○「グリムノーツ」 *
さぁ、始まってしまった……この時が……。私はこの作品に点数をつけて評価することが出来ません。何故かといえば、このゲームのガチプレイヤーだから!!! しいて採点するなら、IOC並みの忖度混みで7点ですかね。もうお嬢の腹がなる音が聞けただけで満足だから。さぁ、いろいろ書くぞ! 長文になるぞ! 覚悟しとけ! 記事は折りたたんでセクション分けるので、興味のない人はスルー&スルーで。
1、馴れ初め〜現在
私はスマホ嫌い人間だったのでギリギリまでガラケーで粘ってたんですが、観念して(シンフォギアのソシャゲリリースに合わせて)スマホを所持したのが2年前の春先。その時点で、「まぁ、せっかくスマホ持ったんだからなんかゲームやるよね」って思って、いくつかのゲームを試してみたのだが、その中の一つがこの「グリムノーツ」だった。なんでダウンロードしたのかははっきり覚えてないが、確かどこかでこのゲームの情報を見て、スマホを持つ前からちょっと気になってたんだ。まぁ、多分一番の誘致要因はヒロインのCVがうえしゃまだったことだと思うのだが。そこからスタートして、無事に現在までの2年間、1日たりとも休むことなくログインし、今では古参かつ熱心なプレイヤーになっていると自負している。残念ながら重課金プレイヤーではないが、一応女神の祝福を受けられる程度の課金(月額最低2000円)はお布施しつつ、身の丈にあったガチャを回している。
2、このゲームの良いところ(ダイレクトマーケティング)
改めて書こうとすると難しいな……えっとね、シナリオがとても良い。うん、やっぱそこじゃないかな。「おとぎ話をテーマにしたゲーム」なんて割とたくさんありそうなんだけど(シノアリスは後発)、今作のおとぎ話のテーマ選びは割とうまいと思う。アニメ1話を見てくれた人はなんとなくわかるだろうけど、メインの筋は「あるおとぎ話の国へ行くと、そこで何か異変が起きている。異変を起こすのはカオステラーと呼ばれるバグのような存在のせいなんだけど、果たして登場するキャラ(人間以外もいっぱいあるけど)の誰がカオステラーになっているのだろう?」っていうちょっとしたスリラーというか、謎かけみたいな部分もある。まぁ、どんでん返しなんてことはあんまりないんだけど、筋を追っていくと知っているようで知らなかった童話の話が出てきたり、はたまた同じ作者の童話が接続したり、いろんな楽しみがある。そしてそこに、主人公パーティの「空白の書」の物語が絡み、主要キャラクターたちの壮大な物語が少しずつ解きほぐされていくんだ。最初は「どんなおとぎ話の国へ行くのかな」という部分が主な興味対象なんだけど、次第に主人公たちのキャラに惹かれていくようになる。ほんとにね、みんないいキャラなんだよ。それぞれに「物語」を背負っているキャラたちが格好いいし可愛いんだよ。
もうちょっと具体的なゲームとしての魅力に触れておくと、確か最初に開発陣が売り出してた要素に「スタミナシステムがない」ってのが挙げられてたな。今作は一部のコンテンツ以外にいわゆるスタミナというような、「回復を待たなきゃいけない(すぐに回復したけりゃ課金しろ)」要素がない。つまり、ゲームを始めると経験値稼ぎやらなんやら、エンドレスでできる。永遠に終わらない。「困るやんけ」と思うかもしれないが、人間ってのは不思議なもので、スタミナシステムで「回復したよ」と言われると「じゃぁ消費しなきゃ」と思ってしまうが、そういう制限が無ければ無いで、「じゃぁ、好きな時にやるか」という余裕が生まれる。やりこみ要素は多いのでどうせゴールはしばらく見えないし、何かに急かされることなく、自分のペースで筋を追えるのは私にはとても嬉しかった。まぁ、結局一番ハマってた時期はエンドレスで周回してたけどさ……施設を鍛える箱庭要素があって、王国を揃える時が一番必死でやってた気がする(今はもうほとんどカンストしちゃってるからやることなくなった)。
あと、ゲームとしては「最低限アクションゲームとして機能している」ってのも魅力の1つだと思う。いうてもスマホゲーだし、細かいコマンド入力で実力が出るなんてレベルではないが、ある程度高レベルの戦闘になると、それなりに戦略を考えて動く必要性が出てくる。大体はキャラを鍛えればゴリ押しできるレベルではあるのだが、敵キャラのアクションを覚えて、回避して、弱点をついて、なんてところに「ゲームをやっている」気分が出るのは嬉しい。
あとはまぁキャラものとしての好みでしょうね。童話のキャラがモチーフだけど、いろいろと可愛い子も格好いい子も揃ってますよ。結構ギャグシナリオも充実しているので、ネタに走った連中も面白かったりするし。まぁ、セオリー通りといえばそれまでだけど、いろいろと興味を引く要素は多いゲームなんじゃないでしょうか。ちょっとでも気になった方はレッツダウンロード。現在は第2章ともいえる「リページ」がリリースされているのでアニメで出てきたキャラがいないって不安になるかもしれないけど、「リページ」のチュートリアルが終わったらちゃんと無印(1章)のシナリオからプレイできるようになるから。ほれ、もっとプレイヤーを増やして運営を安心させてくれ!
3、現在の状況(プレイヤー以外はスキップ推奨)
見る人が見たらわかるようにするために現在の闘技場メインパーティを晒しておくとこんな感じ。前回の闘技場順位、見栄はるために日曜日まで欠かさず参加したらもうちょっとでランクインするところまではいけた。まぁ、なんのメリットも無いから普段はキングになったら終了するけどね。
あんまり面白味のないパーティで申し訳ないが、タオ兄のところがCウサになるのが理想なんだけど(あとできればシェリーのところはシェラザードが欲しい)、まぁ、メインメンバーに不満はないんだ。個人的なこだわりはCベル。闘技場で他の人が使ってるの見たことないので、もしCベルとマッチングした人がいたら、多分ぼくです。悪くない性能だと思うんだけどね、ガチ勢はあんまり使わないよね(どうしてもプニキの下位互換っぽいからなぁ)。そのほかでいうと、好きなカオスヒーローはC孫悟空です。キャラが好きだし性能も悪くないし。ずっと使い続けてたんだけどダヴィンチのおっさんが来たので泣く泣く外した。確か初めて引いたカオスヒーローが悟空だったから愛着があったんだよなぁ。そう言う意味だと初めて引いた創造主のルイスも好きですね。あと、強くないから使えないけどキャラとして一番好きなのは多分毒林檎の王妃。数ある「何度も訪れた想区」の中で一番設定が気に入ってるのが白雪姫の想区で、中でも白雪姫と王妃の関係性はほんとに好き(想区によって微差はあるけど)。シャドウ王妃の「しらゆきひめェェェ!」っていうシャウトが好きなんだ。あれって確か実装した最初のシャドウイベントだったからめっちゃ印象に残ってるんだよなあ。最近だとカオスマッチもやばかったですね。やっぱギャグシナリオが冴えるので(メインが終わったあとの)カオス・シャドウヒーローが好きになることが多いよね。
メインキャラだと、新旧どのキャラも好きだけど、やっぱファムかなぁ。ファムの生き様は本当に格好良くてなぁ。憧れしかない、彼女の生まれ育ちも合わせてね。あとはまぁ、最近だとモリガン周りの見え方がどんどん変わってきてるのも面白い。モリガン、エピソードを重ねるごとに可愛くなっていくのずるいよね。あとはなんだろ……(普段こっそり一人でプレイしてたせいで、言いたいことが山ほどありすぎてまとまらない)。まぁいいや、今後もよっぽどの理由が無い限りはこのゲームは続けると思うよ。
4、ようやく、アニメの話
で、そんな愛着のあるゲームがついにアニメに! っていうニュースがあったのが去年のこと。正直いうと、ファンあるまじきことだが「マジかよ、勘弁してくれ」っていう気持ちしかなかった。だって、ソシャゲアニメって成功例がほとんどない……。今作はシナリオの面白さがあるとはいえ、やっぱりアニメにするときは数々のハードルが待ち構えてて怖いでしょ。
そんなおっかなびっくりの1話目だったが……悪く……ないかな? いけるかな? 幸い、監督の菅原さんは割と信頼できる人だし、ブレインズベースもそんなに大きな失敗はなさそうなスタジオなので、制作体制はそこそこ当たりだと思う。キャラ絵はやっぱり慣れるまでちょっと時間がかかるけど(タオ兄はもうちょいガッチリしてて欲しかった)、重要なシーンはしっかりゲームの1枚絵を参考にビビッと決めてくれるし。正直いうと、もうアニメで調律シーンが見られただけでも割と満足なんですけどね。劇伴の音楽使用も合わせて「あぁ、あのシーンがこんなアニメに!!」っていうだけでファンは楽しいのよ。「ブギーヴィランって普段はエネルギーの元にしか思えなかったけど、アニメで見ると案外でかくて怖いな」とかね。レッドウルフの立ち絵なんかも格好良くてお気に入りだし、戦闘シーンでちゃんと必殺技を繰り出してるのも良い(ロビンの必殺技、あれって天空ロビンの方だった気がするけど)。画面のクオリティはこのレベルが維持されるなら合格点だ。
懸念すべきはやはりシナリオ部分。序盤の想区なら情報量も少ないからいけるかと思ったが、それでも1話で1想区はどうしても駆け足になっちゃうなぁ。しかもシンデレラじゃなくて赤ずきんからスタートっていう変則構成。多分こっちの方が各想区の「カオステラー探しからの討伐」っていうフォーマットが見えやすいっていう判断だったんだろうけど、初見の視聴者は多分わからないことが多すぎて置いてけぼりにされてるように感じるんじゃないかなぁ。シンデレラはやらないはずないから、このあとまた回想で戻って描写するんだろうけど、エクスの目的意識を描くためには早くやっといた方がいい気がする(2話はドンキホーテらしいが)。
理想を言えばもうちょいゆっくり目の進行が見たいし、あわよくばメインの想区だけじゃなくて当時やったイベントシナリオの復刻とか見たい。俺、最初の頃のエルノアとか知らないし。あとは早くマッドティーパーティーが見たいとか、ヨリンゲルはどう処理しようとか、そういう妄想ばかりが加速していきますけど、まぁ、アニメ1クールじゃやってほしいこともほとんど出来ないだろうなぁ……どこまでシナリオ進めるかもわからないんだよねぇ。普通に考えたら白雪姫の想区までなんだろうけど……2クールないと絶対無理だもんな……。しかも白雪姫で終わっちゃった場合、タオ兄の扱いがなぁ……うーむ、難しいなぁ……。アニメ作るのってほんと大変なんすね。
まぁ、多分ファンの俺らが悩んでるようなことはスタッフもみんな悩んでいるわけで、制作チームがどんな答えを出したかは黙って見守るしかないでしょう。あわよくば、あわよくばアニメに最低限の広告効果があって、そこから2期3期と展開できるだけの自力をつけてくれることを願っています。あ、BD特典に「学園」の特典映像とかついたら購入しますんで。間違っても限定シリアルとかの情けない商売はやらないでね。頼むよ。
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