最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
不意の飯テロマジ勘弁、第16話。角煮はね……手間だよね……(圧力鍋の購入を真剣に考え始める)。 前回までのあれこれを総括するインターミッションのようなお話。おかげで宗谷・日向家・島田さん・二階堂と、この作品の良いところがぎゅっと詰まったたくさんのキャラクターが一気に楽しめるお得な回。そして、その全てのシーンがそれぞれに違ったテイストでいい具合に感情を揺さぶってくれる。 まずは宗谷。前回の時点でその超然たる妖精さんっぷりは存分に発揮してくれていたわけだが、今回はいわば「答え合わせ」というか、衝撃の事実が明かされる最終回である。これまで何度か、零は宗谷を評して「周りから音が消えたよう」という表現を使っていたが、さすがは天下の桐山零といったところだろうか。その表現は当たらずといえども遠からずだったわけだ。実際に、宗谷は周りの音を聞いていなかった。何だろう、彼の場合は「聞こえない」というよりも「聞かない」と言った方がしっくりくる気がする。もちろん本人の意思で選べるはずもないのだから「聞こえない」には違いないのだが、それを一切苦にせず、むしろ武器として研ぎ澄ませている感すらあるのが宗谷という人間の恐ろしさである。 しかし、こうして真実が明かされてみると、これまで見てきた宗谷の超越性の1つの真実が見えたような気もする。「音が消える」ことの影響は、単に彼の人間性が表れるだけのものではなく、将棋という勝負の世界でも何か意味があるようにも見える。もちろん困難の方が多くはなるはずなのだが、それでも宗谷ならば「その世界」で戦えてしまうだけの天賦の才があったということなのだろう。結局、真実が判明してからは零と宗谷が再び出会う機会はなかったわけだが、次に再会した時、零は宗谷に対して、一体何をみて、何を語るのだろうか。 文字通り嵐のような新人戦が終わるが、ひと段落している暇もないのが忙しい棋士の生活。そんな零の苦労をねぎらうかのように、日向家の団欒が描かれる。まぁ、残念ながらその中に零はいなかったんだけどね……角煮&半熟卵によるトロトロやらプルプルやら、もう、なんか全部日向家を表すメタファーみたいに見えてくるな。零のやつ、本当にこんな幸せ空間を無駄にしやがって……。今回はかやのん&花澤のユニゾン台詞も多くて、あらゆる面で眼福(耳福?)でしたね。芸歴のせいで忘れそうになるけど、ちゃんとかやのんの方が年上である。 さておき、そんな日向家の誘いにもなかなか乗れない零ちゃんは、宗谷戦の後遺症のようにただ彼の影を追う。別に意識しているわけではないだろうが、さすがに「神」との対戦を終えて綺麗さっぱりその衝撃を忘れてしまうのも難しいだろう。まるで夢うつつの出来事のように、零の脳裏にこびりついた宗谷のイメージ。同じ体験をしたことがある島田さんは、それを指して「楽しかっただろう」と言った。零はともかく、島田さんはあれだけの肉体的な苦労を伴いながらの戦いだったにもかかわらず、それでもなお「楽しかった」と言えるのは、おそらく2人とも生粋の棋士であるからだ。神と対峙した者だけが得られる共通認識があるのだろう。 島田さんは零に対して、もう1つの重要な情報である二階堂の復帰を告げた。「命の恩人」とも言える二階堂の復帰。零もこれには宗谷の影など忘れておっとり刀で駆けつける。不本意な体調不良で色々と問題を抱えてしまった二階堂。復帰といっても素直に祝福の言葉を送るわけにもいかない……と思ったけど、そこはやっぱり二階堂。この作品の天使である。転んでもただでは起きない。入院してもただでは出てこない。一皮剥けてさらに強くなった二階堂の帰還に、零も、島田さんも、そして打ち負けた対戦相手すらも、安堵と喜びを表さずにはいられない。それこそが二階堂の人徳というものである。 さて、これで一通り、難しい話は片付きましたね。残りの話数は一体どんなお話が待っていることやら。 PR |
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