最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「賢者の孫」 3 えっとね、エンディングで使われてたi☆Risの曲は割と好きだな。うん。 実は原作がやや既読。例によって漫画喫茶でちょろっと読んだパターンなのだが、なんだかんだで4〜5巻読んでた「転スラ」と違って、多分こいつは1巻だけか、もしかしたら2巻くらいまで読んだんだったかしら。もうあんまり覚えていない。そしてそれがどういう経緯で手に取ったものなのかも覚えていない。すでにネットミームとして有名になった「何かやっちゃいました?」で知られるこの作品。そういう噂を知る前に読んだんだったか、知った後に確認したんだったか……それすらおぼろである。ただ、少なくとも特別な悪感情を抱くこともなく、「まぁ、どうせなろう系だからこんな感じだろ?」というくらいで読むのをやめたわけだが……。 忘れていた、私は本を読むのが下手だったんだ。以前は「だからすごい作品でも気づけない」という意味で「下手」という言葉を使ったが、アニメになって改めて思う、読むのが下手なら、気づかない方がいいキツい部分もスルーできるってことを。いやー……キツい。なんかもう、その言葉しか出てこない。いやね、やってることは「転スラ」と一緒といえば一緒だよ。結局超強い能力持って無双するだけなんだから。よく言われる例えとして「日本人は昔から水戸黄門を愛好していたんだから、オレツエー文化は昔から変わっていない」なんて話がある。実際、言われてみればその通りなんだが、水戸黄門にしろ、そして転スラにしろ、一応印籠を出すまでの動機付けとか、印籠の得られ方でドラマを作るわけなんですよ。「ここで印籠を出すなら盛り上がるだろうな」っていう筋立てがあるんですよ。今作の場合、もう、いたるところに印籠。すきあらば印籠。空いてるスペースには隠し印籠。いや、隠してもいないな。ストラップがわりにスマホよりでかい印籠をジャラジャラさせながら歩いている。何も聞いてないのに「ところでさぁ、印籠あるんだけど」である。この勢いはむしろ清々しい。 これまでのなろう系の「転生」は割と定義が適当で「単に転移やんけ」というものも多かったりする中、今作はちゃんと転生しているらしい。トラックじゃなくてワゴン車だったが、名誉転生職といえるIT関連のブラック社員が異世界への切符を手に入れるためのイニシエーションとして信号無視し、結果的に「賢者の孫」に。丁寧に要素を踏襲しているのは良いのだが、あらゆる要素を拾っても、「で、なんでこいつ強いの?」という部分に何一つ説明がない。たまたま才能があり、たまたま拾い主が有名人で、どんどんコネがつながっていくだけの世界。いわばこち亀で両さんじゃなくて中川が主人公になり、しかも特に社長モードで働かずに延々派出所で「僕金持ちだから常識ないんですけどね」って言ってるだけだ。すげぇコンセプト。よく成立させたな。 才能と無能のアンバランスさも不自然で、あえてイラっとさせるようなキャラ設定を好んで選んでいるかのようにも見える。キチガ○に刃物を持たせるのは愚行の象徴であるが、本作ではそれを英雄譚に書き換えている。凄まじい錯誤だ。我々は、この理不尽と傲慢の波状攻撃にどこまで耐えられるだろうか。なんだろ、書いてたらだんだん楽しみになってきた。 ちなみに製作はSILVER LINKだが、全体的にキャラデザがのっぺりしていて安っぽい。肝心な部分のモーションにキレを持たせるように描いており、「テンプレすぎるチンピラ」を投げ飛ばすシーンなんかは格好良く見せようとしているのがわかるが、その前後があまりにも容赦ないので完全に「そういうギャグ」である。個人的には靴の裏のブースターで飛翔するシーンの「なんかいけてるパースの止め絵」で笑ってしまった。もう、どこまでも羽ばたいて欲しい。できれば、私に鱗粉がかからないところで。
PR |
ブログ内検索
リンク
最新記事
(11/20)
(11/19)
(11/19)
(11/18)
(11/17)
(11/17)
(11/16)
(11/15)
(11/14)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
アーカイブ
|