという優しさに見ていたカリタツに比べるとかなり前のめり。裏返った時の能力もよりダイレクトになり、2点火力でも確かに強かったが、今回はパワー6格闘。たいがいの相手は殴り殺すことが可能になっている。場に出たときの能力を活かすことを考えると先発隊の安定感が求められるため、おそらく前のめり気味のステロイド構築でマナカーブを締める役割が似合うカード。もちろん、4マナ域を「アーリン・コード」で埋めておけばより充実したクルクル人狼ライフを満喫できるし、先んじて「ガイアー岬の山賊」を用意して出た瞬間に変身出来るようにしておけば、出たターンからいきなり1010で格闘なんて荒技も。いや、そこまでやる意味もないけど。

 

Cryptolith Fragment 謎の石の断片 (3) U

アーティファクト

〜はタップ状態で戦場に出る。

(T):あなたのマナ・プールに、好きな色のマナを1点加える。各プレイヤーは1点のライフを失う。

あなたのアップキープの開始時に、各プレイヤーのライフが10点以下であるなら、〜を変身させる。

Aurora of Emrakul エムラクールのオーロラ

クリーチャー・エルドラージ、反射

1/4 飛行、接死

〜が攻撃するたび、各対戦相手は3点のライフを失う。

 ナヒリがエムラクール召喚のためにイニストラード各地に設置していた謎の石。気付けばデッキタイプを規定するほどの重要カードになっていたわけだが、キノコ様が爆誕してしまったのでもはや用済み。とっととうち捨てられて廃品になるかと思われたが、そのエネルギーはまだまだ健在で、「奇妙な森」同様にマナを供給しつつ、抗いがたいエムラクールの狂気へと人々を引きこんでいく。この石を使ってマナを出す楽しみを享受した人たちはみんな笑顔になり、束の間の癒しを与えられる。そのありがたい様子はフレーバーテキストでも確認出来るものだ。しかし、笑顔の裏には確実な狂気があり、ジワジワと近隣住民の精神を蝕んでいく。そして人々が疲弊しきったところに、エムラクールがスルリとしみこみ、とどめを刺していくのである。タフネス4と死ににくく、止めにくいフライヤーが3点もぎ取っていくのでスピードはかなり速い。3回殴れば相手は死ぬのだ。最初の10点分をどう処理するかは考えるとしても、これって結構ヤバいのでは。なお、クリーチャータイプ欄には非常に珍しい「反射」というタイプが記載されている。これは過去に「完全な反射(INV)」と「霊の鏡(TMP)」というカードから出てくるトークンにのみ存在していたタイプである。クリーチャーとして印刷されるのはこれが初めてのこと。流石エムラクール様、エポックメイキングだ。

 

Hanweir Battlements ハンウィアーの要塞 R

土地

(T):あなたのマナ・プールに(C)を加える。

(R)(T):対象のクリーチャーはターン終了時まで速攻を得る。

(3)(R)(R)(T):あなたが〜と「ハンウィアー守備隊」という名前のクリーチャーをコントロールし、それらのオーナーであるなら、それらを追放し、「のたうつ居住区、ハンウィアー」へと合体させる。

Hanweir, the Writhing Township のたうつ居住区、ハンウィアー (無色)

7/4 トランプル、速攻

〜が攻撃するたび、3/2で無色のエルドラージ・ホラー・クリーチャー・トークンを2体、タップした攻撃状態で戦場に出す。

 守備隊を巻き込んでズルズルウーズに化ける哀しきハンウィアー。かつてはイニストラードでも屈指の城塞、防衛都市として名を馳せた土地だったが、長いこと狼男の被害に悩まされ、この度ついにエルドラージ・スプリング(エルドラージの春)に沈んだ。なんかもう、笑うしかない。変身前の土地は割と普通の性能だが、手軽に速攻を付与してダメージが水増し出来るのでビート系で色を絞ったデッキなら充分戦力になるし、いっそここからエルドラージサポートに回すのも面白いかもしれない。そして、5マナと生け贄となる住民が揃ったらレッツのたうち。まぁ、ゲームには勝つだろうよ。その後の住民達がどうなっているのかは分からないが……ゼンディカーでもないのに土地が蠢き、暴れ出すあたり、次元を超えたエムラクールの罪業がよく分かるナイス過ぎるカードだ。ちなみに、テキスト欄にかくれて見えないが、カードイラスト下部には呆然とかつての故郷(だろうね)を見送る幼い子供の姿が描かれている。この世界に救いはないな。

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コメント
ああ窓に窓に!
フロムソフトウェアの某ゲームみたいな世界観になっちゃったイニストラード
今までクトゥルーモチーフな割に薄かったコズミックホラー要素をこういう形で持ち込んでくるとは流石ですね
相変わらずカード的には人間賛歌だけど…
【2016/06/28 18:50】 NAME[Drake] WEBLINK[] EDIT[]
Re:ああ窓に窓に!
なんだ、ただの風か……

「ゴシックホラーがコズミックホラーに変わります」っていうインタビューの台詞を見て「上手いな」って思いましたね。まぁ、これで我々の愛したゴシックホラーテイストの次元は完全に死に絶えたわけですが……。エムラクールさんもゼンディカー民よりイニストラード民の方が色々愉快な反応を示してくれるからやりがいありそう。
【2016/06/28 19:11】
無題
○年後のマロー「ブルーナをレアにしたのは失敗だった」

ブリセラ、一回くらい拝みたいものだけどね。予想される開催回数的にまずギセラとブルーナが一度でも出るのか? というレベルの心配をするべきなんだろうな……
【2016/06/28 20:25】 NAME[Serra] WEBLINK[] EDIT[]
Re:無題
普通レアは流石に手に入るだろ。神話の方は五分五分だけども……。
確実に入手したいならシングル。ギセラは値動きが読めないから早めに買っといた方がいいかもしれんぞ。
【2016/06/28 21:37】


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