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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「メガロボクス」 6

 ヒロPとヨシPがガチで殴り合うという実写版「天才軍師」。まぁ、ガチでやったら安元のガタイに細谷がぶっ飛ばされそうだけども。

 リメイクリメイク&リメイクの流れにさらにもう一品追加。なんとこちらは「あしたのジョー連載開始50周年記念」だそうな。鬼太郎も50周年、永井豪も50周年。一体どんな年だったんだよ1968年。まぁ、こういうのって強引に数え方をいじって都合のいい解釈にすることが多いけどな。

 しかし、完全にリメイクしている「キャプテン翼」なんかと違い、こちらの作品は「あしたのジョーを原案としている」というすげぇふわっとしたニュアンスの作品。舞台は謎のサイバー世界になり、ボクシングするときに背中に電動アームを背負ってパンチ力をあげるという謎の世界観である。腕力だけあげてそのほかの部分が全部生身だったら確実に人が死にまくると思うのだが、一体どういう経緯でこんな世界になったんだろう。殺し合いが見たいっていう殺伐としすぎるニーズなのかな。でも、その割にアングラ以外でも普通に試合組まれてるんだよな。なんかもう、「適当に昔っぽくないボクシングアニメにしてみよう」みたいなよくわからないデザイン性から作られた世界な気がするぞ。

 ただ、そんな無茶苦茶な世界観ではあるものの、やろうとしているコンセプトは首尾一貫している気がする。「あしたのジョー」という題材を現代によみがえらせるにあたり、原作の持っている埃っぽいような、どうにも泥臭い昭和のテイスト残しつつ、それでも今のアニメで見せるための追加要素を盛り込める、そんな二律背反の願望が不思議と形になっている。どうせ今のご時世に全力で原作再現したところでそこまでニーズがあるとは思えないのだし、こうして思い切ってリビルドし、「現代アニメ」の一本として見せていく方向性は正解な気がする。残すべきは「ジョー」の魂。そのためには多少の無茶だってやったもん勝ちだ。

 ストーリーラインは本当にわかりやすいものだし、今更そこに新しいものを求める必要もない。現代の「ジョー」が一体何を見せてくれるのか、あとは映像面の作り込みの勝負。どうやら監督は映像部門から頭角を表した人物らしいので、1話2話で見せてくれたこの世界のイメージはしっかり守ってくれそうである。昭和も遠くなりにけり。多分、今となっちゃぁ完全なファンタジー世界と大して変わらんくらいの非現実に成り果てたのかもしれませんな。

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