最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「orange」 6→4 奈津姉ぇが可愛かったです。まぁ、それだったら「ベルセルク」でも良いんだけど。 序盤はなかなか期待させる設定で楽しみに見られた作品なのだが、進行するにつれ、ちょっとガッカリするポイントが増えていった作品。大きく分けて2つの側面での「ガッカリ」があったので割と評価はさげ目。 1つ目のガッカリは作画部分。特徴的なキャラクターデザインはいわゆる萌え絵とは一線を画したもの。先に実写映画があり、さらにアニメにする、という順番もあり、コアなアニメファン向けというよりも、原作や実写でも楽しんだファン層に向けて、なるべく原作の雰囲気を維持しようという狙いがあるデザインだったと思われる。このデザインの独自性は好感が持てるもので、ナイーヴな問題に切り込む青春ドラマというこの作品の本質にもマッチしている。これで十全に機能するようだったら評価も上がったのだが……なんか途中で力尽きましたね。後半になるにつれて動画がカクカクし始めて、油断するとその独特のキャラデザが非常に見づらい崩れ方になってしまう。意欲的なデザインだっただけに、それが維持出来なかったというのは残念至極。 そしてもう1つのガッカリについては、割と個人的な好みの部分もあるのだが、シナリオの本質的な部分である。「未来の自分たちからの手紙」というのは面白いアイディアなのだが、流石に手紙有能過ぎる、っていうのが1つ。毎日日記を付けてたからって、あそこまで懇切丁寧なフォローに回らんでも。「元の未来」の世界では、翔が死んだことはあくまで「結果」であり、おそらく菜穂たちは思い当たる節を片っ端から手紙に書いて過去の自分たちに託したのだろうが、それらがことごとく意味を持つかのように描写されると、いくらなんでも翔が弱い生き物過ぎる。スペランカーなみの耐久力だ。 まぁ、そんな茶化し方はおいとくとしても、この「仲間達全員が手紙で未来のことを知り、可哀相な翔をみんなで救おうと奮戦する」というデザインそのものが、なんだか非常に傲慢なものに見えてしまった。この辺りが一番個人の感情に依拠する部分なのだが、私はいわゆるドッキリ企画で人を騙す番組なんかが苦手なのである。「1人だけ何も知らない人間が、回りの人間の素知らぬ演技にだまされ、企画の中で転がされていく」という図式が、何とも哀れなものに見えてしまうのである。そして実際、今作における翔は「救われるべき」存在であって、決して「対等な仲間」になれていない。そんな絶望的な隔たりが無性に気になって、色々と奮闘している菜穂たちがなんだかズルい存在に見えてしまった。「未来が分かっているから、何も知らない翔の人生をいじくり回していい」っていうのは、たとえ動機がどれだけ純粋であろうとも、なんだか不当な行為に見えてしまってな。実際、そのせいで翔が余計に傷つくようなシーンもあったしなぁ。まぁ、この辺は勝手な被害妄想なだけなんだろうけども。 題材が面白いものだったのは間違いないし、それを調理するための方法も決して間違っていたわけではないのだろうが、ちょっと期待していた方向とはずれてしまい、「感動」の狙いが鼻につくようになってしまった、っていうお話。ちなみに、須和目線からするとある意味異次元のNTRものといえなくもないのだが……あいつのメンタリティもよく分からないよな。 追伸・奈津姉ぇのうざキャラは可愛いです(大事なことなので)。あと、「あの花澤香菜を罵倒し、叩き、悦にいる佐倉綾音」っていう構図が個人的にツボ。アフレコ現場ではどんなやりとりがあったんでしょうね。佐倉さん、すげぇしっくり来てた上に楽しそうだったなぁ。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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