1月20日 ドラフト模様(XLN×3)
ピック順 【Chrolony】→【Serra】→【Mei】→【Thraxi】→【Alessi】
新環境! なんだけども、すでに五人戦だし、さらに次回の欠席報告が出されているせいでもう次回も不成立が確定しているし……。真っ先に連絡しておきますけど、これを見ている関係者の皆様(遠方の人含む)。来週土曜日のドラフトを成立させられる人はご協力ください。誰かが連絡してくれれば発生の可能性があります。駄目だったら……いっそシールドでもやるか、っていう話になってはいるけども。土曜日にの規定時間に、何も進展がなければシールドワンチャン。
さておきの新環境ですが、個人的には最近はもうオンラインのリリースの方が早いのでなんだか出遅れているようで気分が悪いです。せめてリリースは紙のカードの方を先にして欲しいもんだけどなぁ。我々は紙のドラフトからだけで細々と環境に触れていく情弱集団です。
AL SE TH ME CH
AL ー × × ○ × 1ー3 4
SE ◎ ー × ◎ × 2ー2 3
TH ◎ ○ ー × × 2ー2 2
SC × × ○ ー × 1ー3 5
CH ○ ◎ ◎ ◎ ー 4ー0 1
1位 【Chrolony】 赤白 <薄暮の殉教者 贖罪の聖騎士 海賊のカットラス>
そんなわけで、情弱の中の情強がトップになるわけですよ。まぁ、今回は情報戦というよりは、割とカード同士の巡り合わせの部分があったとは思うが……。リストを見て分かる通りに、デッキはボロスの速さを活かした分かりやすいビート。「相克」になってイクサランよりは部族押しが可能になったという話はあるが、どの程度決められるかも定かでない中、中心の種族は一応恐竜になっているが、特にデッキ全体の構造を縛るのではなく、押しきれるだけの戦力を確保して速度を維持したことが勝因になったようだ。クリーチャー16体で土地16枚、バランスとしてはだいたい前の環境と同じくらいだが、それでしっかり2マナ域のクリーチャーを揃えてビートダウンに備えた。「暴走する角冠」が2体とか、中盤以降のマナ域もちゃんと前のめりになっているので圧力はしっかり維持できるだろう。そして特筆すべきは何と言っても「帝国の先駆け」の存在。こいつだけ存在感がおかしい。これがいるだけで全てのタフネス1が存在意義を失い、さらに対戦相手の側からするとタフネス2まで出しにくくなってしまう。もちろんチューターとしてデッキバランスも安定するし、マジで俺はこれ1枚に負けたのである。なんだあの環境破壊装置。ふざけんな。
山×7 平地×8 採石場
<クリーチャー> 16
短角獣の歩哨 贖罪の聖騎士
オテペクの猟匠 ティロナーリの騎士
太陽の歩哨 薄暮の殉教者×2
執拗な猛竜 エリマキ死吐き
帝国の先駆け 鮮血の賛美者
猛竜の群れ 暴走する角冠×2
太陽冠のプテロドン 太陽冠のハンター
<その他> 8
反逆 防護の光
不可解な終焉 光明の縛め×2
砲撃 海賊のカットラス
神聖なる評決
2位 【Thraxi】 赤青黒 <恐竜変化 凶兆艦隊の向こう見ず 身勝手な粗暴者>
デッキとしては割と自信あったんだけどなぁ。上述のデッキ同様にビートをしっかり意識した構成にはしたんだよ。その結果がこの赤黒海賊である。まぁ、2引きの赤黒アンコ「凶兆艦隊の首折り」からのスタートだから1引きは完全になかったことになったけどな。あとはもう、「ゴブリンの先駆者」×2に「帆凧の海賊」×2と2マナ域を取り揃え、サポートには「海賊の示威」×2で最低限の突破力を確保すれば一撃死も可能な陣容。「執着的探訪」「風と共に」「闊歩する者の装具」などの増強手段が低マナ域の海賊と噛み合い、回避能力と合わせてマジ瞬殺モードの時は相手に何もさせずに勝った。本当はいくらかもたついたくらいなら回避能力でサポートできるはずだったんだけど、全体1点火力打ち放題ニキとか、そもそも俺が島を置けないとか、そういう負け方でボコられたのはやるせない。
3位 【Serra】 黒白 <貪欲なチュパカブラ 薄暮の勇者 海賊のカットラス>
一目見て超強い代表アンコモン「貪欲なチュパカブラ」からのスタート。そこから今回は注目のコモン除去「渇望の時」が大量に出たため、その辺りをかき集めていたら自然と黒メインになり、中心に据えたクリーチャーに「薄暮の軍馬」がいたおかげで今回の面子の中では唯一昇殿メカニズムを意識したデッキ構成になった。黒白になったおかげで「女王の任命」なども自然に使うことができ、昇殿はそれなりに達成するくらいのレベルに。だいたい土地5〜6枚くらいのタイミングで達成することが多かった気がする。昇殿すれば「薄暮の軍馬」が5/5になり、「征服者の誇り」で全軍が+2するので、吸血鬼トークンの絆魂も合わせれば攻守にわたって粘り強く戦うことが可能だ。ただ、やはり吸血鬼を集めるにしても今ひとつシナジーらしいものは見当たらず、「海賊のカットラス」ってやっぱり強いよね、みたいな落ち着き方になっている気はするのだけども。吸血鬼のシナジーについては次回の展開待ちかなぁ。
4位 【Alessi】 黒白緑 <華麗なグリフィン 黄金の死 秘宝探求者、ヴラスカ>
例によって環境初回は何一つわからない状態でのスタート。おかげで主たるサポートもないはずの青白アンコモン「華麗なグリフィン」からスタートするも、すぐに諦めて上家の指示通りに黒へ転身。その後はこちらも黒除去中心で黒白へ流すピックになったが、なんと2週連続での「ヴラスカ」登場ということで、そこはしっかり緑タッチ。虫の知らせでもあったのか、2パック目で「穢れた果樹園」を2枚引いていたのが綺麗な伏線として機能している。白にも「光明の縛め」という優秀な除去があるおかげで、大量の除去でなんとなくしのいで最終的にヴラスカにたどり着けばOKというデザイン。確かに尋常じゃない除去力を誇ったはずなのだが、やっぱりこの環境は1つ1つのクリーチャーを全て捌き続けるのは無理があり、押しの強いデッキ、特に虎の子の「黄金の死」が効きにくい相手には押し切られてしまったようだ。まぁ、それでもいくらか遅いデッキの可能性は見えた気もするのだけど。
5位 【Mei】 緑青赤 <銀エラの達人 砲撃 ティシャーナの道探し>
そりゃもうマーフォークよ。「上家から『深根の精鋭』とか流れてきて行かされたんだからしょうがないじゃないですか」って言ってたけど、1引きから銀エラ引いてるんだからやっぱり行く気満々じゃねぇか。まぁ、やっぱり新しい時代のマーフォークを見てみたいとは思うしね。予定通りに初回は周りの人間がマーフォークを完全無視。というか、今回は緑が独占なので緑がらみならやりたい放題で、「弱者狩り」がぐるぐる流れていく悲しい卓である。そんだけやりたい放題ならさぞ強かったのだろうと思いきや……やっぱりそうでもないマーフォークエレジー。うーむ、個人的にはカウンターギミックでひと回りサイズを増したマーフォーク軍団のシナジーの絡み方はかなりの脅威に見えたものだが……なんで通用してないんだろう? 今回は赤に触って「変幻の襲撃者」や「怒り狂うレギサウルス」といったタッチもしているのだが、ちょっとのタッチはやりやすい環境になってるから色事故要素はそこまで関係なかろうし……構築ばりにマーフォークが伸びる未来はいつになるのだろう。
今回のピック表
【Chrolony】(赤白)→【Serra】(黒白)→【Mei】(緑青赤)
↑ ↓
【Alessi】(黒白緑) ← 【Thraxi】(赤青黒)
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