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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 前後編エピソードの間にオープニングが変わるという謎采配、第15話。もうちょっと切りのいいとこあったんじゃねぇのか。今回のオープニングはまだ1回しか聞いてないけど、あんまりジョジョ風味は無い? 映像の中ではまだ未登場の重ちーに加え、何故か間田、玉美のちっちゃいコンビがやたら目立ってたり、やたらシュールな造形のシンデレラ&辻綾のインパクトが強かったり。全体的にシリアス強めになってるはずなのに微妙に面白い。そしていよいよあの人も登場、かね。

 ま、オープニングが変わってもお話は安定して続くわけです。今回はVS露伴の後半戦。前回「そんなにやることないんじゃ?」と思ってたが、案の定尺は余ったらしく、アバンは前回の繰り返しになっていたり。まぁ、その辺はしょうがないわな。しかし、改めて観てみると色々考えることもあるので、本線はさておいていくつか見ていこう。

 まず、原作でもちょっと不思議だったのが仗助と億泰の行動について。彼らはたまたま康一が露伴の家に入っていくのを見て、いつも通りの好奇心から露伴宅のベルを鳴らして接触を持っている。その結果、記憶を制御された康一に言いくるめられて一度は帰ったはずなのだが、康一の手の怪我を見て異常事態を察知し、わざわざ窓と屋内からの二面作戦で露伴にアタックしている。このあたりの話は露伴の推測だけでさらっとながされているが、改めて観るとすげぇ不思議なのだ。だって、手の怪我について気付いたなら、仗助たちだったら普通は「どうした康一?」って聞くよね。確かに異常事態ではあるが、そこまででかい怪我でも無かったし(実際康一は気付かなかったくらいだし)、ちょっとその辺でひっかけた程度の怪我と考えれば、「どうしたんだよ」とサラッと聞くのが普通の対応だろう。しかし、仗助たちはその怪我から「なにかヤバい」ということを一瞬で察知し、示し合わせて「気付かなかったふり」をして一度帰ったように見せかけ、その後こっそりと露伴邸を再訪するという念入りな対策を講じている。まぁ、億泰はアホなので本当に何も気付いてなかったところを、仗助が「ナンかおかしーぜ」ってんで呼び止められた、と考えれば億泰の行動は自然なものなのだが、仗助のこの洞察は尋常じゃない警戒っぷりである。丁度次週のエピソードでは仗助は割と間抜けな様子を見せてしまうわけで、なんか微妙に仗助のキャラに合わないのだが……まぁ、ここまで徹底して意表を突き、「露伴に不利な状況」を作らないと勝てないくらいに無茶なスタンドなんだよな、ヘヴンズドア。

 そして、このヘヴンズドアを巡るあれこれも色々と想像すると楽しい部分。スタンド最強談義などでは必ず一度は名前が挙がるのがこのスタンドで、確かに対人間戦で一度発動してしまえば、どんな都合のいい命令でも書きたい放題なわけで、負ける道理がない。さらに、後になると単に人間を操作するだけでなく、物理法則まで無視した「現象」すら生み出せることが分かる(時速○Kmで後ろに吹っ飛ぶ、など)。つまり、「書いたことが実現する」という恐ろしい能力であり、史上もっとも好き放題出来るスタンドだ。一応、人間相手は「感性が合う」必要がある、という制限が最初期に設定されていたが、後になって仗助にもばっちり書き込めていることを考えると、その制限もあまり重要ではないらしい(露伴の作品は誰の心にも響くということだろうか)。ついには紙さえ必要としなくなるヘヴンズドアがどんどん強くなっていく過程は、やっぱりなんだかんだ言って荒木先生も使いやすいキャラだったんだなぁ、っていう裏事情が透けて見えそうだ。まぁ、能力の割にはこれから何度もピンチに遭遇するわけだが……何故か本体が目の前にいない試合が多いからなぁ。

 さらに、ヘヴンズドアの副次効果として、「身体が本になるから自由が利かない」ってのもあって、先週の康一・間田は地面に突っ伏して動きづらそうだったし、億泰に至っては身体中がびよんびよんになっているので動くこともままならない。どういうデザインの本になるかには個体差があるんだろうか。これまでの例を見ると、億泰のデザインだけ個性的すぎるんだけどね。そして、そんな中から「ページをもぎ取る」というアクションも可能で、おそらくこれにより「魂のエネルギー」が奪われてしまうのだろう。体重が軽くなり、体力もなくなる。わずか数枚破られただけで康一の体重が半減したのは流石にマズいと思うが……まぁ、多分「数枚」に見えたのもあくまで概念上の問題で、あの紙片に康一のデータ(人生)の大部分が記録されているってことだろう。さらにもっとよこせとせがむ露伴はマジで鬼畜。ちなみに、むしり取られたからと言って記憶を失うわけではないようだ。ページをもたれた状態でも康一は自然に億泰たちと会話出来てたしね。やっぱりそう考えると単なる「ビジョン」でしかないんだろうな。

 まぁ、色々と考えてみるものの、最大の謎である「吹雪の夜のリーゼント」は結局分からずじまい……実際のところ、あれを何らかの伏線にしてお話を作る予定はあったんだろうか。一番安易なアイディアは仗助のタイムトラベルエピソードだと思うのだが、この時点でそういう腹案があったのか、それとも単なる思いつきだったのか。……荒木先生のことだから後者かなぁ。あまりにも思わせぶりな描き方だったもんだから、読者の大半は「これ、後で謎解きが来るぞ」って思ってたもんだがなぁ。まぁ、たまたまそういう人がいたんだろう。世の中には良い人がいっぱいいるんだ。ひょっとしたらこっちの世界の仗世文だったのかもね。

 さて、漫画は一ヶ月休載でめでたしめでたしオチ。露伴は編集になんて理由を説明したんでしょうね。傍から見たら単なる傷害事件なのだが……仗助が直さなかったところをみると、お互いに痛み分けってことで示談になったんだろうな。ここで因縁が出来て以降の仗助と露伴の関係性、いかにも「たまたま同じ町にいるから一応知り合いなんだけど、お互いに相手が嫌い」っていうリアルな付き合い方が好き。メインキャラどうしがこういう関係ってのも珍しいよね。

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