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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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2月10日 ドラフト模様(RIX×2 XLN

ピック順 【Chrolony】→【Serra】→【Mei】→【Alessi】→【Thraxi

 

 今週は無事に開催できました、ドラフトです。とは言っても、すっかり五人戦で定着してしまったので、開始後3時間程度で終わる割とあっさりしたイベントになってしまいました。まぁ、体力的な負担がないのは良いことだけども。触るカードの枚数が減るので、我々の環境理解も緩やかです。このまま緩やかに死を迎えるのも一興かもしれぬ。

 あ、ちなみに昨年立案された統率者デッキ構築企画は存続不可能になったため、正式にサービス停止が告知されました。みんながもっと課金してくれればよかったのに……。

 




    AL SE TH ME CH

AL  ー  ×  ×  ×  ×  0ー4 5

SE  ○  ー  ×  ×  ×  1ー3 4

TH  ◎  ◎  ー  ○  ×  3ー1 2

SC  ◎  ○  ×  ー  ×  2ー2 3

CH  ○  ○  ○  ○  ー  4ー0 1

 

 

1位 【Chrolony】 黒赤青 <略奪者の急襲 軍団の副官 深海艦隊の扇動者>

 今週の優勝はこちらになります。さっさと誰か風穴を開けて欲しいもんですが。今回のデッキは(今回のデッキも)非常に分かりやすい。速い環境での速いデッキの代表格、黒赤海賊である。特筆すべきはその枚数で、クリーチャー17体のうち、海賊でないものはわずかに3体。つまり14枚の海賊が確実に展開できるようになっている。これによって恩恵を受けるのは1マナ2/2の「果敢な海賊」と、連射砲台の「稲妻砲手」の2枚。この環境はそこまで種族を固める旨味があるわけではないとは言われているものの、この2枚がゲームを決定づけた試合が大半だったことを考えれば、今回のデッキは固め取りできた意味が大きかったと言えるだろう。「果敢な海賊」がゲームを決めたということは当然速攻速攻&速攻。1マナから4体もの海賊がひしめき、2マナ5体、3マナ4体というマナカーブ。4マナ以上には「凶兆艦隊の侵入者」×2が特徴的で、とにかく後から後から強引にダメージを押し込むことが可能になっている。序盤の展開力を警戒した相手は積極的に低マナ域で相打ちを目論むことになるため、後から登場する威迫持ちの対処はどうしても後手後手になってしまうのだ。そして、回避能力とかいう次元を超えているのが「稲妻砲手」。14枚もの海賊がいるわけで、これだけで2桁得点も頻繁に起こる。同種のビートと当たった時の防御性能の心強さもありがたい。低マナ域の除去も「渇望の時」×2、「略奪者の急襲」×2とあまりにも揃いすぎており、デッキのどこを取っても同じように回せて、同じように叩き込める理想的な速攻デッキである。そら勝つやろ。しゃぁない。

 

 

沼×8 山×7 島×1

 

<クリーチャー> 17

欲深い悪漢×2 果敢な海賊

狂信的扇動者 深海艦隊の扇動者

凶兆艦隊の毒殺者 凶兆艦隊の溜め込み屋

恐竜ハンター 誓いを立てた吸血鬼

意気がった海賊 稲妻砲手

風雲艦隊の疾走者 連合の先駆け

凶兆艦隊の侵入者×2 吸血鬼の亡霊

突進するモンストロサウルス

 

<その他> 7

向こう見ず 海賊の示威

渇望の時×2 略奪者の急襲×2

決別の砲撃

 

2位 【Thraxi】 赤緑 <原初の嵐、エターリ 基盤の揺るぎ 群棲する猛竜>

 ラストマッチで辛くも破れて今週は優勝を明け渡した。とはいえ、1パック目でのピックはかなり理想的。「エターリ」スタートはそこまで心躍るものではないのだが(以前の謎ロチェスターの時に使っちゃったから)、そこからの1パック目の流れはかなり理想的で、1パック目終了時点で赤緑の恐竜デザインの基盤は出来上がってしまっているレベル。2パック目でも「撃ち壊すブロントドン」などのありがたいカードに加えて優秀な除去も引けているし、恐竜とは言っても序盤からそこまで隙を見せずに戦えるだけのラインナップになっている。今回、せっかくの赤緑ということで大きく激昂をフィーチャーしたいという夢があり、格闘呪文2種に「基盤の揺るぎ」、「両手撃ち」×2に「ティロナーリの冠」とシナジーパーツを無理なく配置。特に「両手撃ち」は実際にメインでフル回転させて評価が大きく上がった1枚で、タフネス1が増えた環境では腐りにくく、コンバットトリックとしても充分有用である。3パック目で「群棲する猛竜」を優先して「突進するモンストロサウルス」を流しているのが唯一残念といえば残念だが、「群棲する猛竜」でサーチした土地は多分10枚を超えるので、これはこれでコンセプトとしては間違ってなかったのでしょうがない。最終戦でそのモンストロサウルスに轢き殺されたのは、「楽しさと勝利は二者択一やで」という神のお告げだったに違いない。

 

3位 【Mei】 白青黒 <マーフォークの霧縛り 歓喜する空渡り 座礁>

 戦績はそこまで伴わなかったが、デッキデザインとしては注目したいのがこちらのデッキ。まず、スタートはマーフォークロードの「霧縛り」。ただ、偏執的なマーフォーク愛も流れが伴わなかったらしょうがないわけで、青には軸足を残しながらも割とさっさと白に目を移している。2パック目「光輝の運命」あたりでこの流れが決定的になり、立て続けに「軍団の副官」。そこから慌てて吸血鬼の回収に走り、白のラインナップはなんとか形になった(「薄暮の殉教者」10引きとかあるんやけど)。そして、結果的に白がメインカラー、サブカラーが青(タッチ黒)の変則2色構成。白青は部族がいないのでデッキが狙いにくいのだが、こちらは「華麗なグリフィン」という基盤を活かすために昇殿狙い・長期戦狙いを明確にし、メインから「神聖なる評決」2枚や「座礁」などのコントロールカードを多めに。さらに「黄金都市の秘密」も2枚導入し、1枚1枚のカードパワーとシナジーでは劣るが、なんとか手数で補おうという形になっている。速くまとまったデッキにはやはり押し負ける程度のポテンシャルにはなってしまうのだが、ある程度時間に猶予があれば3枚ドローになった「黄金都市の秘密」は決め技と呼ぶにふさわしいレベルに格上げされる。あとは「華麗なグリフィン」や「歓喜する空渡り」でのんびり相手を絞っていけばいい。こういうデッキだと下支えする「財力ある船乗り」の存在感が一番発揮できる気がする。

 

4位 【Serra】 赤青 <銀まといのフェロキドン 砲撃 大嵐呼び>

 こちらは、某ショップではセット内のレアの最低価格という不名誉な称号を手にしたと言われている「銀まといのフェロキドン」からスタート。まぁ、リミテなら出せればそこそこの圧力にはなるのだけども。問題は、このもっさり恐竜からどういうデッキに進むかという部分で、ピックの様子を見るとやはりこの環境での勝ちデッキを狙うという寄せ方にまだ理解が及んでいないか、という印象がある。まぁ、勝つデッキってのは単に速いデッキのことなのだが。赤が確定している状態で序盤はいい感じに赤いカードが引けており、サブカラーは5引き「帆凧の海賊」という明確なシグナルから青に決定。あとは青赤でカードを集めればいいはずなのだが、例えばなぜか途中で「薄暮の軍馬」に触ってみたり、「狂信的扇動者」を取り逃がしたり、ポロポロとパーツが漏れている。まぁ、今回青には押せるカードが少なく、カードプールの関係からどうしても「押し一辺倒」のデッキではなくある程度のコントロール要素が必要になってしまった感は否めないのだが。やはり速度をどの程度に設定するか、という部分での擦り合わせは必要だろう。

 

 

5位 【Alessi】 緑青赤 <オラーズカの暴君、クメーナ 征服者の誇り 怒り狂う長剣歯>

 2ターン目「銀エラの達人」からの3ターン目「クメーナ」、4ターン目にこれを「翡翠をまとう者」でフォローしながらドロー、なんて展開で「構築デッキか! フザクンナ!」と罵倒されてるのに気づけば全敗というかわいそうなデッキを組んだ人。しかしまぁ、ピックを見てみればこの展開も宜なるかな、という感じである。1引きクメーナなら当然マーフォーク決め打ちと行きたいところなのだが、待てど暮らせど姿を現さないマーフォーク。上からは赤だの白だのの流れがあって、ぶっちゃけ1パック目時点で割とマーフォークは諦めてしまっている。それなら赤を中心とした赤緑とか、赤白になるのかと思いきや、2パック目では「ジャングル生まれの開拓者」→「翡翠をまとう者」→「翡翠をまとう者」→「銀エラの達人」と急激にマーフォークの流れが復活。そこから次第に青へと流れ、気づけば赤はタッチカラーへと引っ込んでいたのである。しかし3パック目でもやっぱり大したマーフォークの流れがあったわけではなく、なんとかそれっぽさを演出するために「否認」やら「新緑の再誕」まで全部ぶち込んで穴埋めした綻びだらけのマーフォーク。やたらクメーナが出ていたので対戦してる側からすると強そうにも見えるのだが、クメーナがどれだけカードを供給しようとも、他のパーツが大したことないのでシナジーが連鎖している感は一切なく……。試合終了後、さっさと金だけ置いて会場を去って行きました。下人の行方は誰も知らない。

 

 

今回のピック表

 

Chrolony】(黒赤青)→【Serra】(赤青)→【Mei】(白青黒)

                      

 【Thraxi】(赤緑)  ←  【Alessi】(緑青赤)

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