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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「ルパン三世 PART5」 5→6

 わぁいレベッカさん。あかりレベッカさん大好き。いいっすね、このエンディングのおかげでなんだかシリーズ全体の印象もぐっと良くなった感じがします。

 普通に面白いシーズンだった。なんだろね、私は個人的に旧作ルパンって全然知らないし、そこまで興味もないのだが、本作は2クールの間もあまり退屈せずにきっちりまとまったシリーズとして楽しませてもらった。多分、シリーズ構成がうまかったんじゃなかろうか。まぁ、天才金庫だけは未だに意味がわからんが……。

 今回のテーマは「ネット社会」。Part4の段階で既にこうした技術革新とルパンの戦いは繰り返し描かれていたが、今回はスタート時点でアミの存在があり、「ネットの情報共有という犯罪抑止力がルパンをどのように制していくのか」が描かれている。まぁ、最終的には力技でまかり通るのでそこに明確な解答が与えられているわけではないのだが、シリーズを通して一貫したテーマ性があるおかげで随分見やすくなったのは事実だ。ざっくり確認しておくと、冒頭のアミ編でアンダーワールドとの対峙、その後ルパンゲームという大衆との対決姿勢を明示した展開があり、最後にはその純正進化形であるヒトログとの戦いになる。同じような「ネット情報との戦い」であっても、アプローチが異なることでマンネリにはならず、さらにネット社会の抱える問題を皮肉った社会派的な側面も醸し出される。一昔前なら絵空事と笑われるようなアイディア・問題意識も、急速に進化し続ける情報技術を考えればファンタジーではなくなっているこの世界。今の時代だからこそ描ける貴重なルパンの姿として、存在意義のあるストーリーである。

 さらに、そうした対決の要素に加え、今回はもう1つのテーマとして「人々にとって、ルパン三世とはなんなのか」という問いもテーマとして設定されている。Part4の時に「ルパン×銭形」の関係性が深掘りされていたが、今作はそれを膨らませる形で様々なキャラにとっての「ルパンとは何か」が描かれている。次元はもちろん、改めて銭形との関係性も描かれているし、最終幕では五右衛門、そして不二子にとってのルパンが掘り下げられる。終盤、完全に五右衛門がメインヒロインやんけ、っていう展開になっていたのに、最後の最後で一番美味しところを持っていく不二子は流石である。しかし、あのネタをラストに使うのは反則級じゃねぇか……。さらに今回はアルベールという「もう1人のルパン」を登場させることで「ルパン自身にとってのルパン」を問う展開があるのも興味深い。これまで長い歴史を紡いできたシリーズだけに、こうしてまだまだ描ける余地が残っていることが示されると作り手側の愛情が感じられて良いものである。

 その他にもショートエピソードで色々と愉快な話も見せてくれたし(ドルマ編は単に心がぴょんぴょんしただけだが)、まだまだ息の長いコンテンツであることを見せつける2クールであった。あとの展開は小林清志の頑張り次第だが……まだ数年後に新シリーズが作られたりするのかしら……。

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