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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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DAYS」 5→5

 サッカーしてるアニメでした。あとは……あとは……。

 いかにもマガジン原作らしく、徹底して堅実な作り。最近でも「ダイヤのA」や「ベイビーステップ」など、マガジン発のスポーツアニメはとにかく堅実で失点が無い。となると、あとは評価が大体同じになってしまうわけで。「野球やってた」「テニスやってた」。だから、「サッカーやってた」。

 今作の主人公、つくしの面白いところは、いわゆる「努力型」の典型だが、なかなかその後の才能が分かりにくいところだと思う。得てしてスポーツ漫画の主人公っていうと努力型に見えて「実はその遅い球が武器になるんだ」とか、「本人も自分の持ち味に気付いてない……」みたいな展開で強さを発揮するパターンが多いのだが、つくしの場合、本当に「努力すること」以外の才能が皆無。とにかく走ってとにかく蹴って、それだけで公式戦のレギュラーにまで上りつめるという、徹底した「努力型」である。その結果、例えば運動量が増えたり、いくらか勝負勘が養われたりはしているが、最後までシュートは入らないし、ピントのずれたこともやっている。このつくしの(表面上の)成長の無さを、もやもやと見るか、面白味と見るか。

 個人的には実はこの辺りが何とも微妙なところ。多分理由は「私がサッカーをさっぱりしらない」せいだと思う。これまでサッカー漫画ならちょこちょこ読んできたが、流石に徹頭徹尾努力型の主人公なんていなかったし、どうしたって主人公には「劇的な必殺技」や「劇的な進化」を求めてしまう。だって、運動量が多くてとにかく走ってる人間がどの程度大事かなんて、サッカー知らないからピンと来ないんだもん。他にも、それぞれの選手の持ち味について、私は描いている方の意図している半分も理解していないかもしれない。誰の何が上手いのか、どこがドラマティックなのか、そのあたりがピンと来ないのは、作風と私の無知のどちらにも原因があるのだろう。

 ただ、言い訳をさせてもらうなら、サッカーの試合描写にそこまで魅力を感じなかったのは映像面の影響もあると思う。これも突き詰めれば演出方向の話になるのだろうが、今作はあまり「スポーツのダイナミックな動き」に重きを置いていなかったように思う。おかげでどのシーンを見たらいいのか、熱量の分配が定まらなかったことは間違いない。ただ、さらに考えを進めればこれもまたサッカーという競技の性格故の問題であり、野球のようにドラマの中心となるシーンが分かりやすければいくらでも盛り上げる画作りが出来るのだが、サッカーのように終始動き続けるスポーツの場合、流石に全てのシーンを「見応えのあるもの」にするわけにはいかないし、クライマックスのシーンをそれ以外と区別してメリハリを付けるのは難しい。漫画原作ならコマの大きさやシーンの切り出し方で作れる流れが、アニメという流動的な媒体では活用しきれないのだ。そのあたりが、これまでサッカーアニメがいまいち盛り上がらなかった理由なんじゃなかろうか(キャプテン翼やイナズマイレブンはサッカーとは言えない競技なので除外)。つまり、今作が良かった悪かったという問題以前に、「サッカーアニメって難しいね」っていうのが、今作で得られた感想です。

 まぁ、まだ続編も展開していくようなので、どこかで「あぁ、これが面白いのだ」って分かるタイミングがあるかもしれない。「ダイヤのA」同様、息の長いアニメになってくれればよいのではなかろうか。あ、マネージャーはかわいいです。

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