忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[5154] [5153] [5152] [5151] [5150] [5149] [5148] [5147] [5146] [5145] [5144]

 

<赤>

 

 

Angrath’s Marauders アングラスの匪賊 (5)(R)(R) R

クリーチャー・人間、海賊

4/4

あなたのコントロールする発生源がパーマネントやプレイヤーにダメージをあたえるなら、それは代わりにその2倍のダメージをあたえる。

 その身に灼熱洞を宿し者。7マナ4/4というとんでもない重さであるが、能力がある時点で7マナ8/4とも言えるわけで、フィニッシュ性能は流石の7マナ分。着地してしまえば召喚酔いしていようと周りの連中がヒャッハーしまくるし、次のターンに適当な火力をボコボコ打ち込むだけでもゲームに勝てるだろう。今回は恐竜を中心に重いカードが多いが、宝物の力を借りれば7マナなんて案外すぐなのかもしれない。というか、宝物を使っていくモチベーションとしてこいつがマナカーブのトップにいるのは正解な気がする。

 

Bonded Horncrest 結束した角冠 (3)(R) U

クリーチャー・恐竜

5/5

〜は単体では攻撃もブロックもできない。

 くすぶり獣(GTC)」のどでかい版。あっちはコモンで3マナ3/4、こっちはアンコだけど4マナ5/5。レアリティの差を見せつける充実したビルドアップである。コストが重くなったことで、「一緒に殴りに行く仲間を用意しやすくなる」というメリットもあり、攻撃時にデメリットを気にすることはそこまで多くない。あとはその有り余る巨体を堪能するだけである。せっかくのサイズが吸血鬼トークンなんかでちびちび誤魔化されるとイラつくので、この手のカードでブンブン言わせたい人は「両手撃ち」のメイン投入なんかを考えてみてもいいかもしれない。

 

Brazen Buccaneers 鉄面連合の海賊 (3)(R) C

クリーチャー・人間、海賊

2/2 速攻

〜が戦場に出た時、これは探検を行う。

 赤に唯一与えられた探検隊。4マナ3/3速攻 or 4マナ2/2キャントリップ速攻。どちらにしてもコモンだったらお釣りがくるレベルのスペックである。コモンに有効な速攻クリーチャーが1体いるだけで、リミテッドで最後の詰めの部分の計算が面倒になるので、ゲームとしてはこれで良いと思います。「もし相手がコレ持ってて、さらに探検でカウンターのったら負ける……」とか、考えたくないけど考えなきゃいけないのがやきもきしますよね。

 

Burning Sun’s Avatar 焦熱の太陽の化身 (3)(R)(R)(R) R

クリーチャー・恐竜、アバター

6/6

〜が戦場に出たとき、〜は対象の対戦相手に3点のダメージをあたえ、最大1体までの対象のクリーチャーに3点のダメージをあたえる。

 「恐竜・アバター」というクリーチャータイプもよく分からないのだが、白・赤・緑・ナヤカラーの多色レアに各一体ずつ配置されている。ただ、特にこれらのアバターに共通点があるというわけではなく、このクリーチャーも見ての通りにすこぶる地味な効果。そりゃ弱くはない。6マナ6/6で場に出たとき合計6点もばらまけるクリーチャーに文句を言ったら罰が当たるってもんだが、じゃぁこれが使いたいデッキってどんなデッキかと聞かれれば言葉も続くまい。ビートデッキのゴールとして6マナだとちょっとなぁ。現時点ですでに「栄光をもたらすもの」というゴール候補が暴れているわけで、直接的に上回るアピールポイントがないコイツではちょっと赤いビートは任せにくい。今後恐竜サポートが増えるようなら、その時に日の目を見るのかなぁ。なおリミテ()

 

Captain Lannery Storm 風雲船長ラネリー (2)(R) R

伝説のクリーチャー・人間、海賊

2/2 速攻

〜が攻撃するたび、【宝物トークン】を1つ生成する。

あなたが宝物を1つ生け贄に捧げるたび、〜はターン終了時まで+1/+0の修正を受ける。

 風雲船長(真顔)。その和訳で大丈夫か……。一体何をやらかすキャプテンなのだろう。「暴れん坊将軍」みたいなもんかな……。とりあえず、わざわざ伝説認定されているのだからこの世界ではそれなりの有名人らしく、3マナ2/2の速攻持ちで、目ざとく宝物を見つける抜群の嗅覚を持っている。ただし、何故かお宝の発見には探検や調査ではなく「アタック」が必要であり、おそらく他所の船から強奪した結果の財宝なのだろうということが窺える。攻撃してしまえば宝物1個は確定で、あとは殺されようがブロックされようが関係無い。まぁ、このステータスなら普通は殺される機会の方が圧倒的に多いだろう。その際に今もらったお宝を使い潰せばパワーが上がるので相打ちの可能性を引き上げることが出来る。最悪、宝物なんていらないっていう状況でも殴るたびに3/2になる速攻クリーチャーとしては扱える。珍しいデザインだが、とにかく「4ターン目に5マナに届くマナ加速クリーチャー」なのは間違いないわけで、緑を使えないけどランプもやりたい、みたいなマニアックなニーズがあるならひょっとしたら出番はあるかも。でもなぁ、レジェンドなんだよなぁ。

 

Captivating Crew 蠱惑的な船員 (3)(R) R

クリーチャー・人間、海賊

4/3

(3)(R):ターン終了時まで、あなたは対象のクリーチャーのコントロールを得る。それをアンタップする。それはターン終了時まで速攻を得る。この能力は、あなたがソーサリーを唱えられる時にのみ起動できる。

 海賊は楽しいって、どこぞの世界一売れてる少年漫画でも言ってますからね。そりゃ誘われたら思わず従っちゃいます。「うるせぇ! 行こう!」(ドン!)ですよ。ただ、よく見るとこいつの起動型能力は誘惑とか勧誘じゃなくて「脅しつけ(10E)」なんですけどね。確実に刃物突き付けられてるやつだ。4マナ4/3とボディもそこそこな上に、毎ターン「脅しつけ」打ち放題と、かなり大盤振る舞いなレア。これで除去打ち放題だったらまだ「クリーチャーを出さない」という消極的な対策もあるだろうが、「脅しつけ」効果は分かってたからって対策できるもんじゃなく、クリーチャーを出し惜しみしたらどんどん劣勢になるばかりだし、有効牌を出せば出すほど首が締まる地獄の罠。このおっさんをなんとか除去しない限り、普通のクリーチャーデッキではほぼ死に体である。そして当然「パクり&サクり」という伝統のコンボはこのおっさんの最も得意とするところで、今回はアンコモンながら1マナで好き放題サクれるエンチャントなんかも登場している。略奪&暴虐。海賊やってる気分が満喫できるぞ。友情も努力もないけど勝利があればええねん。

 

Charging Monstrosaur 突進するモンストロサウルス (4)(R) U

クリーチャー・恐竜

5/5 トランプル 速攻

 シンプルに豪腕。最近はクリーチャースペックの更新が著しく、コモンレベルでも5マナで5/5クラスを達成する例も増えてきたが、そこに2つもキーワードを並べれば、それだけであっという間にアンコモンの貫禄。今の環境で「巨大百足」を出された時のうんざり感を思い出し、それがさらにトランプル持ちでいきなり突っ込んでくるところを想像すればいいわけだ。「ちょwwおまww」くらいしか言葉が見つからないんじゃなかろうか。しかも今回、宝物トークンとか恐竜用のマナ加速とか色々あるんですよ。4ターン目に走ってくる可能性も結構高いんですよ。玉乗り仕込む余裕もないわ。

 

Demolish/破砕(KLD)」 C

 いつも通りに。今回は珍しく赤と黒のコモンに同時に土地破壊呪文が収録されている。これはおそらく伝説の土地サイクルがリミテッドで暴れまわることを懸念してのことかと思うが、一応、これらの(おそらく不人気でぐるぐるするだろう)呪文をかき集めて土地破壊デッキを狙うことが……1回くらいやりそうな気がするな。

 

Dinosaur Stampede 恐竜暴走 (2)(R) U

インスタント

攻撃クリーチャーはターン終了時まで+2/+0の修正を受ける。あなたのコントロールする恐竜は、ターン終了時までトランプルを得る。

 楽しそうなカード名になったな。なお、効果はほぼ「ラッパの一吹き(KTK)」なので大体コモンレベルのカードである。もちろん、その名の通りに恐竜軍団を率いているならば決定力は跳ね上がり、5マナの「火山の猛進(DTK)」相当までレベルアップする。ただでさえでかい恐竜がパワーを上げてトランプルで踏み潰してくるのだから、2〜3体も並んでいればゲームエンドだろう。「ラッパの一吹き」はそれなりに求められていたカードだったのだから、今回はアンコからしか登場しないということに注意しつつ、恐竜デッキ以外でも適宜引いていく必要がありそうだ。

 

Dual Shot/両手撃ち(SOI)」 C

 イラストを見ると「どうみても片手で撃ってるやん」というツッコミ待ち。イニ影版だと間違いなく両手で撃ってたんだけどね。英語の「Dual」は単に「2つ」の意味なので、イラストのように二股になっていて2体を同時に攻撃していれば、「両手」の概念は別に必要ない。登場時に正確な和訳をつけるなら「同時撃ち」とか「2体撃ち」とかになったんだろうけど、最初のイラストに引っ張られた結果だろう。まぁ、しょうがないよね。とりあえず吸血鬼トークン相手に覿面の効果を発揮する火力。そして今回は自軍の恐竜を2体同時に激昂させるためにも使えるし、この呪文の難点である「ちょうどいい対象が2体いない」問題を積極的に解決しにいっているのは見事な環境とのシナジーである。恐竜デッキなら激昂トリガー&序盤の露払いにメインで入れていてもいいんじゃなかろうか。

 

Fathom Fleet Firebrand 深海艦隊の扇動者 (1)(R) C

クリーチャー・人間、海賊

2/2

(1)(R):〜はターン終了時まで+1/+0の修正を受ける。

 2マナのクリーチャー、いわゆる熊の性能でその世界の生物の強弱を推し量ることが可能だが、2/2バニラの吸血鬼が与えられた黒に対し、今回の赤クマは非常に強力だ。こいつの他にも恐竜がいれば攻撃時に3/3になれる「ティロナーリの騎士」もおり、「果敢なケンラ」だった「破滅の刻」とは雲泥の差。「破滅の刻」では黒に加虐付きの「ケンラの永遠衆」がいたことを考えると、この辺りのクマ対決は赤と黒が追いつけ追い越せの関係性をしばらく続けていくことになるのだろう。で、こちらの海賊だが、なんと純正の熊にブレス能力がつくという、歴代の赤コモン熊の中でも最上級の一品。次のターンにはタフネス3までが打ち取れて、さらに次のターンにはタフネス4も巻き込めるようになる。よっぽどのことがない限り1人では死なない姿勢。現在の環境で「ミノタウルスの名射手」がどれほど活躍できているかを思い出せば、その強さは想像しやすいはずだ。相打ちを嫌っても通せば大ダメージ、捨て鉢の攻撃に見えても強襲トリガー。まさに海賊のために与えられたようなぴったりの1枚だ。

 




Fiery Cannonade 焦熱の連続砲撃 (2)(R) U

インスタント

〜は海賊でない各クリーチャーに2点のダメージを与える。

 全体2点火力の系譜。「紅蓮地獄(M11)」を基盤とするこの血脈は、いつだって環境を規定する試金石となっている。最近では3点と数字のでかい「焼夷的破壊工作(KLD)」がリミテッドで暴れまわったし、構築クラスでも「鞭打ち炎(NPH)」や「ジャンドの魔除け(ALA)」などの傑作が多い。今回は「海賊無視」という特性に加え、3マナインスタントという非常に小回りの効くデザインになっているのが最大の売り。海賊デッキで真価を発揮するのはいうまでもないが、インスタントになったおかげで、それ以外のデッキでも戦闘と絡めて得をとるムーブが選択しやすくなっている。相手ターンエンドにブロッカーを薙ぎ払う使い方は、海賊デッキならばゲームエンドの合図になる可能性もあるだろう。最大の難点は「相手が海賊だと紙」という部分で、こればかりは今後のメタの推移を見守るしかないが……この1枚が理由で海賊がのし上がってくる可能性は低くないぞ。

 

Fire Shrine Keeper 火の祭殿の守り手 (R) C

クリーチャー・エレメンタル

1/1 威迫

(7)(R)(T)、〜を生贄に捧げる:〜は最大2体までの対象のクリーチャーに3点のダメージを与える。

 赤の「守り手」サイクルは1/1威迫。黒のフライヤーほどではないが、1ターン目に出せば2、3点くらいはダメージを稼いでくれるかもしれないのでマナカーブを埋めたいデッキには悪くない。また、大したことない戦力なのでブロックできる状態になったとしても無視される可能性もあり、素通しされている間は強襲条件を好きに満たせるというのも大きなポイント。海賊デッキならば積極的に採用していく理由はあるだろう。8マナ溜まった後の話はあんまり考えてもしょうがない。まぁ、強いんじゃない?

 

Firecannon Blast 火炎砲発射 (1)(R)(R) C

ソーサリー

〜は対象のクリーチャーに3点のダメージを与える。

強襲 - 〜は代わりにそのクリーチャーに6点のダメージを与える。

 このセットの基本火力。3マナ3点ソーサリーなので、すこぶる普通。せっかくなのでここで確認しておくと、今回コモンで手に入るのはこれと「両手撃ち」、そして5マナ4点の「決別の砲撃」の3種。大中小と綺麗に揃っているので過不足はないが、そこまで優秀ってほどではないかな。こちらの売りは強襲時の特大火力バージョン。1枚のカードで序盤の通常運用に加え、デケェ恐竜が出てきた時用の対策モードがあるというのは安心感がある。問題は、そうしたデカブツを抱えているであろう相手に対し、序盤にこれを使ってしまっていいかどうか。火力の使い方もプレイヤーの腕が試されるところだ。

 

Frenzied Raptor 激情の猛竜 (2)(R) C

クリーチャー・恐竜

4/2

 思いっきりパワー。実はこの恐竜も密かにエポックメイキングなクリーチャーで、「赤の」「コモンで」「デメリットなしの」「4/2」はこれが史上初。緑ならばティムール世界で大活躍した「高山の灰色熊(KTK)」という同型が存在するのだが、赤はこれまで、3マナでパワー4を達成しようとすると「突き刺し豚(FRF)」や「レガーサの火猫(M14)」の4/1が限界だったのだ。今回、いろんなジャンルでクリーチャーたちが奮起していることがわかるな(地味だけど)。前のめりの恐竜ということで、白赤の「速い恐竜ビート」にしっくりくるデザイン。このままでは同コスト域の適当なクリーチャーとの相打ちは必至なので、恐竜らしくトランプルをつけて少しでもダメージを叩き込むか、「確実な一撃」あたりで先制攻撃をつけるサポートが欲しい。なお、白赤恐竜の場合、これを出した次のターンに「帝国のエアロサウルス」からの5/3フライヤーパンチというプランが日常的に頻出するため、人生に嫌気がさすことも。くじけず頑張ろう。

 

Headstrong Brute 身勝手な粗暴者 (2)(R) C

クリーチャー・オーク、海賊

3/3

〜ではブロックできない。

あなたが他の海賊をコントロールしている限り、〜は威迫を持つ。

 身勝手だったり粗暴だったり絶対お友達になりたくないオークだが、海賊としては有能な人材。3マナ3/3威迫って、あんまりコモンに存在していいスペックではない。そりゃデメリットもあるが、こんなもん、赤い海賊デッキにとってはフレーバーテキストと大差ない一文だろう。今回の環境も速いデッキが優勢かなぁ。なお、せっかくなので本物のフレーバーテキストも読んでおくと……、ほら、やっぱり友達いない。

 

Hijack/乗っ取り(KLD)」 C

 早速再録されたカラデシュ原産のパクり呪文。なるほど、この世界のテイストにはしっくりきますね。イラスト・フレーバーには、イクサランに閉じ込められてイライラしっぱなしの新顔プレインズウォーカー、アングラスさんが暴れまわっている様子が確認できる。彼は1体どこの次元の出身なんでしょうね。ミノタウルスが元気な次元ってことはテーロスかなぁ。まぁ、知らない次元の可能性もあるけどさ。さておき、パクり呪文がコモンで手に入るということは当然「パクってサクる」という赤黒の伝統芸が期待されるわけだが、今回最有力なのは1マナでなんでもサクれる「間に合わせの砲弾」(アンコ)。黒だと2マナでサクれる「高くつく略奪」(コモン)と3マナでサクれる「無情な無頼漢」(アンコ)の2枚が候補として上がる。「間に合わせの砲弾」を早めにピックできたときはハイジャックデッキを狙ってみるのも悪くない。

 

Lightning Strike/稲妻の一撃(M15)」 U

 堂々の帰還である。でも、どさくさに紛れてアンコになってるんだけど……。ほら、コモンで再録しちゃうと「発射」が拗ねてどっかいっちゃうからさ。これがアンコになるような火力不遇の時代でも、赤単はTier1なのだよな……まぁ、あのデッキに火力はあんまり入ってないからなぁ。赤単の火力ってローテが来ても脱落がほとんどないのな。「集団的抵抗」くらい?

 

Lightning-Rig Crew 稲妻砲手 (2)(R) U

クリーチャー・ゴブリン、海賊

0/5

(T):〜は各対戦相手に1点のダメージを与える。

あなたが海賊・呪文を唱えるたび、〜をアンタップする。

 高射砲手(RTR)」のイクサランでの姿。「高射砲手」はアンタップのトリガーが多色呪文だったが、こちらでは当然海賊呪文だ。さらにレアリティを上げたことによってタフネスにも1点のボーナスがついている。さすがにタフ5にもなればしばらくは鉄壁の防備がしけるだろうし、火力などで落とされる可能性も一気に低くなるのでコツコツとダメージを蓄積する仕事は着実にこなせるはずだ。あと、密かなポイントとしてはコイツ、別に防衛持ちじゃないんだよね。こいつで攻撃宣言して強襲条件を満たすのは全く問題ない。タフ5というしぶとさはそうした空アタックの時にも効いてくるだろう(もちろん、殴った後は強襲持ちの海賊呪文を唱えてアンタップしてやるのだ)。うまいこといっぱい集まったら相手を蜂の巣にできるのは「高射砲手」や「棘撃ちドローン(BFZ)」先輩の証明した通り。もう、強襲なんてせずにひたすら遠距離爆撃だけでいいんじゃないかな。

 

Makeshift Munitions 間に合わせの砲弾 (1)(R) U

エンチャント

(1)、アーティファクトかクリーチャーを1つ生贄に捧げる:〜は対象のクリーチャーかプレイヤーに1点のダメージを与える。

 消耗品の弾幕(M14)」の微調整版。設置コストが若干重くなったが、そのぶん弾薬にはアーティファクトも籠めることができるようになったし、何よりも起動コストに赤マナが必要なくなったので、続けての運用が一気に楽になったのはかなり大きな改良と言えるのではなかろうか。大先輩である「ゴブリンの砲撃(TMP)」ほどではないが、中盤以降には持ちうる弾を片っ端から打ち出して破れかぶれの勝利を狙うことも不可能ではない。元々、死にゆくクリーチャーに最後のご奉仕をさせたり、敵からパクったクリーチャーを処分するような役割を長年続けてきたタイプのカードだが、今回は宝物トークンと同じ環境にいることで全く違った役割を任されることになった。これさえあれば、あらゆる宝物が1点火力。つまり宝物トークンがマナソースでなくダメージソースとして運用できるのだ。宝物トークンは比較的入手難度が低く数を稼げそうなリソースなので、これによって役割が変わることでフィニッシャーレベルにまで押し上げられるはずだ。まぁ、海賊がわざわざ手に入れたお宝を砲塔にガンガン突っ込んでいる図は正しいのかどうかは微妙なところだが……。

 

Nest Robber 巣荒らし (1)(R) C

クリーチャー・恐竜

2/1 速攻

 赤の2マナコモン恐竜。実は「赤単色で」「2マナパワー2速攻」「デメリットなし」というのはこのクリーチャーが史上初。ほぼ同じ性能には「ラクドスの切り刻み教徒(RTR)」が存在しているが、色拘束の軽さ、部族シナジーなどを考えると、2マナ速攻チームでもかなり上位の存在と言える。スピード重視の白赤恐竜の場合、とにかく序盤から恐竜を盤面においておくのが重要であり、それに加えていち早くダメージを刻むことができるこの子供竜は充分すぎる選択肢になる。2ターン目に「ティロナーリの騎士」から3ターン目にこいつで一気に5点、なんてムーブがコモンだけで手軽に実現可能なのだ。今回は赤黒双方に1点火力があるし、吸血鬼トークンに弱いので相手次第でかなりムラがあるのが難点だが、ぶん回りに期待する男の赤なら、アリでしょ。

 

Otepec Huntmasuter オテペクの猟匠 (1)(R) U

クリーチャー・人間、シャーマン

1/2

あなたの唱える恐竜・呪文は、そのコストが(1)少なくなる。

(T):対象の恐竜は、ターン終了時まで速攻を得る。

 おてぺく。なんだかよく分からない名前だが、恐竜愛だけは滲み出ている。絶対にいるだろうと思われていた「恐竜を軽くする」能力は、これまでの赤なら「ドラゴン語りのシャーマン(SCG)」や「龍王の召使い(DTK)」などドラゴンに向けられたラブだったもの。さらに「血茨のなじり屋(ALA)」のような速攻付与により、恐竜の存在感を強烈にアピール。2つの能力の組み合わせによって恐竜のアタックが都合2ターンも早まるのだから、ダメージ効率で考えたら2マナでやっていい仕事ではない。でかくて重い恐竜はコモンレベルでも選択肢があるし、とりあえずこいつを確保してからサポート先を集めていくのがいいだろう。

 

Rampaging Ferocidon 暴れ回るフェロキドン (2)(R) R

クリーチャー・恐竜

3/3 威迫

プレイヤーはライフを得られない。

他のクリーチャーが1体戦場に出るたび、〜はそのコントローラーに1点のダメージを与える。

 公式プレビューでは「対策カード」の代表として製作意図が開示されたカード。赤としてはすっかりおなじみになった「絶望の荒野(MIR)」能力を持つ堅実なクリーチャーだ。対策カードとしては、当然ライフを得ることを戦術に組み込んだデッキを対策するというのが1つ。例えば現在大活躍中の赤単は「威厳あるカラカル」や「霊気圏の収集艇」と言った絆魂持ちのカードを苦手としているが、クリーチャーの後詰めとしてこれを展開すれば、憂いは無くなるわけだ。まぁ、ラムナプなレッドに入るほどの性能かどうかは未知数だが、たっぷりレア感を醸し出す設定になっている。そしてもう1つの能力は、そうした前のめりの赤デッキが相手のライフをさらに詰めるのに使える他、クリーチャーを多く展開するデッキに直接効いてくる。例えばPWが自身を守る方法としては「トークンを出す」というのが定番だが、この恐竜さえ置いておけばPWのガードが一段下がることになる。下の環境まで広げれば無限トークンを生み出す「双子」や「サヒーリ」のようなコンボの息の根をとめる選択肢にもなりうるだろう。まぁ、所詮は単なるクリーチャーなので対策カードを対策する手段もいくらでもあるのだが、「対策カード全てを対策しきる」のは難しいはず。

 

Raptor Hatchling 猛竜の幼生 (1)(R) U

クリーチャー・恐竜

1/1

激昂 - 3/3でトランプルを持つ、緑の恐竜・クリーチャー・トークンを1体生成する。

 基本的に激昂されれば死ぬだけの存在なので、イメージとしては「ロック鳥の卵(M12)」みたいなカード。あっちは「卵が割れたらヒナが出てくるよ」だったんだけど、こっちは「子供が怒ると親が出てくるよ」である。ちょっとサイズに優れた「悪運尽きた造反者」程度だと考えるとそこまでたいそうなカードにも見えないのだが、実はこれ、最小の恐竜であるという明らかなアドバンテージがある。最軽量の恐竜からさらに第二段階でも恐竜が展開できるのだから、恐竜濃度が特濃のデッキが生まれるならば、有効な2マナ枠として採用される可能性はあるだろう。もちろん、「タフネスをあげたり破壊不能にすればガンガン増産できるから……」とか考えてしまうわけだが、「タフネスを増やすカード」と「自軍に恒常的にダメージを与えるカード」を揃えて初めて実現するプランなので、そこまで頑張るほどには見えない。一応、破壊不能にすれば「侵入警報(8ED)」と各種ティムで無限コンボだが……。そもそも「子供が泣いたから親が出てくる」フレーバーだったら、3体以上トークンが出てくるのは問題あるだろ。どんな複雑な家庭なんだよ。

 

Repeated Volley 反復連射 (1)(R)(R) R

ソーサリー

〜は対象のクリーチャーかプレイヤーに3点のダメージを与える。

強襲 - (3)(R)(R):〜をあなたの墓地から手札に戻す。

 なんと、あの「ボガーダンの鎚(8ED)」が帰ってきた! コストパフォーマンスはほぼ一緒で、3マナ3点ソーサリー、そして戻すコストも5マナと一緒だ。1つだけ違うのは、先輩カードはアップキープに5マナの支払いを命じられたのに対し、こちらは強襲条件を満たさなきゃ駄目というところ。当然手順が増えたぶんだけこちらが厄介には違いないが、それでも「このターンにブロッカー排除してアタックからの回収」という流れがスムーズに展開できるのでそこまで大きなデメリットでもないだろう。相手からしたらとにかく1体でもアタックを許してしまったらこのカードからアドバンテージが生み出されることを警戒しなければならないのだ。まぁ、かつて「カウンターハンマー」なんてデッキがはやったことからも分かる通り、回収費用がでかいのでどっちかというと腰を据えたゲームに向いているカード。そう考えると強襲条件とはうまくかみ合わない可能性もあるけども。ターンエンドに出てきた青巨人が殴ってこれを回収なんてした日には「もうお前墓地のカード使ったやろ!」ってキレそう。

 

Rigging Runner 帆綱走り (R) U

クリーチャー・ゴブリン、海賊

1/1 先制攻撃

強襲 - 〜は+1/+1カウンターが1つ置かれた状態で戦場に出る。

 1マナ2/2ゴブリンの新作! しかも先制攻撃!! ではあるのだが……。絶対に1ターン目には2/2で出てこないのが辛いね。えーと、赤黒のギルドランドセットから「朽ちゆくインプ(TOR)」キャストして「憤怒(JUD)」捨ててインプでパンチした後に「猿人の指導霊(PLC)」の赤マナからこいつ出せば1ターン目でも2/2出せるよ。5枚コンボだけど。もっと簡単な方法がある気がする(指導霊があるなら出した後で1マナのカウンター乗せる呪文で足りるのでは)。まぁ、冗談は置いといて、このカードは別に「1ターン目に強襲」をやる必要は全くない。1ターン目に別なクリーチャーを展開し、2ターン目に条件を満たしてこれを2体キャスト。なんと2ターン目にして2/2先制持ちが2体出せる。他にも3ターン目以降に適当な余ったマナからこっそりこの戦力が出てくるってのは決して無視できない選択肢で、こうしたカードが求められるようなデッキならば毎ターンのように攻撃するという条件がほとんどスルーパスみたいなもんだろうから問題はないだろう。さすがに下の環境まで見るともっと安定したウィニーが多いのでちょっと難しいかもしれないが(「ゴブリンの奇襲隊(ZEN)」との相性が悪いのが残念)、スタンダードレベルならば1マナの選択肢はそこまで多くはないはず。緑と組めばカウンターシナジーも見込めるし、何か活躍の場があるかもしれない。リミテッドだと……まぁ、ゴブリンファンの人はどうぞ。フレーバーが可愛い。

 

拍手

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


忍者ブログ [PR]
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
2
23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[10/21 seachicken]
[10/11 Serra]
[10/07 とみしの]
[10/05 NONAME]
[09/29 NONAME]
バーコード