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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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第3部・個人の部

 ここから先は個人の部。本当なら1人1人にスポットを当ててみたいところなのだが、どれが誰の答えか覚えてるわけではないので、一部だけに限定して触れたい。個人的には、「俺の考えたナイス解答」も紹介したいところだが、自画を自賛しにくいゲームなので自粛……いや、いくつか載せておこう。個人的にこういうのが書けると満足します。↓

 

「はくさつ」

迫り殺すこと。

 

「ふぉいひとう゛ぁんがー」

ベルギーの天文学者、物理学者。天動説が通説とされる中で、天体と人心の関わりを説く人動説を唱え、迫害、処刑された。

 

「まんていか」

無人一首の異称。

 

「せせっしょん」

重ねてセッションすること。多重セッション。

 

 個人の問題になってくると、今年フィーチャーされたのは「とある2人」の関係性。どういうわけか「まさかそこで被るの?!」みたいな謎のシンクロを披露する、「左脳人間」を自称する2人である。

 

「じんげる」

4.心を失いそうになる。魂消(たまげ)る。

5.魂消(たまげ)る。

 

「さこんたろう」

4.(「左近の桜、右近の橘」から)桜。

5.桜の木を擬人化して呼んだ語。

 

「かこのしま」

6.鹿の体表に似た縞模様。実際は斑点模様。

7.子鹿の毛に出現する斑点模様。

 

 うーむ、どういう脳の構造なんだろうなぁ。上記の解答だけを見ると確かに左脳人間ではあるのだが、この2人、「たまに変なネジが外れる」というところも共通していまして。まずは財布先生の名解答から。

 

「おとひ」

海底にあるという竜宮城の城主。男ならおとひお、女ならおとひめと呼ばれる。

 

「いくたよろず」

大正期の婦人運動家。その豪胆ぶりは「女はよろず、男は寄らず」と畏れられた。

 

「しーろー」

(男女同権に配慮した造語)女性勇士。黒岩涙香は英雌(えいし)という訳語をあてた。

 

「ゆなゆな」

(お互いに「君の名は」と問うことから)初対面。

 

「さまらばれ」

聴覚障害詐欺が発覚すること。

 

「しげてぃ」

(茂みのイエティの意)山男。

 

「あまのさかて」

海中で蹴りを多用する海女をサッカー選手にたとえて言う。

 

 「おとひ」や「しーろー」は左脳極まった内容と言えるのかもしれないが、秀作ですね。続いて、振り切れるときは下ネタ方向に振れることが多い水鏡先生。

 

「さんがー」

ライガー(ライオンとタイガーの混血)に、さらにライオンをかけ合わせたもの。

 

「ゆめのいちろうべえ」

大正期に得手講(えてこう)を通じて広まった性的遊戯。珍反自慰(ちんぱんじい)。

 

「つだみ」

津のようであって津のようではない土地。

 

「ふっきんぐ」

将棋で、歩と王の場所を一瞬で交換する禁じ手。

 

「へんじょうなんし」

(ヘンリーの上のナンシーから)騎乗位。

 

「ていしょうがい」

手袋だけをした露出狂。

 

「かたなき」

肩を亡き者にすること。

 

 本当に突発的に出てくるから怖いんだよなぁ。ちなみに、突発的じゃないから全然怖くない(むしろ出題者側が怖い)代表選手といえば、シーチキン先生。もう、文体がすでにオリジナリティ。

 

「しばしょうじょ」

ロボトミー手術を受けて、死の恐怖を払拭してがむしゃらに闘う兵士として調教された少女。

 

「すやまどんおう」

性行為で掃除機を用いなければ感じることが出来ないほど鈍い王様。

 

「ねっきんぐ」

ゴジラが、果物の皮をむくかのように、女性の衣服をはぎ取ること。

 

「まんにち」

満足するまで一日中射精し続けること。

 

「しょうらいもくろく」

(不治の病に冒された少女が自分の未来を夢見て「将来の夢」というテーマで作文を書いたという話から)ウエディングドレス。

 

「なにをなすべきか」

(幼児語)おやつ。

 

 こんな馬鹿どもによって、このたほいやは運営されています。

 

 

最終部・黒の章

 

 残すはあと1人。傾向も対策も……無意味だったんだ……。まずは軽くイスラム部門。

 

「あらちお」

イスラム国営放送局。

 

「びんざさら」

ビンにアッラーの座行を詰めたもの。ボトルアッラー。

 

「かもんいす」

イスラムを挑発する語。

 

 

 たくさん揃った偉人部門。

 

「あえぬがに」

インドネシアの独裁者。統治者ながらも各集落を渡り歩き、言語狩りに尽力した。ポルポトと並び「アジアの邪心」の異名を持つ。

 

「ぴんとー」

インド陸軍元帥。19世紀初頭に活躍。その勇猛をたたえた「コブラ祭り」で有名。

 

「なんわん」

インドネシアの環境学者、農学者。米の早期収穫に反対し、田を収穫者から守るためコモドドラゴンを放つコモド農法を提案した。

 

「つくるかね」

アル・カポネの弟、合衆国拳法の始祖。兄の暴虐を止めるため十字格闘軍を創立。

 

「またこもの」

アメリカの日本学者、作家。アメリカ文化を痛切に批判し、文壇でますらおぶりの精神を唱えた。作「メリケン・ジャップ」

 

「ちんたくのほう」

ロシアの兵法家、セルゲイ・チンタクノが開発した大砲。20mある砲身にベアリングを敷き詰め、圧倒的低摩擦を実現した。

 

「うとうやすかた」

江戸期の農学者。江戸の七農聖の一人。夜農術「提灯闇耕(ちょうちんあんこう)」や防災術「収凶穫前(しゅうきょうかくめえ)」など新技術を開発。

 

「ぷらんせっと」

フランスの精子画家。精子を兵士に見たて、七色の精子でゲルニカを描いた。作「最臭戦争」。

 

「おんどまるとの」

モーパッサンの小説の和訳。自然科学の化身、温度丸が野に帰るまでを描く。

 

「しーろー」

沖縄県出身の名プロレスラー。シーサーとヒーローをかけた名。琉球空手を武器に米軍と闘う。

 

「ぱちぱちおう」

ルイ十一世の異名。斜視撲滅のため出したまばたき禁止令から。

 

「しんぜんそう」

織田家の食客の禅僧兵の軍団。延暦寺の放火、本能寺の防火に加担した。

 

「もしかあんにゃ」

長崎の聖女。もしかアンナ。あらゆる人に「もし」、「もし」と尋ね、万事に尽くしたことからいう。

 

 やたらと性器に固執する、性の乱れ、倒錯部門。

 

「あるへんてぃーな」

スイス軍男娼部隊の俗称。平常時は山中で待機し、戦時には兵士を温めに下山する。

 

「さどぎつね」

近代去勢術の一派。すれ違いざまに男根に煮え湯をかける「稲荷揚げ」を得意とする。

 

「せいしれんぽう」

徳川家秘伝の精力増強法。片方の睾丸を氷で冷やし、もう一方を火で炙ることで体液の対流が促進されるとされる。

 

「うっせい」

右の睾丸の精子。

 

 自然に使ってるけど、なにそれ。新しい言葉作りすぎ部門。

 

「くすりくそうばい」

大名遊びの一。末期の病人に薬を入れた餅と糞を入れた餅をどちらか分からぬように選ばせ、鵜食(うば)わせる。

 

「みそのう」

(皇族感動詞)あの。その。どうも。

 

「ここうたんぽ」

平賀源内の発明したココア式湯たんぽ。

 

「すととんぶし」

野豚士(のぶし)。

 

「ふぉいひとう゛ぁんがー」

未詳の歌曲「荒ぶれるイスラム人」に登場する、修行僧を畑の肥やしにする想像上の魔農。

 

「しげだるき」

旧ソ連の暗黒闘犬。闘犬とは名ばかりで、犬を模したものならば、狼、犬戦車(ドッグ・タンク)、はたまた狂犬病患者まで何でも出場した。

 

「みそくさし」

平安期の鬼道戦士。ケシから作った味噌を葉に詰めて吸飲し、大麻調服とうそぶいた。

 

 誰も思いつかない、その発想はなさ過ぎた部門。

 

「ごむしゅ」

ナポレオンなどの業の深い紳士を示す語。

 

「もみもみ」

→おっぱい。

 

「おいたなじー」

大分(おおいた)差別思想。

 

「よなきうぐいす」

(ウグイスが「ホーホケキ」まで鳴いて「ョ」まで言えないまま死ぬという故事から)夢半ばにして死ぬこと。

 

「えすかっぷ」

と金に同じ。

 

「いくたよろず」

数世紀もののロゼ。

 

「りんじゅうてん」

死に際のテンカウントのこと。

 

「もにりあしょう」

(喪に服したときに唱和するリア王の意)場に合わない行動をするさま。また、その人。

 

「ふこうせかい」

→オセアニア

 

 

 もう、文頭に括弧を付けるところまでがネタ部門。

 

「しのね」

(仏)金閣。

 

「はーげんべっく」

(独)毒髑髏。

 

「しろくじら」

(北)死域に入った鯨。

 

「めりえす」

(野球用語)投手が召されること。

 

「ゆなゆな」

(大名用語)湯が無い、湯が無い。

 

 もう、そういう仕事につけよ部門。

 

「あかげっと」

昭和の流行語。腕が良く早技の床屋を指す。あっという間に花鳥風月をもじった語。

 

「へんじょうなんし」

平塚らいてうの小説「水平線上のナンシー」の略。「男は空、女は海、我はその間を征く者なり」の名文で有名。

 

「へむろっく」

ピンクフロイド以降のシューゲイザー文化の流れを汲んだプログレッシブ・ロックの一派。ハンマーを叩く音のリズム、消しゴムをこする音のビート感、マトリョーシカを開閉する音のシンコペイションを伴奏に聖歌を唱和する。古典と現代音楽の架け橋となりヒップホップなどレイヴカルチャーの基にもなった。

 

 

 最後は今年を締めくくる、個人的に選出した「暴虐ワードベスト10」で締めたいと思う。一応順不同だが、どれもこれも常人には辿り着けない境地だ。歴史に残したくないが記憶には残る。そんな日本語の恐怖に、ただただ怯えるがいい。

 

 

 

 

「まつのおばん」

末法警察。

 ルビを振っているわけでもないのに、自然と「まっぽうまっぽ」と読まされてしまう不思議。この自然さ、一体どこから出てくるというんだ。

 

 

 

 

「あななす」

(肛門が吃音症であることをなじる意)無拍子に放られた屁。

 「肛門が吃音症」の時点でもう駄目。この単語を見て、その発想に到る時点でホント駄目。「アヌス」がどもっても「あなっっなす」にはならんやろ。

 

 

 

 

「ぶりおこし」

江戸期の儒家、鹿田鰤男の異名。その儒家ぶりは親をほめ殺す程と恐れられた。

 鹿田鰤男(しかだぶりお)の時点でアウトなのに、そこからまさかの韻を踏んだ「じゅかぶり」で二の矢が飛んでくる。あげくに「ほめ殺す」という、ラーメンマンの技でいうなら打穴三点崩しみたいな趣の一文。

 

 

 

 

「てんぽしゅぶんぐ」

(テンポ記号)祈るような速さで。

 「テンポ記号」の時点で表記としては駄目なはずだが、その後に絶望的な指示が書かれている。楽譜を見てこの記号が目についたら、確かに天を仰いで祈るくらいしか出来ることは無いだろう。

 

 

 

 

「りりーまるれーん」

日本ドッグレース協会の最速犬リリー丸専用のレーン。

 言わずと知れた名作。もう、「りりーまる」で切ってレーンを設置する豪腕には畏敬の念しかない。将来、僕も立派な犬を飼って専用レーンに名前を刻みたい。「ポチレーン」とか「太郎レーン」だったら割と普通……かなぁ。

 

 

 

 

「ぼりや」

一人のボリシェビキでは折れてしまうが、三人のボリシェビキなら計画が遂行できるという教え。

 解答を読み上げる人間を笑い死にさせた非劇の一文。目をつぶればほら、極寒のロシアの地で肩を寄せ合い、矢をへし折っているボリシェビキの姿が鮮やかに……。

 

 

 

 

「ちんしゅう」

満州を侵す日本を罵って言った言葉。

 このシンプルかつ大胆な展開を、他の誰が書けるというのだろう。「侵す」と「犯す」が微妙にかかっていて、実に芸が細かい。「マンを犯すからチンて!」と騒ぎたてたら「あ? どういうことですか?」みたいな顔をされたから懇切丁寧に説明したら、凍り付いたような表情で「そ、それは病人の発想です」って(病人本人から)言われたことは、孫の代まで語り継ぎたい。

 

 

 

 

「とぅっさんるーう゛ぇるちゅーる」

お産の際に布を噛んだ妊婦が叫ぶ言葉。出産、うー出る、来ーる、が吃ったもの。

 暴虐、ただただ暴虐。

 

 

 

 

「ぺんまんしっぷ」

スイス水軍の粋を集めて作った歩水船。ヴィクティム1世が考案。水素の放射エネルギーから推力を得て、水上をスイスイと酔歩する。

 確か「狂歌」っていうジャンルがあったよね。これ、入門書に載せておいてもいいんじゃないかな。文字通りの「狂った歌」として。

 

 

 

 

「きんとうてん」

中華数学省推奨の「零次元知育菓子」。一次元のものは金糖線。二次元のものは金糖平といい、日本でも知られる。

 事ここに至っては、もう既にファンタジーやSFの世界の話である。全く意味の分からない単語を、グッと身近に引き寄せて既知のものの類例と結びつけるその手法は、まったく新しい概念を苦もなく飲み込ませる、フィクション作家に欠かせない技術である。一体、どこでこんな荒行をこなしてきたというのだろうか。

 

 

 今年も色々ありました。2017年も、幸せな辞書生活が送れますように。

 

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