最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
京アニはツダケンを若返らせなきゃいけない使命でもあるのだろうか、第5話。まぁ、男子高校生役よりは幾分マシではあるが……微妙に高い音域のツダケンがちょっと面白い。 今回は一応「手紙」のお話として成立していたかな? いや、「LINEでやれや」とは思うけども。前々回の感想で書いたとおりに、本作は「アスペの物語」なので見ていて辛い部分が多く、さらに設定面が物語に有効に働いている部分が乏しいので、正直いうと、あまり面白いとは思わない作品になってしまっている。前回の戸松一家里帰り物語に関しても、あれって別に「ドールの物語」である必要がなくて、手紙云々がこじつけレベルになってしまっていたのであんまり響かなかったんだ。あれだけヴァイオレットのことを忌避していたアイリスがいつの間にか態度を軟化させていたり、不可解な部分も多かったし。 そういう意味では、今回の話は「手紙の物語」であることは間違いないので、きちんと狙い通りの文脈は成立している。お姫様と相手国王子の恋愛は至極真っ当なストーリーになっているし、それを影で支えてくれていた乳母の存在感もあまり押し出しが強すぎず、自然なバランスで見えるようになっていたのでわざとらしさが無い。そういう意味では、良いお話になった。 ただ、それでもやっぱり違和感があるというか、物足りなさがあるというか……。違和感の方を先に片付けておくと、多分アスペが急速に回復しつつあることがなんだかもったいないように見えているのかもしれない。あれだけ「アスペ要素が嫌だなぁ」と思っていたのだから現金な話だが、ヴァイオレットがお姫様の話を割とすんなり理解して、初対面の相手(しかもお偉いさん)と1対1で対話してもそこまで問題が起こらないっていう状況が、「その程度のものか」っていう肩透かしにつながっている。まぁ、軍人上がりなので上役とのコミュニケーションにおいて失礼がない対話は心得ているのかもしれないけども。そもそも社内でトップであるカトレアさんが相手国へ出向してたからといって、こんな大事な国運をかけたプロジェクトにヴァイオレットが駆り出されるのもよくわからんのだよな。社長は「経験も積んでだいぶ良くなってきたから」っていってたけど、普通に考えてラブレターの代筆なんて一番ヴァイオレットに頼んだらあかんやつだったのでは……。 とにかく、そうして大役を任されたヴァイオレットは、過去のラブロマンスやらなんやらを大量摂取して「文法」をマスターしていたのだろう。見事に大役を乗り切り、さらに人の心に寄り添う術までもを学び、最上級の答えを導き出すことに成功した。こうして「会社の任務を飛び越えた私情にのっとった行動」を起こせたというのは、破天荒な行動でも臆せず突っ込むヴァイオレットならではの功績だったということなのだろう。最後には綺麗な笑顔を浮かべることにも成功しているし、多分この5話目と4話目の間には、何か劇的な成長物語があったに違いない。 でもまぁ、こうしてみると、物語自体もすごくベタな内容ではあるんだよね。それこそ道徳の教科書にでも載っていそうな……悪いこっちゃないのだが、わざわざこの世界観でやる必要があるのかな、という気もする。その辺りが「物足りなさ」につながっているんだ。「心のこもったお手紙はちゃんと自分で書きましょうね」って、小学生でもわかる話だしなぁ。まぁ、ラブレターのやり取りを全国民に晒し者にされるとかいう地獄みたいなチャレンジに乗っちゃったお姫様達もかわいそうなので、その辺りの「世間体との戦い」みたいなものも考えなきゃいけないのだろうけども。誰だよ、公開恋文なんて企画持ち込んだやつは。 まぁ、「なんか見てて辛い」から「可もなく不可もなく」くらいの内容まで持ち上がってきたのは良しとみるべきだろう。今回はコンテの担当が山田尚子氏で、相変わらずちょっとお転婆な女の子の恥じらいみたいな部分の見せ方が小憎らしくて良い。それだけに、そのまま終わって良いお話のままでいて欲しかったものだが……やっぱり戦争の傷跡ってえぐられるよなぁ。そういう話になるんだよなぁ。 PR |
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