忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[5909] [5908] [5907] [5906] [5905] [5904] [5903] [5902] [5901] [5900] [5899]

 たほいや人生を始めて数年が経つわけですが、我々もついに、めでたくこの時を迎えることができました。そう、広辞苑の大幅改訂である。日本語の歴史を支える1冊の辞書が装い新たに第7版。我々が買わぬわけもなく、購入したなら、そりゃぁめくらなければ始まりません。そんなわけで、真冬の極寒世界の中、第7版お披露目たほいやのスタートです(やっぱり七人、八人戦になるのナンデ)。

 なお、今回は「新しい辞書に載っている言葉での出題を制限しない」という目的のため、普段のたほいやから若干のルール変更をしている。それは「出題時にもしその単語を知っていても申告しない」というもの。単にテレビ放送されている元祖「たほいや」と同じルールなのだが、普段は興が覚めるので常に(多分)知らない単語で出題するようにしているのだが、今回はあえてその制限を取り外している。さて、この変更がどんな影響を与えるか……。




Round1・「はかがいく」

1、(「ハ」「カ」で「分」となることから)合点がいく。

2、女権活動家。大正期に公娼制度の廃止を提唱。獄死。

3、秘めた潜在能力が開花すること。

4、墓地の多い地区。

5、炭酸カルシウム外殻を持つ微小生物の総称。

6、仕事などが順調に進む。はかどる。

7、墓地における敷地区切り。

 記念すべき第7版最初の出題はこちら。当然「破瓜がイグゥ!」で「処女ビッチやんけ!」という一連のやり取りは最初に済ませています。 ①相変わらずテクニカルな漢字分解パターン。「社畜ダンサー氏が書きそう」との意見多数。 ②すーぐに獄死する。しかし、このお題を見て人名だと思うのはなかなかのセンスである。 ③「秘めた潜在能力ってトートロジーやんけ」「日本語が下手だということは、広辞苑ですね」。7版になってもひどい言われようだが、大体の人間は「まぁ、広辞苑よりも日本語が不自由な人がいるだけだけど」って思って誰が書いたかは薄々分かっていた模様。 ⑦「敷地区切りってなぁ……日本語が不自由」「じゃぁ広辞(略)」

 

Round2・「はちにんどうじ」

1、小説。黒岩涙香著。南総里見八犬伝の翻案。

2、(「火」の字を分解すると「八」と「人」となることから)火の隠語。

3、一休宗純の狂号。

4、遠州三名寺の別称。八多寺、任浄寺。銅源寺の三山。

5、江戸末期、義賊を名乗る八つ子がその名を轟かせた。

6、多くの人の意見が一致すること。

7、同じ字(あざな)を持つ八人。揃うと縁起が悪いとされ、忌避された。

 「Wiiのプレイ人数とかが広辞苑に載っている可能性は?」 ①我々の中で便利屋扱いの涙香。 ②1問目の①にかぶせた解答。なお、この問題の出題者が1ー①の作成者である。そういう小賢しいテクニックは色々あるんですよ。 ④参加者の中に寺社に詳しい人間がいるとか知らなかった。「寺の名前に銅とかつけないでしょ」みたいな話が出ていたので試しにグーグル先生で「銅 寺」を検索してみた結果がこちらです。 ⑤このセンス。大事にしていきたい。 ⑦何を探せかな?

 

Round3・「どりるじゃんぼ」

1、全断面発破用の孔を一斉にあける装置。

2、シールドマシンの先端に取り付けられるドリルピット。

3、先端のとがったジャンボジェット機の俗称。

4、炭鉱の掘削に用いる巨大なドリル。

5、砕氷型水陸両用機。

6、麻を煎じた調味料。

7、10年以上キャリーオーバーを続ける宝くじのこと。

 せっかくだから7版っぽい出題を、って思ったけど、普通に6版にも載ってた。出題時にキャンセルがかからないルールだからこそ出せた問題。 ①やべぇ、たぎるわ。 ②こちらがシールドマシン。「盾を持ったロボット」→「ガンダム」ではございません。 ③ドリルせんのかい。 ④ドリルすんのかい。 ⑥トリップっちゃう醬。 ⑦この発想、大事にしていきたい。なお、執筆者は「みんなして書いてるのは全部『ジャンボドリル』であって『ドリルジャンボ』ではない、自分の方が言葉を大切にしている」と強弁に主張。結果、無視された。

 

Round4・「もものつかさ」

1、多くのつかさ人。

2、酒を讃えていう語。

3、諸々の官職。

4、桃太郎を拾ったおじいさんのこと。転じて、「瓢箪から駒が出る」の意。

5、平安期に、様々な官職の存在したことを言う語。

6、股ぐら。

7、東百官の俗称。

 よくわからなかったが、「つかさ人」は結局「役人」でいいらしい。つまり③⑤でだいたい正解です。まぁ、そうなるよな。 ②「百薬の長」あたりから来てるんでしょうかね。 ④これ、もしタイラントが書いたなら理路整然と説明してくれたんだろうけど、残念ながらこちらのロジカルは「完全におじいさんが桃を拾ったと勘違いしてました」で終わりだからね。 ⑥腿の司。

 

バイオ参戦でここから八人戦。

 

Round5・「どうするれん」

1、スリや盗人の小商いを罵っていた語。

2、銅板刷りの黄表紙。

3、スタンド・バイ・ミーの邦題。

4、1974年、国会議員が中心となって組織された国民会議。

5、「どうする?どうする?」と言い合うばかりで何もしない人々のこと。

6、女芸人をひいきにして足しげく通う連中の称。

7、大正期の人民運動。「どうする」と連呼しながら道を歩き、人心の不安をあおった。

8、日本相撲協会の蔑称。

 どうしようもないレン。 ①過去に出題された「いけどうずり」からの転用だったんだけど、気づいてもらえなかった。 ②こんなものが実在するのだろうか。 ③もう「スタンドバイミー」って書いてますやん。カタカナですやん。 ⑤自己紹介乙。 ⑥調べると、「娘義太夫を贔屓にし、さわりが語られるところで「どうするどうする」と声をかけたところから」とのことだが、今で言うところのアイドルライブで必死にオタ芸やコールを披露している人間のことである。今度からあの人のことを社畜どうするれん先輩って呼ぶわ。 ⑦何それ怖い。 ⑧ハイパー時事ネタ。さすが第7版である。どうしようもない連。

 

Round6・「えうかし」

1、キュビズム画家の和名。

2、勇ましい。

3、→幻灯機。

4、よって上機嫌であるさま。

5、他人の絵をひたすら誉めたたえる人。絵難坊。

6、神話上の人物。神武天皇を謀殺しようとするが弟の弟滑(おとうかし)の密告により露見、道臣命(みちのおみのみこと)に殺された。

7、決して羽化してはいけない。

8、とても気分が落ち込む。

 ①絵を……浮かすの? ②エウで「勇」と読ませるらしい。 ③これは絵浮かし。 ④これはエウで「酔う」ですかね。 ⑤こう言う人たちばかりなら平和なのに……。「えなんぼう」は当方の記録には残ってないが確か過去に出題されてましたね。 ⑥何を言っているかさっぱりわからない。なお、実際には出題者が読みを「おとうとかし」と読んでしまっていたため、問題不成立のクレームが入った。「おとうかしだったら票入れてましたね」「間違い無いですね」。 ⑦誰が、いつ、どこで、何で使うの。

 

Round7・「ぐれんのいどほり」

1、紅海で油田を掘る人々。

2、(紅蓮地獄で井戸を作ろうとするような)空しい努力。

3、→関東大震災朝鮮人虐殺事件。

4、温泉掘削中に溶岩が噴き出す現象。

5、J・D・サリンジャーの短編小説。暴れん坊グレンが井戸掘りを命じられ、自身の半生を振り返る独白を続ける。

6、破瓜。処女膜の破れること。

7、紅蓮地獄で井戸を掘ること。

8、地獄の底で井戸を掘るかのような行為。無駄ごと。

 これもなかなか地獄の出題になりました。②⑦⑧を見て分かる通り、だいたい中身を知っている人間がいたはずなんだが、そのために似た解答が並び、そこから広辞苑を抜き出すことに失敗して何と全外し……この日唯一の全外しがこんな展開になろうとは。 ①紅海を紅蓮と称するのは如何なものか。 ④一票だけ入って、作成者が「なんで入れたん?」ってマジで聞いてた。 ⑤小説だろうとなんだろうと、なんか狂言ぽくなる問題。そして、この回答は空前絶後の読み間違いのせいで実際の出題中に提示された選択肢は全くの別物になっていたことを付記しておく。我々は手書き原稿で解答を提出するため、時たまこうした不幸が起こるが、今回の誤読はかなり壮絶なものだった。どんだけ汚く書いたらこんな間違いが起こるんだ、とは思うが、せっかくなので以下にそれを付記しておく。

9、J・Dサリンジャーの短編小説。暴れん坊グレンが井戸掘りを命じられ、自身の独自性を振り返るを続ける。

 

Round8・「よしきた」

1、→東海道中徒(あだ)栗毛。

2、吉原の北の門。

3、酔っ払いの多い通りを指す。

4、東海道中膝栗毛で喜多八が喜朗に寝取られたさま。

5、好機がめぐってきた際に思わず発する言葉。

6、1990年代アメリカで一斉を風靡したロックバンド。

7、四方を囲まれて逃げ場のない状態。

8、他に対して直ちに応諾する時の語。

 出題直後に各方面から飛び交う「ヨシきた!」の掛け声。 ①④ここから弥次喜多被りをするのが我々である。なお①は弥次さん喜多さんじゃなくてヨシさん喜多さんなのでタイトルがちょっと変わっている。 ③「You see quick 田」らしく、「quick田」→「早稲田」と解し、「あそこ本当に酔っ払いしかいないんですよ」とのこと。知らんがな。 ⑥「YOSHIKI 他」。90年代って昔じゃねぇからな。 ⑦「4つの死が来た」。 ⑤⑧およそ同じ発想からの回答だが、ちゃんと理解して正解を選ぶものがいる中、某ロジカルは「この2つの答え、全く同じなのによく正解を選べましたね」などとのたまい周囲からは「これぞロジカル」とたいそう納得されたそうな。

 

 

 日付が変わり、三々五々に人が散っていく中、後からやって来た連中が「帰してなるものか」とブロックを敢行。残された6人での第2戦が開催された。

 

Round2−1・「あぶさん」

1、漫画。全六十巻。水島新司著。主人公、景浦安武が代打ホームランを放ち、そのまま嘔吐したシーンはあまりに有名。

2、破産を騙ること。

3、リキュールの一種。柑橘系の強い香味が特徴。

4、ウチワサボテンを原材料とする蒸留酒。緑色。

5、蒸留酒にハーブ類を漬けた酒。その特徴的な緑色から、魔女の目薬と呼ばれた。

6、ニガヨモギを主な香味料としたリキュール。

 一応説明しておくと、上述の通り、今回は出題されたお題に対して「知っている」と申告しないルール。そのため、たまたまそうしたジャンルに疎い出題者が知らない単語として出したものの、解答者の多くが概要を知っていたためにこのような状態になってしまった。なまじ知ってると、「知ってるはずだけどよくわからない」と言う半端な状態が露呈してかえって恥ずかしい。 ①そんな中、開き直ってこちらに進む者が1名。多分、単に書きたかっただけ。まぁ、全六十巻もさすがに嘘なんだけど。 ②解答者の中にも一人だけ知らない奴がいた。

 

Round2−2・「もかまたり」

1、イエメンのバニー・マタル地方で栽培されるコーヒー。モカの中でも最上級の品質とされる。

2、十分な休息。

3、(入鹿を誅滅した後、喪に服している鎌足のように)内心雀躍している様。

4、戦時中、台詞「ブルータスお前もか」を邦訳したもの。

5、死者を埋葬するまでの間、遺体を棺に入れて安置する風習。またその棺。

6、コーヒーブレイク。

 ようやくここで、「第7版から初めて登場した単語」を出題することに成功した。みんなして「かまたり」に引っ張られて大変だったらしい。 ①マタルのモカ。 ②「目下まったり」。 ③「喪鎌足」。「もし正解だったとしても字面がおかしすぎる!」 ④????? ⑥モカでまったり。

 

Round2−3・「てんぷらにーりょ」

1、尼僧だけが修行する寺。

2、太った子供。てんぷらっ子。

3、(西)気性、性格。

4、スペインの代表的な赤ワイン用ブドウ品種。同国全域・ポルトガルの他、オーストラリア・アルゼンチンなどでも栽培。

5、(ポルトガル語)温度計。

6、(音楽標語)猫のような速さで。

 完全に響きだけで出題されている。 ①「Temple・尼・女」だと推察されたが詳細不明「temple・尼」まではあってると思う。 ②ギットギトやな。 ③当然temperから。なんか、前もこんな答えあった気がしたけど「てんぺ」の時だった。

 

Round2−4・「かんてんきち」

1、非常に喜ぶこと。大喜び。

2、南極観測基地。

3、義太夫「西野綿糸狂舞」の主人公。望外の幸運に身を捨てる。

4、天地がひっくり返るほど大喜びすること。

5、(反対から読むと「チキン点火」となることから)盂蘭盆。

6、攻勢臨界点を越えた場合に基点とする基地。

 「寒天キチ」。どんだけ寒天が好きな人なのだろう。 ①④今回のルールだと被った場合は消さずにむしろ正解になる可能性の方が高いんだよな。 ②「これにだけは絶対入れないようにしようって思った」。 ⑤もう、本当に何言ってんの? 「なんでチキンに点火すると盂蘭盆なの?」「それはあれですよ、チキンだから、クリスマスで、その逆です」。

 

Round2−5・「てんかいぶ」

1、起承転結の転を指す語。

2、(基)神と人との間に交わされる契約。

3、(仏)八部のうち天界。

4、地球儀の支柱と球面の接続部。地名の表示が無く、小さい方が良いとされる。

5、[音]フーガ・ソナタ形式などの楽曲で、提示部に示された主題を、さまざまに変化・発展させる部分。

6、侮る事。またひどく侮る事。十回侮るような侮りという事。

 素直なような、そうでもないような。 ①すごく普通の答えに落ち着いていますが、解答用紙には「アトランティス研究会の通称」という残念な答えも残っています(積極的に晒していくスタイル)。 ⑥不自由すぎる広辞苑文法の限界へ挑戦。この短い文章で「侮る」が四回も出てくる。

 

Round2−6・「ぱんじょんはん」

1、韓国の詩人。愛国詩を多数残す。漢字廃絶派。「心の巣」「帰郷」。

2、韓国の写真家。北朝鮮との境界線のありのままの姿を撮り続けた。1988年に暗殺される。

3、朝鮮の童謡・童話作家。

4、(差)全羅道西部のヤンバンのこと。また、元貴族。

5、世界を構成する全要素。

6、世界の歴史に汚名を残す三愚帝。

 最終問題は謎が謎を呼ぶ。パンだけど飯。パンがなければご飯を食べればいいじゃない。 ①②③④ここまで並んで全て韓国要素で埋まるかと思ったが、そうならないあたりが優秀(?)。 ⑥「これ、どんな三人なのか知りたい」「ジョンはジョンだよ」。ちなみに「パンジョンハン」で検索してもなかなか見つからず、やっぱり「パンジョンファン」の方がヒットする。

 

 とりあえずこれで「辞書開き」は無事に終了。今後も末長くお世話になる第7版。一体どんな爆弾が潜んでいるのか、今から読み込むのが楽しみである。

拍手

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


忍者ブログ [PR]
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
2
22 23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[10/21 seachicken]
[10/11 Serra]
[10/07 とみしの]
[10/05 NONAME]
[09/29 NONAME]
バーコード