最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
←前(2/4)へ <アニメソング部門> カラオケ戦士、僕です。さぁ、毎年大忙しのアニソン部門だよ。とりあえず、近年はお約束になっていたので、ランキングに影響しない範囲で「各クールに一番カラオケで歌った曲」ラインナップをドン。 春クール・「進化理論」(新幹線変形ロボシンカリオン OP) 夏クール・「prima dynamis」(悪偶-天才人形- OP) 秋クール・「Fighting Gold」(ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 OP) 冬クール・「ハグルマ」(からくりサーカス 第2期OP) 基本的に好きな音楽の方向性なんて変わるはずもないので、割とわかりやすいラインナップになっているかと思います。まぁ、自分で歌える範囲にも限界があるしね。ちなみに、今年はリストを確認していて「なんか、例年より習熟した曲が少ないな……」って思ったら、かなりのキャパをガルパソングに割かれてるからなんですね。基本的にガルパソングは「アニソン」には含めないのでその分は今回差っ引かれています。改めて、あのペースで曲をリリースし続けるプロジェクトって製作者にも、演者にも、そして購買層にも大きな負担がかかっているのだな……。でも、とりあえず真っ先に「Returns」(BanG Dream! 2nd Season 12話挿入歌)の名前は挙げさせて。シーズンの集大成なのでどうしても曲だけで切り出しにくいのが悩ましいが。 さておき、改めて今年のアニメーションを彩った曲を見ていくことにしよう。せっかくなので上記のカラオケラインナップを足がかりに見ていくと、純正のアニメソングといえる王道タイアップ「進化理論」(新幹線変形ロボシンカリオンOP)からスタートしている。最近は純正のタイアップの割合は一時期よりも増加傾向にあり、よくMBSアニメなんかにあった「なんでこの曲がこのアニメやねん」みたいな現象はかなり少なくなっている。アニメファンとしては喜ばしいことだ。お約束の「アニソンシンガー」枠としては、例えば「ADAMAS」(SAO・アリシゼーションOP1)あたりが現代アニソンを代表する1曲になるだろうか。アニソンシンガーのパイの取り合いも激化の一途だが、LiSAのように不動の地位を気づいたアーティストを見ているとやはり安定感が違う。安定枠といえば、惜しまれながらアーティスト活動を終えた川田まみに変わって黒崎真音が担当した「Gravitation」(とある魔術の禁書目録ⅢOP1)があまりにも期待に応える曲になっていたのが笑ってしまった。まぁ、作詞は引き続き担当しているので、テイストはしっかり残しつつ、っていうオーダーだったのだろうが。 多少変化球気味ながらもやはりアニソンシンガーの枠に入るMICHIからは、「ソラネタリウム」(あかねさす少女OP)も強烈なインパクトを残した曲である。「あかねさす少女」はエンディングに「壊れかけのRADIO」を起用するなど、雰囲気づくりに関してはセンスを見せつけてくれた作品だった(それが作品の品質につながったかどうかは諸氏の判断に任せる)。遠慮のない高音域を叩きつけるような歌唱に持ち味のダイナミックな映像美が結実して最高のOPに仕上がったのはYURiKAの歌う「ふたりの羽根」(はねバド!OP)。やはり映像も含めてのアニソンなので、こうして曲ありきでがっつり合わせた映像が噛み合った時の充足感は素晴らしい。似たようなスポ根映像の使い方で見事だったのは「傷だらけの愛」(キャプテン翼OP2)。古さと新しさの融合がこういう形で表現されるのは実に愉快だ。あ、完全に贔屓目も入ってるけど、映像の格好よさでは「BRAVE JEWEL」(BanG Dream! 2nd Season OP)もあげさせて……友希那さんがあいあいであいあいが友希那さんで……。 冬クール代表で取り上げた「ハグルマ」(からくりサーカスOP2)は、さりげなく歌詞に関連ワードを混ぜ込んでくるタイプのタイアップ。こうして一般アーティストの楽曲でもしっかりタイアップが意識されているのは嬉しいものだ(まぁ、KANA-BOONは立派なアニソンアーティストな気もするが)。一般アーティストとのコラボで話題になった楽曲といえば、何と言っても「ラブ・ドラマティック」(かぐや様は告らせたいOP)だろう。まさかの鈴木雅之という起用に「話題作りにしてもどうやねん」という前評判だったにも関わらず、気づけばこれが作品の顔になっているのだからわからないものである。まぁ、「かぐや様」の場合は変則エンディングが全部持ってった感はあるけども……単一の楽曲と映像がこれだけの話題をかっさらっていったのも久しぶりなんじゃなかろうか。ぶっちゃけ「チカ千花」は今年のベスト3入りも検討したのだが、なんかそれは違う気がしたので一応ここで触れるにとどめておく。 せっかく声優のネタソングに触れたのでそのまま似たような枠を拾っていこう。やはり私の中でキャラソン混じりの声優ソングは特別なポジションにあり、その中でも今年度筆頭に数えられるのは「あの娘にドロップキック」(邪神ちゃんドロップキックOP)だろう。アニメ本編で一切触れなかった物語の導入と設定を全部オープニングを活用して説明してしまうという異次元の発想。しかもちゃんとキャッチーな電波ソングに仕上がっているというのだから大したもんである。電波といえば電波だがどこかに愛嬌も感じさせ、クセになる映像のクオリティも格別な一作としては「ときめき☆くらいまっくす」(うちのメイドがウザすぎる! ED)がある。曲の狂気は程よい程度だが、やはり入念な映像の可愛らしさとこだわりは流石の一言。映像はヤクでもやってるんじゃないかと思えるMV版も一見の価値あり(自己責任でお願いします)。そしてどうしてもこれと並べてしまうのは「ハッピーハッピーフレンズ」(私に天使が舞い降りた! ED)。嗚呼〜純正の可愛さ〜。負けず劣らずの愛らしさとまっすぐなテーマ性が魅力的な「ジャンプアップ↑エール!!」(アニマエール!OP)も合わせてどうぞ。やっぱりこの路線は安心してみていられる。きららジャンプも健在である。そうそう、忘れちゃいけない「地平線ストライド」(ヤマノススメサードシーズンOP)も置いときますね。あぁ〜心がキュンふぁんするんじゃぁ〜。 声優歌唱はもうお腹いっぱいでしょうか? いや、そんなことを言わず、個人的に外せないアニソン潮流の1つとして「ヒゲドライバー電波」ってのがありまして、今年度では「スパッと!スパイ&スパイス」(RELEASE THE SPYCE OP)で確認することができます。このオープニングで高まる期待感ね。逆にクールダウンが求められるなら、斜め上の「声優歌唱」でもあった「鮭とイクラと893と娘」(ヒナまつりED)はいかがでしょうか。公式が全力で病気。中島ヨシキの評価が爆上げした記念碑的作品である。そうそう、タイアップとかキャラソンとか、アニメとか実写とか、そんなチャチなもんじゃねぇもっと恐ろしいものの片鱗を見せつけた問題作に「...私だけ見てて♡」(魔法少女サイト 3話ED)ってのもありましたね……これが出来るのは業界広しといえども芹澤優くらいだよ……。 もうちょい軌道修正して正統派に戻そう。上のリストで挙げた「Fighting Gold」(ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風OP)なんてまさかの及川眠子・大森俊之のコンビで度肝を抜いた楽曲だが、タイアップ楽曲としては実は正統派だったりする。codaの音楽性が意外にこの路線でマッチしてたのが面白い組み合わせ。いつの時代にも先進性を感じさせるのは一体何故なのか。時代に即した発展としては、例えば「ワンルームシュガーライフ」(ハッピーシュガーライフOP)におけるナナヲアカリなんてのはいかにも「今っぽいアニソン」にカウントできるんじゃなかろうか。個人的にこういう方向性の音楽ってあんまり馴染みがないのだが(おっさんなので)、ピコピコした音楽も耳に馴染んでくるとなるほど中毒性がある。こうしたミックスが極まった楽曲で強烈な印象が残ったのは何と言っても「hectopascal」(やがて君になるED)。映像も歌詞も強烈だが、このアレンジが曲調に自然に馴染むものになるっていうのは新鮮。 新規性をキーワードに、最後に取り上げるカテゴリは「prima dynamis」(悪偶-天才人形- OP)に代表されるとにかくインパクト部門。直近だと「カワキヲアメク」(ドメスティックな彼女OP)は最初に聞いた時にいきなりリピートした記憶が。やっぱこういう力技の芸風が好きなのね。力技というか、独自の芸風というか、アニソンとしては新鮮すぎたのは「火炎」(どろろOP)。このアニメにこの曲をつけようとしたセンスに脱帽。フルで聴くとまた随分印象が違う曲になるのが面白い。そして「本当にその選曲でいいのか……」といまだにふと疑問に思う「日出ズル場所」(火ノ丸相撲ED1)。いや、確かにタイアップには違いないが……。いろんなアニソンがあるもんですね。 さて、選考が困難を極めたベスト3にいきましょうか。 第3位 ‘05 「Canvas2」 ED 「NA NA IRO」 ‘06 「涼宮ハルヒの憂鬱」挿入歌 「God knows」「Lost my music」 ‘07 「Myself:Yourself」OP 「tears infection」 ‘08 「マクロスF」25話挿入歌 「娘々サービスメドレー」(ライオン) ‘09 「乃木坂春香の秘密ぴゅあれっつぁ♪」OP 「挑発Cherry Heart」 ‘10 「みつどもえ増量中!」OP 「我が名は小学生」 ‘11 「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」ED 「secret base 〜君がくれたもの〜」 ’12 「這いよれ! ニャル子さん」 OP「太陽曰く燃えよカオス」 ’13 「有頂天家族」OP「有頂天人生」 ’14 「デス・パレード」OP「Flyers」 ’15 「戦姫絶唱シンフォギアGX」挿入歌「殲琴・ダウルダヴラ」 ’16 「SHOW BY ROCK #」OP「ハートをRock!!」 ‘17 「戦姫絶唱シンフォギアAXZ」第6話ED「アクシアの風」 ‘18「ゴールデンカムイ(第2期)」OP「レイメイ」 純正のタイアップといえばそうなんだろうけど、曲を任されたのはなんとさユりとMY FIRST STORYという意外な組み合わせ。発端は杉本&アシリパさんという男女ユニットのイメージだったのだろうが、それでこんな楽曲が仕上がってくるなんてなかなかイメージできないだろう。初見のときにはあっけにとられたもんである。しかしもともとさユりの作風は好きだったということもあって、ロックテイストを加味したこの曲もすぐに馴染み、いつの間にか「ゴールデンカムイにぴったりなのでは?」と思えるようになった。歌詞も曲も、初見のインパクトに加えて噛めば噛むほど味が出る。これにファンキーな映像をつければ、見事にアニメ2期の緊迫感のあるシーンを彩るオープニングの出来上がりだ。こうして多方面からアニメを盛り上げる作品づくりというのはそれだけで嬉しくなってしまう。アニメきっかけで普通なら実現し得ないユニットが作られるというのは、業界的にも見逃せない副次効果のはず。今後もこういうチャレンジングな曲作りが増えてくれると楽しそうだ。 それにしてもオソマとチタタプの存在感よ……。 第2位 ‘05 「ゾイドジェネシス」ED 「ありのままでLovin’U」 ‘06 「武装錬金」OP 「真赤な誓い」 ‘07 「ひぐらしのなく頃に解」OP 「奈落の花」 ‘08 「狂乱家族日記」OP 「超妻賢母宣言」 ‘09 「獣の奏者エリン」OP 「雫」 ‘10 「けいおん!!」OP 「Utauyo!! MIRACLE」 ‘11 「神様ドォルズ」OP 「不完全燃焼」 ’12 「坂道のアポロン」 OP 「坂道のメロディ」 ’13 「戦姫絶唱シンフォギアG」第4話ED「教室モノクローム」 ’14 「ガンダム Gのレコンギスタ」ED「Gの閃光」 ’15 「干物妹!うまるちゃん」OP「かくしん的☆めたまるふぉ〜ぜっ!」 ’16 「学戦都市アスタリスク(第2期)」OP「The Asterisk War」 ‘17 「キラキラ☆プリキュアアラモード」後期ED「シュビドゥビ☆スイーツタイム」 ‘18「ラストピリオド-終わりなき螺旋の物語-」ED「ワイズマンのテーマ」 選ぶに決まってんじゃん! 毎度おなじみ電波ソング枠だよ! いや、でもこれはもしかして正当なアイドルソングという可能性も……。 とにかくかわいい、その一言に尽きる。歌もそうだし、映像もそうだし、もう、こうなったらガチャを回すしかないと思わせてくれる名曲(迷曲?)。Not wise spendingがなんぼのもんじゃい。あとはもう、ただただワイズマンの3人が幸せであることを祈るばかりである。ただひたすら彼女たちの日常を眺めていたいだけの人生だった。 第1位 ‘05 「ぱにぽにだっしゅ」 OP群 (「黄色いバカンス」「ルーレット☆ルーレット」「少女Q」) ‘06 「うたわれるもの」PS2版・アニメ最終話ED「キミガタメ」 ‘07 「ぽてまよ」 OP 「片道きゃっちぼーる」 ‘08 「ひだまりスケッチ×365」 OP「?でわっしょい」 ‘09 「シャングリ・ラ」OP 「キミシニタモウコトナカレ」 ‘10 「侵略! イカ娘」OP 「侵略ノススメ☆」 ‘11 「灼眼のシャナF」OP 「Light My Fire」 ’12 「中二病でも恋がしたい!Lite」 ED「漆黒に躍る孤濁覇王節」 ’13 「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」OP「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い」 ’14 「ヤマノススメセカンドシーズン」OP「夏色プレゼント」 ’15 「てーきゅう(第5期)」OP「Qunka!」 ’16 「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」OP「Great Days」 ‘17 「少女終末旅行」ED「More One Night」 ‘18「ゾンビランドサガ」OP「徒花ネクロマンシー」 これももう、決まっていたようなもんだろう。あまりに順当なランキングで申し訳ないが。 とにかくあらゆる要素がストライクである。どこか特撮を意識したような雄大さを持つ楽曲なのに、これがアイドルグループの歌だと言われればそんな気もしてくる。映像はサイケデリックな色彩をベースにこれまた特撮風の写りにしているのに、ギャグに振り切れて作品自体の多面性を表現する。そのくせなによりもフランシュシュの1人1人のアイドル性を大事にしてる。もう、要素が多すぎて血管が詰まってしまいそうだ。昨今アニメ業界にも消化しきれないほどに溢れるアイドルソング。生半可のことではあっという間に新興のグループなんて埋もれてしまうところだが、フランシュシュは一発目でこの曲が飛び出し、さらに変化球をズバズバと放り投げていくことでとにかく記憶に残るユニットになることに成功した。もちろんそれはインパクトだけの一発勝負ではなく、きちんとメンバー個々の性質も大事にしたまごうことなきアイドルソングになっていて、この曲の場合はバックに男性コーラスをつけるなどの「雄々しさ」を前面に押し出しているおかげで、例えばゆうぎりさんの妖艶な歌唱や、サキの突っ張った声の張り方、そして何と言ってもラストサビの純子ちゃんのイケメンボイスなどが引き立つ楽曲に仕上がっており、これ1つだけでも文句なしにフランシュシュが堪能できるのである。 歌詞がゾンビ、映像がギャグ、そして歌唱はアイドル。誰も混ぜようとは思わなかった禁断の方程式。新たな次元を切り開き、脈がなくても突き進め。それがアイドルの、SAGAなのだ。 <キャラクター部門・男性キャラ> 割と冷静にお送りすることができる男性キャラ部門。しょうがない、どうしたってヒロインよりも身が入らない。僕も男の子だから。とはいえ、ちゃんとアニメをみていれば格好いいヒーローはたくさん出てきますよ。まぁ、特に男性部門は「格好いい」だけでは終わらないキャラクターが多いですが……。 まず、いきなり真っ当な主人公を何人かあげてしまおうか。例えば不屈の侍・朽井迅三郎(アンゴルモア 元寇合戦記)なんてのはいかにもなヒーローである。単にオレツエーカッケーだけでなく相応の暗い部分を抱えつつ、欠けたものを埋め合わせるかのようにただ敵陣に突っ込んでいく姿は、時代に即した骨太なヒーロー像が伺えるだろう。別方向での戦いでいうなら、梓川咲太(青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない)あたりも真っ当な主人公像。典型的なラノベ的やれやれキャラだが、リア充としての責任をきちんと果たしているおかげであまり鼻につく部分がなく、素直に「高校生ならこういうのに憧れてもいいじゃない」という主人公像になっている。これがもっと大きくなって人生を謳歌できるようになると北原伊織(ぐらんぶる)になる……いや、ならんやろ。バカはバカで振り切れてる方が愛嬌がありますよね。愛嬌っていうと本田さん(ガイコツ書店員本田さん)のキャラも割と好き。主人公というにはやや頼りないが、真面目そうな人柄のおかげで共感を得やすい主人公像である。 転じて、様々な方面にクセの強いサブキャラ部門。主人公のすぐ脇で物語に関わるサポートレギュラーキャラとしては、真っ先に浮かぶのはノーマン(約束のネバーランド)。現在原作がどういう展開になっているかを知っていると、アニメで描かれている部分でのノーマンの思いが想像しやすいのもまた面白い。さらにサポートしつつ最終的には敵に回ってたキャラとしてはエム{阿僧祇豪志}(SAOガンゲイル・オンライン)なんて変態もいる。しれっと頭のイカれた発言ができるし、大迷惑な行動に迷いがないのも変態ポイントが高い。変態ポイントで言えば同様にストレートな点数が稼げるのは三星太陽くん(ハッピーシュガーライフ)。ロリはこんなにも簡単に人をダメにしてしまう。あとは存在感でいうとかなり強烈だったキャラとしては白石由竹(ゴールデンカムイ)ってのもいますね。まぁ、あれはヒーローというよりヒロインらしいけど……。そうそう、ヒロインじみてるキャラといえば霊幻新隆(モブサイコ100Ⅱ)も忘れちゃいけない。師匠は本当に肝心なところで頼りになるのが不思議だ。 そして、やたら数が多いのが敵キャラ・ライバル部門。やっぱり正面からぶつかる敵キャラの方がインパクトはでかいよね。今回真っ先に名前が浮かんだのはアンチくん(SSSS.GRIDMAN)だった。冷静に考えると本当にひどいキャラ設計なのだが、気づけば作中でアカネについで描写が深まったキャラだったんじゃなかろうか。世界を支える大切な要石である。当然同作品からはサムライキャリバーさんもエントリーしたんだが、彼は何部門でまとめればいいんでしょうね。変態部門かなぁ。アンチくんは最終的に味方になるという展開が熱いわけだが、そうした敵味方の思惑が入り乱れたわけのわからない展開がやたら印象的だったのは一星光{一星充}(イナズマイレブン オリオンの刻印)。説明聞いてて途中から訳が分からなくなったわ。なんでそんなとんでもない設定にしたんだよ、とは思ったが、まぁ、この世界は大体の人間がとんでもないから別にいいのか。ちなみに「敵だったけどのちに和解」パターンで印象深いキャラとしてはビャッコ(新幹線変形ロボシンカリオン)なんて人もいますね。鍋がな、食べたかったんよ。なお、裏切って裏切って、最終的にまた裏切るキャラには尾形百之助(ゴールデンカムイ)ってのもいるんです。尾形上等兵、かっこよすぎんよ。 さらに意外な敵キャラとして立ちはだかったわりにやたら強かったのは羊谷葉介(プラネット・ウィズ)。こういう「一見ナヨっとしてるけど実は芯がめっちゃ強い」みたいなキャラ造形はいいよね。曲者だらけの中でも一際異彩を放つ存在感だったのがDr.トラウム(HUGっと!プリキュア)。なるほど、土師さんの声にはこういう使い方もなぁ。おっさんキャラで最強だったのは組長{犬金鬼万次郎}(Back Street Girls -ゴクドルズ-)なんてのもいるんです。理不尽オブ理不尽。完全にギャグに振り切れてるんならスバルB(宇宙戦艦ティラミス)もなんか癖になる味わいだった。激シリアスでもアホギャグでも、やっぱり敵キャラは敵キャラのおいしさがありますな。 最後に、最終候補まで残ったけどギリギリでベスト3入りしなかった残り4名。まずは王子{柏崎茜}(風が強く吹いている)。10人がそれぞれに格好いいアニメだったが、やっぱり10人の中から1人選べって言われたら王子になるかなぁ。どんな姿勢でも、ぶれずに貫き通せば正義である。貫き度数で言ったら桁違いでイカれていたのは槙聖司(やがて君になる)。ほんと、「百合アニメにおける男は何をしていればいいか」という永遠の命題について、やりすぎるくらいにやり通した男。いや、怖いから。まじで。対照的に、関係性の渦中でひたすらもみくちゃにされる被害者体質の王者としては、西條高人さん(抱かれたい男1位に脅されています。)をピックアップ。なるほど、これがメス男子か……(多分違う)。そして、作品を作り上げた最大の功労者にして苦労人、ボケ、ツッコミ、歌唱までこなす僕らのスーパーヒーロー・新田義史さん(ヒナまつり)。新田さんは確実にベスト3入りすると見込んでいたのだが、選考に選考を重ねた末に惜しくもここに。つまり、ベスト3は新田さん以上のナイスガイ揃いなのだ。本当に? そんなキャラいるの? 第3位 ‘05 「灼眼のシャナ」より「“蹂躙の爪牙”マルコシアス」 ‘06 「コードギアス〜反逆のルルーシュ〜」より「ジェレミア・ゴッドバルト」 ‘07 「CLANNAD」より「春原陽平」 ‘08 「SOUL EATER」より「鬼神・阿修羅」 ‘09 「亡念のザムド」より「寺岡フルイチ」 ‘10 「会長はメイド様!」より「碓氷拓海」 ‘11 「Steins;Gate」より「岡部倫太郎」 ’12 「キューティクル探偵因幡」より「首領・ヴァレンティーノ」 ’13 「サムライフラメンコ」より「羽佐間正義」 ’14 「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞」より「エンブリヲ」 ’15 「おそ松さん」より「十四松」 ’16 「この素晴らしい世界に祝福を!2」より「佐藤カズマ」 ‘17 「3月のライオン」シリーズより「二階堂晴信」 ‘18「BANANA FISH」より「アッシュ・リンクス」 まぁ、いるんですわ。 アッシュの場合、BANANA FISHという作品全てがアッシュの人生であるからなかなかキャラとして個別に切り出すことが難しいのだが、作品単体で取り上げるタイミングが少なかったので、ここで評したい。言ってしまえば「少女漫画的な男性キャラの理念」の総体みたいなキャラクターではあるのだが、彼は目の前に英二という唯一無二の親友を見つけたことによって、その「格好よさ」を余計な目的にふりまかず、ひたすら友情と愛情に注ぐことができた。もちろん英二と親しくなる前の彼は本当に危険な「山猫」であったはずなのだが、人間性を得て、己が心と向き合った後のアッシュは強さと優しさと、そして悲しさを併せ持った魅力的な主人公へと進化を遂げたのである。できることならば彼には幸せな人生をまっとうして欲しかったものだが、それが叶わぬのは、やはり悲しい「悪人」の定めか。時代を超えて色褪せぬ彼の活躍がアニメで見られたことには、本当に感謝ですね。 第2位 ‘05 「魔法少女リリカルなのはA’s」より「レヴァンティン」 ‘06 「ネギま!?」より「モツ」 ‘07 「天元突破グレンラガン」より「ロシウ」 ‘08 「コードギアス 反逆のルルーシュR2」より「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア」 ‘09 「化物語」より「阿良々木暦」 ‘10 「四畳半神話大系」より「私」 ‘11 「逆境無頼カイジ破戒録篇」より「班長大槻」 ’12 「絶園のテンペスト」より「鎖部左門」 ’13 「恋物語」より「貝木泥舟」 ’14 「少年ハリウッド」シリーズより「勅使河原恭一」 ’15 「GO! プリンセスプリキュア」より「シャット」 ’16 「Planetarian」シリーズより「屑屋(星の人)」 ‘17 「魔法使いの嫁」より「エリアス・エインズワース」 ‘18「ゾンビランドサガ」より「巽幸太郎」 説明不要じゃないでしょうかね。作品の屋台骨、美味しいところを全て持っていったスーパースター、それが巽幸太郎。グラサンの場合、単に格好いいとか悪いとかいう以前の問題として、我々視聴者がおっかなびっくりめくった作品のページを、勝手にガンガンめくって早々にイメージを固めてくれたストーリーテラーとしての役割が大きい。表向きにはゾンビをかき集めて佐賀を救おうとした熱意の男、そして水面下ではヒロイン勢を支えて客にサービスを提供し続けたエンタテイナー。なんでもできるグラサン。なんでもできる宮野真守。本当にわかりやすく「正しい宮野の使い方」である。幸太郎の話をしていて気になるのは、彼の心の最も奥深くに眠っている「なぜゾンビアイドルを作ったのか」という根源的な動機の部分。ラストで明かされた彼とさくらの関係だけでも説明充分であるが、まだまだ野望は始まったばかりなのだ。今後、彼の無茶振りがますますゾンビ熱を高め、さらなるフランシュシュの活躍が見込めるなら……ねぇ。 第1位 ‘05 「アカギ」より「浦部」 ‘06 「うたわれるもの」より「ハウエンクア」 ‘07 「大江戸ロケット」より「赤井西之介」 ‘08 「仮面のメイドガイ」より「コガラシ」 ‘09 「花咲ける青少年」より「クインザ・ハフェズ」 ‘10 「魔法少女まどか☆マギカ」より「キュゥべえ」 ‘11 「へうげもの」より「千利休」 ’12 「新世界より」より「スクィーラ(野狐丸)」 ’13 「翠星のガルガンティア」より「チェインバー」 ’14 「ログ・ホライズン2」より「てとら」 ’15 「昭和元禄落語心中」より「八代目遊楽亭八雲(菊比古)」 ’16 「ユーリ!!! on ICE」より「ヴィクトル・ニキフォロフ」 ‘17 「Fate/Apocrypha」より「アストルフォ(黒のライダー)」 ‘18「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」より「キリン」 わかります? わかりまぁす……。 おかしくない? 歴代の男性キャラ部門を振り返ると人外が山ほどいるんだけど。いや、でも、ほら、なんだ、ねぇ、あれだ、わかります? 人は皆、力に憧れる。圧倒的な才能、能力、可能性。何かを作り、何かを成すことに憧れる。であるならば、レヴューを作り、すなわちこの世界を作っていたキリンに憧れるのはしょうがないと思いません? 観たいものを作り、成し遂げ、管理する存在。そんな神にも等しい圧倒的な存在を羨望するのは当たり前だと思いません? 僕は思いますね。だから決して「次回予告で毎回いるのが面白くてしょうがない」とか、「キラキラした目の実写映像が可愛い」とか、「そもそもツダケンボイスがズルすぎる」とか、そんな安易な理由で選んでるわけじゃないんですよ。えぇ。人間何でもかんでも疑ってかかるのは良くないですよ。目の前に提示されたものは素直に見て、素直に受け取って、素直に評価すればいいんです。さぁ、世界を平和にするための合言葉。 わかります。 次(4/4)へ→ PR |
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プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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