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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 また一時間スペシャルだよ、第21,22話。こうして休止が挟まってもきちんと前後編で一挙放送になるのって、テレビ局も狙ってやってるんでしょうかね。まぁ、今回は23話以降も吉良スペシャルみたいになってるからここで切れても違和感はあるのだが。

 というわけで、吉良さん大暴れのお話を2話構成で。最近とみにコラ素材にも使用される「吉良の同僚」なんかも登場し、何とも不可解な盛り上がりを見せている。改めてあの同僚のシーンを見ると、アイツめちゃめちゃ変な奴だな。なんでわざわざ同僚の女の子に吉良の紹介してやってるんだよ。OLたちだって「お前どっから出てきた」「聞いてねぇよ」「知ってるよ」のオンパレードなのではなかろうか。

 さておき、今回のマッチメイクは吉良VS重ちーということになるわけだが、稀代の殺人鬼を相手にしているというのに、その対戦相手が重ちーということもあり、いかにも第4部らしい、絶妙なみみっちさの試合になっている。まぁ、ジョジョってのはどこの部でも「そんな細かいところで勝負が決まるのかよ」みたいな不思議なみみっちさが見どころではあるのだが、今回は特に一見するとアホなシチュエーションが多いので、命懸けのバトルのくせにコントみたいな趣がある。アニメではカットされてしまったが、吉良が必死に紙袋を釣り上げたときの「しまった! 何度も剥がしていたせいでシールの粘着力がっ!」みたいな「マジでどうでもいい命懸けの出来事」がいちいち楽しい。ちなみに、上の台詞は(おそらく吉良の抱いている緊迫感を削いでしまうだろうという理由から)カットされているが、その分原作には無かったヘンテコオリジナル台詞が追加されていたりもする。億泰と仗助の醤油・ソース談義とか。確かに、とんかつに醤油つけられたらとんかつソースの立つ瀬が無いな。

 改めてアニメで見ていて不思議だったのは、重ちーも含めて、仗助・億泰たちの学校生活の謎。この作品、男子高校生が主人公なのに学園生活はほとんど描かれないという、非常に不可解な設定になっている。もちろん学校の様子はちょいちょい出てくるのだが、テストがどうとか、体育祭がどうとか、そんなこたぁほとんど出てこない。おかげで仗助が普段どんな学園生活を送っているのかも完全に謎で、今回のお話はそんな謎の部分がちょっとだけ垣間見られるお話といえるのかもしれない。今回スポットが当たったのは「お昼ご飯」のお話。仗助って普段お昼は何を食べてるのか、って話だが、朋子がお弁当を作ってくれている感じもないので(彼女も勤め人だしね)、おそらくお小遣いをもらって外食のパターン。億泰はあの家庭なのだから当然外食なので、ひょっとしたら億泰に付き合う意味で一緒に外食にしているのかも。今回の台詞からすると、選択肢はパン屋のサンドイッチ、弁当屋の弁当、そして学食。学校の外を割とのんびりうろうろしていたが、昼休みは余裕があるのだろうか。いっぺん外に買い出しに出て学食に戻るとなると時間的にけっこう厳しい気もするのだが。学食がちょっと空いてから行く、みたいなパターンかな。

 そして、そんな仗助達を誘った重ちーは、「中等部」の学生。そうか、原作読んでいて全然意識してなかったけど、仗助達の学校って中高一貫校なんだよな。制服のデザインは……わからんわ! こいつらカスタムしすぎだし、体型が違い過ぎるから同じ服なのかどうかも定かじゃないし……ただ、少なくともカスタムしてないであろう康一の学ランと重ちーの着てる服はどう見ても違うデザインなので、重ちーの方が中学の制服……なのかなぁ。変な作りだなぁ。ちなみに、仗助が特に説明もされなかったのにすぐに体育準備室にやってきたのは、当然彼が中等部の卒業生だからなんだろうな。億泰は転校生だから知らないはずだが、仗助が教えてくれたんだろう。そういえば重ちーの死亡シーンでは仗助と億泰は同じ教室にいたけど(シンデレラの回でもそうだったけど)、2人(+康一)って同じクラスなのかな? その割に億泰が初登場したときに「最近引っ越してきた」転校生のことを2人とも知らなかったんだよな。あの出会いのエピソードは億泰の登校前の話だったのかな。

 なんかどうでもいい気になるポイントがいくらでも出てくるが、ちゃんと少年漫画的ポイントを見ておくなら、何と言ってもキラークイーン初登場ですね。巷では「アニメの作画がメタメタ」ってんで不評だったみたいだが、元々キラークイーンって顔面がすごくのっぺりしてるから格好良く描くのが意外と難しいんだ。スタプラとかと違ってデザインもすごくシンプルで、ちょっとでもバランスが崩れると単なる変態半裸魔神に見える可能性が。やっぱり荒木デザインの格好良さとおかしさは紙一重だ。色合いがピンクなのもヘンテコさに拍車をかける要因なのかも。今回観ていてふと思ったのだが、あのデザインの自分のスタンドを見てキラー「クイーン」と名付けようと思った吉良のセンスってすげぇよな。まぁ、スタンド名って「魂の名前」なので、デザイン云々は関係無しに最初から決まってるっていう話もあるが。

 とにかく破壊と殺人だけに特化した、歴代でも屈指の凶暴性を誇るスタンド・キラークイーン。当然そんな奴を相手にハーヴェストでは敵うはずもなく(まぁ、戦い方次第だとは思うが)、重ちーは爆死。ラストの「ミツケ……タゾ」はなかなか悲壮感に溢れるシーンで良いものになっている。今までおそらく妙齢の女性ばかりが吉良に殺されていたのだろうが、突然男子中学生が飛んできて鈴美もびっくりしたんじゃなかろうか。あ、でもボーリングの爪切りの男みたいなのもいるから被害者が女性ばかりと限ったわけでもないのか。

 そして重ちーの死が明らかになり、世にも珍しい「街中のスタンド使い大集合」のシーン。原作ではこの話がシンデレラ回の前なので辻彩は集合場所にいなかったが、アニメオリジナルで彼女も召集されている。トニオまで駆り出されているのでほぼ全員集合のはずなのだが、間田にぶん殴られて入院していた玉美だけは参加していない(退院するまでもうちょっとかかりますね)。億泰の親父は一応元々スタンド使い(?)かもしれないので連れてきているようだが、わざわざあんなグロい生き物を街中に引っ張り出す必要があったんでしょうかね。町の人たちもよくスルー出来るよな。そういや、重ちーと吉良が学校内であれだけ派手にドンパチしてても学生の一人も通らなかったり、杜王町ってのは「普通の町」って言われてる割にはどっか不気味なところはあるよな。普通に考えたら、吉良は学内でうろつくだけでも大変だろうに。

 ま、そんなことは置いとくとして、「シンデレラ」のエピソードが前倒しになったため、「静かに暮らしたい」→「シアーハートアタック」と、休み無しに吉良の追撃エピソードが続く。このシアーハートアタック戦がアニメ的には2クール目の締め、山場ってことになるんでしょうかね。作中ではパイツァダストと同程度で一番長いパートなのでね。そういや「コッチヲ……ミロ」は個人的にはもうちょっと甲高い機械的な声をイメージしてたんですが、普通に同じ声でした。あと、たべっこ動物はちゃんとそのまま登場しましたね。販売元に許可とったってことなんだろうな。あんなどうでもいいシーンだし、殺された人が食ってたお菓子とか、メーカーにとっては宣伝になるかどうかも怪しいが。出来ればジョジョではそういうディティールは維持してほしいところだからありがたいですね。

 さて、ちょっと話数跨ぎになったが、ここからはシアーハートアタック戦でたっぷり3話分ってとこですかね。作中数少ない、スタープラチナが完全敗北した難敵、一体どんな戦いが待っているやら。ちなみにどうでも良い話ですが、今回登場した女子高生A・B・Cのキャストは、Aがジョジョのモブではお馴染み、木村珠莉、Bが「無名ちゃんの中の人」千本木彩花、そしてCが最近ちょいちょい名前を見かける桑原由気というラインナップ。モブにも色々気を遣う作品です。あと、吉良が新しい女の子に目を付けるシーン、喫茶店でダベる女性たちの後ろの眼鏡の男がやたら存在感を出していたのだが、あのモブは一体なんだったんだろう?

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