最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
前日までは全く行くつもりなどなかったグランプリ京都。近くで開催されるとはいっても、それなりにお金も時間も体力もかかるし、これまでは何度もスルーしてきたのだが……。当日、アーティストブースに登場するアーティストの情報を見て出向かわざるを得なくなった。今回来日したのはRaymond Swanland氏。様々なカードを担当しているが、なんと、あの「スラクジムンダール」の画を描いた人ではないか!! そりゃぁ流石に私としても参加しないわけにもいくまいよ。「スラクジムンダール」の大判カード、さらに諸々のイラストカードを携えて、一路会場へと向かったのであった。
しかし、だがしかし。結果から先に書いておくと、サインもらえませんでした……。イベント開始が10時、大体10分過ぎくらいには会場入り出来たのだが、この時点で氏のサインブースは長蛇の列。しかも、事前の予告では1人20枚までという制限だったのだが、本人の要望で1人40枚までに制限が緩和されており、1人にかかる時間が無茶苦茶長い。しばらくは最後尾に並んでみたものの、どうにも制限時間(12時時点でサインして貰ってる人で終了)に間に合わないっぽい。仕方がないので、そこそこ空いていたJohannes Voss氏の列に乗り換え。彼の絵の美麗さも周知の通りなのできっとこっちに人気が集中するんだろう、と高をくくっていたのだが、終日列が途切れなかったのはSwanlandの方だったようだ。結局、Voss氏のサインを何枚かと、原画など数点で散財してアーティストブースは終了。
そこからは「謎解きイベント」というのに(一人寂しく)エントリーして時間を潰す。いわゆる脱出ゲーム的なパズルを解くイベント。ぶっちゃけパズルの質自体は大したことなく、最終問題に辿り付くまでの諸々は30分もかからずに解けてしまったのでさっさとラストの部屋にいったのだが、「マジックコース」ってのを選択していたせいか、最後の問題はなんとMagic the Puzzlingであった。そして、これが……解けない……。そこからうんうん唸って30分以上も考えただろうか、正解に辿り着けず、結局お目当てのイベントの時間になってしまったのでタイムアップ。まぁ、謎解きゲーム自体は時間制限は無いので、イベント後に余裕があったらまたチャレンジしようと思っていたのだが……。
○「モダンマスターズ2015版“大乱闘”ブースタードラフト」 本日、アーティストブース以外でのお目当てはこちらのイベント。説明は面倒なので、詳細は公式ページ参照だ。とにかく、参加者全員で1つの輪になってドラフトし、1つの輪になっての多人数戦。もう、こんな馬鹿なイベントは他では味わえないってんで、単身ここに乗り込んだわけですよ。 「こんなイベントの日にわざわざこの企画に集まった馬鹿」と主催者に褒められた参加者は59名。この59名が、各々にパックを奪い合い、優勝賞品59パックを目指して権謀術数を繰り広げるわけです。とりあえず、過去に2度しかやっていないモダマスのドラフトがスタート。しまった、アーキタイプの復習してなかった。とはいえ、1パック目で「タルモでねーかなー」とか思って開けたパックのレアは「刻まれた勇者」。ん、まぁ、悪くはないよね。悪くは。しかしコレ引くと金属術一直線になっちゃうのがなぁ……とか思ってたんだが、ピックの制限時間は1引き40秒。普段のダラダラドラフトになれている身としてはほとんどノータイムみたいなもん。しょうがないので「困ったときにはレアリティ」を信じて「刻まれた勇者」からスタートした。後で聞いた話では、上家は1引きが白だったので白に向かっていたらしく、親和パーツもそこで引かれてしまい、お世辞にも流れは良くなかった。「とにかくアーティファクトの数」ってんで「きらめく鷹の像」や「皮剥ぎの鞘」を必要以上に早めにピック。まぁ、下家を制限する意味もありますしね。当然逆回りはいい流れになり、4〜5手目くらいに「頭蓋囲い」ゲット、「マイアの処罰者」もそこそこの順目。そして上家は途中で親和を離脱しており、実は3パック目もそこまで悪い引きじゃない。アーティファクトの数はそれなりだ。ちなみに3パック目1引きだけは、大したカードもなかったしせっかく4000円も払ったのだから、ってんで開けたパックからでた「不敬の命令」を取り切り引き。レアはマジでこの2枚だけだから採算はボロボロだ。 以下が今回組んだデッキの全容。構築タイムで普段通りに「土地は……16でいいや、24−16!」とデッキを組んだが、回りから聞こえた「40枚でデッキなんて死にに行くようなもんや」という話にハタと気づく。そういやこの試合は普通じゃないんだ。なにせ制限時間6時間(?!)の試合。ライブラリアウトなんかで負けたら洒落にならない……ってんで、急遽適当にカードを増やして45枚デッキになった。
<土地 19> 島9 平地8 ダークスティールの城塞2
<クリーチャー的なもの 17> 皮剥ぎの鞘×3 きらめく鷹の偶像×2 太陽の槍のシカール エーテル階級の騎士 刻まれた勇者 鎌切り 金属カエル×2 フェアリーの機械論者 錆びた秘宝 厳粛な空守り×2 マイアの処罰者×2
<その他 9> 物読み 蒸気の絡みつき 頭蓋囲い 太陽の宝球 来世への旅 冷静な反論×3 忘却の輪
金属術の維持は容易だし、とりあえず「刻まれた勇者」さえ引ければ、あとは多めの装備品を勇者につけてぶん殴る、っていうデッキ。乱闘戦ルールにより、左隣をいかにスムーズに殴り殺すかが勝負になるわけだし。 しかし、テイクダブルマリガンの6枚スタートも、「島」「島」「太陽の宝球」でマナはピタリと止まる。「宝球」のカウンターも早々に使い果たし、場には「皮剥ぎの鞘」や「きらめく鷹の偶像」があるが、攻撃も防御もままならぬ。上家は、2ターン目「セレズニアのギルド魔道士」や「安息無き亡霊」からちょいちょい殴ってくるも、さらにもう1つ上との兼ね合いもあったのか、トークン生成のマナが出来るとあとは殴らずにエンド宣言が増えた。この上家のお兄ちゃんには大変お世話になったので、親愛の情を込めて「蟻の人」と呼称させてもらおう。この人である。しかし、順調にトークンを伸ばす上家とは対照的に、下家は私と仲良く土地事故。山3枚で止まっているが、「ヴィーアシーノの闘士」に「ゴブリンの戦化粧」を張って3/3二段で殴る男の赤単を形成。そして2枚目の「戦化粧」を張って5/5二段で殴ったところで下々家にバウンスされてショボン。 私が引いた3枚目の土地は幸運にも「ダークスティールの城塞」。これで一気に親和条件がゆるくなり、「金属カエル」「物読み」と連打、盤面は少しずつ固まっていく。この辺りですでに上家はトークンが5体くらいはいたのだが、「いや、殴りませんよ、上が怖いですし」とステイ気味。下家は相変わらず山3枚ながらも、「煙束ね」を2枚繰り出して何かを企んだ様子だったのだが……、ここで、下々家の回りで喚声と怒声があがる。多人数戦の殺し屋、「エリシュ・ノーン」の降臨である。今回の試合では影響力(レンジ)が上下に1しかないため、下家は「煙束ね」2体を殺されて大打撃。手札からはもう二度と出ることがないであろう「概念の群れ」がこぼれ落ちる。ノーンの影響下では何も出来ない赤単5色デッキ(??)の下家さんはすでにお通夜ムードであり、これは介錯してあげるのが人情だと思ったのだが……ここで下家にとどめをさすと、レンジのルールにより今度は私がノーンの影響下に入ってしまうではないか! 金属ガエル、厳粛な空守り、太陽の槍のシカール、全員お陀仏だ。 しかし、待ちに待った4枚目の土地、平地を引き当て、これで「鎌切り」を「太陽の槍のシカール」に張り替え。虎の子の「刻まれた勇者」も「皮剥ぎの鞘」のおかげで辛うじて死なないタフネスに。この時点で私は しかし、まんじりとしていてもしかたない。私は虎の子の「頭蓋囲い」(この時点で確か+9)を「太陽の槍のシカール」に装備させて進撃開始。さしものノーンもパワー10以上の絆魂先制攻撃に太刀打ち出来ない。私はチャンプブロックでライフを得て、さらに相手の陣容を削っていく。ライフが40点を超えたあたりで、パワー10オーバーの「刻まれた勇者」(当然プロテクション全色)がアタックし、諸悪の根源、ノーンは膝をついた! ノーンがいなくなったことで私も用済みになり、蟻の人にサツガイされるかと覚悟はしていたが、なんと蟻の人の同盟関係はまだ真実味を維持していたらしく、殴ってこない蟻の人。さらに盤面に「エメリアの盾、イオナ」を投下してくるも、色の宣言は私の使っている白や青ではなくて、上々家らが使っていた黒! もう、この宣言は本当の友情だ。私は上家が殴ってこないものだと完全に信じ、いや、殴ってきてももういいやと割り切り、尋常じゃなく膨れあがったアーティファクト軍団で粛々と下家を刈りとっていくことに。 ノーンの下家・緑単で大量のマッスルが湧いていたが、プロテクションの勇者をどうにも出来ず死亡。 さらにその下家・やっぱりプロテクション(略)で死亡。 強い! 我が親和は無敵ぞ! と思いきや、その下家には無色タッパーの「まばゆい魂喰い」がおり、これによって無敵と思われたプロテクションはあっさりストップ。青緑移植(タッチ白)はその他の陣容も充分に大きく、フライヤーが「大気の召使い」でタップされるので思うように殴れない。ライフの要であった「シカール」も「睡眠発作」でお休み。流石に働かせすぎたか。この時点で生存者は20名→10名と着実に減っており、同盟を結んでいた(?)上家も、荒れ狂う上々家らとの戦争に明け暮れてそろそろライフが減ってきた。私としてはデッキに入っている「来世への旅」か「蒸気の絡みつき」が引ければタッパーを1ターン処理出来て、その1ターンがあれば「勇者+頭蓋囲い」で余裕のフィニッシュだったはずなのだが、しばらく土地を引き続けていると、「流石にフライヤーが全部寝かされているのに殴らないのは失礼」と蟻の人が「イオナだけパンチ」を開始、7点ずつのスルーで40点あったライフはすぐさま20を割った。そしてようやく引いた「来世への旅」。これを打ち込めばもう1パックゲット出来る、とニヤリとしたのだが、残念ながら上の方でも色々起こっていたのだろう、ついに蟻の人がしびれを切らし、12体の蟻トークン+イオナでパンチ。まぁ、宣言された時点で私の負けだ。 正直、悔しいとか恨めしいという気持ちは無かった。むしろここまで生かしてくれて、遊ばせてくれてありがとうという気持ちが大きかった。まさかトップ8まで生き残るなんて思ってなかったからね(最終成績は8位でした)。感謝の気持ちを込めて、私は最後に手札の「来世への旅」をイオナにプレイ。これで、ターンエンドにイオナはワンサイズ大きくなって帰ってくるし、ついでにもう1回スペルの色宣言が出来るはず。いままでお世話になった蟻の人に感謝の意味での「旅路」だった。
が、これがとんでもない結果に。戦闘の結果私は死亡。すると、「私がコントトーラーであるカードや効果は全て消滅」するのである。「来世への旅」の「ターン終了時に戦場に戻る」は遅発型の誘発能力。つまり、「来世への旅」が消滅した時点で、もうイオナは帰ってこないことに……。わぁ、2マナで追放しちゃった。てへぺろ。ま、まぁ蟻の人の手元には相変わらず20体近いトークンがいるし、イオナの1体や2体くらい……。 しかし、このイオナ消失劇が、どうやらこの大会に大きなどんでん返しを巻き起こしてしまったみたいでね。私の上々家はイオナの戒めをとかれ、黒の呪文が自由に唱えられるようになった。そしてこのデッキ……「希望の盗人」がデッキに5枚、さらに「名も無き転置」やら大量のスピリット、秘儀、「遙か忘れられし御幣」の超スーパースピリットクラフト。トークンの防御など関係無く、「秘儀かスピリットを1つ唱えるとなんでも4点ドレイン」とかいう化け物デッキだった。今までイオナによって両手両足をもがれていたのだが、突然の復活。哀れ蟻の人はその後2ターンであっさりとライフを吸い殺されてしまう。ごめんよ、ごめんよ……。そして、最終的な優勝は、このスピリットクラフトデッキだったのである。Magicに「たられば」はないが、私がもし、あそこで妙な気を起こさず、「来世への旅」をプレイせずに死んでいたなら、あのスピリットクラフトは起動せず、蟻の人は並み居るトークン力で下家をなぎ払っていたかもしれない、優勝していたかもしれない。すまぬ、すまぬ、すまぬ……。お詫びと感謝の証としてパックを1つお裾分けしました。頑なに遠慮していた蟻の人、良い人でしたね。本当に楽しませてもらいました、ありがとう。 ラストの5人戦、3人戦も非常に熱い展開になり、経過時間のほぼ全部が「交渉」にあてられるとかいう政治力ゲームが抱腹絶倒。ヘッドジャッジの方も「やっぱり関西でやるイベントは最高に面白い」と太鼓判。歴史に残る名言が数々飛び出しました。個人的には、スピリットクラフト氏が上家に「血まなこの練習生」を起動されたくなくて苦し紛れに吐いた台詞シリーズが本当に大好き。「俺が、ここから勝つところを見せてやるから」「でも、君の協力がないと、駄目なんだ」。ちなみにスピリット兄さんには「俺がイオナを殺したから勝てたんや! パック分けてくれよ!」と絡んだら、熱い握手を返してくれました。おめでとう、59パック!
最終結果・サツガイ人数4人。パックゲット数5−2で3つ。 59人中、ベスト8。 総時間数・ピック含めて約6時間。 参加者の皆さん、お疲れ様! 時間過ぎたせいで謎解きイベントの続き行けなかったわ!! PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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