最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
銀枠ゥ! 銀枠ゥ! とディオ様が言ったかどうかはわからないが、銀枠世界である。いやいや、さすがにこれのプレビューを書く意味はないでしょ……と思うわけだが、本当にね、やっぱりいいカードが揃ってますわ。からくりギミック、そこそこ穏当でゲームとして成立しそうなバランスで作ってあるし、将来的には何か形を変えて黒枠に再導入されないもんかね。その時にはめでたく親分も使えるカードに……ならんでいい。
残念ながら英語版のみで販売されるUnシリーズ、しばらく待てばMTG Wikiあたりにネタの解説は全部掲載されるはずなんだけど、ちょいと時間もかかるだろうし、リアルタイムで上がってくるカードのヘンテコなところや、頑張ってる姿が見たい! ってんで、「全部のカードをレビューはしないけど、分かる範囲で面白いネタは拾っていこう」というのが今回の記事の狙いです。まぁ、私の拙い英語力では早々に限界を迎える気もするんですが。いろんな角度からMagicを楽しみたい人たちは、じっくりとUnのカードを眺めて見てはいかがだろうか。なお、メカニズムの話なんかはいちいち解説しないので公式記事参照。
カード名クリックでカードイラストへのリンク。フレーバーの試訳は関係ありそうな時だけ付けたり付けなかったり。
Jackknight (ジャックナイト) (1)(W) R アーティファクトクリーチャー・サイボーグ、騎士 1/1 他のアーティファクトがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、〜の上に+1/+1カウンターを1つ置く。それがからくりであるなら、〜はターン終了時まで絆魂を得る。 “私の剣をご利用いただけます。ハサミも、栓抜きも、缶切りも” 「ジャックナイフ/jackknife」と「knight」を引っ掛けたダジャレ。knifeとknightって似てるよね、って日本人でも思うけど、向こうの人も常々思ってるってことなんだろうか(頭の無音のKは割とネタにされてるイメージがある)。ちなみにジャックナイフってのは折りたたみ式のナイフの総称だが、こちらはイラストやフレーバーからいわゆる「十徳ナイフ」のようである。こんなナイトに誰がした。能力はこのおっさんが「場に出たアーティファクトをどんどんくっつけて自分のものにしちゃう」みたいなフレーバーだろうか。
Rules Lawyer (ルールの法律家) (3)(W)(W) R アーティファクトクリーチャー・サイボーグ、アドバイザー 1/1 状況起因処理は、あなたやあなたのコントロールするパーマネントに適用されない。(あなたはライフが0点以下になったり、空のライブラリからカードが引けないことでゲームに敗北しない。あなたのクリーチャーはダメージや接死の効果で破壊されず、タフネス0以下になることで墓地に置かれない。あなたのプレインズウォーカーは忠誠度が0になることで墓地に置かれない。あなたが2つ以上の同名の伝説のパーマネントをコントロールしていてもそれらは墓地に置かれない。ゲームのルールによりあなたのパーマネントからカウンターは取り除かれない。不正に何かに付いているあなたのパーマネントは戦場に残される。全てのルールと裁定のためには、ルール704を参照のこと) (テキスト欄が)滅茶苦茶じゃねぇか!!! やりたかっただけシリーズである。これを出されたら普通の方法でライフを削っても相手プレイヤーを倒せないので、何とかしてこいつを除去する必要があるが、上述の通りにダメージでは殺せなくなってしまっているので、何らかの非ダメージ除去(またはアーティファクト破壊)が必要。このほかにも状況起因処理はいくつかあるので、知りたい方はマジでググれ。分かりにくいところだと「カウンターが云々」ってのがあるが、これは例えば+1/+1カウンターとー1/ー1カウンターの対消滅などをさしています。
Crow Storm (カラスの嵐雲) (2)(U) U ソーサリー 1/2で飛行を持ち、「Storm Crow/嵐雲のカラス」という名前の青の鳥・クリーチャー・トークンを一体生成する。 ストーム 嵐雲のカラスはぐれる、狩人も安心。 嵐雲のカラスが群れる、まるで殺人。 新規のプレイヤーには分かりにくいネタ。一昔前まで基本セットの常連だった「Storm Crow/嵐雲のカラス(9ED)」っていうコモンのクリーチャーがいたんですよ。そのストーム版。なお、フレーバーテキストも元々使われていた2行詩「storm crow descending, winter unending. Storm crow departing, summer is starting」のパロディ。
Incite Insight (扇動の洞察) (X)(U)(U) R ソーサリー からくりをX個組み立てる。 単に「incite」と「insight」という同じ発音の単語を2つ並べたもの。ちなみに豆知識だが、Magicのカードには「Incite/扇動」と「Insight/自己洞察(6ED)」という別個のカードがちゃんと存在している。フレーバーによると、イラストの男は「未だ誰も思いつかなかった蒸気機関によるアイスクリームの自動運搬システム」を思いついたようである。
Wall of Fortune (運命の壁) (1)(U) C アーティファクトクリーチャー・壁 0/4 防衛 あなたは、あなたのコントロールするアンタップ状態の壁をタップすることで、いずれかのプレイヤーの振ったダイスを振り直させても良い。 “6が出したいのかい? よっしゃみんな! 6だってよ!” 単に「Wheel of Fortune/運命の輪(3ED)」からの洒落。Wheelなら回転するのも簡単だけど壁をどうやって回転させればええねん、と思ったら……イラスト参照。壁の役を果たしているんですかねぇ。
capital offense (大文字襲撃) (2)(b)(b) c インスタント 対象のクリーチャーは、ターン終了時まで-x/-xの修正を受ける。xは、そのルールテキストに含まれる大文字の数である。(注意書きとフレーバーテキストは無視する) 変なところに注目するUnシリーズらしいギミック。幸いこのエキスパンションだけのドラフトならバニラクリーチャーなんていないだろうから、最低でも−1は約束されている(文頭は必ず大文字)。そのほかにも、ざっと見ると個別のカード名に言及したらそのぶん大文字が出てくるし、今回は「からくり/Contraption」が全部大文字始まりである。それなりに除去としての性能は高そうだ。ちなみにこのカードは当然のようにして全ての文字が小文字で統一されており、一瞬「あれ?」ってなる。日本語に訳してしまうとこの面白みはわからないが、せっかくなのでちょっとこだわって書いてみました。また、「capital」は大文字という意味もあるが、「首都」の意味や「重大な」「深刻な」という意味もあり、「capital offense」は本来「重犯罪」の意。これも英語ならではのジョークである。
Hangman (吊るし男) (B) R クリーチャー・人間、Villain(悪党) 1/1 〜が戦場に出るに際し、6文字から8文字の単語を秘密裏に書き留める。 (1):対象の、〜をコントロールしていないプレイヤーは、記録された単語か、その中に含まれるまだ推測されていない文字を1つ予想する。予測が間違っていたなら、〜の上に+1/+1カウンターを1つおく。いずれのプレイヤーもこの能力を起動して良い。 いずれかのプレイヤーが記録された言葉か全ての文字を予測した時、〜を生贄に捧げる。 Unシリーズ名物、ゲームの中で別なゲームをやるカード。今回は漫画「嘘食い」でも登場した(だいぶ違うけど)、「ハングマン」と呼ばれる文字当てゲーム。めんどいので詳しくはWiki参照。イラストを見ると、マッチョな男の胸にしっかり象徴的なイラストも描かれており、背景ではすでに割とゲームが進行していることも確認できる(Hangmanも7文字なのでOK)。ちなみにこれ、英語だから成立するけど日本語の50音でやると一気に難度が増すので、ひらがなルールを採用するとかなりのサイズが期待できる化け物クリーチャーになる。英語でやる場合は、当てられやすい母音を避け、なるべく違う文字が並んだ方が当てにくい。某所で得た知識によると、文字の上で母音を含まずにもっとも長い単語は「rhythm」。
Spike, Tournament Grinder (トーナメント指南、スパイク) (2)(φB)(φB) R 伝説のクリーチャー・人間、ゲーマー 1/1 (φB)(φB)(φB)(φB):ゲーム外から、あなたがオーナーであり、構築環境で禁止または制限されているカードを1枚選び、それを公開して手札に加える。 “ちょっと待って、対応する” 10年越しでついに登場した「3人目」である。もちろんUnシリーズファンならご存知だろう、最初のアングルードでは「Timmy, Power Gamer」、次のアンヒンジドでは「Johnny, Combo Player」が登場し、今回めでたく、ティミー・ジョニー・スパイクの3種が揃い踏みしたのである。この区分を知らない人は面倒なのでググれ。しかし当然、スパイクだからと言ってガチの能力ではUnシリーズらしくない、ということで、まさかのこんなご無体な能力を与えられてしまった。イラスト中では無数のロータスが宙をまっているが、多分カードじゃなくて単なるスリーブだな。さすがスパイク、手札はやすやすと公開してくれないということか。こいつが登場する可能性があるので、Unstableのドラフトをプレイする場合は禁止カードをごっそり入れたストレージボックスを持っていくと有利である。万一黒を使ってなくても12ライフ払えばあなたの手元にいつでもフェリダーが!(フェリダーかよ)
Summon the Pack (パックの召喚) (7)(B) M ソーサリー 未開封のMagicのパックを1つ開封し、それらのカードを公開する。この方法で公開された全てのクリーチャー・カードをあなたのコントロール下で戦場に出す。それらは本来のタイプに加えて、ゾンビでもある。(それらのカードは、次の新たなゲームの開始前に取り除く) コンスピラシーにもありましたね、領域外からのパック。こちらは超重い神話レアなので、なんと開けたパックから全てのクリーチャーが一気になだれ込んでくる贅沢仕様。運次第ですが、平均しても4〜6体くらいはクリーチャーが増えるんじゃないでしょうか。イラストで飛び出しているクリーチャーはユニコーン、サメ、ホムンクルス(?)、オーガ(?)ですかね。なんのパックを開けたらこんなカオスな陣容が出てくるんだよ。そして、ここで賢いプレイヤーは考えるわけですよ。「そうだ! パックの中身が全部クリーチャーのレギオンを開封すれば超強いじゃん!」と。でも気をつけてくださいね、レギオンのパックには、ヤツが入っているかもしれませんからね……。
Party Crasher (パーティーの壊し屋) (4)(R) U クリーチャー・ゴブリン、狂戦士 3/3 速攻 あなたは、各対戦相手のターンの戦闘中に〜で攻撃できる。 暇なし、慈悲なし、予約なし。 どういうことだってばよ……。「アタック」→「俺もアタック」。何それ。ただ、これって自分のターンに攻撃したらどうせタップしてるから相手の戦闘フェイズはあんまり関係ない。攻撃クリーチャー指定の順番とか、ルールに無いけどどうしたらいいんでしょうね。
Earl of Squirrel (リス伯爵) (4)(G)(G) R クリーチャー・リス、アドバイザー 4/4 Squirrellink(リスリンク)(このクリーチャーによってダメージが与えられるなら、それに等しい数の1/1で緑のリス・クリーチャー・トークンを生成する) あなたのコントロールするトークン・クリーチャーは、本来のタイプに加えてリスでもある。 あなたのコントロールする他のリスは+1/+1の修正を受ける。 ふざけたテイストのくせしてガチで強いタチの悪いロード。全トークンが問答無用で+1/+1ってことは「無形の美徳(ISD)」内臓ってことだもんな。ここからリスビートが狙えるかも。
Selfie Preservation (自撮り保存) (1)(G) C ソーサリー あなたのライブラリから基本土地・カードを探し、それを公開する。そのイラストの中に木が描かれているなら、それをタップ状態で戦場に出す。そうでないなら、それを手札に加える。あなたのライブラリを切り直す。 “ちゃんと木も入るように撮ってよ” 自撮り棒ってどこが起源で、どれくらい広まってる文化なんだろう……。この次元はカメラもあるし自撮り文化もあるみたいだが、問題はSNSがあるかどうかだな。ちなみに今ざっと眺めてみたら、次元によっては森以外の土地でも結構木は生えています(おすすめはゼンディカーの土地)。ラヴニカとアモンケットはやめとけ。
Slaying Mantis (必殺カマキリ) (5)(G)(G) U クリーチャー・昆虫、レスラー 6/6 Just a scond(待ちな)(この呪文がスタックにある限り、プレイヤーは戦場のカードを動かせない) 〜は最低でも3フィート以上の距離から投げられて戦場に出る。 〜が戦場に出た時、これが出るに際して触れた、対戦相手のコントロールする各クリーチャーと格闘する。 Unシリーズ名物「落とす」カード。かつては「落とす」&「破る」という最強無敵の「Chaos Confetti」というとんでもないカードも存在したが、それをおとなしく現代風に(?)調整したもの。何が起こっているかはイラストを見れば一目瞭然である。そして、この手の能力は相手が唱えるのに対応して各カードをめっちゃ離れた場所に置く、という対処法があったのだが(Magicにはカードを置く位置を規定するルールはないからな)、今回はそれをルールの上で予防してしまった。「just a second」という能力語は当然「split second/刹那」のパロディになっているので、せっかくだから日本語訳もパロディっぽく。レスラーの技は全部覚悟して受けきるんだ、ってどこぞの漫画でも言ってた。
The Grand Calcutron(超巨大計算実験機) (W)(U) M 伝説のアーティファクト 〜が戦場に出た時、各プレイヤーの手札はプログラムになる。(それらは公開され、1つの列を形成して並べられる) プレイヤーは、自分のプログラムの最初のカードのみをプレイできる。 カードがいずれかの領域からプレイヤーの手札に加えられる場合、代わりにそのプレイヤーはカードを公開し、プログラムの任意の位置に組み込む。 各プレイヤーの終了ステップの開始時に、そのプレイヤーのプログラムが5枚未満のカードしか持たない場合、そのプレイヤーは5枚になるまでカードを引く。 なんちゅうことをしてくれんねん。全ての情報がお互いに分かり、さらに次にプレイするカードの順番も全部決められてしまうというディストピアすぎる計算機脳。「だいたいプレイしたいカードくらいわかるやろ」と思うかもしれないが、土地を置くタイミングなんかは考えなきゃいけないし、一番悩ましいのはカウンター呪文をどこに置くかである。もしプログラムの先頭にカウンターが置かれた場合、相手が呪文を唱えない限り、もうそのプログラムは動かないのだ。色々妙な悲劇が起こりそうである。なお、このカードが戦場を離れた時の効果については一切書かれていないため、もしこれを除去したとしても、一度プログラム化してしまったカードは二度と手札には戻ってこないし、プログラムから呪文を唱える方法も失われてしまうので注意。
Sword of Dungeons & Dragons (D&Dの剣) (3) M アーティファクト・装備品 装備したクリーチャーは+2/+2の修正を受けるとともにプロテクション(ならず者)とプロテクション(クレリック)を持つ。 装備したクリーチャーがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、4/4で飛行を持つ、金色のドラゴン・クリーチャー・トークンを1体生成し、20面ダイスを1つ振る。あなたが20を出したなら、この行程を繰り返す。 装備(2) 例の剣シリーズのパロディ。「Fire & Ice」とか「Light & Shadow」とかがあるなら「D&D」だっていいだろう、という。知らない人のために一応確認して置くと、D&DはTRPGの始祖とも言える伝統あるゲームのタイトルである。なお、私も詳しく知らないのでなんでこのプロテクションがつくのかはよく分かりません。20面ダイスは、当時のTRPGではおなじみのアイテムですね。
Watermarket (水市場) R 土地 あなたのマナプールに(C)(C)を加える。このマナは、透かし(watermark)の入った呪文を唱えるためにのみ支払える。 今回のセットは、初めてMagicのカードで「透かし」に言及した。「透かし」ってのは過去にもラヴニカのギルド紋章とか、タルキールの氏族なんかを表すためにテキストボックスに記されたマークのこと。詳しくは公式のメカニズム記事参照。このカードはそんな「透かし/Watermark」と「水の市場/Water Market」をかけた単なるダジャレであるが、フレーバーテキストに何やら意味深な文字列が並んでいる。ぱっと見は単なるお買い物リストで、「X線コンタクトレンズ」なんてヘンテコなものも並んでいるので意味がないリストだと見てもいいのだが……意味深に大文字が並んでいるので、文頭の「LXDTK」でググってみたところ、どうやらこの5文字は「この文字だけで作ることができる英単語が存在しない」という5文字らしいのである。つまり、どれだけ並べ替えても組み替えても意味はない。なんでそんな文字列が並んでいるのかは謎だが、かつてアングルードでは、カードに書かれた文字列を並べ替えるとメッセージが現れる、というギミックが存在していたので、それに対する茶化し……なのかな? PR
無題
Party Crasherのフレーバーテキストはどういうわけだか怒りの天使アクローマのそれが元ネタですね。「休息も慈悲も与えぬ」。
Re:無題
流石無駄に天使マニア。よく気がついたな。フレーバーの元ネタ全部探したり思い出したりまでは手が回らないんスよ。年取ってどんどん記憶力も衰えてきてるし……
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