最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「ゴブリンスレイヤー」 5→5 Will Returnって言われてもな……すでにやることなくなってる感があるのに、戻ってきて何したらいいんだよ。 なんとも不可解な作品であった。制作側がかなり気合を入れて作っていることが伝わってくるので、作品としてのアベレージは高い。作劇にしろ演出にしろ、充分見られるだけのパワーを持っていた作品なのは間違いないないだろう。ただそれだけに、ますますこの作品が作られた根源的なモチベーションが気になってしょうがないのだ。今までになかったタイプの作品だけに、今後の追従作品が出てきたりする可能性もあり、ドラマづくりのサンプルとしては色々と検討しがいのある作品なのではなかろうか。 最大の特徴は、やはりSSが起点という部分だろう。ネットのあだ花であったSS文化が、どこかの暇な人の努力によっていつしか一本立ちし、こうして大きな実を結ぶに至った。そのこと自体は理解できることなのだが、さぁ、これをさらにアニメ作品として1クールの物語を成立させようってんだからまた一苦労。見ていて面白かったのは、本当に今作が徹底したボトムアップの手法で作られているという点。もともと「どんな世界が描きたい」という大目標が存在しておらず、「ゴブリンを専門に狩る職人さんってどんな人なんだろうか」という思いつきを少しずつ広げていくことで「それっぽい」物語を作るという手法。しかもSSがベースなら、おそらく視聴者の反応を確認しながら、少しずつ肉付けしていくというアドホックな部分も数多くあったのだろう。即興芸術の趣で何が出てくるか分からないライブ感を楽しむ、そんな要素も当時はあったのかもしれない。ただ、それを後になって1つの確固たる作品として味わうときには、なかなか追従できないという悩ましさがある。 そうして「下から」作られた作品なので、やはり端々に違和感の残る部分がある。例えば目に見えた特徴として「作中のキャラに名前がない」なんて部分があるが、やはりあれだけのコミュニケーションをとりながらお互いに名前の1つも知らない関係性は不自然だろう。仮面をとらせるよりも、まず名前を聞くのがコミュニケーションの第一歩。さすがに固有名を名乗らない世界というのは考えづらい。また、「ゴブリン以外の敵キャラが出せない」という制約はやはりどう考えても大きく、結局はロードだのなんだのといった上位種を出すことで対策しており、設定の無理はしょうがないよな、という諦めが感じられる。当初は最大の売りでありモチベーションであった設定が、最終的に足かせになってしまうというのは、作品規模が当初の予定を大幅に上回ってしまったことの表れだろう。 しかしまぁ、だからと言ってそれが目に余る瑕疵であるかと言われると、そんなこともない。「そういうもんなのだ」と言われたら飲み込めない設定でもなかろうし、元のデザインが「情熱大陸」とか「ガイアの夜明け」みたいな「僕らの知らない職人さんのたゆまぬ努力と情熱」をテーマにしたお話なので、基本的には見ていて面白いはずのテーマなのだ。仁義も何もなしにただひたすらゴブリンを殺すことだけに生きるクレイジーな匠のお仕事についてはしっかり筆が割かれているし、ストイックすぎるキャラづけなどもそれなりに立っているので、1クールアニメとしてはやや間延びした感はあるが、「よくこんなネタで頑張ってまとめたな」というくらいの満足感は得られるはずだ。ただ、だからこそ「この続き」っているか? という最初の疑問につながるわけだが……。 まぁ、どこまでいっても俺の中では「杉田と中村が新しく始めたネトゲにめっちゃやりこんでる梅ちゃんがいた」っていう話にしか見えなかったんですけどね(奈央坊は、多分番組ゲストとかで呼ばれた)。
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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