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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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<白>

 


空からの突撃 Aerial Assault (2)(W) C
ソーサリー
対象のタップ状態のクリーチャーを破壊する。あなたのコントロールする飛行を持つクリーチャー1体につき、1点のライフを得る。
 1マナ重くなった「返報」に、全然関係なさそうなおまけがついた。これも一応ジェスカイカラーの飛行推しカードの一環か。飛行推しってのは割とアグロ推奨のような気もするのだが、こちらのカードはそうした攻め手を確保できていればさらにロングゲームでも対応可能だよ、という節操のないアピール。地上クリーチャーをこれで封殺しつつ幾ばくかのライフを回復すれば、すれ違いのライフレースも制しやすくなるってことだ。別にフライヤー無しでも問題なく使える水準なので、狙っているプレイヤーは他の白ユーザーにかっさらわれないタイミングを見計らうのがなかなか難しい。

 


 
群れの力、アジャニ Ajani, Strength of the Pride (2)(W)(W) M
伝説のPW・アジャニ
<+1>:あなたは自分のコントロールするクリーチャーとPWの数に等しい値のライフを得る。
<-2>:2/2で「あなたがライフを得るたび、これの上に+1/+1カウンターを1つおく」を持つ、「アジャニの群れ仲間」という名前の白の猫・兵士・クリーチャー・トークンを1体生成する。
<0>:あなたのライフが初期ライフよりも15点以上多いならば、〜と、あなたの対戦相手のコントロールするアーティファクトとクリーチャーを全て追放する。
【5】
 今回白の担当PWはアジャニさん。個人的には、ギデオンの退場に際して新登場した2体の白単PWの活躍に期待したかったのだが、さすがにテヨきゅんにはまだ基本セットの顔を飾るには早いと判断されたらしい。まぁ、まだしばらくはこちらの「黄金のたてがみ」の猫さんで。小説媒体とかのアジャニさんの活躍を見てると、いちいちもふもふ具合に言及されたりしてて可愛い。救国の英雄のくせしておててが肉球ってずるいよな。
 さておき今回もアジャニは「癒し手」属性と「群れの統率者」としての指揮権を発揮。プラス能力でライフゲインだとしょぼそうに見えてしまうが、いきなり結構な数のライフが回復できる可能性があるのでなかなか馬鹿にできない。そしてライフゲインはマイナス能力の「アジャニの群れ仲間」製造機能にも直結しているあたりが心憎い。4マナのカードから2マナのトークンが出てくると言われてもピンとこないが、優位な場であればそのままリソースアドバンテージにつなげることが可能。そして奥義はそんな群れの力が満ち、カリスマが認められた時にだけ発動できる一方的ラスゴ。起動が「0」ではあるが実質「奥義」扱いで、いつものように「忠誠度の大きさ」ではなく「ライフの量」が起動条件となっているのが新機軸。基本的にはプラス能力で貯めていくので他のPWと同じ使用感だが、普通に「ライフゲインデッキ」なら出てきた直後にいきなりラスゴも可能ってのが斬新だ。癖が強いので「適当に入れて強い」かどうかは微妙だが、新しいデッキの可能性を感じさせる面白い1枚だ。

 

 


祖先の刃 Ancestral Blade (1)(W) U
アーティファクト・装備品
〜が戦場に出た時、1/1で白の兵士・クリーチャー・トークンを1体生成し、〜をそれにつける。
装備したクリーチャーは+1/+1の修正を受ける。
装備(1)
 どうやら今回サイクルになっているらしい、「色付き装備品」シリーズの白。このサイクルの共通点は「有色アーティファクトである」「戦場に出た時にその色のトークンを生成して付けられる」「装備コストは無色マナ」といったところ。なぜか白・緑・赤の3色にのみ存在している。単体でもクリーチャーとしての任をこなせる部分はかつてファイレクシアが生み出した「生体武器」のギミックに酷似しているが、今回は出てくるトークン自体にパワーとタフネスがあるので、登場後に装備を張り替えてもリソースが残るってのがポイント。ただ、その分「出た時のサイズ」が大きくなりすぎないように修正値は抑えめに設定されているようだ。こちらの装備品は、出た後は完全に「小剣」と同じ。出す時に1マナ重い分、2マナ2/2クリーチャーとしてさっさと戦場に送り出せるというわけだ。「小剣」だけだとちょっとデッキインは悩むけど……なんていう贅沢なニーズにうまく応えた形。こうして装備品がデッキインしやすくなったことを考えるなら、リミテッドでのアーティファクト破壊は多少加点気味で判断してもいいのかも。

 


 
生命力の天使 Angel of Vitality (2)(W) U
クリーチャー・天使
2/2 飛行
あなたがライフを得るなら、代わりにその値に1を加えたライフを得る。
あなたのライフが25点以上であるなら、〜は+2/+2の修正を受ける。
 アジャニに引き続きライフゲインを応援する天使。3マナ2/2程度で天使を名乗れるとか、随分安くなったもんだと思ったけど、過去には2マナ1/1の天使もおったしな……。微妙なライフゲインサポート能力を保持して個性を主張し、うまくテーマがハマったデッキなら3マナでいきなり4/4。ただし本体火力なんかで縮んでしまうこともあるので取り扱いには注意。双頭巨人戦だと何もせずに4/4だったりもする。案外そういうゲーム向けのデザインなのかも。
 
 
天使の贈り物/Angelic Gift(BFZ)」 C
 実質カードを使わずクリーチャー1体を飛ばせるんだから悪くないオーラのはずなんだが、当時はあんまり使われなかった。まぁ、欠色だの同盟者だのと派手でシナジー重視のギミックが周りを取り囲んでたからねぇ。今回は飛行推しギミックの一環として。
 
 
浄光の使徒 Apostle of Purifying Light (1)(W) U
クリーチャー・人間、クレリック
2/1 プロテクション(黒)
(2):いずれかの墓地にある対象のカードを追放する。
 各色に与えられたプロテクション生物サイクルの白。敵対色の黒に対するプロテクションというとどうしても「白騎士」「黒騎士」なんかの因縁の白黒対立構図を思い出してしまうが、今回は5色のサイクルなので白→黒→緑→青→赤→という一方通行である。2マナパワー2のプロテクションというだけで色対策としてはそこそこだが、これに加えて独自の黒対策として墓地掃除の機能も持っているのでオールラウンドでの活躍も可能。流石にリミテッドより上での活躍は見込みにくいが、リミテッドならメインから入れておいてたまたま相手が黒かったらラッキー、なんて運用でも問題なさそうだ。多色化しそうだし、完全に外れる確率はそこまで高くないはずだし。
 
 
大隊の歩兵 Battalion Foot Soldier (2)(W) C
クリーチャー・人間、兵士
2/2
〜が戦場に出た時、あなたは自分のライブラリから好きなはずの〜という名前のカードを探し、それらを公開して手札に加えても良い。そうしたなら、あなたのライブラリを切り直す。
 翼を失った「戦隊の鷹」、もしくは色を変えて強くなった「スカイシュラウドの歩哨」。場に出るだけでアドバンテージが確約される構造自体はかなり強いギミック。リミテッドでは集めた枚数次第だが、構築なら確定で手札が+3。別にクリーチャースペックが弱くともこれだけでも使い道はある。それを実際に使いこなしたのが「戦隊の鷹」の歴史であり、あちらは適当なブロッカー役以上の役割をこなすためのギミックとして各種装備品による爆裂アドバンテージが存在していたわけだ。今回はパワーこそ上がったものの、コストが上がったので展開力で劣り、飛行がないので突破力も劣る。トータルで見ると2マナと3マナの違いはかなり大きいので、やはり構築レベルでの活躍はやや厳しいと見るべきだろう。その分、リミテッドで集めた時の安定感は増したもいえて、2/2クラスの戦力が2枚3枚と集まってくるのはなかなかのプレッシャー。色があっていた場合、どのあたりの手番でピックを始めるかは絶妙な駆け引きとなる(まぁ、純粋に数が足りないパターンの方が多いのだけど)。
 
 
翼の司教 Bishop of Wings (W)(W) R
クリーチャー・人間、クレリック
1/4
天使が1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、4点のライフを得る。
あなたのコントロールする天使が死亡するたび、1/1で飛行を持つ、白のスピリット・クリーチャー・トークンを1体生成する。
 天使が大好きすぎて、天使がいないと特に何もする気が起きない天使マニア。天使が来たと分かれば盛大に盛り上げてライフを稼ぎ、天使が死んだとなれば全力で弔ってその魂をスピリットへと昇華する。なるほど、すべての天使にこの2つの能力がつくのはかなり強い。「秤の熾天使」がスピリット2体を生むおかげであれだけうざいのだから、全天使にそれが伝播したら恐ろしい話だ。ただまぁ、一般的なデッキにおける「全天使」の数なんてどの程度のもんだよ、という話はあるが。そこはもう、天使デッキで頑張ってもらうしかない。今回のセットはアンコモンとかにもちょいちょい天使がいるのはそのあたりの理由なのかしら。とりあえず「神聖な訪問」デッキに放り込んでおけば良いんじゃなかろうか。天使死亡時に出てくるスピリットが天使になるため、無限ループが可能になるのである。
 
 
帰寂からの帰還 Brought Back (W)(W) R
インスタント
最大2枚までの対象の、このターンに戦場からあなたの墓地に置かれたパーマネント・カードを選ぶ。それらをタップ状態で戦場に戻す。
 「このターンに死んだカードを戻す」というギミックは白が細々と続けている復活方法で、古くは「優雅な猶予」や「第二の日の出」といったカードが存在し、特に後者はコンボデッキで活躍したことが知られている。今回はそんな歴史のコンパクト版だが、一応1枚のカードで2枚が戻るならアドバンテージ要素は確保しており、2マナでアドが取れるならかなり強い呪文。そして普通は、これに場に出た時の能力なんかも絡めてさらなる利益を狙っていくわけだ。適当に使ってもクリーチャー救出手段として使えるし、サクることがコストになるカードなら能動的にタイミングを調整しやすい。いつものことながら、墓地からインスタントを回収できる187能力があれば無限ループも構築可能だ。今後は何か悪いコンボに使えないか、常に注意しておく必要がありそう。
 
 
暁の騎兵 Cavalier of Dawn (2)(W)(W)(W) M
クリーチャー・エレメンタル、騎士
4/6 警戒
〜が戦場に出た時、最大1つまでの、対象の土地でないパーマネントを破壊する。そのコントローラーは、3/3で無色である、ゴーレム・アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体生成する。
〜が死亡した時、対象の、あなたの墓地にあるエンチャントかアーティファクトカードを手札に戻す。
 各色に神話レアとして与えられた「騎兵」サイクルの白。「騎兵」サイクルはかつての基本セットでも人気を集めた「タイタン」サイクルのように、基本セットの新たな顔として与えられたもので、トリプルシンボルを要求するのでかなりアクの強い仕上がりが多い。サイクルで共通する部分はマナコスト、クリーチャータイプ、そして「場に出た時」と「死亡時」にそれぞれ能力が誘発する部分だ。ただ、個々の能力に共通性はなく、「死んだ時の能力はなんとなく墓地が関係している」っていうくらいか。1枚のカードの中でもあんまり絡んでないんだよな。場に出た時の能力はこないだモダホラで作られたばかりの「過大な贈り物」の調整版。土地が壊せないのはスタンダード仕様ということだろうか。そして死んだ時にダイレクトにアド稼ぎ。どれもこれも「白なら、まぁ」という能力だが、それぞれに明確なシナジーがないのでどう判断したものか。安いアーティファクトを壊してゴーレムにすれば、こいつが死んだ時に回収できて都合がいいってことなのかな。自軍にゴーレムを出せればトータルサイズが7/9と跳ね上がることになるので神話っぽくはあるな。……どういう使い方が正解なのかなぁ……。
 
 
夜明けの天使 Dawning Angel (4)(W) C
クリーチャー・天使
3/2 飛行
〜が戦場に出た時、4点のライフを得る。
 微調整版の「慈悲の天使」。回復量が1点増えた代わりにタフネスが減ってしまった。まぁ、普通に考えると1点ゲインよりもタフネスの方が重要なので弱体化したと考えるべきだが、あっちはアンコモン、こっちはコモン。負けるのも仕方ない……って思ったけど、「慈悲の天使」の同型再販の「尽きぬ希望のエイヴン」はコモンだったんだよな……。ライフ美味しいですよ。多分一番許せないのは、なんかイラストがハゲてるみたいに見えるところだと思う。
 
 



夜明けの司祭/Daybreak Chaplain(M19)」 C
 「夜明け」はライフゲインのサインなのだろうか。まぁ、上の天使が「Dawning」でこちらの司祭は「Daybreak」なので、英語だとニュアンスが違う気もするんだけど。どってことない小兵ではあるが、いざ相手にすると結構ウザい。タフネス3でそこそこ耐えられる上に、油断するとちまちま殴って2点差をつけてくる。オーラなんかつけられると最悪。そういう生き物。
 
 
敬虔な命令 Devout Decree (1)(W) U
ソーサリー
対象の、黒か赤であるクリーチャーかPWを追放する。占術1を行う。
 リーガルセットでは久しぶりに採用された気がする、敵対色ヘイトカードのサイクル。かつては基本セット・拡張セットを問わず毎回お約束だった気がするのだが、最近では特定の色対策ギミックもめっきり減ってしまい、私の周りの新規プレイヤーなどは「えっ、黒と緑って友好色じゃないの?」なんて言い出す始末である。いや、わかるけど。あいつら仲良すぎるけど。今回のカードは敵対色2色を攻める過去のカードから若干のアレンジが加えられており、例えばこれは「天界の粛清」の焼き直しだが、ソーサリーになって効果もややマイルドになり、代わりに占術がつけられた。ソーサリーになったことでトータルでは弱体化した感は否めないが、最近は黒いカードにもプロ(白)なんて無粋な能力がつけられなくなったので、サイドボード候補には充分だろう。え? 「白からの呪禁」? 知らない子ですね。
 
 
解呪/Disenchant(TSB)」 C
 おお! 久しぶり! お前が帰ってきてもいいのかよ。確認したら「時のらせん」のタイムシフトで再録されたのが最後だったので、往年の名選手も10年以上ぶりの再録。M19に「帰化」があったわけで、今回は入れ替わりでの収録ということになる。またこのあたりのカラーパイに一悶着あるのだろうか。
 
 
永遠の疎外 Eternal Isolation (1)(W) U
ソーサリー
対象の、パワーが4以上のクリーチャーをそのオーナーのライブラリの一番下に置く。
 「公判への移送」の変種。あちらは3マナで追放呪文、こちらは2マナでボトムへ。安心度合いはほぼ同じと考えられるので、レアリティが上がった分上位互換になったと見るべきだろう。まぁ、だいたい元祖の「復仇」と同じってことだ。今回のリミテッド環境も割とでかい肉がブイブイいわせる気がするので、メインで入れといても腐りにくそう。
 
 
剣術の名手/Fencing Ace(RTR)」 U
 オーラが似合うのはこちらも同じ。今回白には大きくパワーを上げるオーラはないので、緑と共闘する緑白オーラ系のデッキがオススメだ。
 
 
光の篭手 Gauntlets of Light (2)(W) U
エンチャント・オーラ
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされたクリーチャーは+0/+2の修正を受けるとともに、パワーではなくタフネスで戦闘ダメージを割り振る。
エンチャントされたクリーチャーは「(2)(W):このクリーチャーをアンタップする」を持つ。
 そんなわけで「剣術の名手」にぴったりなのがこれ。実質+2/+2の修正が得られる上、アンタップ機能で攻防に運用できるようになる。それ以外では単純にタフネスのでかいクリーチャーに張ってぶん殴るプランも効果的。今回は1マナに「鋤引きの雄牛」がいるので、うまいことこれが複数枚引けたら狙ってみるのも手だ。青と組むことで「要塞ガニ」もエントリー可能。
 
 
まばゆい神盾/Glaring Aegis(DTK)」 C
 やっぱタフネスが上がるな。こちらは一回だけなら攻撃的に運用できるオーラ。一応、青と組み合わせて手札に戻すことによって繰り返し使えたりもするが、そこまでやらんでもいいかな。っていうか、デッキに入るかな。
 
 
神々の思し召し/Gods Willing(THS)」 C
 この度めでたくプロテクションが復活したので、その喜びを表すために再録された1枚。当時のリミテッドでも幅広く活躍し、稀に構築でも見かけることがあった優良選手。現在は「贖いし者、フェザー」を中心としたボロスカラーの軽量コンバットデッキなんかも流行っているし、その中に入ってくる可能性もありそうだ。
 
 
庇護のグリフィン/Griffin Protector(M13)」 C
 横並べ系のアグロで活躍する1枚。赤にはまとめて3体のエレメンタルが出せる「駆け回る物焦がし」もいるし、攻撃するたびにトークンがわく「空騎士の先兵」あたりもナイス相棒。リミテッドレベルで手軽にコンボ感が演出できるのは楽しい。
 
 
グリフィンの歩哨/Griffin Sentinel(M14)」 C
 たった1マナ違うだけで「庇護のグリフィン」と比べると随分おとなしい……。でもまぁ、これも高タフネスが売りなので上の「光の篭手」で手軽にフィニッシャーが演出できる1枚だ。アンタップ能力に意味がなくなるのは残念だが。
 
 
絞首された処刑人 Hanged Executioner (2)(W) R
クリーチャー・スピリット
1/1 飛行
〜が戦場に出た時、1/1で飛行を持つ、白のスピリット・トークンを1体生成する。
(3)(W)、〜を追放する:対象のクリーチャーを追放する。
 死なば諸共スピリット。3マナで出して4マナ使って道連れという、やたら効率の悪いクリーチャー除去だが、その過程で1体だけスピリットを残していくのでちょっとだけお得。もしくは何度も出し入れしてスピリットトークンでも稼ぐか。3マナで2体のスピリットが出せるのは「深夜の出没」と同じ効率なので決して弱いわけではないが、レアかと言われると、んー。下の環境のスピリットデッキとかなら頭数と除去を兼任できるので一応の候補にはなるんだろうか。
 
 
太陽の伝令 Herald of the Sun (4)(W)(W) U
クリーチャー・天使
4/4 飛行
(3)(W):対象の、あなたのコントロールする飛行を持つ他のクリーチャーに+1/+1カウンターを1つ置く。
 ジェスカイカラーの「飛行万歳」をダイレクトかつ余計な形で後押ししてくれる天使。そりゃぁカウンターが載せられるのは強いが、起動コストはそこそこだし、そもそもお前が6マナだし、万全の活躍までの道のりは遠い。まぁ、基本セットドラフトなんてクッソ速くなるかボムのぶつけ合いになるかのどちらかなので、後者の場合には活躍のチャンスも多くなるだろう。
 
 
鼓舞する突撃/Inspired Charge(M19)」 C
 毎度おなじみ。やっぱり白ビートなら1枚忍ばせておくのが嗜みというものだろう。惜しむらくは、今回はありがたいアヴィトーラ将軍のお言葉がないこと。
 
 
鼓舞する隊長/Inspireing Captain(SOI)」 C
 ちょいちょい微調整されて登場する「出た時全軍+1」系列の基本形。ちなみに最新のバージョンは「護民官の重鎮」だった。横並べ系のデッキで活躍するが、そうでなくても4マナ3/3なのでそこまで悪くない。先手ゲーだとこういうカードで常に相手のブロックプランを潰しながら展開してるだけで勝てることも多い。
 
 
神聖の力線/Leyline of Sanctity(M11)」 R
 個人的には嬉しい再録。だって持ってないんだもん。まぁ、今後のアリーナではこれに苦しめられる人も多くなりそうだが……。
 
 
ロクソドンの生命詠み Loxodon Lifesinger (5)(W) R
クリーチャー・象、クレリック
4/6
〜が戦場に出た時、あなたはあなたのライフの総量が、あなたのコントロールするクリーチャーのタフネスの総数になることを選んでも良い。
(5)(W):〜はターン終了時まで+X/+Xの修正を受ける。Xはあなたのライフの総量である。
 今回の白、ライフの扱いが雑じゃない? こちらの象さんは、なんとライフを自軍のタフネスで定義しちゃおうという新機軸。いや、一応「解放の樹」から受け継がれるギミックではあるのだが、今回は「自軍全体のタフネス」という過去に例のない数値でライフを左右する。序盤に劣勢に立たされた時、壁をずらっと並べた状態から繰り出せば一気に20点くらいまで戻すことも不可能ではない。そしてギミックがうまくハマれば、この象さんもミラクルパワーで相手をなぎ倒してくれるのだ! ……いや、流石に設定がマニアックすぎる。クリーチャーはタフネスのみに生くるにあらずやで。
 
 
忠実なペガサス/Loyal Pegasus(BNG)」 U
 圧倒的な打撃力を持つが、甘えん坊なので単体では使えない面倒なやつ。当時のニーズもそこそこレベルだったが、今回なぜかアンコに格上げしての収録である。まぁ、白青の飛行デッキの口火を切る1枚としては文句なしか。
 
 
練達の接合者/Master Splicer(NPH)」 U
 意外なところからの再録。「接合者」サイクルは新ファイレクシアが操る技を表現するための5色サイクルだったが、今回はその中から白だけがピックアップされた。4マナで4/4と1/1が出てくる時点で問題なく強いのだが、実は「ゴーレムのロード」という解釈も可能なクリーチャーで、今回アーティファクトにはコモンに2枚、アンコに2枚とそれなりの数のゴーレムが収録されているのである。なんとあの「プリズマイト」がゴーレム! ……だからなんだって言われても……。
 
 
勇壮の時/Moment of Heroism(ISD)」 C
 登場環境であるイニストラードに加え、初代コンスピラシーでお世話になった印象が強いカードである。手軽なコンバットトリックになり、なおかつライフレースで大きな有利を生み出すことができる。何しろパワー3に使うだけでライフが10点差なのだ。2マナのトリックとしては破格の設定。今回も白の標準装備になるんじゃなかろうか。
 
 
ムーアランドの審問官/Moorland Inquisitor(AVR)」 C
 2マナ2/2の人間。たまにちょっと能力を起動するかもしれない、くらいのクリーチャー。かつての環境だと人間である部分にもちょい意味があったけど、今回は純粋に熊。いや、人間だけど。
 
 
平和な心/Pacifism(DTK)」 C
 フレーバーがほんわかふわふわしてない。もうグラッグは戻ってこないのだろうか……。
 
 
次元の浄化/Planar Cleansing(M14)」 R
 今回のラスゴ枠。ある意味一番派手な再録ではあるが、採用実績でいうと同型呪文の中ではやや見劣りする一品。まずコストありきだしなぁ。
 
 
急報/Raise the Alarm(M15)」 C
 白のトークン呪文の基本とも言えるデザインだが、これが兵士とあんまり関係ないミラディンで開発された呪文だというのが意外といえば意外。その後の再録実績はM15くらいなので、実は基本形でもなんでもないのかもしれない。今回はアブザンカラーの「横並べ」戦術を後押しする。
 
 
法の定め/Rule of Law(10E)」 U
 「こんなもんがアンコで出られても」って思ったけどレアだったのは初出のミラディンだけで10版の時にはすでにアンコだったようだ。いや、アンコで出られても。ちなみに、置いとくだけでイゼットフェニックスを完封できるらしい。
 
 
天空の刃、セファラ Sephara, Sky’s Blade (4)(W)(W)(W) R
伝説のクリーチャー・天使
7/7 飛行 絆魂
あなたはこの呪文のマナコストを支払う代わりに、(W)を支払い、アンタップ状態の、あなたのコントロールする飛行を持つクリーチャーを4対タップしても良い。
あなたのコントロールする他の飛行を持つクリーチャーは、破壊不能を持つ。
 フライヤー応援カードの一環だが、応援の仕方があまりにも大雑把。まず、フライヤーばかりが4体集まればそのコストが一気に6マナも安くなる。雑。確かに飛行クリーチャー4体ってのは結構なハードルではあるが、専門のデッキならそこまで無茶な数字でもない。トークンなどを駆使すればおそらく4ターンくらいで揃えることはできるはずだ。タップするクリーチャーの召喚酔いは関係ないので、仮に4ターン目に3マナ以内のフライヤーを出して4体揃えば、そのターンのうちに7/7。うわぁ雑。天使は全部飛行クリーチャーなので、「シャライ」「ライラ」の天使コンビパッケージとも無理なく噛み合わせることが可能で、「シャライ」と並んだ場合、互いに呪禁と破壊不能を付与しあうという(相手からしたら)地獄絵図。天使だからって何しても許されると思ってんじゃねぇぞこの野郎。まぁ、こいつ単体なら除去耐性が無いので、そこまでミラクルな活躍があるかといえば微妙だが……いや、でも結構簡単にコワレになりそうな気もするな。オルゾフスピリットみたいなデッキに混ぜ込んでみたい。
 
 
魂癒し人/Soulmender(M15)」 C
 「アジャニのマントラ」より優れてる部分ってどこですか、って聞かれることもあるが、あんまりない。ほら、もしかしたら殴れるかもしれないし。何かライフゲインで誘発する能力があるなら評価もあがるので、多分白黒吸血鬼みたいなデザインでニーズがあるんだろう。いや、今回白に吸血鬼おらんけど。
 
 
兵団の隊長 Squad Captain (4)(W) C
クリーチャー・人間、兵士
2/2 警戒
〜はあなたのコントロールする他のクリーチャー1体につき+1/+1カウンターが1つおかれた状態で戦場に出る。
 出てくる盤面次第で神にも紙にもなりうる1枚。5マナ2/2はマジ勘弁だが、うまくいけばクリーチャー本舗の緑をも凌ぐハイパーファッティとして降り立つことも可能。適当なイメージだと、5マナのクリーチャーが出てくる時に展開してるクリーチャーって2〜3体くらいのイメージ。そうなると、2体ですでに4/4で5マナの標準値をクリアしており、3体ならアンコレベル。そしてわざわざこのカードを使うような「横並べ」系のデッキならトークンなどを駆使してそれ以上の数も積極的に狙えるはず。つまり、このクリーチャーはかなり強い。事前に「立ち上がる民衆」とか出しておくとクリーチャーが死んでも死ななくてもファッティが得られて面白いかも。
 
 
星原の神秘家 Starfield Mystic (1)(W) R
クリーチャー・人間、クレリック
2/2
あなたがエンチャント呪文を唱えるためのコストは(1)少なくなる。
あなたのコントロールするエンチャントが戦場から墓地に置かれるたび、〜の上に+1/+1カウンターを1つ置く。
 テーロスから出張してきたエンチャント応援団の1人。エンチャント次元であるテーロスは「イロアスの英雄」のようにエンチャントのコストを下げ、さらにエンチャントで恩恵を受ける能力も得意分野なのだ。今回は唱えてから追加ボーナスまでややブランクがあるデザインになってしまっているが、「怨恨」みたいなパーペチュアルエンチャント(+サクり台)を使えば一瞬で特大サイズに育て上げることも可能だ。今後の統率者なんかのエンチャントデッキの発展に期待。構築だと流石にマニアックすぎる気がする。エンチャントってそのままだと墓地には落ちにくいパーマネントタイプだからなぁ。
 
 
不動の哨兵 Steadfast Sentry (2)(W) C
クリーチャー・人間、兵士
3/2 警戒
〜が死亡した時、対象の、あなたのコントロールするクリーチャーに+1/+1カウンターを1つ置く。
 「哨兵」って言葉はあんまり聞いたことがないな。これまで「sentry」の定訳は「歩哨」だったのだが、それだと何かまずいことでもあったんだろうか。まぁ、「sentry」も「sentinel」もどっちも「歩哨」にしてたのでそろそろ危ないという危惧があったのかもしれんけど。とりあえず3マナ3/2警戒という、「基本セットならもうそれでええやんけ!」というくらいの性能にさらなるおまけを追加。警戒持ちのおかげで攻守にわたって自在に死ねる(?)ので、能力を発動させるタイミングも多そうだ。
 
 
鋤引きの雄牛/Yoked Ox(ORI)」 C
 ブレない壁気質。しかし、よく見ると「防衛」の文字が書かれていないというありがちな特徴があり、いざとなったらアタックも可能。当時は「授与」というオーラ頑張れ環境だったために、土台として素早く出せる上に安定するこの牛はバカにならない活躍をしたもんである。そして上でも書いた「光の篭手」とのプチシナジー。君んちの牛も輝いてみないか?

 


 

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