最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
時間停止AVは不思議なニーズがあるよね、第3話。俺、あれ見たときは完全に女優の方の「私何してんだろ……」みたいな方向性にばっかり感情移入して全然駄目だった。いや、我慢のレベルとかに個人差があるのが結構面白いんだけどさ。ガチで表情一つ動かさないようにしてる子もいれば、なんか雑で割と笑っちゃってるような奴もいる(結構しっかり見てますやん)。 さておきそんな時間停止アニメの3話目。本作は本当に色々な部分が刺激的で、展開は割とやんわり進んでいる気がするのだが、1つ1つのシーンでどんな手がかりが拾えるかわからないので気が抜けない。「止界」という現象について、味方サイドも爺さんだけが何となくその中身を知っているだけだし、情報量でリードしていると思われた敵サイドも実はまだ色々と謎を残しており、リアルタイムで実地検証して1つずつ「理屈」を作っていく過程が興味深い。どうやら敵サイドは「止める力」があるわけではなく、「止界で動く力を付与する力」だけを持っているようだね。おかげで、実際に止界に入ったことはなかったからあらゆる事象が行き当たりばったりになっていると。こうして主人公の樹里を筆頭に、残りの面々の経験も全て視聴者と同様の「初めて」視点なので見やすい。 1話目を見た時点では「単にタイムストップものっていうだけでどれだけ回せるもんだろうか」と訝しんでいたのだが、いざ始まってみれば、なんと一度止界に入ってからは一度たりとも解除しないという、完全ストップワールドものになっている。普通「時間停止」と言えば「動く世界」と対比して初めて意味があるもので、動かしたり止めたりを繰り返すものだが、本作はそうした既存の「時間停止」の概念からは一歩飛び出し、「完全に止まった世界だけで話が進む」という部分が新しい。色々と例外はありそうだが、基本的には「動→静」の一方通行なので放っておくと事物は全て停止してしまうため、銃火器の使用は意味がないし、殺すにしても色々と制限があるというのも面白いところ。本当はこんな不可思議なストップワールドがあると「これって空気の流れも止まってたら音とか聞こえないし、そもそも呼吸できないし、身動きできるかどうかもわからないし……」みたいなマジのサイエンスな部分が気になったりもするのだが、今作の場合、1話で爺さんが言った「知らん、そんなもん」というのが全ての答えであり、「何が止まったのか」というところも全て実体験から情報を入れていくしかない。こうして探索していく過程が、アニメの進行の中で興味を引っ張る部分だろう。 また、「止界」という独特の存在が、アニメーションという媒体に入ってくることで改めてアニメという表現技法の特殊性を浮き彫りにするのも興味深いところ。そう、アニメってのは、わざわざ人が動かさなければ何も動かない、いわばナチュラルに「止まった世界」なのだ。普通はそんな「止め絵」から「いかに動かすか」に腐心するのがアニメーション制作なのだが、本作の場合、そうして普通に「動かす」前提と一緒に、「動いていないもの」を描写して止まる世界のオリジナリティを出す必要がある。手っ取り早い描き方は「止まって動けない人」や、「不自然に固まったオブジェクト」を画面に混ぜ込むことだが、それだけではマンネリになってしまうし、構図に工夫も求められる。「いかにして動くかで苦心してたのに、いかにして止めるかを考えるなんて皮肉なもんだぜ」ってのはDIO戦で承太郎が言ってた台詞だが、今作はまさにそのあたりの描写が見どころである。 わかりやすい例だと梅津泰臣の手によるエンディング映像なんかに現れていて、水が飛んだり、湯気が出たりしている映像も、我々は「絵が止まっている」ことになんら違和感を抱かない。現実と違って、それらは止まっているからだ。しかし、そこに一つだけ「動くもの」を混ぜ込むことによって、「止まっていることの異質さ」が引き立つのだ。今後の映像世界では、そうした「際立ち」の表現について注目して見ると面白いかもしれません。まぁ、通常の背景も何もかもが完全に静止画でいいってのはぶっちゃけ楽そうではあるんだけどね。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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