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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 3回でおわらねーのかよ、第33話。ま−、どう考えても尺に無理はあったけども……それだとどうしてこんなヘンテコな構成にしたのかがいまいち分からない結果になってしまうのでは……。

 エニグマ編の後半と、チープトリック編の導入部分というのが今回の内容。確かにこうして見ると、単に並行して3つの試合が描かれたわけではなく、時系列に微妙なズレがあるおかげであっちが出ればこっちが引っ込む、みたいな展開になっている。原作でも同じようなわちゃわちゃがあったというならこれはこれで面白いのだが、原作でつながってたのってスーパーフライとエニグマだけなんだよね。やっぱり康一君がハードスケジュール過ぎるし、チープトリックをつなげた意味がよく分からない。単体だと導入部分が地味だ、っていう判断なのだろうか。割とはしょられてしまったが、乙雅三とのあれこれから見える岸部露伴の大人げのなさみたいなものは割と大事な要素だと思うんだけどなぁ。一応、今回オリジナルシーンで「何故かみんなしてタクシーに乗って帰る」っていうシーンがあるので、あんだけ揃ってる状況でも康一だけが露伴のところに行って仗助は帰る、っていうあたりに「やっぱり露伴と仗助は仲が悪い」みたいな要素は臭わせられるかな? あれ? そういや億泰どこ行ったんだ?

 とりあえず、今回は主人公チームからは噴上の活躍が描かれる。原作だともっとたっぷりやってた印象があったんだが、アニメでやられると随分あっさりした展開だったな。「噴上がすげぇ格好良かった」っていうイメージは、荒木先生が「紙を使って遊びまくる」というだまし絵みたいな構図をバンバン打ち出してくる作画の力が大きかったのかね。こういう「得体の知れない敵」と戦ってる試合展開が一番盛り上がる作品だしね。まぁ、エニグマの場合、「得体の知れない」要素を前面に打ち出しすぎて能力がよく分かんなくなってるんだけどね。もう、途中からエニグマの少年が単なる紙の化身みたいになってるしな。自分を紙に出し入れするのは自由、他の人間を出し入れする際には相手が「恐怖のサイン」を見せている必要がある。そこまではいいんだけど、じゃぁ、人間以外はどうやって取り込むんだよ、っていう。仮に人間じゃないものは恐怖のサインすら必要なくて好きに取り込めて、さらにタクシーのようなものまでサイズを問わずにポケットサイズまで縮小するとなると、エニグマというスタンドは相当便利な部類に入る。何しろ、理屈の上では飛行機だろうが巨大な建造物だろうが、好き放題に携帯出来るし、収納できるのだ。タクシーの運転手がタクシーごと取り込まれていたが、あれはタクシーと、運転手を別々に取り込んだものなのだろうか。ひょっとしたら、本人が意識していないだけで、エニグマが「1個のもの」だと認識したら一気に全部を紙の中に取り込める可能性すらある。もしそうなら、面倒なことせずに「東方家」そのものをがばっと紙の中に収納すればおしまいである。まぁ、流石にそこまで強くないとは思うのだが……お話の展開を好き放題に描いちゃったせいで、能力に際限が無くなったという、ジョジョには割とありがちなパターン。なお、最後のシュレッダーのくだりも、「シュレッダーの引っ張る力が強いから引き出せない」だったのにいつの間にか「手が突っ込めたら大丈夫」というよく分からない解決法になっているあたりももやもやである。その前に仗助が捕まった時には「紙の状態でペラペラの仗助」なんてモードは無かったのに、何故か噴上はペラペラのまま動くのだ。……まぁ、勢いって大事だからさ。

 さらに突っ込んでおくなら、やっぱりハイウェイスターが「遠隔自動操縦」なのかどうかっていまいち分からないよね。たまに見かける「本体がスタンドに注意する」っていう場面、あれは一応自動操縦だから起こる現象ではあるのだが(一番極端な例がベイビィフェイスである)、エコーズとかスパイスガールみたいな例もあるから何とも言えない。初期のスタープラチナだって言うこと聞かなかった設定だしな。

 結局、宮本輝之輔はアンジェロに続く最も悲惨なお仕置きで退場(まぁ、ここの三連戦の敵キャラはみんな悲惨な状態になっているが)。何故かずっと昏睡しているおふくろさんを連れてみんなでご帰宅。そんな中、ようやく戻ってきた康一に助けを求めているのが露伴先生なわけだ。チープトリックの出現シーン、なんか乙雅三が落ちた穴が原作と全然違っていた気がするが、まぁ、あんまりでかい穴だとマズイのでね。必死に背中から引き剥がそうとする露伴先生が突然踊り出したり、何とも珍妙なシーンが多いが、実際起こってることが珍妙なので致し方ない。何しろ「本体が変わるスタンド」というトリッキーなコンセプト。やっぱり杜王町という「日常」が舞台のお話なので、スタンド使いとして覚醒してもその力を使いこなせない連中が多いようである。まぁ、スタンドっつうか一種の「呪い」なわけだが、もし、もうちょっとだけでも乙雅三の精神力が強く、チープトリックがちゃんとしたスタンドとして発現していたらどんな能力だったのかは気になるところである。「相手の背中を見たら殺せる」とかだったんだろうか。だとしたらやべぇな。まぁ、チープトリックの諸々についてはまた次回。

 そういえば、承太郎さんが独自に動いて、例のボーリングの爪切り事件(アニメではカットですね)に肉薄しているなんてシーンも。あのあたりの吉良が一番イカレてて最高なんだけど、アニメだと何かに引っかかっちゃったのか、単に尺調整のためなのか。ボーリングの爪切りがダサいって言われて、ボーリング関係者からクレームが入った可能性も。無い。

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