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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 平沢家の家族構成に不気味なものすら感じられる第9話。お隣のおばあちゃんが「みんなで食べて」って言って筑前煮を渡したということは少なくとも両親が継続的にに不在というわけではないと思うのだが、何故こうも2人の食事シーンが多いのか。何の情報も無しに両親だけが出てこない少女というと、どうしても彼女のことを思い出して鬱々としてしまいます。ひょっとして、平沢唯という存在も……

 などというどうでもいい前振りをするのは、当然、大して書くことが無いからである。だって、ほとんど唯が出ずっぱり、2番目にしゃべってるのがあずにゃんで3番目が憂っていう状態じゃ、私が語るべきことはそんなにないのです。あ、でも「律澪でやろうぜ!」って言ってたのにきれいにスルーされたシーンは良かったかも。ドラムとベースだけのユニットっていうのも是非見てみたいもんだが。地元の演芸会でドラムプレイは無いわなぁ。

 ただ、今回のメインプロットについては、「こういうのも面白いな」と思ったのも事実。この作品は「日常系女の子バンドアニメ」なわけだが、結局女子高生がバンド活動しようとしてもシチュエーションは限られてしまうわけで、1期で文化祭とか新歓、そしてライブハウスなんかを一通りやってしまった時点で、「新しい場面」というものを見せるのが難しくなる。もちろん新しいものなど何も無くていい作品でもあるのだが、流石に2クールでそれではまずいだろう。

 そこで登場するのが、単なる高校生の身の丈にあった、地元商店街の演芸大会というわけだ。一応新曲(?)も披露しているし、各々のキャラクターの楽器や歌に対する姿勢も垣間見ることが出来るので、「ガールズバンドもの」としては至極まっとうな路線である。そして、近所のおばあちゃんや地元のお年寄りが出てくるだけで「なんか見慣れない新キャラが多く出てきているな」と思えてしまうくらいに新鮮な(悪く言えば違和感のある)仕上がりになるという状態が、この作品の「恐ろしいまでの世界の狭さ」を如実に表している気がするのだ。

 でもまぁ、おばあちゃんたちをどれだけ描いたとしても、この作品の「女の子を可愛らしく描く」という唯一にして絶対の命題は曲がっておらず、今回描かれたのは、唯の「お馬鹿ながらも自分なりに頑張って生きている」部分。2秒で忘れておつかいに失敗してみたり、後輩に試験指導されてみたり、天然という言葉では処理しきれない「病気」に近い部分もドぎついほど描かれつつも、近所のおばあちゃんにはこれ以上無いくらいに可愛がられているし、そのおばあちゃんに対しても、きちんとお礼を言ったり、挨拶したりは出来るという「真っ直ぐに育った良い子です」というまともな描写も多く見られる。普段の唯がどこまで「あっち側」の娘かを知っているだけに、彼女の晴れ舞台を見てなんだかんだで嬉しいおばあちゃんの気持ちも、視聴者はよく分かるのである。平沢家は、今日も平和で何よりだ。まぁ、憂は流石に危機感を持った方がいいとは思うけど。醤油無しであれだけの料理を準備出来るスキルがこえぇ。

 明日あたり鴨川べりに行ったらギターを練習している女子高生に会えないもんだろうか。……巡礼してるオタクに遭遇する可能性の方がまだ高いな。 

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