最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「Occultic;Nine-オカルティック・ナイン-」 6→5 2クールでやれ。いや、ホントマジで。何故この企画が通ったのか、全く理解出来ないのだが……受け入れられる公算があったということなのだろうか……。 今世紀最大規模の早口アニメという謎の属性を手に入れてしまった本作。この早口っぷりは「てーきゅう」への挑戦なのか。いや、でも5分アニメのてーきゅうだから成立した(?)形式であって、設定説明が大変な30分アニメでそれが同じように出来るわけがない。そりゃもちろん「説明が大変」だからこそ、詰め込むためにこの早口が必要だったのは明らかだが、「説明しないと駄目だけど、どう考えても尺が足りない」→「じゃぁ全部早回しにしましょう」って、意味が分からない。過去に「フォークダンスDE鳴子坂」というお笑いコンビがとあるお笑いのコンテストで「普段やっているネタを倍速でやる」というとんでもないネタを披露したことがあったのだが、それと全く同じ衝撃である(もちろん、その時は予選敗退した)。 これがもし「普通の」速度で展開していたアニメだったら、割とすんなり受け入れられただろう。最初に期待していた通りに「ナイン」というタイトルに代表されるように多数の人間が入り乱れる群像劇としての賑やかさ、雑多さはよく出ていたし、そこから展開される「オカルト」を中心としたメインシナリオも、色々と突っ込みどころはあるものの、成立していないレベルではない。クライマックスの対決シーンなど、たっぷり尺を取ってアツい展開にすればガモたんの頑張りだって主人公らしくて盛り上がったはずだ。傑作にはならないかもしれないが、「まぁ、こういう話ってあるよね」くらいにまとめられる。そのうえでアニメーションとしての不気味さ、不可解さが際だてば、作品としては合格点である。ことり箱を巡る一連の描写など、充分に「オカルト」要素を作る映像は出来ていたのだし、腰を据えて見たい作品だったのは間違いない。 しかし、こうした「基本が出来ている」はずのアニメが、何故か早回し天国になってしまったことで、その存在意義ががらりと変わってしまう。だって、何をしていても「早回し」のことばかりが前景化してしまい、他の情報を受容する余裕が一切無いのだもの。必死に「作中で起こっている何か」を理解しようとしても「早口やなwww」っていう部分が気になって頭に入ってこないのだから、それ以上の演出意図や画面構成などをじっくり見ている余裕なんてあるはずがない。おそらく「単に長い尺のものを短くしただけ」ではなく「早回しを前提にしているので少しでも理解がしやすいものを」という意識は働いていると思われるので、本来ならば演出の努力を少しでもくみ取りたいところなのだが、常人の能力ではそれが叶わない。つまり、制作側がすすんで「理解出来ないアニメ」を作ってしまっているのだ。こんなに勿体ないことがあるだろうか。 正直、これが誰の責任なのかは分からない。もちろん最終的には1クールという尺でGOサインを出した人間なのだろうが……。脚本を組み、それを詰め込むためにここまでアクロバティックなことをやろうという突き抜けた発想は、一体誰が思いついたものなんだろう。監督なのか、脚本なのか。うーむ、千代丸だったらこれくらいの提案はしかねない気もするが……。とりあえずもう1回、「2クールでやれ」。 まぁ、無茶苦茶な企画になってしまったおかげで、中の人たちの苦労を楽しむアニメとしては上質でしたけどね。早口芳忠さんとか早口麻美子とか、普段はなかなか楽しめない方向性で色々楽しめましたし。あと、吉田仁美がまっとうなヒロインをやっているのは初めて聞いたので面白かった。「おっ、普通の女の子やん」って思ってても注意して聞くとそこはかとなくムーコに聞こえてくるのがちょっと楽しいのです。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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