最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
<赤> ・「Act of Treason/反逆の行動(M10)」 U すっかり赤の代名詞になりましたな。個人的には「脅しつけ(10ED)」っていう名前の方が好きだったんだけどね。 ・「Berserkers of Blood Ridge/血の峠の狂戦士(M10)」 C 仰々しい名前だが、その実「フォモーリの遊牧の民(FUT)」の下位互換なので大したカードではない。 ・「Canyon Minotaur/峡谷のミノタウルス(M10)」 C これで「ラガークトカゲ」の再録だったら面白かったのにな。 ・「Chandra Nallar/チャンドラ・ナラー(M10)」 M コミックスもよろしくね! ・「Demolish/破砕(ZEN)」 C 良かった。一応土地は4マナで壊せるぞ……って、お前現役やないかい! ・「Fiery Hellhound/焦熱のヘルハウンド(M10)」 C こいつがいるなら「炎のブレス(M10)」はいらないだろ、と思っていたら、マジで今回スタンダード落ちした。めでたしめでたし。 ・「Fireball/火の玉(M10)」 U M10で帰ってきた時にはそれなりに嬉しかったのだが、今では色んな上位機種が出てきちゃったおかげであんまりありがたみが無いね。「彗星の嵐」はしばらく現役だしなぁ。 ・「Fling/投げ飛ばし(STH)」 C マジで? ストロングホールドからの再録だとすると、実に10年以上ぶりの復帰である。さぁ、特大の「血の座の吸血鬼」や「オムナス」をどうぞ。 ・「Goblin Balloon Brigade/ゴブリン気球部隊(9ED)」 C 赤が頑張って空を飛ぶとこうなるという参考例。ちなみにマジックの世界で気球にのって飛ぶのはゴブリンとキスキンくらいのもの。 ・「Goblin Chieftain/ゴブリンの酋長(M10)」 R ゴブリンロードは続投決定。この1年はあんまり出番がなかったけど、今後はどうだろう。どうでもいい話だが、このブログの開設直後半年くらいは、何故かこの「ゴブリンの酋長」が検索ワード断トツ1位だった。謎である。 ・「Goblin Piker/ゴブリンの長槍使い(M10)」 C 安心のゴブリンクオリティ。 ・「Goblin Tunneler/ゴブリンのトンネル掘り(ROE)」 C だから、どうせ同じくらいの時期に落ちるセットなんだから被せてもしかたないだろうというのに。しかも、地味。 ・「Lava Axe/溶岩の斧(M10)」 C そらよっ! とね。「稲妻の斧(TSP)」が再録とかならまだ盛り上がれるものを。 一安心。まぁ、今更「ショック」が戻ってきても非難囂々だしな。 ・「Magma Phoenix/マグマのフェニックス(M10)」 R いっぺんこいつでカウンターフェニックスを組もうかと思ったけど、なんか駄目だった。再チャレンジしたいねぇ。 ・「Prodigal Pyromancer/放蕩紅蓮術士」 U たとえ「狡猾な火花魔道士」がどれほど活躍しようと、彼の勇姿は色あせないよ。 ・「Pyroclasm/紅蓮地獄(M10)」 U 息の長い軽量リセット。「火山の流弾」が落ちてからが本番。 ・「Shiv’s Embrace/シヴの抱擁(USG)」 U ウルザズサーガに収録されていた「抱擁」サイクルの赤が再録。これまで白の「セラの抱擁(10ED)」のみが基本セット収録されていたわけだが、今回はこれ1枚だ。 ・「Vulshok Berserker/ヴァルショクの狂戦士(MRD)」 C ミラディンからの初収録カード。「ミラディンの傷跡」に入る前の顔見せだろうか。 Ancient Hellkite 古えのヘルカイト (4)(R)(R)(R) R クリーチャー・ドラゴン 6/6 飛行 (R):〜は対象の、防御側プレイヤーのコントロールするクリーチャー1体に1点のダメージを与える。この能力は、〜が攻撃しているときのみ起動できる。 今回のドラゴン枠。M10までは長らく「シヴ山のドラゴン」だったので、久し振りのチェンジである。「シヴドラ」よりも1マナ重たいが、ステータスは1点上、そして、攻撃時にはブレスよりも質の悪い一斉砲撃能力を持っている。まぁ、殴れりゃ強い。でもまぁ、6マナと7マナの差ってでかいからなぁ。これだけマナが出るならもう少し頑張って「ボガーダンのヘルカイト」クラスに手をかければいいと思う。一応タフネス6にあがったことにより、「悪斬で止められても死なない」という利点は発生。能力が能力なので、たとえ5点のライフを献上してでも、殴りにいける選択肢は一応プラスか。なんだろう、この切なさ。 Arc Runner 電弧の走り手 (2)(R) C クリーチャー・エレメンタル・雄牛 5/1 速攻 エンドステップの開始時に、〜を生け贄に捧げる。 何故トランプルが無いのかと小一時間。でもまぁ、隙をついて3マナで5点転がせるのはそれなりに。少なくとも「稲妻の精霊(M10)」よりは立ち位置がはっきりしているから使いやすいんじゃなかろうか。それにしても、クリーチャータイプ「雄牛」って…… Bloodcrazed Goblin 血に狂うゴブリン (R) C クリーチャー・ゴブリン、狂戦士 2/2 〜は、いずれかの対戦相手がこのターンにダメージを与えられていないかぎり、攻撃に参加出来ない。 ときたま現れる、赤のデメリットつき1マナ2/2ゴブリン。現在は同じスペックの「ゴブリンの先達」が大活躍しているし、過去の歴史をみても「モグの徴集兵部隊(TMP)」などの良カードがある。で、このクリーチャーの場合、攻撃のトリガーは火力である。つまり、毎ターンこのカード以外のなにかをアクションとして起こさない限りはダメージソースにカウント出来ないということなので、正直言ってあまり易しい条件ではない。ティムのようなクリーチャーを併置すれば攻撃に不自由はしないだろうが、ティムは普通相手のターン中にタップするものであり、わざわざ2/2程度のクリーチャーを奮起させるのに使うのは手間がかかりすぎる。「チャンドラ・ナラー」のような毎ターン発生するダメージソースなら手間もないが、流石にチャンドラさんがお目覚めの頃には2/2など単なる雑魚に成り下がっているだろう。残念ながら、赤の新星としての出番はなさそうだ。 Chandra’s Outrage チャンドラの憤慨 (2)(R)(R) C インスタント 〜は対象のクリーチャー1体に4点のダメージを与え、そのコントローラーに2点のダメージを与える。 数合わせコモン火力。4マナで4点は「電撃破(8ED)」先輩と比べてもそれなりの数値。クリーチャーしか狙えないので同じ尺度で測るのは先輩に失礼であるが、一応こちらはトータルで6点与えられるといううま味はある。リミテッド火力としてなら充分であろう。まぁ、現環境には上陸条件とはいえ半分のマナで3点3点の「焼尽の猛火」がありますけどね。そもそも基本セットのカードを拡張セットと比べるのが間違いなわけで。 Chandra’s Spitfire チャンドラの吐火 (2)(R) U クリーチャー・エレメンタル 1/3 飛行 いずれかの対戦相手が戦闘ダメージ以外のダメージを与えられるたび、〜はターン終了時まで+3/+0の修正を受ける。 チャンドラとどういう関係にあるクリーチャーなのかよく分からないが、なかなか強力なパンプ機構をもったフライヤーだ。戦闘ダメージ以外のダメージということは大体が火力ということになるが、火力で本体を焼くたびに+3の修正。これは現在一部で注目されている「窯の悪鬼」の挙動に非常に似ている。「悪鬼」と違って青のインスタントなんかに反応しないので純正赤単ということになるだろうが、こいつの場合は「稲妻」でもパンプするし、「狡猾な火花魔道士」がティムってもいい、もちろん、名前が表す通り「チャンドラ・ナラー」との相性だって良好だ。何か面白いデッキが作れそうではないか。 Combustion 焼却 (1)(R) U インスタント 〜は、呪文や能力によって打ち消されない。 〜は対象の白か青のクリーチャー1体に5点のダメージを与える。このダメージは軽減されない。 「天界の粛清」「大貂皮鹿」「死の印」「瞬間凍結」と、他4色の対抗色ヘイトカードはどれも構築レベルの英傑だったのに、赤がM10で収録した「無秩序の点火(M10)」は見向きもされなかった。そこで赤が新たに生み出したのがこの火力。打ち消されない、軽減されないの安心パックに、2マナ5点の大ボーナス。ここまでくれば、世界中の「悪斬の天使」を焼却処分するためにサイドボードに突っ込むことは期待できるだろう。ただ、「白は軽減っていうよりプロテクションの方が困るんだけど」とか、「盤面の脅威がエルズペスとジェイスなんだけど」とか、「軽減されなくてもギデオンのタフネス6なんだけど」とかいう悩みは一切解決してくれないので、どこまで頼れるかは自己責任で。 Cyclops Gladiator サイクロプスの剣闘士 (1)(R)(R)(R) R クリーチャー・巨人 4/4 〜が攻撃に参加したとき、あなたは〜が防御側クリーチャーのコントロールする対象のクリーチャー1体にそのパワーに等しい値のダメージを与えることを選んでも良い。そうしなたら、そのクリーチャーは〜にそのパワーに等しい値のダメージを与える。 「闘技場(TSB)」能力を有する一つ目巨人。赤はこのジャンルには「闘技場の大魔術師(PLC)」がいたが、彼が構築に登場したという話は聞かないので、このカードもそんなレベルのレアってことだろう。ただ、4マナ4/4と体躯に優れていることに加え、能力起動が誘発型というのは少し気になる点。例えば相手陣営に「前兆の壁」のような「勝てる相手」1体だけの場合、ブロック前に一方的に殴り殺して本体に襲撃できる可能性があり、他のクリーチャーたちの露払いもしやすい。最低でも相手はブロッカーを差し出さねばならず、2対1交換を導き出しやすいのが売りだ。マナクリーチャーなどを多く使うデッキが環境に溢れた場合、案外面白い働きができるかもしれない。 Destructive Force 破壊的な力 (5)(R)(R) R ソーサリー 各プレイヤーは土地を5つ生け贄に捧げる。 〜は、各クリーチャーに5点のダメージを与える。 赤名物のリセットボタン。大仰な名前がつけられた新カードだが、何のことはない、「燎原の火(9ED)」の「4」を全部「5」に書き換えただけのカードだ。1マナ重たくなったが、その代わり処分出来る土地の数も1つ増え、ダメージが増えたので「悪斬」までなら圏内。この破壊力は馬鹿にならない。「燎原の火」同様に、デッキの根幹を成す可能性のあるカードだ。土地の損壊が前提なので、例えば「永遠溢れの杯」のようなマナアーティファクトでサポートしたり、序盤から「復讐のアジャニ」あたりで相手のマナを縛る構成も面白い。その効果ゆえに「聖遺の騎士」はほぼ死なずに生き残る、なんてのも面白いポイント。ターボランデス、あるで。 Earth Servant 大地の召使い (5)(R) U クリーチャー・エレメンタル 4/4 〜は、あなたがコントロールする山1つにつき+0/+1の修正を受ける。 赤には珍しい、タフネスアップの要素を持つエレメンタル。過去にタフネスをあげる赤いクリーチャーというと、ねじれた世界の「玄武岩のガーゴイル(TSP)」と、その元ネタの「Granite Gargoyle(3ED)」くらいのものだ。名前からすると、岩石なんかの持つ無骨な堅さのイメージなんだろう。で、結果的には6マナ払って大体4/8から4/10くらいのクリーチャーが飛び出してくる計算。堅くて固くて硬いのは間違いないが、誰がその仕事を求めているのかは、本人もまったく頓着していない模様。今パッと思いついた効果が「相手が『血の復讐』を使いづらい」というどうでもいいものだったので、新エキスパンションのがっかりアンコ枠ということでFA。 Ember Hauler 燃えさし運び (R)(R) U クリーチャー・ゴブリン 2/2 (1)、〜を生け贄に捧げる:〜は対象のクリーチャー1体かプレイヤー1人に2点のダメージを与える。 アンコモンではあるが、熊ボディをクリアした上に実に優秀な火力までセットになった、空気が読めないゴブリン。基本セットの2マナゴブリンなんざ、熊にデメリットを付けた「ゴブリンの略奪者(9ED)」あたりが定番だったというのに、あまりの進歩の速さにおじさんはついていけません。2マナ2/2で殴って良し、サクって「ショック」ということは、構築でも活躍を見せた「ゴブリンの軍団兵(APC)」の再来と言うことに。現在こうした手駒を必要とする赤単は2マナに「窯の悪鬼」や「板金鎧の土百足」、「地獄火花の精霊」などの更に特化したカードを抱えているため、このクリーチャーに出番があるかどうかは未知数だが、少なくともゴブリンの歴史に残るスペックなのは間違いない。ちなみに、フレーバーテキストによると一部のゴブリンは「これが炎だ」と「おれが炎だ」が区別出来ないらしい。どこぞのガンダムマイスターかよ。 Flame Servant 火の召使い (3)(R)(R) U クリーチャー・エレメンタル 4/3 あなたのコントロールする、赤のソーサリー呪文かインスタント呪文がダメージを与えるとき、それは代わりに2倍のダメージを与える。 赤スペル限定で「ラースの灼熱洞(10ED)」するクリーチャー。「純なる炎の探索」などと同様、なかなか夢のある効果だ。「灼熱洞」などの場合、効果が単一のエンチャントだったので専用のデッキでない限り投入しづらいという難点があったが、このカードはそこそこのステータスを持つクリーチャーである。適当にぶち込んでおいて、うまいことデッキがはまればラッキー、というくらいの用法が通用するのはありがたい。リミテッドでも「溶岩の斧」で10点だし、「チャンドラの憤慨」でクリーチャーに8点、本体4点。こいつを2体並べて「溶岩の斧」で瞬殺するデッキとかどうだろう。 Hoarding Dragon 溜め込むドラゴン (3)(R)(R) R クリーチャー・ドラゴン 4/4 飛行 〜が戦場に出たとき、あなたは自分のライブラリからアーティファクト・カードを1枚探し、それを追放しても良い。その後、あなたのライブラリを切り直す。 〜が戦場から墓地に置かれたとき、あなたはその追放されたカードを手札に加えても良い。 赤にとって、アーティファクトは愛でるものではなくて壊すものである。現在も「タクタクの潰し屋」や「ヴィティアの背教者」など、スクラップの生産に余念がない。しかし、壊してばかりでは将来はないと考え出したクリーチャーもいるらしい。このドラゴンは、壊したり投げたりせず、くすねる。ライブラリから好きなアーティファクトをチョイス出来る「加工(M10)」能力は、これまでの赤のあり方を反省した斬新な方向転換だろう。ただ、残念ながらそこは赤。くすねてきたアーティファクトは、何故かプレイヤーの手に渡らずにドラゴンが持ち逃げしてしまう。結局、お目当てのカードにたどり着くにはこいつを殺さなきゃいけない。投げたフリスビーを飼い犬に持って行かれた気分だ。まぁ、5マナ4/4飛行という基本スペックなので相手も無視するわけにはいかず、放っておけば処分してくれるかもしれないが、結局戦力としてもサーチカードとしても半端なので、目的が定まったデッキでは流石に出番は無いだろう。よほど優秀なアーティファクトが入ったデッキなら、妙な形のアドバンテージをもった中堅どころとして、それなりに。下の環境で「殺さなきゃ殴られるけど、殺すと十手」とかいういじめは面白そうだけど。 Incite 煽動 (R) C インスタント 対象のクリーチャー1体はターン終了時まで赤になり、このターン可能ならば攻撃に参加する。 「顔を真っ赤にして怒っている」という表現をそのままカードにしたもの。「怒りの雨雲」などが持つ赤のお家芸である戦闘強制のシンプルなインスタント化なのだが、せっかくなのでちょっと冗談要素も加えた形だ。クリーチャーを赤くしてもあんまり意味は無いからねぇ。一応、リミテッドレベルだと黒いクリーチャーを「破滅の刃」で殺したり、「清浄の名誉」で調子に乗った白クリーチャーをこき下ろしたりは出来る。まぁ、カード1枚使ってやることではないな。 Inferno Titan 業火のタイタン (4)(R)(R) M クリーチャー・巨人 6/6 (R):〜はターン終了時まで+1/+0の修正を受ける。 〜が戦場に出るか攻撃に参加するたび、〜はクリーチャーとプレイヤーを合わせて最大3つまで対象とし、それらに3点のダメージを分割して与える。 タイタンサイクルの赤はブレスつき。神話としては地味な方だが、出されたら凄く困るカードなのは間違いない。加えて、出た瞬間と殴るたびに「弧状の稲妻(USG)」を連打するという火の玉野郎っぷりはなかなか素敵。露払いに優れているので、相手のデッキ次第では鬼神のごとき働きも見せるかもしれない。「包囲攻撃の司令官(M10)」が落ちたので、赤のデカブツ枠として期待がかかる。 Layline of Punishment 処罰の力線 (2)(R)(R) R エンチャント あなたのゲーム開始時の手札に〜がある場合、あなたは〜が戦場に置かれた状態でゲームを始めても良い。 プレイヤーはライフを得られない。 ダメージは軽減されない。 力線サイクルの赤は「恒久の拷問(SHM)」。これさえ置いておけば赤が大嫌いなライフゲインなどは完全に無視することが可能で、ライフは0への一方通行を辿る。赤対策カードは「ドラゴンの爪」や「コーの火歩き」などのようにライフゲインで攻めてくる場合が多いので、そうしたカードが心配ならば、これをサイドボードに充てる選択はありだろう。軽減が効かないのでプロテクション持ちを殴ることも可能になり、赤が苦手とする分野はそれなりにカバー出来るはずだ。ただ、他の力線と同じで、どうしても初手に置いておかないと手間な印象なのだが、重ねばりに効果がないのがキツイ。流石に構築シーンに食い込むのは厳しいか。 Manic Vandal 躁の蛮人 (2)(R) C クリーチャー・人間、戦士 2/2 〜が戦場に出たとき、対象のアーティファクト1つを破壊する。 「ヴィリジアンのシャーマン(10ED)」のカラーシフトクリーチャー。やはりアーティファクトを壊すのは赤の専門なのだから、こちらの色合いの方がしっくり来る。なんでずっと緑が頑張ってたかというと、多分「緑はクリーチャーでなんでも出来る色」というのを強調したかったからだろう。とにかくこの手頃なアドバンテージクリーチャーが赤で使えるようになったので、「粉砕(M10)」が落ちたことなど一向に気になりませんね。ちなみに同じ構造でエンチャントを破壊する白の「テューンの戦僧」が2マナ2/2なのはなんだか差別されている気分だが、実はこのコスト配分は「啓蒙」と「粉砕」に綺麗に対応しているのであった。まぁ、その理屈だと緑には3マナでアーティファクトもエンチャントも壊せる熊が登場してもおかしくないわけだが。 Pyretic Ritual 発熱の儀式 (1)(R) C インスタント あなたのマナ・プールに(R)(R)(R)を加える。 「捨て身の儀式(CHK)」から秘儀連繋をなくしただけのカード。「捨て身の儀式」自体、あの環境でほとんど使われなかったわけで、更に用途が限定されたこいつは推して知るべし。カードを1枚使って加速が1マナでは単純に加速目的では入れられないだろうし、(R)(R)(R)がほしい、というデッキの場合でも、わざわざその目的のカードを入れるよりは、土地によるサポートを充足させる方が早いはずだ。万一可能性があるとしたら、在りし日の「ドラゴンストーム」のようなコンボデッキが現れた場合のサポートということになるが、トゥモローネバーカム。 Reverberate 余韻 (R)(R) R インスタント 対象のインスタント呪文1つかソーサリー呪文1つをコピーする。あなたは、そのコピーの対象を新たに選んでも良い。 激戦続く「対象変更」部門に加えて、こちらも赤と青がしのぎを削っている「コピー呪文」部門。M10では「双つ術(M10)」がその権利を獲得し、コピーが青の仕事であることを力強く主張したが、1年が経過して、今度は赤がこれを主張する。ついに往年の大先輩である「Fork(3ED)」と同じコストに並び立つことに成功したのだ。これで青と赤はがっぷり四つ、まったくの同条件での試合運び。色の間に交錯する、名勝負数え歌である。ちなみに、このカードの名前なのだが、過去に「Reverberation(LEG)」という名前の全く関係無いスペルが存在しているのだが、日本語名はどう帳尻を合わせるんだろう。 Thunder Strike 雷の一撃 (1)(R) C インスタント 対象のクリーチャー1体は、ターン終了時まで+2/+0の修正を受けるとともに先制攻撃を得る。 「火をつける怒り(M10)」を1マナ重くして、その分パワー修正値が1点上がったマイナーチェンジスペル。そもそも「火をつける怒り」があまりメジャーじゃないので微妙だが、それでもパワーアップと先制攻撃の相性はすこぶる良い。今回は修正値があがったことで、例えば「前兆の壁」ですら「破壊者のゼンディコン」クラスを一方的に屠れるようになったのだ。特に重いというわけでもないし、今後はリミテッドで猛威を振るうことになりそうだ。 Volcanic Strength 火山の力 (1)(R) C エンチャント・オーラ エンチャント(クリーチャー) エンチャントされたクリーチャーは、+2/+2の修正を受けるとともに山渡りを持つ。 赤の2マナオーラ枠というのも進化を続けている部門で、基本となるのは(R)(R)で+2を付ける「巨人の力(6ED)」。これの完全上位互換として、最近は「ゴブリンの戦化粧(ZEN)」が登場した。このカードは「戦化粧」とほぼ同じと見ていいが、効果が速攻ではなく山渡りになった。速攻を付けるボーナスは2マナもかかるオーラのおまけとしてはありがたみが薄かったので、相手次第ではどんぴしゃりなこちらの方が評価は高そうだ。タフネスが上がるので赤は火力で対処しにくくなるし、リミテッドでは同型相手のサイドボードとして優秀な選択肢になりそう。もちろん、メインで突っ込んでも充分使えるカードだ。 Wild Evocation 野生の喚起 (5)(R) R エンチャント 各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは手札を1枚無作為に公開する。それが土地・カードであるなら、そのプレイヤーはそれを戦場に出す。そうでないなら、そのプレイヤーは可能ならばコストを支払うことなく、その呪文を唱える。 赤が時たま持ち出す、ランダム要素てんこ盛りの大冒険スペル。この手のコスト踏み倒しプレイ効果は、緑の「Eureka(LEG)」とこのたびめでたく禁止カード指定を喰らってしまった「超起源(TSP)」、青の「実物提示教育(USG)」とその延長にある「輝く根本原理(ALA)」など、案外多くの色に存在している。赤も「歪んだ世界(M10)」がこれに近かったわけだが、より安価で、博打性を上げてリメイクされた。このカードの面白いところは、そのキャストを強制する部分だ。自軍が有利なので手札に温存しておいた「審判の日」だとか、対消滅してしまうので手札でだぶついていた「エルズペス」なんかも、事情は一切関知せずにキャストしなければいけない。なにかとんでもない被害も発生する可能性があるのだ。まぁ、それさえ考えなければ、これは新手のコスト踏み倒し装置なので、そのうち「エムラクール」や「グリーマックス(UNH)」が飛び出すこともあるかもしれん。さぁ、デッキを作ってみよう。 PR |
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Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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