最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「カブキブ!」 5→6 少しずつ楽しみが増えていった作品でした。やっぱりシンプルな部活ものって楽しいんだよな。あと、数が少なかったけど女性キャラが 1話目を視聴した時点では「なーんかパッとしない画面だなぁ、歌舞伎の華やかさはアニメの画面じゃ出しづらいだろうし、詳しくない人間に魅力を伝えるのは難しいんじゃ……」と懸念していたのだが、そんなことは制作側は百も承知だった。確かに画面は華々しくない。むしろ現代アニメとしてはもっさりしている部類。だけど、それって本物の「歌舞伎」じゃなくて「高校生が同好会でやる歌舞伎」には分相応なデザインだ。何も無いところから同好会を立ち上げ、少しずつ仲間を増やしてなんとか歌舞伎らしい形を作っていくまでの青春部活もの。そのカテゴリの中では身の丈にあったデザイン性だったと言える。 そして、個人的に気に入ったのは「知らない人間に歌舞伎の魅力を伝える入門としての機能」の部分で、アニメを見ている視聴者は、来栖たちが想定している「歌舞伎を知らない学生たち」というターゲット層とぴったり重なる。おかげで、同好会の面々があれこれと試行錯誤を繰り返して「歌舞伎を楽しんでもらいたい」と思って組み上げる演目は直接我々視聴者の楽しみにもつながるようになっており、「なるほど、そういう見せ方をするのか」という若者らしい自由な発想が、創意工夫として認識しやすい。「歌舞伎を自由に楽しんでもらいたい」というメインコンセプトがしっかりと伝わるドラマになっていたのではなかろうか。 また、「部活もの」としてのテンプレートである「仲間を少しずつ増やしていく」部分や「それぞれの個性を最高の形で伸ばす」部分も、素直に受け入れやすくて面白い。芳先輩が本当に親切でしれっと協力してくれるあたりは流石にご都合主義ではあるのだが、強面だった丹羽が説得されてヘンテコなポジションに落ち着くところや、性能がピーキーな阿久津がゴタゴタしながらもスターとして輝いていく手順なんかは、「仲間を増やしてレベルをあげて」という育成の楽しさにつながってくる。最後にもっとも都合のいい仲間である蛯原を迎え入れることで、(少なくともこのアニメ1クールでは)彼が「最後の仲間」と「ラスボス」の役割を兼ねているあたりもそつが無い。特別目新しい展開ではないのだが、全てがハマるべきところにカチッと入っていく感じが気持ちいいんだろうな。少しずつ「こういう面子だったら確かに面白い演目が出来そう」っていう気分になっていくのである。 歌舞伎演者としてはまだまだスタート段階の歌舞伎部の面々。今後は一体どういう形で自分たちの夢を実現させていくことになるのだろう。余裕があるなら追いかけてみたい作品ですね。まぁ、これをきっかけに俺が歌舞伎を見るかどうかはまた別問題だけどさ。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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