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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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<緑>
 
熊の女王、アイユーラ Ayula, Queen Among Bears (1)(G) R
伝説のクリーチャー・熊
2/2
他の熊があなたのコントロール下で戦場に出るたび、次のうちから1つを選ぶ。
「対象の熊の上に+1/+1カウンターを2つ置く」
「対象のあなたのコントロールする熊は、対象のあなたのコントロールしていないクリーチャーと格闘する」
 くまさん! お母さん!! 何その角!!! ついに現れた、完全なる熊のロードである。いや、熊という種族に関しては、つい最近初の伝説である「カル・シスマの恐怖、殺し爪」が登場して話題にはなっていたわけだが、奴はあくまで「パワー4以上を応援するティムールのロード」であって、単にクリーチャータイプに熊の名を借りただけの半端もの。何よりも、熊のくせに4マナ4/3とかいう日和ったステータスだったのがいただけない。その点、こちらはどこをどう見ても熊以外の何物でもない。2マナだ、2/2だ、そして熊だ。完璧だ。これで「Magic史上最強のクマってなに?」という永遠の命題にも終止符が打たれることになるのだ……。いや、別に強くはないのだが……。もちろん熊デッキを組んだなら強いだろう。2マナ2/2のステータスを守ったふりをしながら、次のターンにはさっさと4/4になり「義理は果たした」とばかりのずっこいサイズアップ。その後も登場する熊を利用してパワーアップしたり、パワーアップさせたり、除去したり。八面六臂の大活躍である。一応過去には熊トークンを出すカードも存在しているのだが、多くは「熊の谷」などオデッセイ・オンスロートのカードだからモダンで使えないのは残念。気にするな、とにかく緑の2マナはここからスタートだ、君ぃ! そのルアゴイフは熊じゃないよぉ!
 
 
アイユーラの影響 Ayula’s Influence (G)(G)(G) R
エンチャント
土地カードを1枚捨てる:2/2で緑の、熊・クリーチャー・トークンを1体生成する。
 というわけで、恥も外聞もなく、ダイレクトに熊支援カードだ。これであらゆる土地がアイユーラお母さんの手によってみるみる成長して熊になる。素敵だ。マナを必要としないので効率もよく、「壌土からの生命」みたいな土地を無節操に活用する呪文はハイパー熊エンジンに早変わり。実際、ロームは毎ターン2マナで熊3体出せるカードになるわけで、アイユーラ様がいればゲームエンドのコンセプトではある。ちなみに余談だが、見ての通り、このカードは「突撃の地鳴り」のコンセプト変更カードという側面も持っている。赤ならトリプルシンボルから全てのカードはショックになり、緑なら全てのカードは「灰色熊」になる。いや、違うな、瞬速で出られるなら「灰毛皮の熊」の方やな。赤はたかだか1マナインスタントなのに緑は2マナのクリーチャーですよ! 優秀!
 
 
吠える大鹿 Bellowing Elk (3)(G) C
クリーチャー・大鹿
4/2
あなたがこのターンに他のクリーチャーを自分のコントロール下で戦場に出していた限り、〜はトランプルと破壊不能を持つ。
 今回緑に何枚か配属された「このターン他のクリーチャーを出していたら」という条件を持つクリーチャーの1体。こうした能力が緑に与えられているのは当然クリーチャー本舗であるためで、できる限りクリーチャー戦闘にウェイトを置いたリミテッド環境を作ろうという工夫の1つだろう。お世辞にもステータスが高いとはいえないが、これにトランプルと破壊不能が加われば話は別。対策不能の重戦車として相手陣営を薙ぎ払えるようになる。対策は容易いので信頼性は落ちるが、そのためにインスタントタイミングでクリーチャーを出せるようにしておくと防御面での活躍も期待できるようになる。トークンなどの一工夫が欲しいが、今回の緑のカードプールを探しても、インスタントタイミングでクリーチャーが出せそうなのは「リスの巣」のみとかなり微妙。青と組んだ場合はちょっと瞬速クリーチャーが増えるので、そのあたりのシナジーに期待か。ちなみに、能力の表記は「〜していた限り/as long as」の表記であり、「戦場に出した時」ではないことに注意。他のクリーチャーが出たのに対応しても、すでに破壊不能がついているので除去できないことに気をつけよう。
 
 
溜め込み屋のアウフ Collector Ouphe (1)(G) R
クリーチャー・アウフ
2/2
アーティファクトの起動型能力は起動できない。
 アウフはMagicの中でも比較的マイナーな種族で、確認したらこれまで11体しか印刷されていない。ローウィン(シャドウムーア)にもその姿が確認できて、おそらく史上もっとも有名なアウフはその中でも「台所の嫌がらせ屋」だと思われるが、実は大半がミラディンに生息しており、緑の「アーティファクト嫌い」を体現する能力を持っている者も多い。今回のアウフはそんな能力を引き継いだものであり、なんと「大いなる創造主、カーン」が持っているものと同様のアーティファクトいじめ能力を持っている。より正確にいうなら「石のような静寂」を内蔵したクリーチャーだ。「石のような静寂」とは同じ2マナなのでどちらを採用するかは色によって異なるが、こちらは2マナ2/2のクリーチャー、いわゆる「ヘイトベア」なのでメインから数枚刺しておくプランも採用できるのが強み。いわゆるデスタク系のデッキでも面白そうだが、唯一の難点はこいつを出そうとすると自分も「霊気の薬瓶」が使えなくなることか。緑は直接クリーチャーをサーチする方法も多いので、1枚刺しから始めてサイドに何枚か入れておくことで特定デッキに対してかなりの制限をかけられる。また新しいせめぎ合いの始まりだ。
 
 
針葉樹ワーム Conifer Wurm (4)(G) U
氷雪クリーチャー・ワーム
4/4 トランプル
(3)(G):〜はターン終了時まで+X/+Xの修正を受ける。Xは、あなたのコントロールする氷雪パーマネントの数である。
 氷雪パワーオン。一瞬「どこがワームなん?」と思ったが、体は雪の中に隠れてるのね。とりあえず自身が氷雪なので起動すれば+1は確定。5マナのクリーチャーを出した時点なら土地も含めてそこそこの枚数が期待できるだろう。トランプルがあるので+3を超えれば充分ゲームエンドクリーチャーである。別に氷雪がなくても最低限の仕事はこなせる安心感があるので、氷雪デッキを狙う起点の1つとして確保しておきたい。
 
 
衝撃の足音 Crashing Footfalls (コスト無し) R
ソーサリー
(この呪文は緑である)
待機4ー(G)
4/4でトランプルを持つ、緑のサイ/クリーチャー・トークンを2体生成する。
 ノーコスト待機! こんなもんまで出てくんのかよ……。こうした「コストが存在しない」呪文は「時のらせん」で各色1枚のサイクルとして作られ、「過去のぶっ壊れ呪文と同じ効果だけど、解決までに時間がかかるからいいよね?」というデザインからいくつもの頭のおかしい呪文を生み出した。当然のように後世では続唱というコワレギミックや「予言により」と合体してヤバいデッキを生み出すことになる。そうしたテクニックがあることは周知なので流石に新作でそこまでヤバい呪文は作られなかったみたいだが、フェアに唱えることを考えればこれも存分にやりすぎている。なんで1マナから8/8が出てくるのか。5/5バニラの「ダークウッドのベイロス」は待機5だったってのに。まぁ、レアとコモンで比較しても意味ないが……。リミテッドなら流石に使いたいカードではあるが、やはり初手になかった時のモヤモヤは如何ともしがたい。さぁ、マリガンを!
 
 
深き森の隠遁者 Deep Horest Hermit (3)(G)(G) R
クリーチャー・エルフ、ドルイド
1/1 消失3
〜が戦場に出た時、1/1で緑のリス・クリーチャー・トークンを4体生成する。
あなたのコントロールするリスは+1/+1の修正を受ける。
 懐古趣味をバシバシ刺激してくれるさらなるカード。こちらは往年の名作「錯乱した隠遁者」のオマージュ。すでに過去には「セロン教の隠遁者」という本歌取りが存在していたが、あちらは苗木トークンだったのでやはり風味が違った。今回は間違いなく本家と同じ、リストークン応援クリーチャーである。元祖隠遁者が持っていた能力とほぼ同じだが、あちらはエコーを支払わねば次のターンにいなくなってしまうので行動が制限されたのに対し、こちらは消失持ちに変更されているので、次のターンからマナはフル回転可能。どうあがいても3ターン後に消えてしまう宿命にあるが、そもそもこのカードが3ターン生き残っている時点で勝ちは決まっているだろう。細かく比較せずとも歴代最強を名乗って問題無いはずだ(まぁ、モダン向けデザインなのだから当たり前だが)。次のターンのマナが自由に使えるということは、このクリーチャーを2連、3連と叩きつけることも可能ということ。質・量ともに膨れ上がるリスの軍団に相手もメロメロである。唯一の問題はモダンでそんなことやってる暇あるんか、ということくらい。

 


 
エルフの憤激/Elvish Fury(TMP)」 C
 こちらはなんとバイバック呪文のカムバック。バイバックの中でも比較的バランスが取れているカードだったので私がMagicを始めた当時、カジュアルではまだこれを入れたストンピィを使っている友人がいたものである。バイバック呪文は1枚でゲームを決めかねないのでバランス調整が難しいのだが、このカードのポイントはほぼ必ず自軍クリーチャーを対象にとるため、対戦相手も対処しやすい(対応してそのクリーチャーを除去ればフィズって墓地に落ちる)という部分。このおかげで大したコワレにもならず、本当に「それなりの増強」という水準を満たしていたわけだ。これが相手パーマネントを攻める「転覆」だと相手はフィズらせるために自軍パーマネントをサクらねばならず、イライラがつのるのである。テンペストで登場して二十年以上、今回が初の再録であり、モダンに加入するのは当然初めてなわけだが、何かこれを使えそうなデッキは……流石にないかな。
 
 
掘削するアヌーリッド Excavating Anurid (4)(G) C
クリーチャー・カエル、ビースト
4/4
〜が戦場に出た時、土地を1つ生贄に捧げても良い。そうしたなら、カードを1枚引く。
スレッショルド〜は+1/+1の修正を受けるとともに警戒を持つ。
 アヌーリッドはオタリア(オデッセイ・オンスロートブロック)に生息していた生物で、もともとは「ビースト」だったものが、見た目のイメージからかいつの間にやらオラクルで「カエル」のクリーチャータイプも獲得していた(過去に登場したアヌーリッドの名を持つクリーチャーは全て変更されている)。あんまり種族間に共通する特性はなく、緑と黒にいることから、おそらくゴルガリ的なスカベンジャー要素の強い両生類なのだと思われる。今回はそんな出身地のオデッセイを思い出してか、懐かしのスレッショルドを持つ唯一のクリーチャーになっている。出た時に土地を墓地に送れる貴重なコモン。これで1枚でも送っておけば赤緑のデッキはだいぶ運用感が変わってくる。できればもう1〜2マナ軽いコストでやって欲しかったところだが……まぁ、しょうがない。一応土地をサクればスレッショルドの足しにもなるので自分の強化も狙えるはずだ。だいぶ地味ではあるが、適材適所で。
 
 
活性の力 Force of Vigor (2)(G)(G) R
インスタント
あなたのターンでないならば、あなたはこの呪文のマナコストを支払う代わりに緑のカードを1枚手札から追放してもよい。
最大2つまでの対象のアーティファクトやエンチャントを破壊する。
 「Force」サイクルの緑は2倍「帰化」。エンチャント・アーティファクトといえばモダンではやはり対策必須の面倒の塊で、なかなかメインからそれ専用のカードは入れにくいかもしれないが、サイドからの対策カードとしてなら文句なしで検討に値する。2つまで壊せるのでアーティファクトの濃いデッキ相手ならピッチで撃ってもアドを失わないってのはありがたい設計。マナを縛ったり、コストをいじったりして呪文を唱えにくくするような妨害系のカードを無視しながら前進できる選択肢は、今までのうのうと構えていた相手に嫌な緊張感を与えることだろう。
 
 
フロストワラ Frostwalla (2)(G) C
氷雪クリーチャー・トカゲ
2/2
(S):〜はターン終了時まで+2/+2の修正を受ける。この能力は各ターンに1度だけ起動できる。
 氷雪のワラ。その性能は元祖「ルートワラ」とほとんど一緒だが、一応氷雪マナの出しにくさを鑑みて起動コストが1マナ安くなっている。どうせ1度しか起動できない能力なので大差ない気もするが、それでも1マナと2マナでは序盤の運用感はだいぶ変わってくるはず。4ターン目に殴ってパンプしてから他の動きができるかどうかはリミテッドなら重要だ。っていうか、流石にどう見てもリミテ限定キャラだ。そもそもルートワラ族は基本的にリミテキャラだ。マッドネスが全部悪いんだ。
 
 
起源/Genesis(JUD)」 R
 ジャッジメントに存在した「インカネーション」サイクルの1体。インカネーションといえば、墓地に置いとくだけで全てが飛んじゃった「不可思議」、即死コンボのお供としてちょいちょいサプライセットに再録されていた「憤怒」の2枚が有名だが、こちらは当時レアだったカードで、上の2枚ほどお手軽ではなかったので多少凝ったコンボデッキなどで使われる程度だった。改めてモダンに登場して、何か新しいコンボデッキなんかが成立するもんだろうか。じわじわアドを広げるタイプのカードなのであんまりモダンの速度には合致しない気もするよな。
 
 
氷河の啓示 Glacial Revelation (2)(G) U
ソーサリー
あなたのライブラリを上から6枚公開する。その中から、好きな数の氷雪パーマネント・カードを選び、手札に加えても良い。残りをあなたの墓地に置く。
 毎度おなじみ、緑のめくって加える系サーチ呪文。今回は3マナとやたら重たくなってしまったが、その分めくる枚数が6枚と多いことに加え、ヒットしたカードは全てガメられるというとんでもない設定になっている。つまり土地を含めたデッキ全部を氷雪にしておけば、なんと3マナ6ドロー。ちょっとどうかしている。そこまでせんでもいいが、土地を冠雪土地にするだけなら大した手間ではないわけで、今回一気に氷雪ギミックが数を増やしたことで案外現実的な路線も見え始めている気がする。
 
 
呪詛飲み Hexdrinker (G) M
クリーチャー・蛇
2/1 レベルアップ(1)
<レベル3-7>
4/4 プロテクション(インスタント)
<レベル8-
6/6 プロテクション(すべて)
 レベルアップまであるんかい。ほんとに節操がなさすぎるセット。僕はそういう遠慮のない雰囲気が好きですよ。まぁ、デザインの見栄えからレベルアップの体裁はとっているものの、別にレベルアップである必要はそこまで大きくない。必要なコストも最低限の1マナだけだし、手軽にサイズアップできる「後からキッカー」みたいな感覚で使っていける優良ファッティだ。こんなシンプルでもきちんと神話らしく、レベル8までいっちゃうと流石にまずいクリーチャーなので早めの対処が求められるが、「出したターンにレベル3」くらいなら割と簡単なので出し方を多少コントロールするだけで割と厄介。レベルアップはソーサリータイミングのみなので、できることなら最序盤に効くうちにインスタントで処理してしまいたい。今回のリミテは+1/+1カウンターもー1/ー1カウンターもあるのでレベルカウンターの管理が面倒臭そう。

 

 


クローサの大牙獣/Krosan Tusker (ONS)」 C
 あぁ〜オンスロートのカード〜。今回やたらオデッセイとかオンスロートからの再録が多いような気がしてたけど、「モダンから漏れるけど再録の価値があるくらいの強さ」って言ったら、確かにギリギリ含まれなかったこのあたりの時代に注目が集まるのか。こちらのカードはリミテッドでは文句なく大人気のカード。何しろ緑単色のくせに3マナインスタントでアドが稼げるという、当時の基準ではチートみたいな性能だったのだ。モダンまでいくと流石に地味な強さではあるが、こいつが活躍の場を広げることには素直に喜びを感じるよ(どこから目線だ)。ちなみに、いつのまにやらクリーチャータイプに「猪」が追加されるというよくわからない変更点も。こいつ、猪だったのか……。付き合い始めて20年目で知る真実。

 

 


ラノワールの部族 Llanowar Tribe (G)(G)(G) U
クリーチャー・エルフ、ドルイド
3/3
(T)(G)(G)(G)を加える。
 3倍ラノエル。コストが3倍、ステータスが3倍、そして当然出てくるマナも3倍だ。顔のゴツさに関しては一応2割り増しくらいで。スペックだけを見たら尋常じゃないのは間違いない。3マナ加速できるカードなんてのはそんなに簡単に登場していいものではなく、例えば同じマナが出せる「エルフの逸脱者」は6マナである。「3マナアンコモン」だったら最近は「水流織り」や「円環技師」など、2マナ出せたら「すげぇ」と思われるレベル。でもまぁ、これはモダン志向なのだからしょうがない。緑単色デッキでないと採用は難しいが、1ターン目ラノエルからなら3ターン目に7マナコース。下手したらトロンに迫る勢いで一気にマナが跳ね上がる。このエンジンがエルフデッキで仕込めるのだとしたら案外シャレにならない速度を発揮するかも。「遺産のドルイド」と違ってクリーチャーとしてそこそこ使えるのがポイントだ。コンボとフェアの間くらいのデッキを狙うことになるのかしらね。

 


 
母熊 Mother Bear (1)(G) C
クリーチャー・熊
2/2
(3)(G)(G)、〜をあなたの墓地から追放する:2/2で緑の熊・クリーチャー・トークンを2体生成する。この能力は、あなたがソーサリーを唱えられるときにのみ起動できる。
 ママ! ……いいなぁ、今回は熊セットやなぁ……。ほんとにね、イラストがいいんですよ。後ろの子グマ二頭がめちゃめちゃキュートじゃないですか。必死に子供を守ろうとしているおかぁさんの表情も胸を打つし……まぁ、これで2/2なんですけど……。子グマ2頭が立派な2/2になって帰ってくるにはお母さんが犠牲にならなきゃいけないけど……うぅ……。単なる熊にプラスアルファで未来を与える。これこそが母たるクリーチャーの役目。母は強し。熊は強し。母熊は強し。

 

 





ムラーサのビヒモス Murasa Behemoth (4)(G)(G) C
クリーチャー・ビースト
5/5 トランプル
〜はあなたの墓地に土地カードがある限り+3/+3の修正を受ける。
 「墓地に土地」ギミックの最右翼といえるクリーチャー。6マナ5/5トランプラーの時点でリミテッド的には不満もないのだが、1枚でも土地を送り込めればなんと8/8トランプル。さすがにこれは狙わないわけにもいくまい。幸い6マナのこいつが出る頃にはなんやかんやで目的を達成していることも多いだろう。素のコストが重いのであまり枚数は入れられないが、安心してフィニッシャーを任せられるシンプルな緑ファッティ。それにしても、ムラーサってことはゼンディカーの生き物のはずなのだが、土地を愛するゼンディカー民が墓地に土地を置いて喜んでいいものなんだろうか。まぁ、フェッチが名産の土地柄だし……。
 
 
ナントゥーコの養育者/Nantuko Cultivator(TOR)」 U
 こらまた懐かしいなぁヲイ。オデッセイ環境のカードなので愛着はひときわあるのだが、個人的な印象としては、スポイラみたときに「なんだこれ、強いなぁ!」と思った割には実際にはさっぱり活躍しなくてしょんぼりしたっていうカードである。確かに、改めてみると色々と面倒臭すぎるか。今回は当時の反省を活かしてレアからアンコへと降格処分を受けての再チャレンジ。何か新しいシナジーが見つかるといいのだが。幸い、今回は「墓地にある土地」というテーマが設定されているので、もしかしたらリミテッドの覇者になれる可能性も。
 
 
敏捷なマングース/Nimble Monguuse(ODY)」 C
 レガシーなどの下の環境でもおなじみのウィニークリーチャーが今度はモダンに殴り込み。つい最近「エターナルマスターズ」に再録されているのであんまり懐かしさや希少価値は感じないが、モダン専門の人はここで集めておく必要があるのかも。いや、どんなデッキになるかはわからないけど。青緑スレッショルドはモダンでもそれっぽいデッキは組めそうなんだよな。どうせ死儀礼はいないわけだし。
 
 
新たな芽吹き/Regrowth(3ED)」 U
 なんとこの呪文までもがモダンに参戦か。単に「スペックがおかしいだけの呪文」なのだが、その汎用性は実に様々な危険性を孕んでいる。最近の類似カードと違って使っても追放されたりしないし、なんか無限コンボとか作られないもんだろうか。
 
 
霧氷守り Rime Tender (1)(G) C
氷雪クリーチャー・人間、ドルイド
2/2
(T):対象の、他の氷雪パーマネントをアンタップする。
 真っ先に確保しておきたい、氷雪デッキの尖兵。「他の氷雪パーマネント」ということは、まず真っ先に起こすべきは冠雪土地である。つまり、アンタッパーの肩書きではあるがこいつは紛れもなくコモンで手に入るマナクリーチャーなのである。2マナで2/2というステータスはマナクリーチャーとしてみればすこぶる優秀。これを引いたら何としても氷雪土地の確保だけは怠らないようにしたい。まぁ、結局そうして土地に手数を割いていると他のカードが引けなくてデッキがグズグズになったりするのだが……門デッキも難しかったしなぁ……。
 
 
鞍載せ霧氷鹿 Saddled Rimestag (1)(G) U
氷雪クリーチャー・大鹿
2/2
このターンに他のクリーチャーがあなたのコントロール下で戦場に出ていた限り、〜は+2/+2の修正を受ける。
 真っ赤じゃないお鼻のトナカイさん。クリスマスリースが似合いそうな容姿だが、実は殺意高めの危険な生物。使用感で言えば、最近ちょいちょい活躍していたグルールの「縄張り持ちの猪」がめちゃくちゃ使いやすくなったバージョンだと思えば間違ってないんじゃなかろうか。あちらはパワー4以上という制限をクリアしても+1止まりだったが、こちらのシカはなんとクリーチャーなら何でもいいので出せれば4/4。3ターン目からコンスタントに4/4が殴りに行ける環境はちょっとおかしい。かつてトークン環境で活躍した「獣群のナール」のような活躍が期待できそうだ。まぁ、こちらは何体クリーチャーを出しても4/4止まりだが、トークンエンジンなどを備えておくことで相手ターンにインスタントタイミングで構えることも可能になるのだ。
 
 
凶暴な一振り Savage Swipe (G) C
ソーサリー
対象のあなたのコントロールするクリーチャーは、そのパワーが2であるならターン終了時まで+2/+2の修正を受ける。その後、それは対象のあなたのコントロールしないクリーチャーと格闘を行う。
 イラストから意志が滲み出る、圧倒的くまさん応援呪文。「凶暴な殴打」のナイスイラストのせいだろうか、このあたりの格闘呪文はやたら熊が関係しているような印象があるのだが、こちらの呪文は「捕食」と同じ最軽量コストの格闘呪文に仕上げた上で、対象がクマ(つまり2/2)ならボーナスをあげちゃおうというなんともマニアックな付加価値が付いている。いや、別に2/1でも2/10でも修正はもらえるのだが、やっぱりこのイラストはクマに使って欲しいってことだと思うよ。最大の問題は、その「灰色熊」はずいぶん再録されてないので見る機会がなくなってしまったということだが……大丈夫、モダンリーガルだからモダンで使おうと思えば使える! ……一応パワー2が多いデッキなら高効率の除去兼増強呪文として運用できるので、何かそうしたカードがキーになるデッキでお守り代わりに入れてみてもいいかもしれない。安定運用したいなら、「どぶ骨」とか「恐血鬼」みたいな再利用可能な黒のパワー2軍団と合わせて使うのがいいかも。
 
 
厚鱗化 Scale Up (G) U
ソーサリー
対象の、あなたのコントロールするクリーチャーはターン終了時まで基本のパワーとタフネスが6/4である緑のワームとなる。
超過(4)(G)(G)
 これ、わざわざ日本語名を「こうりん」にしているのって嫌がらせなんですかね。コウリンじゃないやん! 6/4だからせいぜい「大喰らいのワーム」どまりやねん! もうちょいこだわりを持ってほしいものですよね。まぁ、1マナでこのサイズになるってのはなかなか馬鹿げた呪文ではあるんだけども。所詮ソーサリーだしなぁ。デッキに1/1のクリーチャーなんてあんまり入ってないだろうし、仮に対象が2/2だとするならこの呪文は+4/+2するソーサリー。そう考えると割と平凡。もちろん超過すれば愉快な現象も起こりうるが、6マナのソーサリーってのは大体愉快なことが起こるコスト域であるべきなので、そこまでびっくりするような事件でもない。とにかくクリーチャー数を横に伸ばせるデッキ用。今回ならリスとかクマがワームに化けたりするんですかね。
 
 
胞子カエル/Spore Frog(PCY)」 C
 これも面白いよなぁ。なんとなんと、あのクズエキスパンションの名をほしいままにする伝説のセット、プロフェシーから再録されたカードである。このカード自体再録なんて栄誉を手にするのはもちろん初めてで、「なんでわざわざ帰ってきたん?」と思われる可能性すらある。しかし、これが実はレガシーレベルでプレイされるという事実は案外知られていない話で、1マナクリーチャーというもっとも使い回しやすい形でいわゆる「フォグ」効果が起動できるのはこのクリーチャー独自の特権である(一応色が違う「偽りの希望の神」はいるけど)。さぁ、気を吐けプロフェシー。お前の力でモダンを変えるんだ(カエルだけに)。
 
 
春花のドルイド Springbloom Druid (2)(G) C
クリーチャー・エルフ、ドルイド
1/1
〜が戦場に出たとき、あなたは土地を1つ生贄に捧げても良い。そうしたなら、あなたのライブラリから最大2枚までの基本土地・カードを探し、それらをタップ状態で戦場に出す。その後、あなたのライブラリを切り直す。
 その身に「砕土」っぽい効果を内蔵したドルイドなのだが、何故だか効果は微妙に「砕土」より弱くなっており、出てくる土地2枚はタップしてしまっている。「砕土」は「実質1マナで打てちゃう」という驚異のマナ効率もセールスポイントの1つだったので、その部分はちょい残念。まぁ、クリーチャーの187能力がマナコスト完全一致で同じことをやったら流石に問題だろうし、こちらのカードなら「コストとして土地サクったけど打ち消されて丸損」というリスクは無いので下位互換というわけでもない。「砕土」の強さは土地を伸ばしながらライブラリを高効率で圧縮できる部分にあり、これを2〜3枚入れておくだけでもリミテッドレベルのデッキなら格段にドローの質は上がるはず。やっぱりそう考えたら強いや。

 


 
リスの巣/Squirrel Nest(ODY)」 U
 熊に負けじとリスも湧く。こちらもオデッセイのカードながら、なぜか馴染み深い気がしてたけど再録は初代コンスピラシーのみ。意外にレアなカードだった。恐ろしい効率でトークンが出るため、当時のリミテッドでは猛威を振るったカードだが、果たしてモダンレベルなのかと言われたら流石にどうなんだろう。まぁ、いくつかコンボデッキも存在しているらしいのだが。個人的にはオデッセイ版のリスがアップで写ってるイラストの方が好き。
 
 
鍛錬スリヴァー Tempered Sliver (2)(G) U
クリーチャー・スリヴァー
2/2
あなたのコントロールするスリヴァー・クリーチャーは「このクリーチャーがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、その上に+1/+1カウンターを1つ置く」を持つ。
 いわゆるスリス能力をばらまくスリヴァー。この能力が緑のものだっていうイメージはないのだが、Wikiを見ると「疾風のデルヴィッシュ」が元祖らしいので、なるほどそうなれば緑なのか。ついでに言うと与えられるダメージを軽減してその分のカウンターを載せる「我慢/Temper」っていう呪文もあるが、こちらは白だし、名前もあんまり由来としては関係なさそう。「ダメージを与えられるとカウンターがのる」はすでに「菌類スリヴァー」がやっちゃってるからな。この能力を持つスリヴァーが徒党を組んで襲ってくるのは恐怖だが、大体のスリヴァーは徒党を組んで襲ってくると怖いってのはお約束なので言わないこと。3マナ2/2なので基盤としては悪くない候補なんだが、いかんせんアンコモンなんだよな。

 

 


棘竜巻 Thornado (2)(G) C
インスタント
対象の、飛行を持つクリーチャーを破壊する。
サイクリング(1)(G)
 サイクリングがついたせいで1マナ重くなった「垂直落下」だ! 以上だ! どうせモダン狙いならコストも「垂直落下」のままでよかった気もしますがね。ちなみに、イラストで撃ち落とされてるのはその白さから見ておそらく「ボリアルのグリフィン」だと思われる。わざわざ氷雪を落とすあたりが嫌らしい絵である。

 

 


ツリーフォークの陰影 Treefolk Umbra (2)(G) C
エンチャント・オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされたクリーチャーは+0/+2の修正を受けるとともに、パワーではなくタフネスで戦闘ダメージを割り振る。
族霊鎧
 「まぁ、収録されるやろな」と思っていた族霊鎧ギミック。「族霊鎧」はエルドラージ覚醒で登場した、オーラの地位向上のためのギミックの1つ。つけたクリーチャーが破壊されるときに代わりにオーラが割れるだけで済むという延命装置だ。現在も何枚かがその安定性を買われて「呪禁オーラ」系のデッキなどで見かけることがある。いわば産まれながらにモダン向けの能力なのだ(まぁ、当時のスタンでは別に見かけなかったけど)。今回はなんの陰影で来るのかと思ったら、なんとまさかのツリーフォーク。しかもツリーフォークの中でもその親玉ともいえる「包囲の搭、ドラン」である。これ、いっそのこと「防衛を持たないかのように攻撃できる」もつけてくれれば個性が主張しやすくなったのだろうが、残念ながらテキスト欄に書ききれなかった様子(そうか?)。まぁ、フィットするクリーチャーに貼れば防御力と打撃力の同時アップが見込めるのだからオーラとしての質は悪くない。今回のおすすめは2マナ0/4の「氷山のカンクリックス」。

 

 


樹上の伏兵 Treetop Ambusher (1)(G) C
クリーチャー・エルフ、狂戦士
2/1 疾駆(1)(G)
〜が攻撃するたび、対象の、あなたのコントロールするクリーチャーはターン終了時まで+1/+1の修正を受ける。
 これもなかなかうまい翻案。「疾駆」能力は苛烈さと迅速さを旨とするタルキールのコラガン(マルドゥ)氏族の技。コラガンなので黒・赤に配置されていたわけだが、これが速攻の第一色である赤、第2色の黒から、新たに第2色に認定された緑にシフトした姿が披露されたってことだ。まぁ、コモンの小兵なのであまり細かくチェックするような要素もないが、攻撃するたびに誘発する能力と速攻のおかげで一種のトリックに近い運用感になる。単に2ターン目に3/2で走らせてもいいし、隣にいるもっとダメージを通したいクリーチャーの後押しをしながら死んでいくのも立派なお仕事。なんにせよ、2マナらしい仕事ができればそれで本望である。
 
 
吠え象の群れ Trumpeting Herd (2)(G)(G) C
ソーサリー
3/3で緑の、象・クリーチャー・トークンを1体生成する。
反復
 これも恐ろしくノスタルジーを刺激される1枚である。「基本は緑の4マナ、最終的に象トークンが2体出てくる呪文ってなーんだ?」という問いに即座に答えられたなら、あなたも確実に私と同じくらいかそれ以上のおっさんだ。ちなみに正解は「象の待ち伏せ」。オデッセイ時代にはリミテッドの基盤コモンを務めた地味な地味な1枚である。しかし、やはり時代は変わる。当時は行きが4マナ、帰りは8マナというおまけというにもちょっとしょぼい設定だったこの呪文が、なんと反復になったのである。8マナかかってた部分が全自動! なんてこった! これで4ターン目、5ターン目に確実に象が手に入るようになり、緑らしい骨太な攻めの中軸をこなせるようになった。何枚かある「このターンクリーチャーを出していたら」系のカードの相棒にもぴったりだ。象は忘れないし、我々も忘れないのである。
 
 
双子絹蜘蛛 Twin-Silk Spider (2)(G) C
クリーチャー・蜘蛛
1/2 到達
〜が戦場に出た時、1/2で到達を持つ、緑の蜘蛛・クリーチャー・トークンを1体生成する。
 「大蜘蛛」が2つに分裂した。合計ステータスは2/4だが、分裂したことによっていいことと悪いことがある。いいことは当然、単純にパーマネントの数が増えているということ。生贄が欲しいなら断然こっちだろうし、全体増強呪文があるならトータルで得するのはこっちだ。しかしその分、単純に相手のパワー3のクリーチャーを止められないという大きなビハインドも背負っている。これが3/2ならまだいいのだが、3/3が並んだ時に「大蜘蛛」なら抑え込めるがこちらでは無理だ。まぁ、その分1マナ軽くなっているからトントンという気もするが。このクリーチャーが輝くのはアンコモンの「腐後家蜘蛛の群れ」を使っているとき。これなら蜘蛛カウントが一気に2つ伸ばせるし、墓地にクリーチャーカードをおいてもトークンを維持することが可能だ。まぁ、あまり慌てて欲しいカードにも見えないが、相手が大量のスピリットトークンで攻めてくるとかならサイドインしてみてもいいか。

 


 
解き放たれた繁栄 Unbound Flourishing (2)(G) M
エンチャント
あなたがマナコストに(X)を含むパーマネント・呪文を唱えるたび、Xの値を2倍にする。
あなたがインスタントやソーサリー呪文を唱えるか起動型能力を起動するたび、そのコストに(X)が含まれているなら、その呪文や能力をコピーする。あなたはそのコピーのための新しい対象を選んでも良い。
 マローが常々大好きだと公言している「いろんなものを2倍にする」カードシリーズの新作。「倍増の季節」に始まるこの系譜はカウンターの数を倍にすることが多かったが、今回はなんとX呪文の倍増。パーマネントは場に出た瞬間にXの記憶は失うので、その時点で解決できるように倍になり、呪文の場合は解決時に倍にしちゃうとまずい事例(最近なら「終焉」シリーズとかヤバい)もあるので、Xの値は動かさずに呪文自体をコピーする仕様になっている。なるほどこれならルールブレイカーにはならなそうで安心だ。まぁ、使われた方はたまったもんじゃないが。流石にリミテッドでは役に立たなそうなのでこれこそモダンの世界に殴り込みをかけるべきカードではあるのだろうが、さて、モダンにX呪文がどれくらいあるんだろう。浅学にしてパッと浮かばないし、仮に何枚かX呪文があったとしても、それがデッキに占める割合は相当低いだろうからわざわざこれを使うデッキも考えにくいが……。ちなみに、2枚置いたら倍の倍で4倍になるというのがこの手のカードの基本だが、下のインスタント・ソーサリー系は「唱えた時」の誘発なので倍の倍ではなく置いた枚数分だけコピーが作られるにとどまる。いや、それでもおかしいんだけどさ。
 
 
花の壁/Wall of Blossoms(STH)」 U
 うおー、過去の名作カード、往年の名選手が満を辞してモダンに参戦だー! ……まぁ、すでに後輩の「前兆の壁」があるからそこまで驚くようなことでもないのだが……これで緑は「エルフの幻想家」と合わせて2マナキャントリップ生物が8体。何かできないですかね? ツイン壁コンビで何かできないですかね? えっ、「策略の龍、アルカデス」でデッキをっ?! できらぁ!木彫りの女人像」先生! お願いします! (「ジャングルの障壁」は残念ながらモダンで使えない)。
 
 
嵐の乗り切り Weather the Storm (1)(G) C
インスタント
あなたは3点のライフを得る。
ストーム
 ストームまであるのかこのセット……。とんでもねぇ話だよ。ただ、一見したところ人畜無害そうなストーム呪文。「流石のストームもたかがライフゲインじゃぁ何の役にも……」と一瞬思ったが、これってむしろストーム使う人のための呪文じゃなくて、ストーム使われる側の呪文なのね。相手のフィニッシャーが「ぶどう弾」だった場合、相手は頑張ってストームを20点分稼いでいるわけで、打ち込まれたところでこれ。すると63ライフゲインしてしまうので、さすがにその試合では負けないんじゃなかろうか。いや、もしかしたらもう一回頑張るかもしれないが……いや、無理やろ。「巣穴からの総出」の場合は完全な対策にはならないが、まぁ、1、2ターン分の延命措置になるのでその間に何かしらの対策は打てるだろう。そういう相手にはサイドボードから……いやぁ、どうだろ。わざわざそのためにスロットを割く呪文かと言われると微妙ではあるな。ちなみにカード名は見ての通り、「Storm(嵐、ストーム呪文)を乗り切る」という命名になっている。嵐をやり過ごすには台風の目に入ればいいらしいですよ。
 
 
巣網編みの変わり身 Webweaver Changeling (3)(G)(G) U
クリーチャー・多相の戦士
3/5 多相 到達
〜が戦場に出た時、あなたの墓地に3枚以上のクリーチャー・カードがあるなら、あなたは5点のライフを得る。
 「マンモスグモ」が多相になり、ついでになんかゴルガリっぽいボーナスも付いた。それぞれの要素にあまりつながりが感じられないが、まぁ、単なる「マンモスグモ」だと役者不足だろうってんでおまけがつけられたんじゃなかろうか。5マナ3/5はステータスとしてもそこそこだし、ここに5ライフが追加されるならかなりの頑張り屋。積極的に狙いに行くほどではないが、試合中盤以降なら死体が3つたまるまでこらえてからの召喚も検討の余地があるだろう。まぁ、その間にフライヤーが止まらなくて5点以上食らってしまうと意味がないのだが。
 
 
紆余曲折 Winding Way (1)(G) C
ソーサリー
クリーチャーか土地かを選ぶ。あなたのライブラリを上から4枚公開する。この方法で公開された、選んだタイプのカードを全て手札に加え、残りをあなたの墓地に置く。
 緑の「探す」系カードの新作だが、土地バージョンとクリーチャーバージョンが選べる上に選んだ方は全て手札に入るのでかなり使いやすい呪文になっている。まず土地を選んだ場合は「4枚見て全部」なので完全に「根囲い」と同じ。初手に土地2枚しかなくてもこれがあれば問題なくキープできる心強さは評価できる。しかし、何と言ってもこの呪文の真骨頂はクリーチャーモードの方。「4枚見て全部」は「暴走の先導」にも負けない性能。それに加えて、残りのカードが墓地におけるのが強い。そう、これがあればほぼ確実に土地を墓地に送り込めるのである。今回のリミテッドでグルールカラーをやるなら、ぜひこのギミックは採用したい。この汎用性と効能、うまいこと絡んだらマジでモダンレベルに食い込まないかな。
 
 

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