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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ドラフトがお休みだから気楽に更新できるわ。

 

Sacrifice Play (捨て駒) (2)(W) C

インスタント

ゲーム外の人間は、対象の対戦相手がコントロールする攻撃クリーチャーかブロッククリーチャーを1体選ぶ。そのプレイヤーは、それを生贄に捧げる。

 再帰的チェスでは、再帰的チェスで勝って初めて駒を取ることができる。

 いわゆるサクり系除去だが、サクるカードをこっちが選ばず、かといって相手も選ばず、という不思議な着地点になった1枚。選択肢が1つしかなければ意味はないが、複数ある場合、完全な部外者が周りにいる状況で使うと運ゲーになり、なまじMagicを知ってるやつにやらせると、どっちのプレイヤーが好きかの人気投票になったりもする。なんだそれ。ちなみにフレーバーの「再帰的チェス(recursive chess)ってのはどういうことかというと、イラストを見るとなんとなくわかる、チェスがチェスする入れ子構造のことである。いや、ごめん、意味わかんない。

 

Very Cryptic Command(実に謎めいた命令) (1)(U)(U)(U) R

インスタント

次のうちから2つを選ぶ。

「対象のパーマネントを2つアンタップする」

「対象のプレイヤーのコントロールする、名前が1単語であるパーマネントを全てタップする」

「あなたの手札を全て捨て、その後捨てた枚数に等しいカードを引く」

「対象の、あなたの墓地にあるインスタントかソーサリー呪文・カードを手札に戻す」

 お馴染み「Cryptic Command/謎めいた命令(LRW)」のパロディ呪文。イラストや形式は大体同じだが、それぞれのモードがそれぞれ不可思議。特に本家リスペクトって感じでもないが、強いて共通の特徴をあげるなら「やや微妙」ということくらいだろうか。まぁ、本家がガチすぎるから。一応確認しておくと、モード選択と対象の決定は呪文を唱えるときにやる必要があるので、3つ目のモードで捨てたカードを4つ目のモードで回収したりはできない。

 

Old-Fashioned Vampire (古風な吸血鬼) (3)(B)(B) U

クリーチャー・吸血鬼

3/3 飛行

〜は、外が暗いかぎり+2/+2の修正を受けるとともに接死を持つ。

 頑張って忍び寄るか、やめとくか……ねぇ?

 ゲームをやる時間次第で桁違いに能力が変わるアンコ吸血鬼。このセットの発売は12月、つまり(北半球なら)最も日照時間が短い時期なので、一番プレイされると思われる期間中は割と強い。ただ、イラストの吸血鬼はパジャマにつっかけ、片手でエールを引っ掛けているところを見ると、あんまり夜中にお外で仕事をする気はないようである。

 

Over My dead Bodies (俺の屍を越えていけ) (4)(B)(B) R

エンチャント

墓地のクリーチャー・カードは、それが戦場にあるかのように攻撃やブロックできる。それらは墓地にあるクリーチャー・カードのみをブロックでき、ブロックされる。それらは本来のタイプに加えてゾンビでおまり、Undeathtouch(接不死)を持つ。(それらがクリーチャー・カードにダメージを与えた時、それらのカードを追放する)

あなたの墓地のクリーチャー・カードは速攻を持つ。

 墓地が第2の戦場へと姿を変える面倒臭いエンチャント。本来の戦場はそこだけ、墓地は墓地だけで交戦関係は完結しているが、プレイヤーにダメージが届くのは一緒なので管理が大変である。それにしても「接死/deathtouch」でクリーチャーが死ぬのはわかるが、「接不死/Undeathtouch」で追放になるのはいかがなもんだろう。生き返ったら無限ループだけども。墓地のクリーチャーたちは「栄光の頌歌(10E)」みたいな戦場にいるクリーチャーに効果があるカードの影響は受けるんでしょうか。墓地のクリーチャーが対象に取れるかどうかもわからないなぁ……。

 

Garbage Elemental (ガラクタの精霊) (4)(R) U

クリーチャー・エレメンタル

2/4 激情2(このクリーチャーが攻撃してブロックされないたび、それはターン終了時まで+2/+0の修正を受ける)

〜はWordy(冗長な)クリーチャーにはブロックされない。(ルールテキストが4行以上あるクリーチャーは冗長である)

 なんと懐かしい「激情/Frenzy」能力を持った、史上2枚目のカードである。未来予知で作られた「激情スリヴァー(FUT)」は結局リミテッドですらろくに使われなかったどうでも良さではトップクラスのキーワード持ちだったが、今回ここで復活したということは、制作チームはこの能力の実用化を考えているということなのか、逆にもう黒枠での採用はないと考えたのか。今回は色んな実験が盛り込まれてるからなぁ。あ、「Wordy」は黒枠採用されないやつです。一応ブロック回避と「ブロックされなければ」の能力なので相性はいいのだが、これが書いてある本人のルールテキストが長いのはどうなのよ。

 

Really Epic Punch (マジで勇壮な殴打) (1)(G) C

ソーサリー

対象のあなたのコントロールするクリーチャーは、それが宿主であるか拡張されていれば+2/+2の修正を受ける。その後、それは対象の、あなたのコントロールしていないクリーチャーと格闘する。

 そいつは並の熊よりもスマートだ。

 やったぜ! タルキール龍紀伝で登場して我々に笑いを届けてくれた「勇壮な対決(DTK)」、そしてその元ネタ「凶暴な殴打(KTK)」に続くパンチ劇場第3弾である。「凶暴な殴打」ではスーラクが熊をぶん殴り、生まれ変わったタルキールを舞台にした「勇壮な対決」では今度はドラゴンをぶん殴っていた。新しいこのカードでは、まるでスーラクに殴られた憂さを晴らすかのように熊がドラゴンを殴っているのである。ただ、よく見るとカードの効果の「拡張されたクリーチャー」からもわかる通りに、これが普通の熊ではないんだよな……。ドラゴンだってこんなのに殴られたらそりゃ怯むわ。

 

Entirely Normal Armchair (いたって平凡な安楽椅子) U

アーティファクト

あなたのターンの間、〜が手札にあるなら、あなたはそれを戦場のどこかに隠しても良い。

(0):〜をそのオーナーの手札に戻す。いずれかの対戦相手のみが、〜を見つけた時にだけこの能力を起動して良い。

(2)、〜を生贄に捧げる:対象の攻撃クリーチャーを破壊する。

 「隠す」って言われたってどうすればええねん、と思うが、普通に考えたらなんらかのカードの下にこっそり潜ませておくのが無難だろう。ただまぁ、あんまりぴったり重ねて全然見えないような状態でプレイするのも興が冷める気もするが。相手の隙をついて、本当に戦場の隅っこに何気なくおいとけば案外気づかれないかもしれない。別なゲームでいうなら「いかさまゴキブリ」みたいなゲームになる……かな、どうだろう。ちなみに、なんでただの安楽椅子でクリーチャーが死ぬかというと……イラスト参照。うん、なんの変哲も無いね。そうだね。気づかない方がどうかしてると思う。

 

Kindslaver (親切隷属器) (5) R

伝説のアーティファクト

(5)(T)、〜を生贄に捧げる:ゲーム外の誰かは、対象のプレイヤーの次のターンの間、そのプレイヤーのコントロールを得る。どのプレイヤーも、そのターンの終了時までその人に助言はできない。

 ゆっくりしててよ。代わりの人を連れてきたから

 誰でもわかる通りに「精神隷属器(SOM)」のパロディ。設置コストが1マナ軽くなったが、起動が重いのでトントン。その上で、効果は当然本家には及ばず、またまた出番です、ゲーム外の誰か。これ、何も知らない人にターンを託して突然カード破かれたりしたらどうするんだろう。いや、そんなアホな、って思うけどさ。今、なんとなく普段ドラフトしてる空間を想像したら、周りにいる部外者に、本当に無茶苦茶しそうな奴がいるんだよね。もしかしたら即死光線とか打ち始めるかもしれない。とりあえず、他のプレイヤーに任せるのが無難かも。お鉢を回されたプレイヤーの程よいバランス感覚が求められますね。まさに、親切心の勝負だ。

 

Krark’s Other Thumb (クラークの別な親指) (2) U

伝説のアーティアクト

あなたがダイスを1つ振るなら、代わりにダイスを2つ振り、片方の出目を無視する。

 クラークって奴は、賭け事で親指を失っては「大勝負だ!」ってんですぐに戻ってくるようなゴブリンだったな。

 こちらは「クラークの親指(MRD)」のパロディ。あっちはコインフリップだが、今回はダイスロールである。ただ、注目なのは効果そのものではなく、これが伝説のくせにアンコモンという低いレアリティで収録されているということ。さらにフレーバーテキストも参照すると、どうやら「超ラッキーだったゴブリン」として伝説となったクラークが、ひょっとしたら自分の「親指」をしょっちゅう色んなところで負けの代償として支払っていたんじゃ無いかっていう疑惑が浮上してくるわけで……絶対ニセモンやんけ。

 

Modular Monstrosity (怪物化した接合者) (7) R

アーティファクトクリーチャー・構築物

3/3

対戦相手が呪文を唱える旅、あなたは5秒以内に今日まだ〜のために言われていない、過去にクリーチャーカードに印刷されたことのあるキーワード能力を1つ選ぶ。そうしたなら、〜はその能力を得る。そうでなければ、〜は全てのキーワード能力を失う。

 効果の詳細については公式記事参照。一応重要な記述としては、プロテクション(赤)もプロテクション(カヴー)も、全て「プロテクション」という同じ能力としてカウントするので使いまわしはできないということ。あと「過去に印刷されたことがある」という条件付きなので、例えば滅殺能力なら最大でも4までしか宣言できない。ちなみに、当ブログでは割とゆるい意味で「キーワード能力」という言葉を使ってしまっているが、厳密には能力として名前がついていても「キーワード能力」で無いものも結構多く、例えば「飛行」はキーワード能力だが、「スレッショルド」や「強襲」はキーワード能力ではない(その言葉単体で意味を持たないため)。それでもキーワード能力は結構な数があるので、気になる人はWikiなんかで調べて「理想のキーワード能力リスト」を用意しておけば、いざという時に最強のモンスターを作れるかもしれないぞ。とりあえず破壊不能にしてから二段攻撃、そして回避能力と並べていくのがベストか。回避能力は相手のコントロールしている土地渡りが手っ取り早いが、実は「馬術」と宣言するのが最強だったりする。

 

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