最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
頭おかC、第10話。前回(アイドルはトイレにいかない!)も全く別ベクトルでやべーヤツだったので「これ、触れん方がいいやつや」ってんでスルーさせてもらいましたが、今回は輪をかけてぶっ飛んでいる。どうやら今回のディレクションが本作の総監修をつとめる人の手によるもののようなのだが……このアニメを一体どこに持っていきたいのだろうか。 「ヤバい」という言葉は本当に便利なので、今作は一言ただ「ヤバい」とだけ言い残して逃げてしまいたい気持ちでいっぱいだ。これまでも毎回ディレクションを変え、同じアニメとは思えないくらいに多種多様な見せ方を試みてきたが、今回も過去9話のどれとも一致しない、不可解な方向へ走り去っている。幸か不幸か、魔女の性質自体はそこまでエキセントリックなものではなかったはずなのだが……それでも世界観は訳がわからなくなってるよね。まぁ、夢なんだからしょうがないけど(便利な言葉や)。 ヤバい要素その1、映像がとにかくヤバい。「話数によって精度とテイストが変わる」だけならまだ納得もできるのだが、今回は「シーンごとに作画が違う」という、現代アニメの全否定みたいな状態。いや、作監が大量に生み出される現代アニメこそ、ひょっとしたらそういう状況が多いのかもしれないが。ただ、本作の場合はそうして「苦肉の策で作画がエラい事になった」というのではなく、意図的に作画をぶっ壊しにいってる節がある。冒頭、キャラクターの口のパク(開け閉め)がおかしいとか、もう中割り入れることすら馬鹿馬鹿しいみたいな状態の映像で、なんだか専門学校の1年生が描いたようなあまりにお粗末な映像が流れるのだが、そんなどうしようもないカットも、やたらと流麗で精緻な映像を挟み込むように配置されていたりする。キャラの顔もカットごとにコロコロ変わり、もう何が基準なのかもさっぱりわからない。 ヤバい要素その2、話がヤバい。魔女の性質は「多芸だけど人と付き合えないやつ」というだけなのだが、そんな彼女の様々な側面を見るために、いろんな芸を披露する世界を飛び回る。そして、その度に演出方向がコロコロ変わり、作中のキャラに全くついていけない話が断片として押し寄せてくる。それぞれの画面構成の意味なんて考えていたら、話が何処かにいってしまうのだ。 ヤバい要素その3、演出がヤバい。こうして訳のわからない話が流れているのに、それを理解させたくないかのように、間の取り方、画面の置き方がおかしい。普通に考えたら遥人が殴られるカットなんかはもっと寄せて映像を描くべきシーンだったと思うのに、そこをあえて遠くから見せて意味を混迷させる。猫博士が座敷で魔女と2人対面するシーンなんて、2人の会話が弾まずに沈黙で途切れ途切れになる悠長な間に、視聴者ははぐらかされてばかりだ。 ヤバい要素その3、音響がヤバい。結局あの小さい秋はなんだったんだ。突然歌う遥人にも問題はあるのだが、その後はしれっとBGMで流れたりもする。突然のギターソロが延々流されたりもする。画がちぐはぐなだけでも困るのに、そこに音でヒントもくれない。さらに、今回の魔女はどうやらキャストが素人のようで、彼女の心情も伝わりにくい。中の人はアーティストらしいので、音楽と絡めてこの「掴みにくいキャラ」に拍車をかけるためのピンとこない役者の起用なのだろう。もう、本当にどの要素も信じられない。 そして、これだけたっぷりと「夢の不安」を突きつけられ、「大丈夫かGONZO」とか「大丈夫か制作スタッフのメンタル」とか色々心配になったところで、ラストに「大丈夫か遥人」という今作最大の問題をついに投下してきたのである。もう、この一言を言わせるためだけの30分だった気すらする。本当に、よくこれを作ろうと思ったし、よくこれが許可されたと思う。視聴者など知らぬ、ただ作りたい画を作る。その意思や良しだが、ここまで全力であさっての方向に逃げられてしまうと、これをどう判断していいものか……。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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