最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「Re:ゼロから始める異世界生活」 5→7 そりゃもう、たっぷりと楽しみましたね。えぇ。 ストレートなラノベ設定でここまで楽しめたってのも久しぶりかもしれない(「六花の勇者」はちょっと違うしな)。正確には「ラノベ」なのかどうか判断が難しいのは今作が「OVERLORD」と同じ「小説家になろう」を元にしている作品らしいというところ。もちろん人気があって面白い作品からアニメ化されるわけだから非常に偏った見方にはなるが、今のところこの「なろう」の作品は2作ともかなりのヒットということになる。普通のラノベと何が違うんだろう、ということを何くれとなく考えてみたが、余計な縛りの無さっていうのは大きなプラス要素になっているのかもしれない(以下の諸々はサンプル数が非常に少ない、適当極まりない言説なので無視してもらって結構です)。 いわゆる「ラノベ」とこうしたウェブ小説の違いは色々とあるだろうが、最大の相違点は「編集」が存在しないこと。つまり、検閲が入らない。これにより、普通なら「世に出てこない」ような作品でも日の目を見る可能性があり、今作なんかはひょっとしたらその典型的な事例なのかもしれない。何しろ、冒頭のループ時点では「あんまり面白くはない」のだ。「第一章」と言われる麻美子戦までの流れ、決してつまらないとは思わないが、ループの設定が雑だったり、どこかで見た事があるものだったり、そして何より主人公のキャラがウザかったり、この部分だけを出版社に持っていっても門前払いを食らう可能性が高いだろう。最近のラノベの傾向やレベルは知らんが、まぁ、編集ってのはそういう仕事だ。しかし「なろう」ならそんなことを気にせずに自分の好きなように書き連ねることが可能で、「チュートリアル」としての一章の後に今度は雰囲気をガラッと変えた2章を書く事も出来るし、多少無茶な設定でも誰にも突っ込みを入れられずにまかり通ってしまう。細かい設定やら欠点やら、そうしたものを大雑把に流して、「やりたいこと」の最終形を見ることが出来る。この「リゼロ」の場合、その「大局的な作品観」が見事にはまっていた作品だったのではないだろうか。 昨今のラノベ編集に忌避される(と噂されている)要素の1つに「余計な鬱展開」があるというが、今作は本当に「駄目でよわっちい主人公」が描かれており、失敗するときは徹底的に失敗する。そりゃもう、2度も3度も。目を覆いたくなるような失態を憧れの女性の前でやらかし、それでも飽きたらずループしたら別なルートで別な女性に蹴り飛ばされる。まさにトライアル&エラーの「エラー」が目につく作品。そうした見づらい部分を敢えてセールスポイントとして打ち出し、徹底的にスバルをいじめ抜くことが今作の楽しさの中心になっている気がする。いや、別にマゾヒズムに目覚めろというわけではなく、スバルは、これもよく揶揄されるような「ラノベ主人公って異世界に行くとなんだかんだでリア充になって成功しかしないよなー」を逆手に取った主人公なのだ。そりゃまぁ、お話なのだから最終的にはハッピーエンドを迎えているが、その過程で何度ものバッドエンドを繰り返す。つまり、スバルは基本的にクソ雑魚なのである。「弱いヤツ、狡いやつ、情けないやつでも最終的にお話に参加して主人公になるにはどうすればいいか」という問題解決の手段として、「死に戻り」が与えられているのである。どんな人間だって、殺されまくるとなれば、文字通り死ぬ気で打開策も探すし、どれだけ不格好でもそれだけの死の経験があれば何とかなるというのは、「結局スバルもリア充ルートじゃん」という非難をスレスレで回避しつつ成立させる大切な要素なのだ。 試しに今作の面白かった話数を抜き出してみると、個人的にハマったのはロズワール邸での一連の死に戻りの過程からフライング・ラムまで(5話〜10話)。そしてボッコボコに叩きのめされた13話、そこからゴロゴロと転げ落ちて、ピークを迎えた15話。この辺が今作で一番の盛り上がりを見せた(まぁ、その後のレム爆裂回18話も格別の味わいがありましたが)。正直、その後の白鯨戦以降はおまけみたいなもんである。「ボッコボコにされるのを見て楽しむ」というのが本作の有るべき姿なのだとしたら、それって「弱い主人公」の本懐だったんじゃないですかね? まぁ、もちろんそこから立ち直ってスバルが暴れ回る爽快感溢れる展開の方が楽しいよ、っていう人もいるかもしれないが、そういうのは別に他の作品でも見られるんでね。それこそ「OVERLORD」でもいいし。「スバルがクソ雑魚だからこそ、本作は面白かった」。そう考えると、あれだけヘイトを集めまくる独特のムカつく言い回しも、下準備のためのキャラ作りだった言えなくもない……かな? まぁ、残りの細々とした褒めるポイントについては各話感想参照、ということで。一応ヒロイン度数で今作をまとめておくと、上からレム・ミミ・パックな。異論は認める。4位があるとしたら……ペテルギウスちゃうか? PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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